折立教室だより   子育てのちょっとしたヒントになればうれしいです

公文式の教室を初めて23年になります。たくさんの小さな「できた!」と大きな「ワクワク」に囲まれて私も日々成長しています。

ちょっとだけ、でも毎日

2021-05-29 12:40:38 | 日常の生活から

もうすぐ梅雨入り。出かけるのもちょっと億劫になる様な雨が続く季節になりました。でも、子どもたちはどんな天候の日も元気にやって来るんですね。ありがたいことだと思います。教室で楽しみにしていることは人それぞれ違いますが、雨の日も、雪の日も、ほとんどは元気に来て、(学習中はちょっとめげたりするけれど)、元気に帰って行く。だから、こういう時期にはちょっとの無理が出来るし、させなければいけないんですよね。
よく子どもたちにこっそりささやく言葉があります。
「中学に入ったら、(高校に入ったら、○年生になったころに)、学校であなたがすごく出来る子だと思っている子とおんなじくらいぴかぴかの‘デキル子‘になってみたいと思わない?」
「そりゃそう思うけど、だって無理やん。」
「いきなりものすごく頑張れとは言っていない。でも、みんなと同じだけしか頑張らなかったら、みんなと同じだけしか`デキル子‘にはなれんよ。
頑張るのはちょっとだけでいいの。でも、ず~~~っとやる。絶対例外を作らない。どう?これならできそうじゃない?」
「うん。」
話を聞いているうちに子どもの顔つきが締まってくるのが分かります。どんなに小さくても子どもたちにも‘欲‘があり、あんな風になってみたい、というあこがれもあるのです。
100のことは一気にできないですが、1のことを毎日続ければ、一年たったら365できる。うさぎと亀のたとえ話ではありませんが、コツコツ続け、いつの間にか「天才」と思っていた同級生よりもよく出来るようになっていった例をたくさん知っています。
 とりあえず、宿題を心をこめてやること、教室を休まないこと。教室は週に2日ですから、宿題の取り組み方はすごく大きなカギになります。