折立教室だより   子育てのちょっとしたヒントになればうれしいです

公文式の教室を初めて23年になります。たくさんの小さな「できた!」と大きな「ワクワク」に囲まれて私も日々成長しています。

「個人別」って?

2019-12-28 10:41:25 | 教室から

公文式は個人別指導です。その子にぴったり合ったところから、その子に必要なだけのトレーニングを積んで先に進んでいきます。
実は子どもの能力は大人が思っている以上に差が大きいのです。特に算数・数学は、一つの教材を定着させるのにかかった枚数がA君は、B君の10倍以上になる、といったケースもあります。
でも、「じゃあ、うちの子は復習が多いから、ダメな子なのね。」
とは思わないでください。今ここをたくさん復習しているのは、完全に定着させて、先をスムーズに進むためなのです。何度も何度も復習をしていた子が、感覚がよくなっていき2,3回の復習で済むようになり、高校教材に入るころにはほぼ復習なし、というケースをよく見ます。書く力、数字に対する感覚、忍耐力。学年にとらわれて先を急いで進んでいたら、学校でつまずいていた子は、学校と同じ状況を公文でも繰り返してしまいます。
個人別でもう一つ考えないといけないのは、精神面です。
能力はあるけれども、根気のない子。やってみれば出来るけれど、チャレンジするのが怖い子。体力がなくてすぐ眠くなる子。
10人いれば10通りの進め方があるのは、能力以外の要素も大きいからです。教室での声かけも重要だと考えています。
どの子も違うルートを通って先に進みます。困ったり、迷ったりしたらどうぞ遠慮なくご相談ください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。