折立教室だより   子育てのちょっとしたヒントになればうれしいです

公文式の教室を初めて23年になります。たくさんの小さな「できた!」と大きな「ワクワク」に囲まれて私も日々成長しています。

夏休みにしていただきたいこと

2017-07-06 08:00:00 | 日常の生活から
子どもたちが楽しみにしていた夏休みがやってきます。
夏の日差しを浴びて植物が急に大きく育つように、
夏休みは子どもたちが身も心も大きく成長する時期です。
時間のゆとりのあるこの時期に、お子さまと一緒にぜひがんばってみていただきたいことが3つあります。


1.本をたくさん読ませてください。
   今の子は、語彙が少ないです。
   文を読めても、その意味するところをつかめない。
   昔よくいた、驚異的な本好きの子も、少なくなったような気がします。
   国語のプリントは、非常に効率よく、読む技術を磨きますが、
   技術があっても読む楽しさを味わわないと、自分からどんどん読む状態にはなりません。
   公文の推薦図書一覧表にのっている本は割合はずれがありませんから、参考にされるといいと思います。
   私はよく図書館に行くのですが、時々公文の推薦と書一覧表を持って本を探している親子を見かけます。

2.日記を書かせてください。   
   結構大きい子でも、ちゃんとした文が書けない。
   これは痛切に感じます。
   作文の時間はずいぶん減っているし、大人も手紙を書かなくなりましたから、子どもに限った事ではないのかもしれませんが、
   文を書くというのは訓練次第でずいぶん上手になるものです。
   「どうやって書いていいのか分からない!」と言うようだったら、お母様が文を口で言ってやってそれを書き写すだけでもいいのです。
   繰り返すうちに、文のパターンがたくさんお子様の中に残って、自分で書けるようになるはずです。

3.お手伝いをさせてください。
   してもらうことばかりの現代っ子。
   どんなに小さくても、誰かにために役に立てるんだという実感は、子どもに誇りを持たせます。
   たくさんお手伝いさせて、たくさん「ありがとう」を言ってあげてください。