折立教室だより   子育てのちょっとしたヒントになればうれしいです

公文式の教室を初めて23年になります。たくさんの小さな「できた!」と大きな「ワクワク」に囲まれて私も日々成長しています。

えらいっ!!

2023-02-07 18:37:35 | 教室から

国語が難しい、と、宿題だけひとつ前の教材にしてもらったKくん。教室ではみんなが頑張っているし、本当に困ったら、助けてもらえるから、と、何とか頑張って進級したばかりの教材を解きました。学習が終わった後、もぞもぞと何か言いたそうです。
「なあに?」と聞くと、
「宿題も同じところを持って帰ります。」と言うのです。ずっとそこを頑張れるかどうかはわかりません。でも、誰も要求していないのに、難しい方を選んだその気持ちは、とっても素敵。こうやってたくましくなっていくんですね。





自分の伸ばし方を知っている子に

2023-02-04 07:14:14 | 教室から
「10で神童、15で才子、20過ぎればただの人・・・・」
こんな言葉をお聞きになった事はありませんか?
小学校、中学校と成績も良く、“よくできる子”で通してきた子が、高校以降はあまりぱっとしない・・・・、こんなケースは結構ありますよね。できれば、上の学校に行くにしたがって出来る子になっていって欲しい・・・・というのが親心だと思いますが、なかなかそうもいかないようです。

実は、高校以降で伸びていく子とは、いわゆるアタマがいい子と言うよりは、自分の伸ばし方を知っている子なのです。
目標を決める、見通しを立てる、毎日取り組む、やると決めたら集中する、人と比べるより昨日の自分と比較する・・・・・
公文はこんな力をつけるための学習システムだと思っています。”
                ▲ 
「今日はどうしてこんなに早く正確にできたと思う?この前は今にも泣きそうだったのに」
「へへ・・・3回目やから。」
「それって初め全く出来なくても、3回練習すれば何とかなるって事だよね。」

                ▲
「そう、はやくテスト受けたいんだね?どうしたらいい?」
「う~ん。毎日宿題やる。あと、よ~く読むといいと思う。」

学習を終えた子にいつもこんな話をしてから帰ってもらうのも、自分がこうやったら伸びる・・・というイメージを全員の子に持ってもらいたいからです。
“自分ののばし方を覚える”・・・・難しいですが、身につけば大きな財産になります。ぐんぐん伸びていった生徒さんのことを思い浮かべるとやはり自分ののばし方をイメージできていた子が多かったです。
日々の努力は初めはわずかでいいのです。目標を決めて頑張って、達成して認められる。また新しい今日の目標を立てる。その小さなサイクルが、大きな自信を作ります。

ドリーム・ホース

2023-02-01 21:59:12 | 日常の生活から

映画が好きで映画館には割とよく足を運びます。久しぶりに誰かにお勧めしてみたい映画を観ました。
日々の生活に疲れたイギリスの片田舎の主婦、ジャン。パートと親の介護の日々で、夫と二人で暮らしている。
夫は失業中で日がな一日テレビを見ていて、人生全てに興味を失っているように見える。
そんなジャンが競走馬の馬主になることに興味を持ち、馬の飼育の猛勉強を始める。
協同組合を作って一人週に10ポンドずつ出し合い、ついにメス馬を買うのだが、それに種付けして、仔馬を産んでもらわねばならない。
ほしかったのはお金ではなく、ワクワクすること。
目標が出来、一つずつそれに近づいてゆくワクワク感。
○○の母でも、○○の妻でも、○○の子どもでもなく、馬の前ではジャンでいられる。
出資者のアル中じいさんも、保守的なおばあさんも、皆の人生が少しづつ輝きだす。
そんなにうまくは行かない、と思うけれど、実話に基づいているそうなので、あり得ない話ではないのでしょう。
イングランドでなく、ウェールズのお話、というのも何だか良い。
ウェールズには英語だけでなく、ちゃんとウェールズ語も残っているのですね。
一人でなく、誰かと一緒に見たい映画です。

https://cinerack.jp/dream/