折立教室だより   子育てのちょっとしたヒントになればうれしいです

公文式の教室を初めて23年になります。たくさんの小さな「できた!」と大きな「ワクワク」に囲まれて私も日々成長しています。

26歳の新しい風

2023-04-27 16:04:08 | 日常の生活から

先日行われた地方選で、史上最年少の市長さんが誕生しました。兵庫県芦屋市の市長に選ばれたのは若干26歳の高島崚輔(たかしまりょうすけ)さんです。

彼は灘中灘高を卒業した後、東大在学中に合格したハーバード大学で環境工学を専攻し、世界の街づくりを学んだあと、日本に帰国しました。


「・・・?あれ?聞いたことがある名前・・・?」
と思い検索をかけてみたら、公文の研究大会で一年前に公文教育研究会の池上社長と対談をしていた方でした。彼は2歳で算国、4歳で英語を始めたKUMONのOBなのです。英語は最終教材まで学習しています。その対談がとてもよかったのでご紹介したいと思います。

Q:海外と日本の教育の違いは何だと思うか?

それぞれ良いところはあるが、日本は教育現場で子どもを子ども扱いしていると思う。教師から生徒へ与えるのが授業。それに対して海外は、学生は授業を作っていく仲間。「あなたはどう考えるか?あなたはどうしたいか?」という問いかけがいつもある。
Q: くもんで身につけた力で今役に立っているのは?

①集中力
短い細切れの時間にぱっと教材に取り組むことで集中力がついた。家族旅行の飛行機の中でプリントをやったのも思い出。
②コントロールする力
くもんは自分でハンドルを握る学習法。自分でやらないと永遠に進まない。でも、自分が進みたかったら、120キロで走れる。家族旅行の前に、ここまでやりたい、と一日50枚やったこともある。自分でペースを考え、自分をコントロールする習慣が小さいころから身についた。
③立ち止まる力
「これは面白いかな」「これは正しくないかな」と立ち止まって考えてみる力、物事を俯瞰して見る力がついた。
④自分の頭を動かすクセ
くもんは最初のアクションは自分。
例題を見て考える→抽象化してみる→問題を解く→自分で進み方を選ぶ
これは究極の大人扱いの学習法だと思う。

コロナのパンデミックが起こった時、高島さんはまだハーバードの学生で、想定外の事の連続だったそうです。想定外のことが起きた時、出来ないことだらけの中で出来ることを探す。それを見つけて動けるのは、普段から自分の頭を使い、自分の足で歩いている人だけ。

Q:くもんを学習していた時、周りから受けた影響は?

2歳からずっと見てもらっている大人が身近にいるのがすごい。ハーバードは学力だけでなく、人格(ボランティア、生徒会、部活など)も重要視するので、推薦文をくもんの先生に書いてもらった。2歳からずっと続けたことを証明してもらった。

最後に高島さんは面白いことを言われていました。
「未来フォーラム(進度上位の子の集会)などでスピーチをする機会が増え、局員さんたちが、くもんが本当に大好きだということに驚いた。」
池上社長の返事は、「それは公文の先生たちを身近に見ているからでは?子どもたちが伸びていくのを見て先生が心から喜んでいるのを日頃から見ているからでは?」ということでした。私も子どもたちが出来るようになると心底嬉しくなるので、なんとなくわかります。





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