くまぷーの海外ドラマblog

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CSI:科学捜査班 第1話「非情の街 ラスベガス」 感想編

2005年12月05日 | CSI:科学捜査班
顔見世の感があるパイロット。いくつもの事件が同時交錯でぽんぽん登場する。
慌しくて、どの事件を誰がどう進行させているのか混乱してしまう。ER並みのジェットコースター進行だ。でも謎解きの要素が出てくるとそれでは慌しいという反省があってか、この後のエピソードでは多くて3つの事件くらいでおさえてまとめられるようになる。
でも、実際のCSIのひとたちは、このくらいの慌しさの中で働いているのかも。

ボーという黒人青年が登場してくるが、おおよそCSIのひとらしくない。だから、最初見たときには「誰かの友達がラボに入り込んでるのか?」と思ったくらいだ。後から分析作業をしているのが出てくるので、彼がラボの人だということがわかる。
そんな風に、後のほうのシーズンの雰囲気に慣れていると、「ええええー」とツッコミたくなる場面がいくつか出てくる。
ホリーが担当した二件は、鑑識以外の人間がそのまま現場に留まっていたり、外部から入り込んできたりと、「ありえない」状況が発生している。よくCSIの画像に出てくる「立ち入り禁止」のテープが張られて、ドラッグストアの女主人みたいな当事者であってもいったん外に出してしまうはずだ。
それでもホリーを撃った犯人は現場に戻ってくるのはやめなかっただろうけど。
シーズンの経過によって色々設定の変更が感じられるが、一つ変わらないのは、グリッソムの犯罪と証拠に対する姿勢だ。
集中しろ、嘘をつかないものに。・・・・証拠だ

自殺偽装殺人は、この先を知っていると主任に「何やってんだよぅ」と言いたくなるところだ。
初見の方は、この事件は思わぬ展開を見せることになるので、自殺偽装殺人のことを心の片隅に覚えておいて欲しい。

【 脇俳優チェック 】

◆昏睡強盗でニックが取り調べた娼婦 .... Krista Allen
オフィシャルサイトあり。デビュー作がエマニエル夫人のリメイク「エマニエルX」のエマニエル役だったりするので、役もお色気系が多い。「ベイウォッチ」「愛の病院日誌」のレギュラーを経て出演作も数多い。
「Xファイル 7」13話「ファースト・パーソン・シューター」でマイトレーヤことジェイド・ブルー・アフターグロウ役で登場。今見るとなんかアンジェリーナ・ジョリー風だ。また「チャームド」では第4シーズンにオラクル役で3回登場。
「フレンズ 8」12話「ジョーイの新しい恋」では、レイチェルを好きになってきた気持ちと戦いながらジョーイがデートしている相手メイベル役。
2004年にはジョージ・クルーニーと付き合ったこともあったらしいが破局。実はバツイチ子持ち。

◆昏睡強盗の被害者ラファティ .... Royce D. Applegate
70年代から「チャーリーズエンジェル」「ダラス」などの出演をはじめ、数多くの作品に味のある脇役として登場。「大草原の小さな家」第8シーズン7話「まぬけな強盗」でオルソンを誘拐した犯人の弟分のほうのジョージ役など。
最近では「シービスケット」「オールド・ルーキー」などにも出演していたが、2003年にハリウッドの自宅が火事になり焼死したらしい。

◆グリッソムが口説いて失敗した指紋検査技師シャーロット .... Susan Gibney
CSIの成功から「似たような」ドラマが続いて作られたが、そのひとつ「Crossing Jordan」で検事補役でサブレギュラー出演。他に「スタートレック」「シカゴ・ホープ」など。
第2シーズン9話「裏切りの逃亡者」で再び登場する。

◆性的虐待を受けた女の子 .... Ashly Holloway
「ラリーのミッドライフ★クライシス」に第2シーズンからサブレギュラー。
「フレンズ 9」3話「ジョーイの怪しいダブル・デート」では、ロスは小さい頃に通っていた小児科医ゲトルマン先生のところに通っているのだが、受付で待ってる最中美人のシングルマザーをナンパしようとする。その女性の娘役で登場していた。ロスは優しくするものの、看護婦に「ロスちゃん」と呼ばれ挙動不審で怪しまれる。

◆昏睡強盗のあったホテルの従業員 .... Joseph Patrick Kelly
ニックが「昏睡強盗があったって聞いたけど」と聞いたら部屋番号を教えてくれた男性。彼は20話からメトカルフ巡査役で再登場する。メトカルフ役では第6シーズンまでずっと出演継続中。
この俳優さんは何かブラッカイマーと関係があるのかそれともよほど気に入られているのか、「ザ・ロック」「コン・エアー」「アルマゲドン」「エネミーオブアメリカ」「コヨーテアグリー」「パール・ハーバー」と、チョイ役なのにずっと使われている。そこまで使われると気になる。

◆昏睡強盗事件担当医リーバー .... Aasif Mandvi
7話と8話にも登場。「Law & Order」シリーズでたびたび出演しているのに、出るたび役名が違っているようなのだが、Law & Orderってそんなにテキトーなのだろうか?
「Oz」第5シーズンに2回医者役で登場。ほか「スパイダーマン2」など。

◆キャサリンの娘リンゼイ・ウィロウズ .... Madison McReynolds
遅刻したキャサリンを車で送ってきて、リンゼイをそのまま夜番の間自分の子供と一緒に預かってくれているのはキャサリンの妹だが、妹役Madeleine Falkskogは台詞もなくこの後も出演はない。
リンゼイは第5シーズンまで同じ子役ちゃんがずっと演じ続けている。キャサリンにとっては姪にあたる妹の子供はジェレミー。
他の出演作は「ER Ⅹ」1話「混乱と悲しみと」で母親が運転中突然昏睡状態になって、事故でERに運び込まれる少女役など。

◆オライリー刑事 .... Skip O'Brien
ブラス警部に次ぐ露出頻度で、ノベライズにも登場しているオライリー刑事は、第4シーズンまでのおつとめ。
「ER Ⅹ」11話「危険な日」では、交通事故で運ばれてきた患者ラリー・ブロディ役で登場。ラリーの息子は強直性脊椎炎という骨が脆くなる病気だが、プラットが無理な気道の確保を試みたため半身不随にさせてしまう。
「名探偵モンク」16話「ホームランボールの謎」でも警官役だった。「FBI~失踪者を追え3」「コールドケース2」のゲストで再び会える予定。

◆特殊効果作家ポール・ミランダー .... Matt O'Toole
あっさり片付けられたこの事件が、8話「グリッソムへの挑戦者」と第2シーズン13話「第4の殺人 衝撃の結末」にまで引きずられようとは、このときには誰もわからない。

◆ホームレスを射殺した夫 .... John Pyper-Ferguson
「CSI:マイアミ3」14話にEddie Michaelson役で登場。

◆偽装自殺を検死した医師 .... Allan Rich
映画では「クイズ・ショウ」、ドラマでは「Judging Amy」「Hill Street Blues」「シカゴ・ホープ」など出演作多数。多分このひとをロビンス先生的ポジションにするつもりだったのかなー。

◆偽装自殺被害者ロイスの母ハーモン夫人 .... Barbara Tarbuck
「FBI~失踪者を追え」22~23話「911の爪跡(前・後編)」で立てこもり犯バリー・マッシュバーンの義母ジョージア役。「コールドケース」第7話「ドラッグクィーン」では被害者ダニーの母ヘレンと、なぜかこのひとはいつもわが子をなくす母役をやっているような気がする。
「CSI:NY2」5話では、彼女の子供が無事でありますように。

◆新米捜査官ホリー・グリッブス .... Chandra West
オフィシャルサイトあり。「NYPDブルー」第10シーズンからジェニファー・デルヴィン役でサブレギュラーなど。

◆ホリーを撃った男(ジェロッド・クーパー) .... Garland Whitt
「コールドケース」16話「ボランティア」で、秘密組織のボランティアに身をささげていたために殺されてしまった被害者ジェラルド・ゲイリー役。他には「ダークスカイ」15話にゲスト出演、映画「ダンサー」のヒロインのダメ兄役など。

◆コーエン判事 .... Harrison Young
この後は2話と4話に登場予定。「ビバリーヒルズ青春白書」第9シーズンにケリーの余命いくばくもない祖父の役で登場していた。彼の延命治療を拒否のためケリーは苦悩するが結局治療をさせてしまう。
「ザ・ホワイトハウス2」17話「愛するもののために」でグリッソム上院議員役。今年2005年7月に75歳で亡くなられた。

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5 コメント

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これがスタートでした ()
2006-07-24 15:33:57
 先が読めなかったので、新人のホリーと共に、視聴者も科学捜査に入り込んでいくドラマなのかと思っていました。

 あんなに早くに亡くなったのは、仕方がないとします。でも、主任が騙して(?)採取した、ホリーの血液での実験映像が、『CSI:4』のオープニングにまでも使われている意図が、分かりません。初心忘れるべからずではなく、単に無頓着だと思います。
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7さんへ (くまぷー)
2006-07-26 20:27:37
この回はほんとに事件も多いし展開も速いし、普段2つとかの事件に慣れてる状態で見ると、目が回りそうになりますね。

お目見えで最初はいっぱい詰め込んで、科学捜査のイロハを見せたかったのでしょう。

ホリーの血液を使ったダミーの映像は、視覚的なインパクトがあるので使われてるんでしょうねー。

この「採血」は覚えておいてください(^_^;)

第5シーズンになってからじわっとくる笑いとなって帰ってきますので・・・
返信する
Unknown ()
2006-07-27 05:18:19
 では、その時を待ちますね。

 確かに、目まぐるしい点もありますが、初めて『ER』を観た時の驚きの方が、私は大きかったです。瞬きも最小限にして、付いていこう!という感じでした。
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7さんへ (くまぷー)
2006-07-29 21:55:48
「ER」は衝撃的でしたね。

誰もが新しいドラマの到来に感動した瞬間だったと思います。今は刺激や衝撃にも慣れてしまってますが(^_^;)
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同感です ()
2006-07-29 22:23:29
 今は『CSI』を観ながら、食事を出来る時もある、自分が怖いです(苦笑)。匂いがTVから発信されるようになったら、ダメでしょうが。

 『ER』は、Ⅵまでのチェックではないかと記憶しています。以前の主治医が、20代はずっと救命だったと聞き、もう命が危ない状態の際、最後に目に入る先生は、ルックスが良い方が...とか、思ってしまいました。
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