くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

CSI: 1のDVDを買いました

2005年06月29日 | CSI:科学捜査班
遅まきですが、やっとこボーナス期ってことで、DVDを買いました。
1のリアルタイム放映時の頃は、なんとなく流して見ていたんですよね。
今度はしっかり見るぞ、と。

でも、シーズン1コンプリートBOXの1と2をそれぞれ別ルートで買ったので・・・

2が先に届いてしまいました。

       

この・・・なんともいえない「お預け」感。
別に2を先に見てもいいんだけど、でも、でも、・・・・くぅぅぅ、見ないぞ!

1のエピガイは、4が終わってからゆっくりかな。
でも、その頃には新しいドラマが始まってそう。

・・・・で、これだけではなんなので。

Jorja Fox(サラ)の公式サイト・・・・かな?
http://www.jorjafox.org/

「ほんとにこれは彼女の?」とびっくりするほどにデザインが凝り凝り。

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ジョーイ 第11話「マイケルはレインマン」

2005年06月29日 | ジョーイ
【ジョーイ、ジーナ、マイケル、アレックス】
ボビーが突然来訪、他がキャンセルした「ミス南西部」の審査員の仕事をラスベガスに行ってしてほしいという。ボビーはお気に入りのマイケルに会えて超ご満悦。
ジョーイはミスコンと聞いて当然OK!
届けられたチケットを見てみたところ、セレブ扱いなので、セリーヌ・ディオンのライブのチケットまでついてきた!セリーヌファンのアレックスに譲ってあげてラスベガスに一緒に行くことに。当然アタシも!とジーナも同伴。
マイケルは・・・なぜかラスベガスが嫌いだという。そこで大学から無理やり拉致してベガス行き。

実はマイケルは、時々偽名を使ってラスベガスでいかさまをやり、大儲けしているのだという。
正体がばれるとヤバいというマイケルだが、ジーナはいかさまがやりたいと大はしゃぎ。ジョーイも早速女の人を引っ掛ける始末。
ところがジョーイが一夜をともにした女性は、ミスコンの出場者だったのだ。ジョーイは公正を期すために、なんと全員と寝ることにしようとする。
しかし一生懸命工作している最中に、「審査員と出場者が不適切な関係」疑惑が発覚!でもそれはジョーイではなくボブ・サジェットの仕業だった。

一方ジーナはマイケルのおかげでいかさまで勝てて大喜び。知り合い同士だとバレないようにマイケルとはお互い偽名で呼び合っているが、そこにジョーイも偽名で参戦。ばれる前に勝ち逃げしようとしたら、事情を知らないアレックスがセリーヌのライブを堪能してご機嫌でやってきて、すべてばらしてしまう。
フロアマネージャーに事務所に連れて行かれた四人は「ボコボコにされるのでは?」とビクビク、アホのふりをして乗り切ろうとする。結局カジノのブラックリスト入り&出入り禁止で済み、ひと安心・・・

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ラスベガス到着の時の映像が、CSIでの冒頭のシーンぽかった・・・
要するにラスベガス観光案内ビデオっぽいということかな。
で、今回めずらしく「オチ」のところがなかった。え?これで終わり?みたいな。もうひとオチあってもよかったのでは・・・これは時期的(感謝祭のあたりの放映みたい)なものがあってのショートバージョン?

セリーヌ・ディオンはラスベガスのシーザース・パレスで「A New Day...」というショーをやっているのが今回の元ネタ。これって、チケット200ドルとかするんだよねぇ。ユーミンのライブみたいな、特にファンというわけでもないがエンターテインメントの粋を味わいたい、みたいな好奇心が。
アレックスがセリーヌ好きで、ジーナがホワイトスネークのファンっていう対比が面白い。いかにも、と納得してしまうような設定。

ジョーイが審査員になったのはコービン・バーンセンがキャンセルしたから、っていうのは何か実際の事件が下地になってるのかなぁ。
彼は映画「メジャー・リーグ」シリーズ3作通してロジャー・ドーソン役で出てるひと。2ではオーナーになったひとだな。ドラマでは「ザ・ホワイトハウス」でヘンリー・シャリック下院院内総務役でゲスト出演他多数。
時々日本ではわからないような名前が出てくると、フレンズでは差し替えられていたりしたが、ジョーイになってからは容赦なくわからないネタをぶちかましてくるので、調べるのにも限界があるぞー。現地と同じタイミングで笑いたいなぁ。言葉と情報とタイムラグの壁は大きい・・・・

「ベイビーなんで怒ってるかわかんないよー、彼女キミかと思った~」で、何人乗り切ったのだろう、ていうか、絶対乗り切れてないと思う。
アホのフリはちょっとどうかなーと思うようなオチだったが、


【脇俳優チェック】

◆不適切審査員ボブ・サゲット .... Bob Saget
本人役でのゲスト登場。「フルハウス」のダニーで有名。フルハウスファンからしたら、もうちょっといっぱい出てほしかったよね。
触らないで!とか、おバカ!とか、元ネタわかるともっと笑えるのでしょうか?

◆フロアマネージャー .... Steve Schirripa
「ザ・ソプラノズ」のバカラ。ジーナと一緒にソプラノズかぶり?

◆カジノのバーのウェイター、サル .... Tommy Perna
「ロドリゲス博士!お髭とりましたね!」とマイケルに言う役。第1話にも「Criminal」の役で出演、とある。犯罪者?そんなのあったっけ?と録画を見直してみた。
ジョーイがLAに引っ越してくるきっかけになった、ポシャった刑事ものの撮影で、過剰な血ノリを撒き散らしながらジョーイに殴られている台詞もない役・・・・だった。ほとんど顔が映ってないから二回目の出演でも違和感なし。

しかし、今第1話を見てみると、ずいぶん変化したのがすごくわかる。第1話より部屋に荷物増えてるし、女性陣は髪型相当変わってるし。
それと今回ヘンな終わり方ーと思っていたのだが、第1話でも「オチ間」がなくて、同じ映像を流して終わっていたのだ。夕焼けのLAのビーチの映像。第1話のときはメインテーマ曲が流れていた。

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CSI:4 第9話「愛の毒薬」

2005年06月26日 | CSI:科学捜査班
【CASE アメリア・ルーベン】
 現 場 :ルーベン夫妻滞在ホテルのバスルーム
 被害者 :歌手マイルズ・ルーベンの妻アメリア25歳
 死 因 :血中のフッ化水素酸の作用による心停止
 関連人物:歌手のマイルズ・ルーベン、マネージャーのサム・ホプキンス
 担 当 :サラ・サイドル、ウォリック・ブラウン
 背 景 :浴槽でうつ伏せの状態で湯に沈んでいるのをメイドが発見、通報。
      発見は死後1時間以内。検死の結果溺死ではなく心停止が死因とされたが、心臓には
      梗塞などの異常は見られなかった。浴槽内にはワイングラス。
      バスタブのダイアルにマネージャーのホプキンスの指紋。血中から工業溶液である
      フッ化水素酸が検出され、ワインに含まれていたことが判明する。
      歌手で夫のマイルズの代表曲は「アメリア」。妻の死にショックを受けつつも、ファ
      ンのことを第一に考えるスーパースター。

ホプキンスの指紋が浴槽から出てきたことで、アメリアとの関係が疑われるが、7年間勤めてきて細かい雑用までこなす間柄であり、たとえ裸でお湯に浸かっていても下心など持たないのだという。
ワインを部屋に届けたのはボーイだったが、その場にマイルズが来たので、栓は開けていないという。ボーイは「奥さんのアメリアはいつも孤独だった」と語る。よく夫婦でけんかもしていたと。
ホテルの部屋を捜索すると、フッ化水素酸が含まれている窓拭きの洗剤が発見される。しかしそれはマイルズが、窓に音符を書いて曲を作り、そのあと消すためのものだという。マイルズは妻への愛を語りながらも仕事を優先していた。
それでも第三者の犯行につながる強力な証拠は発見されなかった。
そんな時、ボトルからアメリアの指紋が検出。手袋にアメリアの火傷と一致する焦げあとが発見される。つまり、ワインボトルに洗剤を入れたのはアメリアだったのだ。仕事優先の夫不在の孤独から自殺を図ったのだと結論付けられた・・・・


【CASE アダム・ワトソン】
 現 場 :オルフェウスホテル前
 被害者 :航空保安官アダム・ワトソンと、ホテルの駐車係
 死 因 :乗っていた車に仕掛けられていた時限爆弾による爆死
 関連人物:ロジャー・ダンバー、ロジャーの妻ベスと息子ティミー、
      デビー・ダンバーと娘エイミー
 担 当 :ギル・グリッソム、ニック・ストークス、キャサリン・ウィロウズ、ジム・ブラス
 背 景 :オルフェウスホテルの前に停められたカマロが突然爆発、運転手と駐車係が死亡、
      負傷者多数の大惨事となった。グリッソムとキャサリンが駆けつけた直後に激しい
      銃声も起こり、その場に居合わせたアトウォーター保安官が厳しいプレッシャー。
      銃声はトランクに積まれていた弾薬が爆発の火災によって熱せられて暴発したもの
      とわかる。分析によりダッシュボードのデジタル時計を使った時限式のパイプ爆弾
      であることが判明。犯人の特徴らしきものなし。
      暴発した弾薬の特徴から、死亡した運転手は航空保安官であることがわかり、アダ
      ム・ワトソンと身元が判明する。
      爆発した車はレンタカーだったが、急いで借りていった経緯からワトソンが乗る前
      から爆弾は仕掛けられていたのではないかと考えられた。

ワトソンのまえに車を借りていたのはロジャー・ダンバーという男。レンタカーの記録にあった部屋は週単位で借りているという不審な生活パターンだった。踏み込んだが本人の姿はなく、爆薬の材料となるようなものもなかった。
部屋には血のついた絆創膏とシュレッダーにかけられた書類。そして歯医者の予約の痕跡からダンバー本人を捕まえるが、犯行は否定。
爆薬の成分は過塩素酸アンモニウム(ロケット燃料)とガソリン。しかし時限装置がショートしており、爆弾を設定した時間は不明であり、ワトソンを狙うのは困難であるとわかる。
ダンバーがらみに捜査の焦点がシフトした矢先、彼のシャツにロケット燃料が付着していることが判明。しかしダンバーは「息子の宿題の火山の模型を作っていて、こぼしてしまったのだ」と言う。
ダンバーはメスキートに妻子が住んでいるが、「自分の居場所がほしかった」からと妻には仕事と言って週末婚状態の生活を送っていた。メスキートの自宅には彼の言うとおりに火山の模型と薬品があったが、妻のベスが「彼は不器用で作っていない、私が作った」と語り、供述が微妙に食い違う。
ベスは「庭の水道栓が壊れて水浸しになっても、私が帰ってくるのを待ってるほど何もできない人」とダンバーのことを語る。

そんな矢先、ダンバーの自宅の火山模型の工具痕と爆弾のものが不一致という結果が出る。
一方、ダンバーが借りていた部屋にあった絆創膏の血は彼の肉親のものと判明。しかしダンバーの妻の話によると、彼は一人っ子で両親も亡くなっているはず。さらに部屋から押収した書類からは、ダンバーがもう一軒ヘンダーソンにも生活拠点を置いていることが判明する。
ダンバーは月曜から金曜までヘンダーソン妻デビーと娘のエミーと過ごし、土日をメスキート妻ベスと息子のティミーと暮らし、その上自分だけの部屋を借りていたのだ。
ヘンダーソンには同じ火山の模型があったが、ダンバーがベスの作り方を見て覚えて、エミーに作ってやったのだという(その時シャツに薬品が付着)。メスキートとヘンダーソンの二つの火山の工具痕は一致。ダンバーがメスキートからプライヤーを借りてヘンダーソンで作ったものだからだ。

物証はダンバーの犯行ではないことを裏付けている。では一体誰が・・・・
キャサリンは、ダンバーがヘンダースンへプライヤーを持ち出している期間に、メスキートでもプライヤーが使われるようなことがあったのを思い出した。
庭の水道栓・・・・そこで使われたプライヤーと爆弾の工具痕が一致。ダンバーの二重生活を知ったベスが、持ち前の器用さと簡単な爆弾の知識を使って夫を殺そうとした犯行だったのだ・・・・

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爆弾に転用できる素材で作る「火山の模型」だなんて、生きた科学といえば聞こえはいいが・・・ぎりぎりヤバイ感じ。一歩間違うとテロリスト育成教材。
しかし、キャサリンとニックが作ったというくらいだから相当ポピュラーなんだろう。と思って調べてみたら、こんなものが。「GIANT VOLCANO」これは実際に爆発するというよりは溶岩ジェルがドロドロと出てくるだけらしいので、今回のとは違うみたい。
日本でいうと「科学の付録」みたいなもんだろうか?それにしても、日本とアメリカでは教育の根幹の感性がずいぶん違うんだなぁと感じさせられる。
ともあれ、「火山と同じくらい簡単に作れるのよ」って言っても、「作れる」のと「作る」のと「使ってみる」は、全然違うわけで。人の親である立場ならその違いをわが子に教えるために教材を使うべきなのに、簡単に一線を簡単に踏み越えてしまうのは・・・・彼女もまた「親に作ってもらってた」タイプだったりするのかもなぁ。

ネバダ州メスキートヘンダーソンは同じクラーク郡の市だが、地図を見ると結構離れている感じ。よくこんなとこで二重生活しよるわなーと思うのだが、「FBI~失踪者を追え」ではNYとサンディエゴで二つ家庭を持っているひともいたし。離れてれば離れてるほど、バレないってことなのかもしれない。
現に、ダンバーはベスにつけられて発覚したわけだし。結婚生活においてもベスは何をやらせても器用で、ダンバーは不器用だったってことかな。ポイントとしては「二重生活はなるべく離れて」「器用な妻とは結婚しない」だな。

離れて暮らしたがる夫がいる一方、一緒にいても孤独にさせる夫、というエピソードの並び。
妻とか恋人とかの名前を冠した曲を作ると、あまりうまくいかないようなイメージが、というのはエリック・クラプトンの「いとしのレイラ」のせいかな。一応ジョン・レノンのように「Oh Yoko」を歌って最期までつれそった例もあることだし。
そういえばポール・マッカートニーはリンダに捧げる曲を作っておきながら、「愛するヘザー」も新しいアルバムで入っていたりするから・・・・成功例を着々と進行中、みたいな?

しかし、「火山の模型で優勝候補」がキャサリンとニックの過去ってのは笑えるなぁ。それよりも笑えるのは、主任のアリの話だが。
まぁ・・・・ギル少年が虫めずる坊やだったろうというのは、普通に想定の範囲内だけど、やっぱりそういう話を聞くと「小さなグリッソム」が今と変わらないしれっとした表情で学校では浮いていて、虫を見るときだけキラキラと目を輝かせてるのとか想像してしまう。
ちなみに主任が研究した「アルゼンチンの黒アリ」は、実はここ数年日本に上陸しているらしい。中国地方では「アルゼンチンアリ被害地域住民の会」が作られるほど社会問題化し、被害は甚大の模様。ここはひとつ、主任に対策を伝授いただきたく・・・・

冒頭、保安官やけにモテモテだったけど・・・・調子乗りすぎだぞジョージ・メイスン。製作者側もそう思ったかどうかはわからないが、保安官はこの回まででしばらくお休み。次は18話に登場予定。


【 脇俳優チェック 】

◆手先が器用な第1夫人ベス .... Susan Diol
「愛の病院日誌」こと「Days of Our Lives」や、「General Hospital」などのレギュラーをつとめたことのあるテレビ女優なので、アメリカの視聴者には「あ、あの妻はまだ何かあるぞ」とうすうすわかってたんじゃないかという気が。
彼女の元夫はショーン・キャシディ(かつてのアイドルデヴィッド・キャシディの兄で「アメリカン・ゴシック」などのプロデューサー)、今の夫はアンディ・カディフ(「スピン・シティ」の監督)と、ハリウッド人脈どっぷりなお方。

◆モテモテ歌手マイルズ・ルーベン .... Randy J. Goodwin
セクシーに歌っていた彼だが、公式サイトを見ると歌手活動はしていない模様。ギター持った写真とかはあるんだけどね。
WOWOWでちょうど7月3日に放送予定の「ロサンゼルス・ホミサイド 目撃者はただひとり・・・」に出演しているので、姿を見ることができる。

◆マイルズマネージャーのサム・ホプキンス .... Don Stark
FOXの「That '70s Show」でボブ・ピンチオッティ役。この写真、とってもぷりちー。

◆紙分析官ロニー・リトル .... Eric Stonestreet
シュレッダーゴミをパズルのごとく再現してた彼、実はあのラボのおっきいひとにもちゃんとお名前はあるのです。
とっても久しぶりの登場だなーと思ったけど、第3シーズンに1回しか出て来てない(しかも第1話)からそう感じたのだな。第4シーズンでは今回を含め4回登場。
「リトル」とカタカナで書いたけど、つづりはRonnie Litre。発音微妙。

◆ヴェガスの弾丸ボーイ、ボビー・ドーソン .... Gerald McCullouch
ラボの銃・弾丸分析の専門官として第1シーズンから息長く出てきてるが、第4シーズンではお初の登場。今回は被害者の身元が航空保安官だとわかるところの長台詞で頑張ってました。
彼の公式サイトによると、音楽活動もしてるファンキーなひとらしい。「メルローズ・プレイス」や「ビバリーヒルズ・青春白書」にゲスト出演していた模様。
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CSI:4 第8話「殺さずにいられない」

2005年06月23日 | CSI:科学捜査班
【CASE ジュリー・ウォーターズ】
 被害者 :売り出し中のショーガール ジュリー・ウォターズ
 関連人物:写真家ハワード・デルホム、デルホムの弟ジェームズ
 担 当 :ウォリックを除く全員
 背 景 :TV出演するなど有名になり始めていたショーガールのジュリーが失踪6日目、
      彼女を撮影していたカメラマンのデルホム自ら「傷つける気はなかった」と911に
      通報があった。銃を所持していたため緊急逮捕、家宅捜索したがジュリーはいない。
      デルホムは酩酊状態にあった。
      家の中はジュリーについての新聞や雑誌が順番に並べられるなど異常な様相を見せて
      いたが、それらも失踪後に発行されたもので決め手を欠いた。
      ジュリーの失踪を通報したのは母で、金目のものもなくなっておらず洗面用具やピル
      もそのまま残されており、外泊予定はなかった模様だが、バッグが紛失している。
      テレビのプロデューサーと夕食の予定があった。
      そんな時デルホムが尋問の隙に自傷、「誰も傷つける気はなかった」と壁に血文字。
      他にも被害者が?と謎が深まる中、デルホムはキャサリンを気に入り、ご指名。


ジュリーの事件は初動からサラとニックが担当していたが、デルホムの供述を引き出すためにキャサリンが主導権をとることに。しかしデルホムはキャサリンの気をひこうとウソの「遺体のありか」を白状して捜査をかく乱する。
また、ジュリーが売れ始めていた矢先の事件でもあり、マスコミの注目が過剰に集まる。そこに保安官がスタンドプレイでマスコミに現場検分を実況させたため、失敗がカメラの前に晒されてしまった。
ニックとサラは自分のチャンスになるはずの事件をキャサリンに奪われた格好でおかんむり。
ギスギスした雰囲気の中で、キャサリンはグレッグに助手をさせて捜査を進めることに。デルホムのレシート類から足取りをたどったところ、ジュリー失踪の日に食べ物と「家庭用品」を買ったレシートが。また車を借りた書類が出てきた。
車のディーラーによるとデルホムに貸したマセラッティは撮影のためのもので、モデルは使わなかったという。キャサリンが車内を調べたところ、車内から毛髪と上皮組織が採取される。

ニックとサラはキャサリンへの対抗心を燃やし、失踪女性の線から事件を洗いなおすことに。
そこでここ2年間の失踪女性のうち、遺体で発見されたロビン・ナイトというモデルが、デルホムと仕事のため家を出てそのまま失踪した事実を発見する。
そしてマセラッティから採取した毛髪などのDNAがジュリーと一致。さらにデルホムが買った「家庭用品」はスコップだったことから、ジュリーはデルホムが食べ物を買った時点はもう死亡していたと考えられた。
デルホムの当日の足取りから推測して、ロビン・ナイトの遺体が発見されたファーネスクリークを捜索すると、ジュリーの遺体が発見される。

ジュリーの遺体は衣服の着こなしがおかしく、メイクが落とされていた。岩がいっぱいのせられていたのは、ロビン・ナイト事件のように雨で遺体が流出して発見されることのないように念を入れたものとみられた。しかし、ロビンの事件はデルホムと結びつく証拠がないため、メンバーはデルホムの証拠を挙げるための決意を固める。
しかし、デルホムはまったく動じることなく「車でバックしたらひいた」と供述。だが検死結果では外傷がなく、ウソだとわかる。死因は圧迫して窒息させたのだった。
ジュリーは殴られてピアスが飛び、耳に怪我をしていた。プロデューサーとの食事前だというのに血中アルコールの濃度が高く、子宮頚部は精液など残存していないのに傷だらけだった。

そこにデルホムの弟ジェームスが警察にやってきて、「兄から送られてきた」とフィルムを持ってくる。デルホムの筆跡で「もし俺が逮捕されたらこれで助けてくれ」というメモつきで。
また、デルホムの足取りの途中にあったゴミ箱に、ジュリーの顔写真や血とメイクをふき取った紙、スケジュール帳や着替えなど、ジュリーの持ち物が捨てられているのが発見された。デルホムは「ジュリーから顔写真がきれたので頼まれて撮影した」と言っていたことなど、供述がすべて嘘だとわかってくる。
証拠を元にキャサリンは犯行当時を再現しつつあった。ジェームスの持ってきた写真も、発見時と着衣が違っていたり、二重露光のものはジュリーではなかったり、明らかにかく乱目的のものだとわかる。
まだサラは態度を硬化したままだったが、キャサリンは「真相を知るためにデルホムを利用しただけ、あなたも私の立場なら同じことをした」と語る。わずかながらチームの軋みが溶けはじめようとしていた。

一方、デルホムを殺害に結びつける決定的な物証はまだ見つからなかった。犯行を再現していくと、子宮頚部に傷をつけたモノがなんだか判明していなかったのだ。
キャサリンとサラが現場にあったものをもう一度見直したところ、デルホムが逮捕時に持っていた銃が押収されたままだということに気づく。急遽ラボで分析したところ、銃からジュリーの子宮頚管の組織が検出され、これが決定打となる・・・・

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このところ、モメっぱなしな感じ。
交代でお休みをとっているせいか、先週メインで活躍したウォリックは今週はお休み。
もしウォリックが休んでいなかったら、グレッグが投入されることもなかっただろう。でも、もしそうなったら溝はさらに深くなったかも。グレッグだったからニックは「まぁ・・・・グレッグのためにもなるし」とひよってしまったが、ウォリック相手ならサラ並みにジェラシーストームだったろうから。
そんな状態でも主任は放置プレイ。まぁヘタに介入してもどっちつかずになっただろうけど。
なんのかんの不満をたれていても、主任以上のまとめ方ができる人材が下にいないしなぁ。

しかし、今回の話はいろんなこと詰め込みすぎな感じが。
リアルタイムで流して見ていると、「えーと結局この人が犯人なのね」で終わってしまいそう。まとめるために何回か見ても、「これってどういう意味?」ってわからなかったり、消化できてない要素がけっこうあるような気がする。
最初から犯人が捕まっていたり、色々と意欲的な試みはされてるようなのだが、何しろやりたいことを全部こなすのに時間が足りていない。思い切って弟の話は削ってしまってもよかったんじゃないかとさえ思える。

邦題「殺さずにいられない」は、キャサリンの被害者分析「パパにかわいい賢いと言われて、そう思い込んで育つと暴走する」という話がサラにも投影され、最後に被害者のインタビューにもかぶってる話なのだが、これもちょっと消化不良。
なまじ邦題につけて強調したもんだから、その意味を掘り下げたくなるし。
これがちゃんと消化されてれば、うまい邦題のつけかただなーという話になるのに。
それにしても、キャサリン姐さんの人間薀蓄は「響く」なぁ・・・・

グレッグは、「ラボ爆発事件」以来ちょっとおとなしくなっちゃった感じ。
もっと頑張れ!

今回、「血中のアルコール濃度」の話が出てきた。逮捕時のデルホムが0.21%で、検死時のジュリーが0.15だっけ。
それがどの程度だかわからなかったので、『アルコール血中濃度と酔いの状態』というページを見てみた。
なるほど、二人とも酔っぱらいだな。


【 脇俳優チェック 】

◆サイコな容疑者デルホム .... Martin Donovan
映画「インソムニア」でアルパチーノの相棒役をやってたり、「ある貴婦人の肖像」でニコール・キッドマンのいとこ役などに出演の、気鋭の性格俳優。
泥酔からさめてきた時の目の鬼気迫る演技など、全体的に彼の演技に「持ってかれた」感じ。

◆被害者ジュリー・ウォーターズ .... Jaime Ray Newman
人気シリーズ「General Hospital」のレギュラーで(Kristina Carter Cassadine役)で二年間出てたり、「Catch Me If You Can 」でディカプリオとからんだりと、まさに役を地でいく「ただいま売り出し中」の女優さん。
公式サイトによると、音楽活動などもやっているらしい。一緒に組んでるメンツがけっこうゴージャスなのだが、意外に今後ブレイクするかも?

◆ニュースキャスター .... Paula Francis
実際のラスベガスのローカルテレビ局のアンカーウーマン。今回に限らず、ニュース画面では彼女が大抵出てくる。日本のドラマでも実在のキャスターを使ったりするけれど、さらにローカルのキャスター使用というあたりが面白い。
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CSI:科学捜査班-シン・シティー

2005年06月22日 | CSI:科学捜査班
CSI:科学捜査班 シン・シティ

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やっと読了。時間かかってしまった。
二つの事件が同時進行だが、二つともかなりオチが早い時期に読めてしまったので、推理小説としては「イカガなものか」とは思ったものの、そんなに悪くなかったというか、まぁ楽しめた。
二冊目になってノベライズの立ち位置に慣れたってところがあるかな。
出て欲しいサブメンバーの登場があまりなかったという不満は大きいけど。

本作では、第1シーズンに出てきた女性刑事エリン・コンロイに脚光があたっていた。
彼女は第1シーズン15話「歪んだ愛」でウォリックと組んで登場し、事件は未解決。
P285に「モブリー保安官の機嫌が悪くて」とあるが、「歪んだ愛」の回にはモブリー保安官も登場していた。未解決となると風当たりも強かったことだろう。
この「1話だけ登場の女性刑事」に異例のスポットを当てて、「去る人残る人」みたいに構成してるというのは・・・・なんなんだろうな。
ともあれ、彼女の登場で「シン・シティ」での時期設定がその前後ということはわかる。そうすると、アーチーが出てこないのは、ぎりぎり「登場前」だから、なのかもしれないが、デヴィッドはもっと前からいるわけだし、出してあげればいいのに・・・

前作に引き続き、主任が目立たない感じがしてしまうが、それは・・・・
映像で見ていても主任は「何を考えてるかわからない」のが味なので、「他の人から見たグリッソム」が描写されるのが常なのだ。グリッソムが自分の心情を描写するというくだりはそうそうない。
確かに、主任が他の人が言ったことに対してどう思ったかとか、そういうことがわかてしまっては「主任らしくない」のかもしれない。
キャサリンやエリン、ブラスは一人称に近い形で丹念に心理描写されているけれども、主任はブラスから見た主任の表情とか、キャサリンから見た主任の台詞とか、そういう形で語られてる感じがする。それがギル・グリッソムのキャラのあり方だという風にコリンズ氏は考えてるのかな、と思った。
そうすると映像だと常に主任がフレームインしてるが、文字だと誰かが語ってくれない限りは見えないわけで。
なんとなく、主任は行間にいる・・・・そんな風にして「感じる」ようにして読んだ。
珍しく内面描写しているところ(P156)を見ると、くすくす笑っちゃうし。
もう保温されたオフィスのコーヒー飲めなくなるじゃないですか・・・・

主任好きのひとには、最後のキャサリンとのお食事シーンだけでも「ごっつぁんでした!」なのだが、主任のCSIのデスクの様子とか、自宅のリビングの描写などは、「お宝映像」的かも。
他にもキャサリンの「細やかな神経は主任の得意分野なのに」(P49)とか、「まるで昔話の熊が」(P355)とか、実はコリンズさん主任好きでしょ、と思っていしまうフレーズを発見してはニヤニヤしていたのだった。
キャサリンとサラの再現率は完璧だった。ニックとウォリックはちょっと物足りないが。
しかし、キャサリンとサラの台詞の訳が妙に女言葉なのと、グレッグの台詞が微妙に違和感。
吹き替えの声に頭の中で変換してみると、別にとりたてておかしいわけではないんだけど、やっぱし「違うなぁ」って思っちゃうのはなぜだろう。

作中、CSIスタッフのワークホリックぶりがことさらに描かれているが、その入れ込み具合は、主任はもう別格でその次にサラ。疲れはするものの仕事が三度の飯より好きでやってるという感じに描かれている。キャサリンは「ただ、グリッソムのように、それにサラのようになるのが怖かった。」(P127)だそうで。
それにお付き合いしてるコンロイは、刑事という立場にも疲れ果ててしまった、みたいな。まぁそれが「普通の人間」の正反応だよなー。


どーでもいいトリビア。
P188の「ラルフ・クラムデン」について
「Ralph Kramden」・・・・1955年~放送の人気テレビホームコメディ「The Honeymooner」に出てくる雷おやじ。作中に登場する台詞は「Bang! Zoom! Straight to Da Moon!」というお決まりの名台詞で、妻のアリスを脅す時のもの。
その人気ぶりは「クラムデン・カフェ」という、ちなんだ店名のカフェがトロントにあるほどに。日本で言うと寺内貫太郎みたいなもんだろうか?
演じていたのはJackie Gleason。「ハスラー2」は老名人ポール・ニューマンがトム・クルーズ演じる若造を育てる役回りだったが、その元ネタである「ハスラー」でニューマンを育てた名人を演じていたのがJackie Gleasonだ。
ちなみに、「The Honeymooner」は映画としてリメイクされ、ちょうど最近6月10日から全米で公開されたところ。初登場8位と健闘していたので、相変わらず根強い人気があるということなんだろう。

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