【レオ】
副大統領ホインズ主催の断酒会に出席。政府のスタッフで構成された秘密の会だが、顔の知られたレオの出席に難を示すひとが出る。
しかし主催者としてホインズが「レオは辞めさせない」と言ってその場をまとめる。
【ドナ】
ドナはジョシュに「高校の担任のモリー・モレロ先生が退職するので、大統領にモリー・モレロデイを宣言してほしい」と言い出す。
ジョシュは無理だと断るが、一生懸命なドナのためにひそかにモレロ先生の功績を調べ、大統領と先生の電話での会話をセッティングする。
久々の先生との会話とジョシュと大統領の粋な計らいに、ドナは大いに感激する。
【トビー】
住宅ローン法案をホワイトハウスを通さず、独自に発表しようとした長官に、トビーは呼びつけて釘を刺す。
【チャーリー】
チャーリーの確定申告を、バートレットが(確定申告が好きなので)webで代わりにやってあげている。700ドル還付されるはずと思っていたが、結果は400ドル不足と出てしまう。
それは政府が消費の拡大のために、前年払い戻しされた税金のせいだった。
がっかりしたチャーリーのために、バートレットはチャーリーが欲しがっていたDVDプレーヤーとソフトをプレゼントする。
【バートレット】
核の燃料棒を積んだトラックがアイダホで事故を起こしトンネル火事を起こす。放射線汚染を恐れて安全保障委員会などの招集をかけ、ホワイトハウスは緊張状態に包まれる。
しかし放射線の量は思ったほどではなく、事態は深刻にならないままホワイトハウスは推移を見守る。
【サム】
保健福祉省がインターネット教育法の修正をするという。それは実質ホインズ作成の、「テクノロジー推進法案」つぶしにほかならなかった。
サムはホインズに説得を試みようとするが、ホインズは共和党側からの要求が「法案からホインズの名前をはずすこと」であると知り、自ら名前をはずすことを了承する。
【ジョシュその他】
選挙対策チームの中で、「選挙では副大統領候補を変えるべきか」の極秘ミーティングが行われる。ホインズではテキサスなどで勝てないからだ。
フィッツウォレスやレオの名前が挙がるが、話はまとまらない。
レオはスタッフ内部でも依存症についての抵抗感があることを重く感じ、ホインズに大統領にカミングアウトするように言う。
ホインズは、自分が副大統領に任命される前にとっくにバートレットは知っていたものと思っていたので、大いに驚き、レオと二人でバートレットに告白する。
バートレットは告白に驚きつつも、ホインズを副大統領からはおろさないと言い、その理由を一枚のメモに託す。
ミーティングスタッフにもそのメモはもたらされる。そこには「私は死ぬかもしれないから」と・・・・
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ドナのエピソードみたいな話を見ると、本当にアメリカは大統領という存在に対して、敬愛の念が徹底されているなぁと思う。
国旗と国歌と大統領、国というものを象徴するものに対しての愛情と敬意を払うことを、ここ一番できちんと示せるということ、実はとってもそれは大事なことなんだと思うんだけど・・・・
そういうのを否定されがちな国にいると、妙にうらやましく感じてしまう。
チャーリーは今週も狂言回し。心のオアシスともいう。
ちょうど日本でも
インターネットでできる確定申告がキャンペーンスタートしたところなので、話題的にはタイムリー。
しかし、アメリカのほうが何年か前なので相当システム的には進んでいるわけで。
その差は、とりもなおさず「確定申告のために役所に出かけていくのが大変」な人がハンパじゃなくいっぱいいるという、国土の広さという事情がなせるわざ。
日本は必要に迫られる切迫度が違うもんなぁ。
しかし、年収約360万円(扶養家族あり)で、年間15万近く寄付するってのは・・・・できるの?つーか360万のバイト代は、職責の割に安くないだろうか。
そりゃDVDプレーヤーもらってもバチは当たらん、とか思っちゃったりしたけど。
しかし奇遇だ。バートレットに買ってもらったわけではないが、ビデオの録画失敗があまりに多すぎで混乱をきたしたので、うちにもDVDレコーダーがやってくるのだ。
その代わり、うちには・・・・スカパーのアンテナとチューナはやってこない(号泣)。
バートレットがホインズをあそこまで買っていたとは、けっこう意外。
確か、浮動層にアピールできるような保守的政策を採るひとだったので、保守層票の取り込みのために立てていたような印象が。
自分の政治を、枝葉の部分ではなく、大局で継承していってくれるという意味か。
でも・・・・フィッツウォレスじゃだめなんですか?、とか思ったりする。コリン・パウエルを思わせるキャラの彼は、私は結構好きなのだが。
当然バートレットはミーティングであーだこーだ言われてることは全部ひととおりわかった上で、メリットデメリットとかそういうのを超えたところでホインズ続投を決意したのだろうが。
で、そういうのを全部締めくくる言葉として、サムの「相撲取りをホッケーのキーパーにすれば」というのが出てくるのだろう。
自分の味方として相撲取りを置いてみたら、どんどん点が取られるような気がするが、実は敵にまわすとこれほど威圧感があってイヤな存在はいない。
奇策愚策と言われるかもしれないが、相手に与える存在感に賭けようと・・・・そういうことなのだろうか。
さて、その賭けはどうでるか。
今回、小ネタとして映画や映画になってるものがいくつか出てきた。
☆ チャーリーの好きな「
007/女王陛下の007」
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ボンド俳優として長く勤めたショーン・コネリー降板により、ジョージ・レイゼンビーがこの一作だけ主演。ボンド俳優の魅力で見せるシリーズが多い中、レイゼンビーはボンドのイメージが定着しなかったということで、この一作だけ特殊。
ただし激しいアクションなどでマニアックな評価が高い作品なので、チャーリーの趣味のよさが伺える。
ボンドのマティーニについて、バートレットは「薄い酒」と散々言っているが、ドライマティーニのベースをウォッカに変えてるのに「薄い酒」?
というか、カクテル自体が嫌いなのかもしれないが。
☆ 多分バートレット自身が好きな「
近衛兵」
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古い!トーキー映画だし!これがチャーリーの趣味とはちょっと思えない。バートレットがチャーリーを相手に近衛兵の薀蓄を語って、その時チャーリーのリアクションが良かったとか、そういうのが真相のような。
1932年のアカデミー賞で主演男優賞と主演女優賞を獲得した作品。
☆ ドナがモレロ先生に習ったシェークスピアの映画化「
十二夜」
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ヘレナ・ボナム・カーターとベン・キングスレーの出演。
なぜ「十二夜」がウィスコンシン州で禁じられたか、だが、実際の話に基づいているのか調べてもちょっとわからなかった。
ただこの話は、女性が男装をして恋愛沙汰を巻き起こす話なので、キリスト教的に問題があったとかそういうことだろうか。
TWWではよく、こういう細かいネタを差し挟んでくるなぁと感心する。