デスパレートな妻たち２ 第22話「気がつけば独り」

【リネット】
トムがアトランティックシティに行くという。リネットは、不正経費が監査で発見されたことを告げ、その使い道を問い詰めるが、トムは仕事のためだと言い逃れる。
しかしどうしても不信感をぬぐえないリネットはマクラスキーに子供たちを預けてトムを尾行することに。ばれそうになりながらあとをつけると、トムは一軒の家に入って行った。そしてリネットは、中にいたセクシー美女とトムが一緒に二階に上って行く様子を見てしまう。
帰宅したトムは、リネットが子供たちと荷物をまとめて出て行ったことを知り呆然とする。

【ガブリエル】
シャオメイは無事妊娠し、ガブリエルたちは大喜び。つわりがひどいので母体をいたわるようにと気を使うようになる。ところがカルロスは必要以上に世話を焼くようになり、ガブリエルの香水の匂いがつわりによくないと封印させたりする。
さらにその状態はエスカレートして、シャオメイに夫婦のベッドを譲ってガブリエルたちはシャオメイのベッドで寝る羽目に。カルロスが「俺の子の母親」と失言したり言い争いが続いたので、ガブリエルはこれ以上耐えられないと考えるようになる。
そこで封印させられた香水や化粧品を噴霧機に入れて、ガブリエルの寝室にたっぷり吹きつけてシャオメイが匂いで寝られなくしてしまう。
子煩悩だからと妻をないがしろにするのは許せない、という強気のガブリエルに呆れたカルロスは、次第にシャオメイに接近していくように・・・

【スーザン】
火事の後片付けに町内の人々はみなスーザンに手を貸し、家がなくなったことでブリーの家に行くことに。オーソンも手伝いに来ていたが、マイクはそれが面白くない。捜査の結果放火という判断が下ったせいで保険が簡単に下りないことになり、心当たりを考えたスーザンはイーディの態度からそれと気づく。
しかしイーディは放火を認めながらも、証拠がないからとしらばっくれる。そこでスーザンは盗聴器をつけて録音を残そうと思い、マイクに盗聴器を借りに行く。マイクはスーザンを心配して家に来るようにと言い、二人は何となくいいムードに。
ところがイーディから自白を取ったものの、あっさり盗聴器がばれてしまい取り合いになる。もみ合っているうちにスズメバチの巣にぶつかってしまい、イーディは全身蜂にさされて病院に担ぎ込まれる羽目に。
スーザンは「不審者がいたと嘘の証言をしてくれれば警察には言わない」と取引を申し出るが、イーディに根本的に拒否されてしまう。イーディに「一人立ちできないでひとに頼ってばかり」と痛罵されたスーザンは、マイクの申し出を断って自力で何とかしていこうと決意するのだった。

【ベティ】
マシューは「あいつがいなければ」という気持ちを持っていたことを告白するが、ベティの怒りは収まらない。しかし連絡が取れないマシューを心配したダニエルがアップルワイト家に忍び込み、マシューが閉じ込められているのを発見する。
そしてベティが食事を差し入れる時を見計らって、ダニエルはベティを殴り倒して鍵を奪いマシューを助ける。そしてベティの銃を持った二人は家を出て逃げるが・・・

【ブリー】
周囲には「アンドリューは家出した」と嘘をつき、スーザンたちが家に来ることで気を紛らわしていたブリーだったが、傍目にもそれは不自然だった。
アンドリューともめていた頃にダニエルの誕生日があったのに忘れていたと知り、いまや子供はダニエルだけだから大事にしようとするが、ダニエルはブリーの気持ちに付け込んでわがまま放題を言う。
友達を呼んで誕生パーティを開くことになるが、ブリーが完璧にしようとすればするほど次第に異常な状態になり、完璧なデコレーションのケーキをなめて台無しにした少女を怒鳴りつけてパーティを台無しにしてしまう。
スーザンが心配して休むように言うが、ブリーは眠るとアンドリューの夢を見るので眠れないのだった。アンドリューの置き去りを打ち明けるブリーに、スーザンは一緒に片付けてあげることしかできなかった。
しかしさらにダニエルから「マシューと家出する、ママのせい」と置手紙されたブリーは最後の気力も失い、自ら神経衰弱を訴えて病院を頼るのだった・・・

【フェリシア、ポール】
フェリシアはヤング家の様子をうかがい、ザックが外出したのを見計らって中に侵入し、鍵を盗む。そして自分の血液を採血するなど、ひそかに何かを計画している。そして警察に「ポールから脅迫されている」と通報する。まだ警察にはとりあってもらえないが、フェリシアからの通報を記録に残させるのが目的だった。
ポールがある日帰宅すると、床が血だらけになっている。またフェリシアの嫌がらせかと血をたどっていくと、警官がやってきてポールを逮捕する。身に覚えのないポールだが、彼の車の中にはフェリシアのものと思しき指が二本発見されるのだった。
そしてフェリシアは自分がポールに殺害されたように見せかけることに成功し、ひとり遠くの町に身を隠したのだった・・・

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脇チェックする時に、一通りIMDbやTV.comにある顔ぶれと、実際に出ていたひとを突き合わせるという作業をしているのだが、そうすると時々どのひとだかわからない俳優さんが余ったりすることがある。
余ることが多いのは「グレイズアナトミー」。医療スタッフの端役が把握できないから。でもデス妻はほとんど余らない。
それが、今回に限って３人ほど余った。それも「フライトアテンダント」と「飛行機の乗客」と「飛行スタッフ」かな、そういう役名のついてる人が。
・・・これ、リネットが飛行機に乗ってる時とかそういう場面がカットされてる？

トムは結局浮気だった？
でも疑わしきだけど確実ではない描写だったので、きっと「そういうオチか！」っていうような結末になって元ザヤなのではないかと期待してみる。
だって・・・ねぇ。リネットのところはちびちゃんたちが手ごわいけど素直だし、パーカーが傷ついた顔するのとか見たくないしなぁ。
早まったー！っていう結果に落ち着いてほしいものだと思う。
それにしてもマクラスキーさんがいい味出していた。本当に浮気してたら・・・
「銃貸したげる」って。
ついでにブリーという射手もいるよ・・・ってそれはヤバイヤバイ。

ガブリエルの強行もどうかと思うが、それでもカルロスのおバカさ加減にはがっくりだ。「俺の子の母親」って、それは言ったらダメでしょと。
二人とも「なぜ子供を欲しいのか」っていう基本的なところを見失っているような気がする。激しく本末転倒。
カルロスはそろそろ「清純ぶりっこに弱い」という自分自身の属性を自覚しないと、この先同じこと何度も繰り返してしまうような気がする。
シスターメアリーよりシャオメイのほうが確実にヤバさが進化してるわけで。同じ家に住んで、満点家事をしてくれて、従順に言うことを聞いてくれてわがままを言わず、さらにカルロスの子供を産んでくれる。本人がどこまで気付いているかわからないが、完全にガブリエルは「詰まれてる」状態だ。
ガブリエル大丈夫か？ずいぶん油断しているようだが。

フェリシア・・・こえぇぇぇぇぇぇ～～～！！！
復讐のためなら指まで軽く落とすってか。にっこり笑ってやることえげつねぇぇ！！
これで担当刑事が言うわけだ・・・「死体は必要ない」って。
ホレイショ！やっぱり死体は必要だよ！！（違）
しかしフェリシアはなぜそこまで？という思いがぬぐえない。彼女がフーバーさんのためにそんなに必死になるというのがいま一つピンとこないのだ。
ザックがかわいいわけでもなさそうなのに。何か別に目的があってやっているのだろうか？

ブリーのどん底って、もうそろそろ底だろうと思っても、まださらに底が抜けるのだな。
そろそろ底を打ってくれないと、ブリーがもたない・・・病院にまで行ったのだから、神様もそろそろわかってくださらないと。いったいどこの誰が呪ってるんだ？・・・・あ・・・ホワニータか・・・
それにしても、ダニエルのかわいげのなさはアンドリューの比じゃないな。「もうママには私しかいないの」だなんて、母親の足元見るなんて、この小娘がぁ！ほっぺたぐいっと両側からつまみ上げてぐりぐりぐりってやりながら説教してやりたい。ダニエルのわがままを見ると毎回その衝動が抑えきれなくなる。
風船の「１７」の何が悪いんだ！ブリーの作ったケーキが当たり前のように食べられる意味を考えたことがあるのか？ほんとにもう。
風船をバンバン割ってるブリーや「誰がやったの！」と詰め寄ってる様子にはちょっと笑ってしまった。ブリーごめん。つらいことも多いだろうけど、私はブリーの娘になってみたいけどなー。（もちろん兄はアンドリューじゃなければね）隣の芝生は青いってことか？
ブリーがアンドリューの夢を見なくなる日は来るのだろうか・・・

この週、イーディには神が降りていたと思う。
本人は思いっきり不幸な目にあっていたけれど、発言は本当に神の御わざだと思った。
「アンタのそばにいると必ず悲惨な目に遭うの！」
「泣きべそかいてご近所さんに助けてもらえば？いつもみたいに」
「いつでも悲劇のヒロインぶっちゃって」
いやーもう、みんながＴＶの前でブンブンうなずいてるのが見えるようだ。でもそれで、イーディは次の地獄の釜の蓋を開けてしまったような気がしないでもない。
何しろスーザンは破壊神だから・・・みんなが助けてあげることで、被害は最小限に食い止められているのだ、これでも。
最悪はみんながスーザンに迷惑を掛けられて仕方なく助けてあげること。でもより最悪は、スーザンが自分で何とかしようとしてさらに迷惑をかけられること、じゃないだろうか。
マイクもそんな表情をしていたが。ほっとけないんだろうな、マイクも。
いいから自力で頑張る「つもり」だけでいいから、自力で何かをなそうとしないでほしい・・・


【　脇俳優チェック　】

◆フェリシアに部屋を貸した大家　....　Bill Bolender
「ＣＳＩ：マイアミ３」24話「去りゆく者たち」で、テロリストたちが爆弾を作っていた部屋の管理人の老人役で登場していた。そこにあった爆弾が爆発して、隣のロフトのパーティを吹っ飛ばしたのだった。

◆クリームをなめたと疑われた少女　....　Lindsay Hollister
「NIP/TUCK」第1シーズン3話「ナネット・バブコック」の、「ご不満な個所は？」と聞かれて「全部」と答える、タイトルになっているナネット役で登場していた。ナネットは同窓会で憧れの彼に会いたいために全身整形を希望するが断られ、悲劇的結末を迎えてしまう。
「ボストンパブリック」第1シーズンでは、ブヨブヨとあだ名されている生徒クリスティーン役で3エピに登場している。ケビンに体格を生かせと言われてレスリング部に入るが、失恋して試合に出たくないと言い出すなど、精神面がもろくナーバスな役柄。

◆トムの浮気相手？　....　Kiersten Warren
窓の外から見えていたセクシードレスの女性（ノラ・ハンティントン）。来週以降本格的に登場してくる予定。
「ザ・ホワイトハウス４」21話「スキャンダル」で、新入りのホワイトハウス法律顧問官ジョー・クインシー（Matthew Perry：「フレンズ」のチャンドラー）の担当になった研修生のブレア・スプーンアワー役で登場していた。ホワイトハウスでは新入りに辛辣な歓迎をするのが習わしだが、ジョーも地下室の部屋をあてがわれ、しかも共和党員ということでブレアに冷たく当たられる。
他に「インディペンデンスデイ」「ディボース・ショウ」などに出演している。

◆火災保険屋のペンロッド　....　Stephen Tobolowsky
「ＣＳＩ：マイアミ」の第1シーズンと第3シーズンに登場している州の検事補ハフマン。事件がこじれたり複雑化したりしてデイド郡からフロリダ州の扱いになると登場していた。
「シカゴホープ」「ザ・プラクティス」「あなたにムチュー」などなど多数のドラマのゲストで、しかもドクターや弁護士など頭脳労働者タイプの役で登場することが多い。
「メメント」ではレナードの手に彫られた「サミー・ジャンキスを忘れるな」のジャンキス役。前向性健忘症になったと訴えたがレナードが嘘と見破って保険金が下りなかった男だ。
「恋はデジャヴ」ではビル・マーレイの同級生ネッド役。繰り返される同じ日の中で必ず会う相手だ。「カントリー・ベアーズ」では、ハーレイ・ジョエル・オスメント演じる（声）ベアリーが実子（のつもりで）暮らしている人間の一家バリントン家のパパ役。その他多くの作品に出演している。