くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

CSI:6 第12話「哀しいライバル」

2007年07月23日 | CSI:科学捜査班
【CASE アーレン・グリン】
 現 場 :ビアンカの自宅ガレージ
 被害者 :ビアンカの恋人アーレン・グリン
 死 因 :足を刺されて失血死
 関連人物:ビアンカ・デズモンド、ビアンカ宅に泊まっていたチェルシー、
      ビアンカの元彼ジャスティン・コール、電気屋トム・ハーパー、
      ビアンカ父ハリー・デズモンド
 担 当 :グリッソム、ウォリック、サラ、グレッグ、ブラス
 背 景 :
  ビアンカとアーレンは同棲中で、そこにチェルシーが泊まりにきていた。
  チェルシーがガレージでアーレンの遺体を発見、通報。
  ビアンカの手には漂白剤が付着しており、掃除好きでいたるところを漂白。
  グレッグが寝室に一箇所、漂白漏れの血痕を発見。
  家中がきちんと整頓されていたが、現場はヘルメットだけ転がっていた。
  ガレージのソーダ缶に発砲痕、中から銃弾。
  遺体の手首と前腕に防御創。両手の発射残渣は陰性。
  家の持ち主はビアンカだが、彼女は無職。

寝室の血痕は、ビアンカの元恋人のジャスティン・コールという男のものだった。彼は性犯罪の前科があったためにコーディスにデータがあったのだ。
ジャスティンは半年前までビアンカと付き合っていたが、何者かに足を撃たれ「別れろ」と脅されたのだった。その時の銃弾はまだ足の中に入っていたので急遽摘出したところ、ソーダ缶の銃弾と一致した。
また、きちんと整理されていたガレージの中で、一本だけ置き場所が決まっていない工具があった。その工具に付着していた指紋から、出入りの電気工事屋のトム・ハーパーが浮上する。
しかしハーパーは勤務表を出して、事件とは別の日に工事に行った、と証明して見せた。

無職なのに金回りのいいビアンカの金の出所を調べたところ、彼女は富豪のハリー・デズモンドの娘であることが判明。さらにDNAからチェルシーはビアンカの母であることがわかる。
ハリーは妻をかなり自由にさせていたが、それでも娘と同じ男と寝ていたという事実にショックを受ける。ハリーは銃のコレクションをしており、その手持ちの銃すべて調べたが現場の銃弾とは一致しなかった。
チェルシーはアーレンと関係を持ったことを認め、しかもそれがビアンカにバレていたという。そのためビアンカとアーレンは二人で別のところでやり直すため、コロラドへ行こうと相談していたことがわかる。

再度ビアンカに話を聞くため自宅を訪ねると、彼女は傷を負って倒れていた。何者かに怪我させられたものとみられたが、レイプ検査を拒否するなど明らかに誰かをかばっている様子だった。
ビアンカの首に電柱などで使われる木の防腐剤が付着していたことから、電気工事屋のハーパーが再浮上する。彼のアリバイとなる勤務表を検証したところ、日付に改ざんの痕があった。さらにハーパーは以前ビアンカと交際していたことも判明する。
通話記録によると、ジャスティンが襲われる前とアーレン殺害の前だけ、ビアンカ宅からハーパーへの発信が発生していた。ハーパーはビアンカへの未練から彼女の電話を盗聴し、付き合う相手と別れさせようと凶行に及んでいたのだ。
さらにハーパーは自分とよりを戻さないビアンカに逆上し、ビアンカをも襲ったのだった。
しかしその行動の裏にはチェルシーがいた。事件前の発信はビアンカからのものではなく、チェルシーがハーパーに依頼してやらせていたものだったのだ。
ジャスティンの時には金目当ての彼を追い払うため、そしてアーレンはチェルシーが彼に本気になったためだった・・・


【CASE シルビア・マリンズ】
 現 場 :シルビアの事務所のあるビルの駐車場
 被害者 :会計士シルビア・マリンズ
 死 因 :車によって壁に押しつぶされた圧死
 関連人物:発見者の警備員、ケリー
 担 当 :キャサリン、ニック、ソフィア
 背 景 :
  被害者シルビアは自分の車によって押しつぶされていた。
  第一発見者の警備員は、肝心の瞬間は居眠りしていて見ていなかった。
  車の鍵穴には何かを突っ込んだ痕跡が。
  防犯カメラの映像は途中からピンボケしており、犯人がカメラを操作した
  手の映像が残っていた。

ニックはシルビアの遺品から面会者をチェックしていたところ、その中にニック監禁事件の犯人ウォルター・ゴードンの娘ケリーを発見する。シルビアはケリーの管財人だったことから二人は会っていたのだ。
そこでニックはケリーに事件の関与を追及するが、ケリーは否定する。被害者の車は衝突によってエアバッグが作動しており、乗っていればパウダーが付着するはずだが、ケリーの手は陰性だった。

ニックはあらためてケリーについて登録されている証拠品を洗いなおそうとして、自分の知らない音声テープをグリッソムが登録していたことを知る。「カンペキ」という女性の声が入った例のテープを再度解析したところ、その声はシルビアのものと一致した。
シルビアはウォルター・ゴードンの共犯者だったのだ。しかしシルビアの死によってニック監禁事件はあっけなく幕切れを迎えてしまったことになり、ニックは気持ちのやり場を失ってしまう。

しかし防犯カメラを操作した手の映像の解析に成功したところ、その手にはケリーと同じ傷があった。
逮捕されたケリーはニックの事件について身代金はシルビアの提案だったことを語る。しかし身代金はとれなかったので、シルビアはゴードンの遺産を横領した。そのため殺害したのだと語った直後、ケリーは薬物の過剰摂取によって急死する。
ニックの事件に関連する人物はこれですべて身勝手な死を迎え、ニック一人だけに心の傷が残されたのだった・・・

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邦題だと歪んだ母親チェルシーに脚光を当てた「哀しいライバル」になっていたけれど、原題は「Daddy's Little Girl」
これだとパパが溺愛してお金を無尽蔵に与えて育てたビアンカを取り巻く家庭の悲劇と、ウォルター・ゴードンが娘かわいさのあまり道を踏み外した事件と、両方に意味がかかってくる。

娘の彼氏に入れ込んで、っていつまでも若いつもりのお嬢さん気分にもほどがある。
娘に対して母じゃなくて女としてライバル心、って気味が悪いなぁ。

「私の経験だと、3人だと1人邪魔者が出る」
・・・主任、何の経験ですか。確かにはっきり3Pとは言ってない、言ってないけど・・・
この間NYのほうでホークス先生がシドに3Pの経験を語られて、ウォリックほどじゃないけど「はぁ?」な状態になっていたのを思い出してしまった。ウォリックやホークス先生の方が「経験」はありそうなのに。(うーん)
まーね、主任はレディ・ヘザーとのお付き合いもあるし。三角関係真っ最中でもあるし。

三角関係といえばサラがぽろっと言った
「結ばれてはいけない二人」に、
主任がぴくっと反応してたけど・・・主任、サラに言葉攻めされてもてあそばれてませんか?
最近主任が枯れてるんだか色づいてるんだかよくわからない状態になってる気がする。

ニックの事件が無理やり「終わり」にさせられてしまった。あんな終わり方されてしまうと、かえって引きずってしまいそうだけど・・・どうなんですかね。
オチが思いつかなくて無理やり終わらせてみましたみたいな、そんなことはないだろうけど。
やっぱりケリーは凶暴な娘だったのか。ニックが最初ケリーを疑っていきなり引き止めて尋問した時には「それはいくらなんでも」と思ったんだけど、結局犯人だったという。
そうなると服役する原因となった「無実の罪」もけっこう怪しい?
・・・とはいっても終わっちゃったしなぁ。

この回から「INSIDE」がラストにつくようになって、最初はもちろん主任。何回もリピートで見て「あぁ主任・・・」と萌え萌えになってみる。
ホークス先生とはもちろん別腹ですから。
ところで、「CSI:LV」っていう風にロゴが入ってたりするのだけど、「CSI:」の後ろに何も入らないのがラスベガスっていう矜持というか、こだわりというか・・・
NYもマイアミももちろん好きだけど、それとは別に「本家」は「本家」なのになぁとか思ってしまったり。


【 ト リ ビ ア 】
★ロレーナ・ボビット
動機は違うがアメリカ版「阿部定」というか、元海兵隊員の夫ジョン・ウェイン・ボビットのモラルハラスメントとDVに限界を感じた妻ロレーナが、ジョンの局部を切り落とし、そのまま車で持ち出して外に捨てた・・・という事件。警察が切り落とされたものを探し出してちゃんと再接着に成功したという、「NIP/TUCK」もまっつぁおな実話。
しかしDV被害者ということが考慮されたせいもあり、ロレーナは無罪判決を受け、短期間精神療養施設の治療を受けただけで放免された。
フランス語のサイトだが、元・夫妻の写真があった。無罪会見のはれやかな笑顔のせいか、けっこう美人かなと思う・・・
その事件の後日談だが・・・ジョンのほうの転落っぷりがすさまじい。94年ポルノに自分自身の役で出演したものの、話題性もすぐに薄れ、金銭的に困った彼はボクサーデビューの話に乗る。しかし再婚した(再婚できたのか!)新しい妻(ベガスのストリッパー出身らしい)はそれを嫌がり反対。自分に逆らった妻に逆上したジョンはお決まりの暴力に走り、2005年9月に逮捕されてしまったのだった。
ちなみに、そのポルノビデオだが・・・今でも入手は可能なようなのでジョンのフルネームの後ろに「アンカット」をつけて検索してみると画像つきで見られる・・・なんて、どういう情報を勧めてるんだ自分。
でもネット上では「切られたもの」の裁判資料の画像まであるんだよね・・・


【 脇俳優チェック 】

◆黒髪の美女ビアンカ .... Taylor Cole
「CSI:マイアミ4」21話「偶然のSOS」の冒頭、誘拐された女性が助けを求める電話を、間違ってチェルシーと言う女性の携帯にかけてくるが、その時チェルシーと一緒にビーチにいて「警察に知らせたほうが」とか言っていた女性役で登場。
第1シーズン15話「歪んだ愛」で、豪邸の留守を預かっていると称して乗っ取りパーティを開いていた、パトリック・ヘインズことチャド・マシューズ役を演じていたShawn Christianは、彼女の母と再婚した継父にあたる。
「NUMBERS」第2シーズン13話に登場予定。

◆ビアンカの父デズモンド .... Mitch Pileggi
「Xファイル」の、モルダーとスカリーの上司で、FBI副長官ウォルター・スキナー役でおなじみ。80年代から「ダラス」「」数々のドラマや映画で活躍している。
「NIP/TUCK」第3シーズン12話「サル・ペリー」では、ジュリアの母が乗っていたと思われる飛行機が墜落したときの緊急医療チームのリーダー格のドクターとして出演していた。
「That's 70s Show」の第1シーズン25話「聞き分けのいい息子」にレッドの戦友ブル役でMitch Pileggiがゲスト出演したとき、その妻役で出演していたりと、妙にラブラブ夫婦なのだ。
AXNで8月から放送が決定している「スターゲイト アトランティス」の第2シーズンから宇宙戦艦ダイダロスの艦長コールドウェル役でレギュラー出演。
96年に二度目の結婚をしているが、お相手の女性Arlene Warrenはスカリーのスタンドインのひとで、98年第5シーズンからはスキナーのアシスタント役で出演していた。
「コールドケース4」19話、「グレイズアナトミー3」21話に登場予定。

◆金髪美女チェルシー 実はビアンカの母 ....  Rebecca Staab
「CSI:NY2」3話「ズーヨーク」で養女ブリアナをデビュタントパーティーの時に殺害されて、悲しみに暮れたフリーモント夫人役で登場していた。夫人の実の娘ミッシーが疑われたりしたが、実際は夫人の少女時代の恋愛の恨みが娘に向けられたのだった。
「ダーマ&グレッグ4」15話「楽しきかなクラス会」で、グレッグのクラス会に潜入するためにダーマがネームプレートを借りたジュディ役で登場していた。ジュディは昔かなりワルだったので、その恨みを抱いた元クラスメートたちにダーマはさんざんな目にあわされるのだった。
「NIP/TUCK2」15話「ショーン・マクナマラ」ではショーンに診察してもらってる最中誘惑して、ハードなからみを展開したミセスカムデン役。

◆足の中に銃弾が残ってたジャスティン・コール .... Timothy Lee DePriest
「ER」第8シーズン2話「長居は禁物」で、ヘビメタのライブの最中友人がつま先を怪我したのに付き添ってカウンティに来たが、カーターがつま先に注射するのを見てぶっ倒れた友人役。彼はドラッグや液体ガスを吸っており、それに続いて大勢のライブ客が担ぎこまれてカウンティは大騒ぎになる。

◆ガレージで殺害されていたアーレン .... Jason-Shane Scott
オフィシャルサイトあり。
「PEPPER~恋するアンカーウーマン」4話「超セレブ婚!消えた花嫁」で、ペッパーの学生時代の友人カリーが結婚に迷ったとき、花嫁をさらいに来た偽神父ことカリーの元彼リック・ハーパー役で登場していた。
「デスパレートな妻たち3」2話に登場予定。

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