くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

クローザー4」 第4話「取引不成立」

2009年06月30日 | クローザー
タイムズ記者のリカルドが射殺事件を発見して、ブレンダに通報してきた。心肺蘇生を行おうとしたら、被害者が隠しカメラを服に仕込んでいたのに気づいたため、潜入捜査官が殺害されたのではないかと考えたためだという。
しかし殺害後すぐに保護に出てくるはずの監視者がまったくおらず、どこの機関からも被害者についての情報が出てこないため、潜入捜査官ではないのではないかと見られた。
カスタムメイドの靴の顧客番号から、被害者は元不動産業のベンジャミン・マスターズと判明するが、妻のトリーシャは夫が会社をクビになったことなどまったく知らされていなかった。
隠しカメラの映像には犯人は映っていなかったが、ベンジャミンが持っていた携帯が麻薬組織から与えられたものと判明したことから、ブレンダはリカルドに嘘の記事を書かせて犯人をあぶりだそうとする。
しかしその組織は長いことFBIが追っていたものだっため、フリッツはブレンダに犯人を組織つぶしのために使いたいと、取引を申し出る・・・

ガブリエルとダニエルズの不仲はすでに隠しようのないところまで表面化し、ガブリエルがとうとう「別れた」とブレンダに報告することに。
しかし、同じところにいるのは気まずいからと、ダニエルズを異動させてくれと申し入れるが、ブレンダは「彼女は必要な人材だから、異動するのはあなた」と言い渡す・・・

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このドラマの感想を書くと、いつも「そういえば事件は?」っていう感じの内容になってしまうのだけど、今回なんてもはや事件はオカズ。
フリッツの長い間の不満を爆発させるために、FBIがらみの案件をご用意しました、風な。
「職場で昼メロの再現なんてやめてよね!」とはブレンダがガブちゃんカップル(いまや「元」カップルだけど)に言った台詞だが、ブレンダがそれを言うか。ポープとフリッツの、廊下の気まずいやりとりったら。・・・そういえば、ポープって再婚したんだっけ。

結局ガブちゃんたちは別れてしまったようで。
で、男の真価というものは(と大上段から振りかぶってみる)、付き合ってる時よりむしろ別れが決まった後に発揮されるもので。
・・・ガブちゃんたら、サイテー男だったんですね?
「ダニエルズを異動させろ」って・・・あそこで「自分を異動させてください」って言うか、トラブルを回避するために話し合うとかならまだしも、元カノ排除って最悪!それでブレンダに返す刀で要らない子扱いされてしまったガブちゃんに、なぜか同情は沸かないのだな。
ブレンダはダニエルズの実力ちゃんと買ってたんだなぁ。ドラマのプロモーション画像のキャラクター集合写真ではブレンダの紅一点を強調するためか、必ずはじかれているダニエルズだが、あのチームの中では仕事のキレはぴかイチだし。ブレンダが「チームに必要」と断言した時ちょっと嬉しかった。
そうはいっても要らない子にされたガブちゃんではあるけど、ちゃんとブレンダはガブちゃんのことも必要とはしてるハズだから・・・まぁもうちょっと頑張れや、って感じかな。
これで、シーズンが終わまでにまさかの元鞘とかだったら、ガブちゃんをちょっと正座させて説教したくなるかもしれないが。

フリッツは・・・あれは怒るよなぁ。
珍しく今回はブレンダが「落とせなかった」エピだが、しっかり落としの種だけはまかれていて、時間差で芽が出てしまったのだ。おそらくブレンダもそこまで見越した上で、計算ずくの心理戦だったのだろう。まさにフリッツにとってはバカにされたとしか言いようがない話だ。
ほかの事で我慢させられてきた積み重ねが、仕事の場で恥をかかされ、追っていた案件がパァにさせられたことでとうとう噴出してしまったようだ。
ブレンダは、最後はフリッツが許してくれるとたかをくくって踏みつけにしたり、あからさまな隠し事をしてきたのかもしれないが、そろそろ限界ではあったわけで。
でも、「君の一番は自分の事件」って・・・フリッツもブレンダがそういう女だとわかって惚れたんだろうに・・・・とポープあたりは見透かしていそうだ。

今週のワンポイントは、サンチェスの「ミランダルール」(逮捕時の権利告知)がとってもカジュアルになっていたこと。
あれはサンチェスのスペイン語なまり風なのか、べらんめぇな感じ?が訳に活かされているのか・・・吹き替えになったらどんな風になるんだろう。あんな告知で大丈夫なんだろうか。まぁあれも形ばかりのものなんだろうけど。
あと、タオの「マイ鑑識グッズ」・・・口臭スプレーでどうやって血液反応のふりが?イイノカナ~あんな自白。今回タオがいつもに増して大活躍だったが、ガブちゃんがハブられたらタオがパシリになるのか。

しかし先週の予告では、フリッツが捨て台詞で出て行くシーンがしっかり使われていたが、まさかそれがラストとは思わなかった。予告にラストはルール違反だと思うのだが、割とよくやられてしまうのだな。
「クローザー」の予告は結構「騙し」が多いので、フリッツとブレンダがモメる、と見せかけて・・・と思っていたのに、なんてことだ。
わざわざLaLaでは本編と予告の間にCMが入るのだから、見なけりゃいいのだが。だって、気になるんだもん。
来週は「デスパレートなプロベンザ」ということで・・・(おい)。プロベンザがメインのエピだと人情デカものとしてなかなか味があるので、結構期待している。


【 脇俳優チェック 】

◆ベンの同級生ディーン・マーフィー ....  Kevin Rankin
「CSI:7」11話「グリッソムの旅立ち」では、二重殺人の被害者ヘザー・カーティスの夫ショーン役。
「FBI~失踪者を追え」第3シーズン18話「主よ導きたまえ」では、女性のリリアンから男性に性転換したラリー・シュナイダー役。銀行の前で失踪者ステファニー言い争っていたのが監視カメラに残っていたため疑われたが、実際はステファニーの家族に金を送金するように頼まれていたのだった。
「BONES」第1シーズン19話「消えた記憶」で、テンペランスはハリケーン被害の救援のためにニューオリンズで身元不明者の検死活動を行っていたが、「棺でSexしよう」とか不謹慎なことを連発していた男マイク役で登場していた。彼は結局棺からしたいとなって発見される。
映画「ハルク」では、エリック・バナ演じるブルースの研究仲間ハーパー役を演じている。

◆ベンの妻トリーシャ .... Jackie Debatin
「ボストンリーガル」第3シーズン18話「命がけの再審理」では、アランの隣人ジェナ役。上院議員ウォリー・バードとの売買春で二人とも逮捕され、ジェナの弁護をアランが担当するが、バードとアランの法廷戦術が食い違い、法廷侮辱罪でアランまで逮捕されジェナと共に拘留されてしまう。
「FBI~失踪者を追え」第4シーズン7話「写真の少女」では、児童ポルノの被害にあっていた写真の少女メリッサを食い物にしていた男ジョージの、元恋人サンドラ・オニール役。ジョージから暴力をふるわれつつ、メリッサの世話をさせられていた。
「ラスベガス」第2シーズン7話「モンテシート タッチダウン」では、モンテシートカジノのディーラーで行方不明になったマークの、元妻リン・フィンスター役。マークが音信不通になった事情をエドがリンに聞いたところ、マークが発明狂であることを明かす。
「ザ・ユニット」第3シーズン2話「ユニット反撃 後編」では、CIAのカーンの代わりにボブに接触してきたエージェントのスザンヌ役で登場。彼女はカーンは死んだと言い、ボブたちにこの一件から手を引くように忠告するのだった。
「コールドケース」第2シーズン9話「ハンター」では、猟奇的連続殺害事件の唯一の生存者ディーディー役で登場。
「フレンズ」第8シーズン8話「お騒がせバチェラー・パーティ」で、チャンドラーのためにモニカがストリップを手配してバチェラーパーティを企画してくれるが、ストリッパーのつもりで呼んだのに間違って来てしまった娼婦の役で登場していた。

◆被害者のベンジャミン・マスターズ .... David Kelsey
「FBI~失踪者を追え」第6シーズン6話「狼の末路」(「CSI:8」とのクロスオーバーエピ)では、逃走中の連続殺人犯ウィッカーに連れられている息子コービーの学校の校長ポルチェック役。事前にウィッカーが学校を訪れていたことをジャックたちが確認する。
「ザ・ホワイトハウス」第6シーズン4話「始動」では、首席補佐官になったことで身辺警護が強化されたCJのため、着任初日の早朝いきなり自宅にやってきて、緊急時の対応について説明をした警護スタッフのケルティ役。
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ミディアム4 第10話「母の涙 Part2」

2009年06月25日 | ミディアム
アリソンが夢で見た少女ジョアンナとシンシアが捜査を依頼していた失踪少女メラニーが、アリソンの夢と同じように監禁されていたが、犯人を殺害して解放された。
それでアリソンは、事件の真相はジョアンナが今の恋人デヴィッド・ドレイパーと仕組んだ狂言で、シンシアや母親からの連絡で事件がバレそうだと気づいたジョアンナがデヴィッドを始末して、被害者としてふるまっているのだと気づく。しかしジョアンナは犯行を否定、昔の共犯者ピーター・コノリーも口をつぐんだため、事件は狂言を暴けないまま終息しそうになる。
するとコノリーの家から帰る途中、アリソンはそこの湖がシンシアとスージーが出てきた夢の風景に一致することに気づく。そしてそこを捜索させたところ、湖からスージーの遺体が発見される・・・

アリソンが大学資金を事業に投入することを拒否して以来、ジョーはアリソンと口をきいていなかった。
そんな時、ブリジットが唐突に「明日銀行に行くと、白髪の男の人がいっぱいお金をくれる」と言い出す。半信半疑で銀行に行ったジョーは、白髪の融資担当者に事業の説明をするが、結局断られてしまう。
しかしブリジットは「それは別の人」と、銀行についていくと言い出すが・・・

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まさかこんな形でシンシアの登場が締めくくられるとは。
もうちょっといっぱい出てくるのだと思っていた。どうやら今後は第5シーズンにゲストで登場するエピがあるようだが、でも・・・檻の中に入ってしまうわけで。
あのまま手をこまねいていてもおそらくジョアンナを訴追できるような要素は皆無だったわけで、それは裏を返せば、シンシアがジョアンナを殺害したことの説明がつかないということに。
シンシアの動機を論理的に説明するにはアリソンというキーワードが必要になるわけで、でもそれは法廷に持ち出すわけにいかないから、シンシアの弁護士の人は頭抱えるだろうなぁ・・・

娘の危機に戦う母親・・・アリソンも前にアリエルのために父兄に暴力をふるって逮捕されたことがあったくらいだから、暴走してしまう思いは痛いほどわかるだろう。
本当は体をはってでも娘の命を救ってやりたかった、それができなかったらせめて極刑を。でも、逮捕すらもできない状況で、じっと手をこまねいていることはシンシアにはできなかったのだろう。
何も事実を知らなかった時とは違い、真相を知ってしまったのだから。
法においてシンシアは裁かれる。おそらく毛糸屋のジョアンナの母もシンシアを深く憎むことだろう。どんな正義の理由があっても殺人は殺人だから。
ジョアンナを裁くすべが無かったことがシンシアにとって最大の不幸だったとしか言いようがない。
シンシアによって今後の被害は止められた。しかしスージーはこの報復を喜んだだろうか。

やはりブリジーはジョーのミューズだった!
アメリティップスからの収入の道が閉ざされた今、ブリジーがデュボア家の財政を救ったのだ。・・・手段がなんとなく当たり屋くさかったけど。
ブリジーの能力の使い方は毎度的確だなぁ。実は三人娘のうち、一番強く能力を受け継いでいたりして?でもあれだ、法則的に最強の能力者は001と相場が決まってるから、マリーたんの今後が楽しみなのだな。
ブリジーのパジャマは恐竜柄で、なんだか男の子みたい。姉妹だけのきょうだいだと、一人は「男の子ポジション」の役割をになってしまうのだが、多分ブリジーは今そんな感じなのだろう。

しかしパジャマ姿の時のあの・・・ぽんぽこおなかはさすがにどうかと・・・
赤ちゃん体型にもほどがある。
ブリジー、この夏一緒にズンバでもやらないかい?みたいな。
でもブリジーはあのままがかわいいもんね。

予告によると、来週はアークェット家の姉御ロザンナ・アークエット姐さんの登場だ。
姉妹の共演はどんな化学変化を起こすか、クセモノ女優同士の演技バトルが楽しみ。
アークェット家はこれで何人からんだのかな?兄ちゃんが出演して、弟が演出して、今度は姉。だんなさんも出てたもんなぁ。
・・・アレクシスは・・・無理かなー・・・


【 脇俳優チェック 】

◆銀行の支配人スマイス .... Ryan Cutrona
「ザ・ホワイトハウス」ではCIA長官ジョージ・ロリー役。初登場は第1シーズン11話「紛争調停」で、第5~6シーズンの登場が最も多い。毎度シチュエーションルームにもってくる情報が不正確で吊るし上げられる。
「コールドケース4」3話「ライター」では、48年当時トンネル工事の現場監督として労働者たちから尊敬されていたビッグ・マック役で登場。息子のボビーよりも娘婿のドノヴァンを見込み、監督に昇進させたことが、結果的に後々のトラブルの種となってしまった。
「BONES」第2シーズン11話「過去からの告発」では、FBI副長官のカービー役で登場。実はFBI捜査官殺害の黒幕で公民権運動家のベケットに罪を着せていたことが判明する。
「ボストンリーガル」第2シーズン4話「自由の銃声」では、銃規制法の期限延長を公約でうたいながら、法を失効させたことで積極的に規制を進めなかったと訴えられた、ジェイコブス議員役で登場。保守派のデニーは、彼がリベラル派なのに勘違いして、大喜びで弁護を引き受けてしまう。
「CSI:3」7話「ラスベガスの掟」では、致死の被害者が発生したボクシングの試合のカットマン(止血師)役で登場。カバンの中の凝固剤からスフェンタニルが検出されて問題となる。
「FBI~失踪者を追え」第1シーズン16話「星影のクレア」では、クレアの母が転落死したときの担当刑事役で1シーンだけ出演。ダニーに当時の様子を説明していた。
「ザ・プラクティス」では第2シーズン19話「光と影」では、美女バラバラ殺害事件の担当検死官で登場。スタッフが誤って頭を落とすなどのでエレノアに追求される。そのエピソード以降も検死官としてしばしば出演している。
「Mad Men」第1シーズン10話に登場予定。

◆ジョーにアドバイスしたバーテンダー .... Marianne Muellerleile
オフィシャルサイトあり。
「スイート・ライフ」第2シーズン以降では、マディーとロンドンの学校のシスタードミニク役でサブレギュラー。マディーには何かと厳しい。

◆ジョアンナの共犯デヴィッド・ドレイパー .... Bill Heck
「CSI:NY4」9話「弔いのウェディング」では、腹部に携帯電話と発泡スチロールを詰められて、エアクッションを巻きつけた状態で花嫁に遺体を発見された花婿のブレット役。傲慢な性格が災いして恨みを買って殺害されたのだった。
「クローザー」第3シーズン14話「愛する家族」では、銀行強盗にあった警備員の唯一の生存者だが、実は内通者のウェスリー・リード役で登場。怖くなって逃亡するが、ブレンダが彼の唯一の家族である弟が殺害されたと嘘をついて協力させ、アトランタからLAへ、ブレンダ両親やフリッツたちと奇妙な旅をすることになる。
「NUMBERS」第4シーズン3話、「NCIS」第5シーズン6話、「FBI~失踪者を追え」第7シーズン16話に登場予定。

◆銀行の女性行員 ....  Jennifer Riker
「Law & Order:性犯罪特捜班」第4シーズン22話「Futility」では、四人のレイプ被害者のうちの一人。(ブロンド二人と黒髪二人だが、黒髪のストレートヘアの方)容疑者に尾行されるのではとおびえるが、相手に住所を渡す羽目になっても接近禁止命令を出したいと決意する。
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ミディアム4 第9話「母の涙 Part1」

2009年06月25日 | ミディアム
アリソンは、少女スージーが帰宅途中で男に拉致され、地下室に監禁されるという夢を見る。地下室にはもう一人先客のジョアンナがいて、ジョアンナの前にも監禁されていた被害者がいたという。そして夢ではスージーはシンシアの娘だったため、今までそんな話を聞いたことがなかったアリソンはショックを受ける。
調べると、実際にスージーは9年前に失踪して行方不明になっていた。アリソンはこのことをシンシアに話すべきかどうか悩むが、ジョーに「話さないほうがいい」と止められる。
しかし夢は次第に進み、監禁されている場所が夢の言葉で判明したため、シンシアに打ち明けて二人で地下のシェルターを探すことに。すると夢に出てきたシェルターが判明するが、すでに他の住民が住んで中は改装されていた。
さらに夢の言葉を元にジョアンナの母親に会いに行くが、ジョアンナは今まで失踪などしたことがないという・・・

ジョーは失業手当の担当官に、「就職する気ある?」といやみを言われ、ブリジットの宿題の実験にも失敗して落ち込んでいた。
そんな時、夢の中で太陽電池を使った発明の啓示を受け、特許に投資を募って事業を興すことを考える。しかしその事業が軌道に乗るまでには3万ドルが必要で、しかもそれは娘たちの大学資金に手をつけなければいけなかった。
アリソンは反対し、ジョーと冷戦状態に・・・

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今まで特に語られなかったシンシアのプロフィールの一端が明らかに・・・
その失踪事件のためにアメリティップスで?と思ったら、それ以前から「ひと探し」の仕事はしていたようで。
そういう状況だと、「自分はひと探しのプロなのに娘のことは見つけられない」というジレンマで悩んだりもしたのだろうが、それでも今の仕事を強気で続けてきた、シンシアの「魔女」と呼ばれるほどの強さの意味が見えて、キャラクターに一気に深みが出たような。
しかし「魔女」だなんて・・・ジョーもまたぴったりなあだ名を。そりゃ彼女は魔女のモーティシアだけどさー。

この「二人の女性を拉致・監禁、一人を犯してやがて殺害、またもう一人を補充」っていう構図、たしかクリミナルマインドで出てきたなぁと思いながら見ていた。(後から調べたら第3シーズン11話「父の記憶」)
パターン化されているということは、実際の事件が元になっていたりするんだろうが・・・と思ったら、どうも狂言というか自作自演らしいという終わり方。犯人たちはどこかの有名な事件を下敷きにしてやったのかなと思うと、さらに胸糞悪さがアップする。
今回殺害された男の犯人がスージーの時の犯人とは別ということは、ジョアンナが相手を変えて犯行を行っているということなんだろうか。
時々アリソンの夢は、意味があって登場人物が事件当事者とは入れ替わっていたりすることもあるのに、今回はぴたり正確だったようだ。監禁されていた地下シェルターは、遺体の隠し場所になっていたわけではないようだが、リフォームされた今もアリソンは気を感じるらしい。
いやー・・・そんなところに住んでいたら、夜中にシェルターからゴンゴンとか音がしそうでいやだなぁぁぁぁ・・・(しかも子供の遊び部屋とかに使ってたようで、子供は色んなものが見えそうでコワイ~)

今まで「だんなさんにしたい夫キャラナンバーワン」(なんだそれ)だったジョーが、ここにきて株暴落の気配。まぁ求職中でうらぶれてるとか、八つ当たり気味とかはしょうがない事情としても・・・
やー、そりゃ「ジョーはエロ本なんか読みません!」とは言わないけど、水着のおねいさんが表紙にあるような雑誌は、ブリジーたちの目の届かないとこに隠しておいて欲しいものだ。ジョーもおっさんだったのだな。このむっつりすけべ。
それでも夢の中で元プレイメイトにでれでれして鼻の下のばすくらいはまぁ許そう。夢の中だし。(許すも許さないも無いが)アリソンも夢の中でいろんなことがあったもんね。
しかしうまくいくのかな、ジョーの発明生活・・・ でも前に、ブリジーが大学に行ってて云々っていう夢をアリソンが見たような気がするので大丈夫かな。

そのジョーにインスピレーションを与えたのは、水着のおねいさんではなく、実はブリジーのような気がしないでも。ブリジーはパパのミューズなんだな。
このところアリエルの成長が著しく、出番が今ひとつだったブリジーだけど、このエピはよくしゃべってよく踊っていた。あのオヤジな横揺れダンスはどうよ・・・むしろマリーちゃんの方がダンスの才能を感じてしまったわけだが、いやぁ二人とも大きくなったことだ。

【 脇俳優チェック 】

◆監禁されていたジョアンナ .... Lily Rabe
女優Jill Clayburgh(映画「結婚しない女」や「ダーティ・セクシー・マネー」でダーリング家の母ティッシュ役、「アリーmyラブ」でアリーの母役など)を母に、脚本家David Rabe(映画では「カジュアリティーズ」「キャスティング・ディレクター」など。舞台の脚本も多く手がけ、トニー賞受賞者)を父に持つ。
「NIP/TUCK」第5シーズン11話に登場予定。

◆シンシアの娘スージー ....  Sarah Drew
「エバーウッド」第3シーズンでは、転校してきてエイミーやエフラムと仲良くなるハンナ・ロジャース役。最初エイミーはハンナがエフラムに気があるのではないかと心配するが、ハンナの本命は実はブライトだった。
「コールドケース」第4シーズン6話「レコード」では、ラジオの放送中に自殺したと思われていたDJホークが、「Scarlet Rose」を捧げた娘ジェニー58年版を演じている。ジェニーは歌手志望だったが、ホークと離婚した母ドッティが反対したために不幸な結末に・・・
「OC」のライアン役Benjamin McKenzieのはとこにあたる。
「Mad Men」第2シーズン、「プライベートプラクティス」第2シーズンに登場予定。

◆夢の中の犯人/部屋の借主ピーター・コノリー .... Steven Flynn
「グレイズアナトミー」第4シーズン12話「私の中のケダモノ」では、弟夫婦と山に出かけ、熊に襲われ重傷を負ったスコット・ロビンソン役。ちょうど「外科コンテスト」の最中で、クリスティーナとアレックスが彼の縫合を競い、エリカへのおべっかでクリスティーナがつきっきりで容態を診るが、スコットは急変して死亡してしまう。
「クローザー」第2シーズン5話「特別観覧席」では、プロベンザのガレージで死亡していた被害者キャサリンを、ジャンキーとは知らずに代理母を依頼、奇跡的に健康な娘を授かったスペングラー夫妻の夫役。しかしキャサリンが娘を返せと言ってきたために・・・
「CSI:NY」第1シーズン8話「三世代で終わりに」では、焼死体で発見された商品取引所のディーラーで、自分の頭の中の声と戦って自らの命を絶ったルーク・サットン役を演じていた。
「アリーmyラブ」第1シーズン15話「生涯に一度の愛」では、アメリカを代表する画家シーモア・リトルの息子サム役。年老いた父親が若い女性と結婚しようとしてることに対して、父親の業績を守るため結婚無効の訴訟を申し立てた。
「ザ・ホワイトハウス2」5話「女たちの闘い」では、法律顧問のトリビーにクリケットバットで追い回されていた広報部のブルックライン役で登場。エインズリーに「あばずれ」とハラスメントをやらかしてクビになった。
「ER Ⅵ」19話「一番短かった1年」では、白血病が再発した娘デリアの骨髄移植が必要なのに、前妻との離婚がらみで連絡を取らない父親役。

◆ジョアンナの母 .... Lee Garlington
「ボストンリーガル」第3シーズン24話「Trial of the Century」では、ジェリーに「ベガスのカジノで8万ドル負けて全財産を失ったから、カジノを訴えたい」と依頼するクライアントのアリサ・マッケンジー役。ジェリーとクラレンスが彼女のためにカジノの代理人と交渉することに。
「恋するブライアン」第2シーズン19話(WOWOW放送では1シーズンにまとめてあるので24話)「愛の誓い」ではモナ
「グレイズアナトミー」第2シーズン4話「うしろめたい貴方」では、浮気されたことを知って夫の頭を撃ち抜いたため、グレイス病院に夫が運び込まれたリンデン夫人役。
「デスパレートな妻たち」第1シーズン7話「負けられない人々」では、メアリー・アリスが主催していた読書会の会員リーバ役。メアリー・アリスの死後は崩壊状態の読書会で、彼女だけが唯一まともに本を読んできていたのに、他のメンバーはザックの話がしたくて彼女を追い出してしまう。
「コールドケース」第1シーズン19話「小切手」で、被害者のヴァネッサ・プロッサー(「4400」のリリー役のLaura Allen)の母親役で登場していた。
「フレンズ」第1シーズン13話「目には目を、歯には歯を!」ではジョーイの父の愛人ロニー役、「CSI:3」21話「黒衣のジュリエット」では娘ジルの心中を手伝う母親フロマー役。「ダーク・スカイ」のパイロットではUFO目撃夫婦の妻の役、かな。「Everwood」ではブレンダ役でパイロットから第3シーズンまで散発的に登場している。
「ザ・ホワイトハウス4」17話「救出の代償」では大統領夫人アビーに政策のことで文句を言おうとしてエイミーにやり込められたアラナ役。アビーは逃げ出す口実を見つけて欲しかっただけなのに、エイミーは完膚なきまでにコテンパンにアラナをやっつけてしまったのだった。同じ役で第7シーズンに復活、5話と15話に登場予定。クレジットによるとなぜかトビーの弁護士になっているようだ。見えないところでどういう風にキャラを動かしたのだろうか。
映画「ベビーシッター」ではJ・T・ウォルシュの妻役など、出演作多数。

◆シェルターつきの家の現在の住民 .... Anne Gee Byrd
「コールドケース」第3シーズン16話「17歳」では、プロムに行く途中で拉致され生き埋めにされた少年スティーブの母現在版を演じている。犯人に殺害の経緯を説明させるが、あまりの自分勝手な物言いに激昂してつかみかかる。
「名探偵モンク」第4シーズン10話「Mr. Monk and the Leper」に出演しているが、日本ではハンセン氏病描写の問題でお蔵入りになったため放送されていない。
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クローザー4」 第3話「許されざるゲーム」

2009年06月22日 | クローザー
16歳の少女ミシェル・クラークが自宅で首をつって死亡していた件で、テイラーが特捜班を現場に召集した。
自殺で事件性がなさそうな件で特捜班を呼んだのは、ミシェルが保安局次長マーク・イェーツの息子ダレンに、レイプされたと数日前に相談していたためだった。担当していたテイラーが政治的な面に気をとられて捜査が遅れ、ミシェルが命を落とす羽目になったことをテイラーは激しく悔やみ、ブレンダに「これが自殺なのか殺人なのか確かめて欲しい」と依頼する。
ミシェルには手足に力で押さえつけられた痕跡があり、手には特に手錠をかけられたアザがあったが、それはレイプ時のものと思われる数日前にできたものだった。検死官が「自殺」と結論付けようとするのをブレンダは押しとどめ、薬物検査をするように指示した。部下たちもみな「これは自殺ではないのか」と不審に思うが、ブレンダは「これはレイプ捜査ではなく、殺人捜査」と断言する。
ダレンの父マークは保安局の地位をかさにきて、事件をもみけそうと強権を振るってきた。ミシェル亡き今となってはダレンを立件するのは困難に思われたが、そこにミシェルとは別件のダレンのレイプを通報したと思われる無線の通信記録が発見される・・・

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今シーズン3話連続で「で、なぜ特捜班が?」という事件のオープニングになっている。一見特捜班に見合う事件が発生していないということは平和でいいことなのかもしれないが、無理やり予算を確保するためにあの手この手やってきたのだから「じゃあ解散」とか言われかねないようでちょっとだけハラハラ。
火事と見せかけて実は殺人、ただのひき逃げと見せかけて実は保険金殺人、ときて、自殺と見せかけてレイプ+殺人・・・と見せかけて、やっぱり自殺だったんだけどレイプは立件と、普通に解決したはずなのになんだかとっても遠回りをしたような疲労感が。

ブレンダは被害者がどんなにひどい状態の遺体になっていても、悪臭を放っていても、いつも決してそれから目をそらすことはしない。
目をそらすことで真実を見逃してしまわないように、傷や痕跡をひとつひとつしっかり見据えて、被害者の声なき声を誰よりもしっかりと受け止めて、覚悟を決める。
その瞬間、「落としのシナリオ」が彼女の中で組み立てられ、脚本:ブレンダ、監督:ブレンダ、主演女優:ブレンダの舞台の幕が上がる。
「これはレイプ捜査ではなく、殺人捜査なの」とダニエルズに言った時から、敵を欺くにはまずは味方からのトリック芝居は始まっていたのだな。

実際のところこの事件が裁判にかかったら、検事がイマイチで有能な弁護士がついたら、ひっくり返されそうな気がしないでもない。SVUを見ていると、警察の捜査段階ではうまくいったのに証言するとなると一気に組み立ててきたものが崩壊するのがレイプ事件だったりするから。
いくら自白をとったといっても、物証が少ない割に、ブレンダの強引な落としとか「弁護士事務所の」と嘘ついて情報を引き出したとか、問題にされそうなツッコミどころは山のようにあるわけで。
素朴で傷つきやすいアリーの証言に重きが置かれた裁判進行になると・・・これはゴールじゃなくて有罪にするためのスタートラインに立ったという状態で、あの父親が権力を持ってるうちは安心できないだろうなと思ったりする。

しかしブレンダはとうとうテイラーまで飼いならしてしまった・・・
なんだかんだで彼女の実力は認めてリスペクトしていたから、こんな大一番でブレンダに賭けを任せたという。
もう・・・おっさんツンデレなんだから。もうちょっと素直になれよ!
これでもう署内でブレンダに怖いものはナイ・・・かな?いや、フリッツの愛を失うのが怖い、とかクサイことを言ってみる。次回予告でちょっと不穏な空気が流れていたので、どうなるやら。いやでも予告って大抵「嘘、大げさ、まぎらわしい」スレスレのところをかすっていくからなぁ。

ところで、3話を終わってまだフリッツは一度も仕事をしていない。
それどころか、ここまでの出演シーンでいまだに部屋着より上の段階に進んでいない状態だったりする。ハダカだったり、シャツ+パンツだったり。
次回予告でやっとスーツ姿だったので、「あ、よかったフリッツはまだクビにはなってなかったのか」とほっとしたが、フリッツったらFBIなのにヒマにもほどがある・・・。大丈夫なんだろうか?


【 脇俳優チェック 】

◆レイプ犯人ダレン・イェーツ .... Michael William Freeman
「Shark」第1シーズン20話「天才ハッカーの狙い」では、スタークが飲酒運転を心から反省しない娘ジュリーのために、刑務所に連れて行って会わせた囚人エリック役。軽い気持ちで酒とドラッグをためしたところ、気がついたら3人をあやめた殺人者になり、公判中の遺族の視線が忘れられないというエリックの話にジュリーはショックを受ける。
「コールドケース」第4シーズン12話「ファイトクラブ」では、被害者ジェームズ(今回のケヴィン役のMarshall Allmanが演じている)が不満を発散しスリルを求めるために入ってしまった「ファイトクラブ」のリーダーのコール役。事情を聞かれ、校長の差別や、通りすがりの男をタナーが殺害したことを告白する。
「FBI~失踪者を追え」第7シーズン22話、「BONES」第4シーズン20話に登場予定。

◆ダレンらの学校の校長 .... Jillian Armenante
オフィシャルサイトあり。
「ER」第12シーズン10話「それはイブのこと」では、交通事故で運ばれてきた女性タマラ・ゴードン役。低ナトリウム血症の症状が見られたことから検査してみたところ、末期がんであることがわかる。しかし彼女は治療よりも家族と残り少ない時間を過ごすことを選択する。
「グレイズアナトミー」第2シーズン16、17話「死の予感 Part1、2」では、不発弾事故で体内に弾が入ったままグレース病院に搬送されてきた男カールソンの妻ミンディ役。夫を見てパニックになって叫び続けた。
「ザ・ホワイトハウス」第1シーズン4話「裏舞台」に、トビーにインターネット株で儲けた件について問いただした、ホワイトハウス法律顧問のリーラ役で登場している。
日本では未放映の「ジャッジング・エイミー」に第1シーズンからサブレギュラー出演。
アンジェリーナ・ジョリーの親友。同性愛のパートナーで女優のAlice Doddと二人でアンジーの養子マードックスの名付け親となっている。

◆ダレンの仲間で優等生のケヴィン・ウォード .... Marshall Allman
「プリズンブレイク」でリンカーンの息子LJ役でおなじみ。
「グレイズアナトミー」第4シーズン16話「自由に向かって Part2」では、メレディスとデレクの成功率の低い臨床試験を受けに来た青年ジェレミー役。治療を通じて知り合ったベスと恋人同士になったが、ベスを思う彼女の両親に反対される。メレディスたちの協力でベスと初体験し、ベスへの思いを抱いて手術に臨むが・・・
「コールドケース」第4シーズン12話「ファイトクラブ」では、ファイトクラブに校長の差別に憤るなど青春の不満をぶつけていた被害者ジェームズ役。通りすがりの男を殴り殺したメンバーのタナーが許せず、通報しようとして殺害されてしまう。
「CSI:7」18話「ダイイングメッセージ」では、5人のショーガールが殺害された事件で、5人の一人レベッカのBFで、通報したジョナサン役で登場。
「ゴースト」第3シーズン11話に登場予定。
2006年に女優のJamie Anne Allman(「コールドケース」第1シーズン2話「通話記録」で、母の死に復讐を燃やす少女グウェン役など。今シーズン15話に登場予定)と結婚。
「ゴースト」第3シーズン11話に登場予定。

◆ダレンの父で保安局の次長マーク・イェーツ .... Daniel Baldwin
「ホミサイド/殺人捜査課」第1~3シーズンではボー・フェルトン刑事役でレギュラー。
アレック(「30 Rock」、映画「レッド・オクトーバーを追え!」など)、ウィリアム(「ダーティ・セクシー・マネー」のパトリック役など)、スティーブン(「ヤングライダーズ」のビリー・コーデイ役など)のボールドウィン兄弟の次男。兄弟の中ではあまり出演作に恵まれていない感が強く、B級系の出演作が多い。
3回結婚してそれぞれに子供をもうけているが、さらに2回目と3回目の結婚の間にIsabella Hofmann(「ホミサイド/殺人捜査課」の役の上でボーと不倫関係にあったメーガン・ラッサート刑事役だったが、役が本当になった模様。他に「犯罪捜査官ネイビーファイル」のメレディス・カヴァナー教授役など)と同棲して、ひとり子供がいた。
「コールドケース」第6シーズン22、23話に登場予定。

◆レイプ被害者ミシェル・クラーク ....  Andrea Bowen
オフィシャルサイトあり。
「デスパレートな妻たち」ではスーザンの娘ジュリー・メイヤー役でおなじみ。
「FBI~失踪者を追え」第4シーズン8話「ホプキンズ家の息子」では、失踪者ショーンのクラスメイトベッキー・グロルニック役。パーティで酔ってレイプされたことをショーンに相談、アフターピルを買ってもらうなどしたが、親には言えなかったためショーンの失踪に情報を言い出せない。
「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」第2シーズン15話「3日目の恐怖」では、連続少女拉致レイプ犯のもとから自力で脱出してきた8歳の少女ソフィー役。次の被害者を助けるためSVUではソフィーから情報を引き出そうとするが、母親が尋問させまいとする。
「サードウォッチ」第3シーズン4話「よぎる不安」では、犬の散歩の途中に父親が倒れた少女レイチェル役で登場。 除細動器をかけられる父の姿に驚いて止めようとする。
姉が二人、弟が二人、それぞれ子役から俳優活動を行っている。弟のCameron Bowenは「ER」第9シーズン12話「下町の聖人」で母親が肺炎で死に瀕している少年マーティン役、姉のJillian Bowenは「ER」第12シーズン16話「危うい状況」で通行人をはねた少女ケイティ役。
「ゴースト」第4シーズン15話に登場予定。

◆ダレンの別の被害者アリー・ミッチェル .... Marcella Lentz-Pope
「ボストンリーガル」第3シーズン1話「シャーリーちゃん人形」では、父がダニエル・ポストに肺を提供する代わりに自分の大学の授業料が払い込まれたと知って、阻止するために検察側の証人となったミーガン・ラウルストン役。
「プライベートプラクティス」第1シーズン1話「最低で最高のはじまり」では、父ビルに連れられて産気づいてクリニックにやってきた妊婦ルーシー役。手術の施設がない状態で工夫をして帝王切開し、アディソンがクリニックで取り上げた一番最初の赤ちゃんになった。その子供のかわいらしさにルーシーはビルに受け入れてもらえるのだった。
「NCIS」第4シーズン10話、「FBI~失踪者を追え」第5シーズン23話に登場予定。
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クローザー4」 第2話「取り戻せない日々」

2009年06月21日 | クローザー
酔った男がひき逃げされた事件で呼び出されたブレンダは、なぜ特捜班が呼ばれるのかいぶかしく思うが、被害者はかつて映画プロデューサーメイハンの娘カーリーを殺害した罪に問われたロイ・ウィルキンソンだった。
彼は殺人罪ではなく過失致死扱いにされ懲役8年の判決を受けて、今は出所していた。事件当時フリンが担当で、判決には大いに不満を持っていた。
ロイは出所後更生施設の世話になっていたが、そこの管理人カレン・シルヴァによると、ロイは誰かに恨みを買って嫌がらせをされていたという。
現場検証とロイの遺体の痕跡から、轢いた人間はもう一度現場に戻ってきてとどめをさしたことが判明、偶然のひき逃げではなく、確信を持って殺害に及んでいるとみられた。そこでメイハン夫妻から事情を聞く必要が生じてきたが、フリンは彼らを疑うことに不満を持ち、夫妻には激怒されてしまう。
そんな時、ロイには生命保険がかけられており、施設のボランティアのパトリシア・シモンズが受取人になっていることがわかるが・・・

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とっても珍しい幸せそうなラブラブブレンダ・・・なのに。
フリッツはぎっくり腰ですか?動けなくて床に寝たきりになっていた時、「まさか、帰ったらあのままだったら笑うよなぁ」と思ったら、本当にあのままだった!
さすがにあれはかわいそう・・・ランチどころの話じゃなくて、電話に出ることもできなかったフリッツ。あまりにかわいそうで・・・やっぱりちょっと笑ってしまった。

依存症の話は、ほんとに普段フリッツが伏せているのでこっちも忘れていることに気づかされる。そうすると、ブレンダのように忘れてて目の前で「乾杯しよー」とかやってしまいそうだ。
あんなキッチンの下とかすぐに眼に入りそうなところにお酒を置いといたら、フリッツにとっては目の前で「ほらほらほら」とかやられてるような感じにならないだろうか、とちょっと心配になったりして。
フリッツが拒否したバイコディンといえばハウス先生が中毒のお薬だが、あれは依存作用が強いから、一度それに手を出してしまうと、酒の代わりに依存先が切り替わってしまうということなのだろう。フリッツはいつもは穏やかに笑顔をたたえていて、ブレンダのおいたにも辛抱強いが、日々誘惑と戦って心を強く保ってるんだな。
ブレンダは最初、「断酒を軽々しく破って」という感じにメダルをポイしていたが、結局被害者は無理やり飲まされていたことがわかって、今回の事件の被害者がフリッツと重なって色々考えるところがあったのだろう。

事件的には「Law&Order」のCIに似たような話があったなぁという展開だったので、かなり早いうちから犯人がわかってしまったけど、両親にスタハチのスタスキーとERのコバーン先生もってくるとは卑怯なり。
キャスティングで「何かある?」とか思わせといて、スタスキーパパなんて全然ストーリーを盛り上げない出演で終わったという。もっと期待してたのに。

しかしガブちゃんとダニエルズは・・・テイラーまで「おや?」という風に気づくぎくしゃくぶり。
ガブちゃんは今シーズン、何か発言しようとするとダニエルズに「ガルルルル」と発言を制されてしゅんとなってしまって、いいとこナシだ。ダニエルズがからまなくても、ポープとブレンダのハブとマングース対決の間に挟まっておたおたしてたり。
まぁそこがガブちゃんのおいしいところなんですけど。
ガブちゃんがカッコイイところ見せるチャンスは今シーズンのうちにやってくるのだろうか・・・。幸せになって欲しいもんなぁ・・・ダニエルズに。(おい)

タオがブレンダを現場検証で振り回して、歩かせて歩かせて歩かせて・・・一周回って元通り、というあのシーン、元に戻ってくるのがわかってたプロベンザがひとりで手抜きして、クロスワード解きながら待ってるのには笑ってしまった。おじいちゃんにはいっぱい歩くのは大変だもんね。
そのプロベンザは相変わらずフリンとのオヤジ同士の友情が堅くてかわいい。ロイに呪いの花を贈っていたと判明するシーンでも必死で、フリンをかばいすぎてかえってバレてしまうあたりがプロベンザらしい。普段は隠し事させたら見事なのに、肝心のところでヌケてるんだよなぁ。
そしてフリン・・・1stはただの反抗期でした、みたいな今の従順さ。すっかりブレンダの下僕となってしまって・・・
良くも悪くも、アクのつよいおっさんたちをうまいこと使いこなしてるブレンダの人身掌握術は非常に勉強になる。
かわゆいオヤジたちを右に左に自由自在・・・いいなーあこがれるわぁ。


【 脇俳優チェック 】

◆娘をロイに殺害されたメイハン氏 .... Paul Michael Glaser
オフィシャルサイトあり。
「刑事スタスキー&ハッチ」のスタスキー役でおなじみ。
「サードウォッチ」第5シーズン13~15話では消防署に突然やってきた新任署長スティーパー役。かつて他の分署をつぶした経歴があり、分署の中を引っ掻き回す彼にドクは危機感を覚え、周囲が驚くような凶行に及ぶ。ドク退場の前ふりのために出てきたような存在だったが、なんともドラマにとっては不幸な展開だった。
「刑事スタスキー&ハッチ」時代から演出も担当し、「ラスベガス」「サードウォッチ」などでも演出をしている。
彼の前妻のElizabeth Glaserは、HIVポジティブであることを知らずに2子を妊娠するという悲劇から、1994年に亡くなるまでAIDS啓蒙の活動家として活躍した。彼女との間の娘は7歳で死亡したが、息子のジェイクはHIVポジティブながらも現在も生存してる。
「クリミナルマインド」第4シーズン8話に登場予定で、このエピでは演出も担当している。

◆メイハンの妻ローラ .... Amy Aquino
「ER」では産婦人科のコバーン先生でおなじみ。
「ボストンリーガル」第3シーズン24話「Trial of the Century」では、アランとデニーが担当した父殺し容疑の兄弟の裁判の判事役。アランとデニーのふざけた法廷戦略にも惑わされず厳しく対処。
「CSI:7」7話「宣戦布告」では、グレッグがデミトリアスを轢いて死なせた事件の死因審問で、グレッグの行動の正当性を証明する立場から審問に参加していたニコルズ検事役。第9シーズンにも再登場の予定。
「ゴースト」第1シーズン17話「怒れる少年」では、シングルマザー&キャリアウーマンの母にかまってもらえない思いを遺したまま霊になった少年ダニエルに、霊とは知らずに悩まされる、ダニエルの妹ジェシーのベビーシッターのジョージナ役。
「デスパレートな妻たち」第3シーズン13話「決意の時」では、イアンの妻(意識不明中)ジェーンの親友エリカ役で登場。イアンに代わって危篤のジェーンに付き添うことになったスーザンに、かつてジェーンが不倫をしていたことを告げる。
「CSI:NY」第1シーズン20話「需要と供給」では、わがまま娘ジョーダンの弁護を担当した、ベンソン家のやり手弁護士リップストーン役。
「名探偵モンク2」17話(NHK放送順による)「求む!アシスタント」では、シャローナの退場に伴ってモンクが新アシスタントを募集するが、それに応募してきた一人でキョーレツなキャラクターで登場していた。
「フェリシティの青春」ではカウンセリング担当のパヴォーン教授役。フェリシティに厳しいことを言って反発されながらも温かく見守る存在。
「ザ・ホワイトハウス」第1シーズン17話「匿名情報」では、アビーがテレビで不用意に児童労働問題について発言したため、通商法案の児童労働問題修正案に付帯条項をつけようとしてきた下院議員のベッキー・リースマン役。そのために長年ジョシュとトビーが考えてきた通商法案が危機に陥る。
「アリーmyラブ」第1シーズン10話「無慈悲な天使」でも、女装ゲイのステファニーに要加療を主張するためにアリーが法廷に呼んだ精神分析医ハーパー役で登場している。
「ピケット・フェンス ブロック捜査メモ」では3~4シーズンにレギュラーなど、出演作多数。
「グレイズアナトミー」第5シーズン3話に登場予定。

◆更生施設のボランティアパトリシア・シモンズ ....  Wendy Phillips
「ゴースト」第1シーズン6話「真実を求めて」では、養子であることを知った直後に死亡して成仏できずにさまよっていた青年ジェイソンの、亡くなるまで愛情深く育てた養母のダイアン役。同20話「消えた霊」では、霊の声が聞こえなくなった状態のメリンダに、姪のケイトリンについての相談を持ちかけてきた。
夫は俳優のScott Paulin(「FBI~失踪者を追え」第1シーズン16話「月影のクレア」で、失踪者クレアの父ローレンス・メトカリフ役や、「ビバリーヒルズ青春白書」では第4シーズン以降にランドール教授役)。

◆更生施設の管理人カレン・シルヴァ .... Jenny O'Hara
「Dr.HOUSE」第3シーズン18話「機内感染」では、ハウス不在の病院に、女性専用のコールガールを呼んだ時に倒れてかつぎ込まれた中年女性フラン役。
「コールドケース」第4シーズン8話「ホタル」では、1975年に行方不明になった少女メラニーの母の現在版役。今でもメラニーの生存を信じ、帰りを待ち続けている。
「ボストンリーガル」第2シーズン25話「依頼人は合衆国」では、ネパールの女性からアメリカ合衆国が開発援助停止について訴えられた裁判の担当判事オーランド役。合衆国の代理人はデニーで、ネパール女性の代理人はデニーの義理の息子ドニーという一触即発の布陣だったが、オーランドはその状況をむしろ楽しんでいる。
「CSI:6」6話「神の子」では、母親が殺害されて子供ジョーイが一人残された事件で、ジョーイの実母ケンリー・ジョンソンの母ウォーキー役で登場。子供ができないまま夫を失ったケンリーに子供を持たせるため、ウォーキーは非情な手段に出たのだった。
「グレイズアナトミー2」12話「クリスマスのユウウツ」では、胃潰瘍で入院してきた患者ナディアの母親役。ナディアの一家は、彼女の病状や病院の空気など一切読まずに騒ぎたて、担当のベイリーもジョージも止められずにおたおたしてしまう。
「ER」第3シーズン6~7話に、入院病棟からERに派遣されてきた看護婦ロンダ・スターリング役で登場していた。ロンダはだらけた仕事ぶりでキャロルを激怒させていた。
「ロズウェル 星の恋人たち」第2シーズンではウィテカーとニコラスの母でスキンズのアイダ役を演じていた。
「NIP/TUCK」第2シーズン8話「ローズ&レイブン・ローゼンバーグ」では、結合双生児のローズとレイブンを、心の中で迷いながらも本人たちのために分離手術を受けさせた母親、ローゼンバーグ夫人役で登場していた。
「NCIS」第6シーズン1話に登場予定。

◆ロイの保護監察官 .... Robert Cicchini
「CSI:NY4」12話「ネバーランドの悲劇」では、焼き栗屋フェリックス・ホール役。被害者のホテルオーナーで「アッパーイーストの悪い魔女」と呼ばれていたフィオナに、ホテルの前で焼き栗の営業するなと言われてもめていた。
「デスパレートな妻たち」第2シーズン12話「ねじれた関係」では、ガブリエルの元彼でカメラマンのスコット役。ガブリエルからもらったセクシー写真をサイトに掲載したが、カルロスがかけあったところネガを返してくれた。しかしガブリエルがネット向きの巨乳じゃないからと余計なことを言ってカルロスを怒らせて殴られてしまう。
「CSI:5」19話「冷たい街」では、モーターショーの司会をやっていたタレントのダシルヴァ役。コンパニオンたちにセクシー接待をさせ、とうの立ったコンパニオンを年増呼ばわりして泣かせたりしていた。
「コールドケース」第1シーズン15話「ダンス・パートナー」に、ディスコのオーナーの息子で、ポール・チーニーの現在版で登場していた。現在は合法ドラッグの店をやっている彼は、かつて憧れのディスコキングベニーを踊れなくしてくれと頼まれ、しかしベニーからダンスをけなされたことで逆上、果てはディスコ火災で多勢の命を奪ってしまう。
「24 Ⅳ」では、中国大使館侵入工作においてうっかり顔をさらしてしまったCTUの捜査官ハワード・バーン役。彼が根性なしだったせいでジャックは後々まで苦労するのだった。
「FBI~失踪者を追え」第1シーズン「爪をかむ少年」では、失踪した少年ウィリアム・ホープが働いていたハンバーガーショップの店長役で、店で因縁をつけていた不良少年ラジオを追い出していた。
他に「Six Feet Under」のトッド役、「プロビデンス」のアレックス・メンドーザ役など。
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