くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

サマンサWho?2」第8話「公園」

2009年05月29日 | サマンサWho?
オーウェンが携わっている公園建設のボランティアにサマンサも参加するが、自分とは合わない汚れ作業に四苦八苦。でもオーウェンの元カノのウィローも参加している手前、や~めたと言えない。
他にもサマンサは、水圧の低いシャワーヘッドに換えたりベジタリアンの食事をしたりと、オーウェンのエコライフに合わせて無理をしていたが、次第に限界を感じるようになる。
そこで公園の作業を仮病を使ってサボり、ディーナとショッピングに出かけるが、そこでウィローにばったり会ってしまう・・・

アンドレアは、念願のプロバスケ選手トニーからのお誘いメールをもらって大喜び。
迎えのリムジンに意気揚々と乗り込むが、しかし誘われたのは自分ひとりではなく、大勢の中の一人に過ぎないと知ってがっかりしてしまう・・・

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あああ、やっとオーウェンがいなくなる!
・・・とか、オーウェンファンの方がいたらごめんなさい。

いやー、だって、ねぇ。そりゃ彼は顔はいいけど・・・(グレイズアナトミーのフェロモン先生ことマークっぽいし)
おもろないんですよ。
オーウェンが醸し出す健康の香りに、サマンサと一緒に息苦しさを感じてしまっていたわけで。
エコを商売にしてるのにリッチで、しかもいい人って、なーんかそれって胡散臭いとか思ってしまって、世のエコリッチを成し遂げてるいい人の起業家のみなさんごめんなさい、って暴言を謝ってすまそうとする、サマンサ精神(おい)。

別れを告げた女に「君らしく生きればいい」と受け容れたり、しかもその名前を公園につけたり、どこまでいい人なんだオーウェン!
あまりにいい人過ぎるからか、ウィローまでもが息苦しくなってしまうという・・・ある意味極端すぎるところがサマンサとマッチしていたのかもしれないけど。
でも「彼といると自分が嫌いになる」って女に思わせるほどのいい人って、実はいい人じゃないんじゃ・・・いやそれでもイヤミじゃなくいい人だから追い詰められるんだな。
そんな人って存在自体が迷惑な感じ。(そこまで言わんでも)
オーウェンのキャラが落ち着かなくて、罵倒の幻聴になんとなくほっとしてしまうのは、私も相当ワルい人だからだろうか?サマンサ化してる?

しかし、お笑い要員じゃないオーウェン(コメディドラマの中にお笑い要員じゃない人がいること自体どうかと思うが)を「おもろない」扱いしたら可哀想かもしれない。
全力で笑いを取りにいってるような気がするのに、ちっともおもろないセスの立場は?っていう。
セスとアンドレアのからみは、「あーはいはい、結局二人がうまくいくっていうオチだよね」っていうのがミエミエな感じなので、どうもテンションが下がる。なんでかなぁ。
でもアンドレアは天邪鬼だから、予想できるオチなんか、今回のラストの携帯みたいに、ポイ!しちゃうんじゃなかろうか。


【 脇俳優チェック 】

◆サマンサがステーキを注文した店のウェイトレス ....  Annette Chavez
「恋するブライアン」第2シーズン8、18話(WOWOWでは1シーズンにまとめられているので、13、23話に相当)では、ディーナの娘ラリッサの学校の先生ロペス役で登場。ラリッサが学校で他の生徒の暴言に怒って殴ったり、デイヴが学校で殴り合いのけんかをしたりと、ディーナにとってはあまりよろしくない話を耳に入れる立場。
「BONES」第1シーズン13話「家族の庭」では、車のトランクに腐敗した遺体(父と妹)を隠していたため逮捕され、しかしギャングとの関わりで銃乱射に乗じて逃走したホセ・ガルヴァスの妻役で登場している。

◆アンドレアを迎えに来たリムジンドライバー .... Andre Ware
「グレイズアナトミー」第4シーズン14話「本当の自分を見つめて」では、デレクとメレディスが行う臨床試験のために、隠れゲイの軍人ダレンを軍の病院から引率してきた軍医のジョナサン・エヴェット役。
「デスパレートな妻たち」第2シーズン14話「美しき友情」では、完璧なお食事会を催してはブリーをうならせていた主婦マキシン・ベネットを、シャオメイの不法労働の罪で逮捕しにきた巨漢のFBI捜査官役。
「CSI:NY」第1シーズン7話「雨のチャイナタウン」では、雨が止むのを待って家に帰らずにいたせいで、強盗に巻き込まれて殺されてしまった銀行員役で登場していた。
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サマンサWho?2」第7話「養鶏場」

2009年05月27日 | サマンサWho?
トッドの母親が部屋に来ることになり、ソファで寝ている状態とは言えないためサマンサは一日実家に帰ることに。
それを機会にオーウェンを両親に会わせることにするが、あの両親がエコマニアのオーウェンと会うことに不安を覚えたため、両親に「言ってはいけないこと」をまとめたNGカードを渡して言い含めようとする。しかしパパの仕事がオーウェンが嫌っている養鶏場だったため、その努力もパーに。
サマンサがなんとかパパの仕事を理解しようと養鶏場に見学に行くが、実情を目の当たりにしてかえってショックを受けてしまう。ところがサマンサの本音に気づかないパパは、娘が理解してくれたことに舞い上がって、「サマンサに養鶏場を相続させる」という長年の夢をぶち上げる・・・

ディーナは最近、仕事ばかりでチャップマンとまともに会えていないことに不満が爆発。会社に押しかけて社内会議を傍聴したものだから、チャップマンも大弱り・・・

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パパの仕事はなんなのだろうとずっと疑問だったのだが、養鶏農場を経営していたのか!
今回やたらめったらニワトリグッズが家中にあふれている風に設定されていたが・・・今までもそうだっけ?つい前回までのニューリー家の中がどうだったか振り返ってみたくなる。
サラリーマンじゃなさそうとは思ってたのだが、なかなかハードルの高い設定だ。
サマンサが養鶏場で魂を抜かれた状態で帰ってきた時の、ママの無言の演技がステキ。目ですべてを語ってる・・・多分ママも色々と幽体離脱するような出来事を通り抜けて現在に至ったのかも、という想像がちゃんとできる演技。ママのそういうとこ好きだ。

オーウェンは、自分的には「顔はいいけどそれ以上ひっかからない」という感じで、笑いが全然生み出せない存在なのでイマイチ。
もしパパとママが芸達者じゃなかったら、ほんとこのエピ救われないという・・・ていうか、これの次の8話も低調で、オーウェンがからむとどうもね。

フランクとトッドはゲームに飽きるの早すぎ!
映画館でディーナに目撃されてたら、母親がカナダから来なかったことより、フランクとラブラブの一夜を過ごした(違)ことがバレてしまうのでは。
しかしトッドはカナダ人だったのだな。このところなぜかカナダネタをドラマで見かけることが多いのだが・・・
なぜかカナダ人は出身を伏せるが同胞の存在には敏感で、カナダ出身だということを突っ込まれるとなぜかムキになる、らしい。どこかアメリカに対して屈折した心理があるみたいな?
だから、トッドがサマンサに「へぇ、トッドってカナダ人だったんだ」と言われた時のトッドの妙なキョドり方と、サマンサの含み笑いをこらえてるような微妙な表情が、いろんなことを物語っているようでなかなか奥深い。
トッドがカナダ人設定ということ自体が、(中の人はアメリカ人)いじられ系というキャラ設定が付加されてる、みたいな感じなのだろうか。微妙に細かくて伝わりにくいニュアンスだが。
うーむ、ヘタリアのカナダさんがトッドに見えてくる・・・髪型はブライアンぽいのだが。


【 脇俳優チェック 】

◆チャップマンの部下の女性 .... Dana Sorman
初登場は第1シーズン2話「お仕事」。事故前に、彼女が巨乳を武器にサマンサの仕事を奪おうとしていたので、サマンサは豊胸手術を決意していたのだった。しかし事故で手術がうやむやになり、後から医者に会って思い出すことに。
「LOST」第5シーズン2話に登場予定。

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サマンサWho?2」第6話「元恋人」

2009年05月22日 | サマンサWho?
オーウェンから「君の部屋に行きたい」と言われたサマンサだが、実はまだトッドとの同居のことを言っていないため、彼を部屋に呼ぶことができない。
思い切って「元彼と一緒に住んでいる」と打ち明けたところ、オーウェンも「実は元彼女が親友なんだ」という。自分のことを棚にあげてウィローのことが気になってしまったサマンサは、ウィローを呼んで自宅でWデートしようと提案する。
ところがウィローはトッドの昔の知り合いだったことがわかり、出会うなり和気藹々。サマンサはそんな二人の間に入り込めずにイライラしてしまうが・・・

セスにバスケ選手との仲介を頼んだアンドレアだったが、セスに「どんな風だか確かめたいので写真を送れ、だって」と言われ、困ってしまう。実はアンドレアは超写真写りが悪いのだ。
ディーナに撮影を頼んだものの、なぜかうまく映らない・・・

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「ニューリーシスターズ」の不動産は順調?らしい。なんだかんだで、パパもママの仕事を応援してるっぽいし、もっと早く打ち明けておけばよかったのに。
アメリカの不動産は「内覧会」で出すお菓子が決め手・・・なのか。まるで名古屋の喫茶店のモーニングちっくな競争原理が働いているようで。日本だと、オープンハウスの内覧会でお菓子出されると「汚れる」とか思う人がいそう。
でもあのマシュマロ焼きのサービスのためだけに、サマンサの内覧会に行ってみたい!暖炉のある家限定サービス、ではあるけど。

ママの「ウィローと仲良くしてつぶせ」というアドバイスが、さすが元サムを産んだ母、って感じ。時々ママってものすごく黒いよなぁ・・・
サマンサがオーウェンを選んで、トッドがウィローと付き合って、これで丸く収まる・・・わけがないというか、トッドが近くにいれば必ずサマンサはトッドのことが気になってしまうだろう。
コインが毎度指し示す運命の相手は侮れなかったりして。トッドとサマンサのすれ違う気持ちが、いつか最悪のタイミングでぴったり合致するような気がするのだが、どうだろう。

アンドレアの写真うつりの悪さ・・・ってこれも前にどこかのドラマにあったネタのようなデジャヴが。思い出せないけど。
思ったんだけど、約一名、写真のプロっていうか、それでご飯食べてる人が身近にいると思うの。
・・・そう、トッドになぜ撮らせない!ディーナにやらせるよりは多少はマシなんじゃ?そして、そっちの方がより笑いを引き出しそうな気がするのになぁ。
どうでもいいけどセスってバスケの選手だったんだ。というか、バスケの選手に見えないんだもの。トレーナーか何かでNBAで働いてるのだと無理やりに解釈してた。登場3回目で台詞で説明されて、やっと今までの台詞の意味が理解できるって、どうよ。
バスケ選手である必要が全然ないし、選手だっていうリアリティもないし。つーか、セスってあまりいる意味なさげ・・・(あ~あ言っちゃった)今までの登場人物のアンサンブルがよかったから、こういう「要らない存在」が出てくるとドラマにとっては危機なんだよなぁ・・・という私の悪い予感は的中したようで。

実は、最悪の事態が。

この世界的な大不況で、好況の時期なら決して切られるはずのないレベルの佳作ドラマでも、「制作費がかかりすぎ」という理由で打ち切りが相次いでいる。
「コールドケース」は話数を減らされて継続が決定したものの、「FBI~失踪者を追え」は打ち切り、とか。「ミディアム」は身売りで継続、「マイネームイズアール」もNBCでは終了決定、身売りするかどうか、みたいな。

そして悲しいことに・・・「サマンサWho?」も第2シーズンで打ち切りが決定してしまったようだ。
ああああ・・・せっかく好きになったのに。ひどいよ、ひどいよABC・・・
残り少ないエピソードを、ひとつひとつかみしめながらカウントダウンする羽目になるとは。
はぁぁぁぁ。テンション下がるなぁ・・・・


【 脇俳優チェック 】

◆オーウェンの元カノのウィロー ....  Eliza Coupe
医療コメディ「Scrubs」(日本未放映、最近ではコートニー・コックスが出演して話題)の第8シーズンに出演している。その「Scrubs」に、少し前にセサミストリートのパペットのエルモが出演した、という記事を見ていたのだが、その記事の写真にエルモと一緒に写っていたのが彼女だった。エルモのパジャマがかわいい。

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「サマンサWho?2」第5話「人助け」

2009年05月21日 | サマンサWho?
女三人でドライブしていた時、後ろにパトカーがきたことでサマンサはムダに緊張してしまい、赤信号からスタートダッシュしてつかまってしまう。
仕方なくアンドレアに交渉してもらって、罰は社会奉仕活動をすることになり、サマンサは恵まれない人たちの家建設のボランティアを選択する。
そこでナタリーという女の子と知り合ったサマンサは、彼女を助けてあげたいと思い、チャップマンに頼んで元職場の郵便係として面接を受けるように話をつける。
ディーナとサマンサは面接に着ていく服を買いにつきあおうとするが、ナタリーに外で待っていてくれと言われ、二人は「ナタリーは万引きしているのでは」と疑い始める・・・

サマンサはトッドに投げつけた「私のことわかってない」という言葉から、以前二人で行くはずだったパリ旅行をドタキャンしたことを思い出す。
そんな時、サマンサの両親がトッドの部屋にやってきて、パパがディスポーザーの修理を手伝うことに。トッドはパパに、「本当に友達だったら、わざわざ『ただの友達』とか言わない」と言われ・・・

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フルハウスのミシェルがゲストだと聞いていたので、このエピは楽しみにしてたのだが・・・
んが!メアリー・ケイト???なんじゃこりゃー!!!
・・・・あれだ、「何か問題でも抱えてるんじゃない?」って、セラピストとかクリニックの電話番号のメモを手渡されるような、そういう顔・・・
こ、これはメイクでそう見えるだけだ、見えるだけだよ、そういう流行のメイクなんだよ、つーかそういう役なんだよ!・・・・・とブツブツつぶやきながらがんばって乗り越えた。
パパラッチの写真とかあまり見ないようにしているので、自分の記憶の中でオルセン姉妹はキュートで可憐なミシェルのイメージのままだったので、あぁ・・・。

パパとママの力関係に男女の機微の深遠を見る思いというか、アメリカ版「唄子・啓助のおもろい夫婦」のような。日常的には、パパみたいな対応をして受け流して欲しいのだが、そればっかりだと物足りなくてこっそり働きに行きたくもなるのだな。
この間、このエピを見た後で帽子を買いに行ったとき、試着して「この帽子だとおばさんに見えるんだよねー」とぼやいたら、「だっておばさんなんだからしょうがないじゃない」と相方に返されて、そーこーはー「ハニー、気持ちはわかるよ」だろ!と思わずこぶしを握り締めてしまった。そう、パパは割りと間違ってない・・・でもない?
そしてそのパパの「お言葉」に、ふっと自分の気持ちを掘り起こされて、パリの風景をぐぐって頑張ってお絵かきしてみたトッドってかわいい・・・
それで翌朝、ワクワクっていう表情でサマンサの寝室の扉を開けにいったトッドったら。もう・・・ほんとにおばかさん!サマンサが帰っていないのは人助けのためだったと知ったら、ちょっとは展開が違ったのかな。

これの次のエピの6話目で、ママがトッドとオーウェンについて比較してるくだりで、トッドのことを「リビングのソファで寝起きしてる男」と言ってたのだが、サマンサが戻ってきたのでトッドはリビングのソファで寝るようになってしまったのだな。
サマンサと恋人の頃は一緒のベッドで、サマンサの事故後は一人でベッドに寝ていたが、追い出されるはずだったのでそのままリビングに、と。(セスはその横で床に寝ているわけで)
それで、トッドが寝室に「サマンサは喜ぶかなっ」とワクワク見に行った・・・ということを考えると、「誉めて誉めて」とボールをとってきたわんこみたいで切ないものがある。
頑張れトッド・・・報われないだろうけど。

チャップマンは、内心サマンサに戻ってきて欲しかったのだな。復帰をえさに面接をとりつけるサマンサの取引テクニックには笑ってしまった。昇給つけて復帰して~って言ってたつもりが、いつの間にか押し込まれてた、みたいな。
記憶喪失以前からそうやって振り回されてたんだろうな・・・
そういえば、チャップマンさんが誰かに似てるなぁと思っていたのだけど、阪神のアッチソン投手に似てる・・・って、細かすぎて伝わらないか。


【 脇俳優チェック 】

◆社会奉仕で知り合ったナタリー ....  Mary-Kate Olsen
オフィシャルサイトあり。
双子の「オルセン姉妹」の片方として知られており、「フルハウス」のミシェル役を交互に演じていたのでおなじみ。
フルハウスのイメージのままに姉妹で「ふたりはふたご」「ふたりはお年ごろ」で双子主役を演じている。
映画でも、二人主役で「パスポート to パリ」「ひとりっこ」「ラブinローマ」など。
単独では「Weeds ママの秘密」第3シーズンでは、サイラスの恋する信心深いガールフレンドタラ役を演じている。
2005年に二人ともNY大学に入学したが、Mary-Kateは退学している。その他、幼くして成功してセレブ扱いされたことが仇となり、パパラッチの格好のターゲットになり、何かとお騒がせな話題が多い。

◆建築現場のボランティアリーダーのアリソン ....  Roxana Ortega
「ジャーニーマン」第4話では、ケイティのチャリティパーティのスタッフの女性役。過去でダンがリヴィアと会ってることについて、ケイティが説明を求めている時、装飾品を持ってやってきて話し合いをうっちゃらせてしまう。
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デスパレートな妻たち4 第6話「ハロウィーンの魔物」

2009年05月20日 | デスパレートな妻たち
【ガブリエル、イーディ】
カルロスとガブリエルはそれぞれ、半年後の再婚にむけ今の結婚を終わらせる努力を始める。
カルロスは突然イーディに別れを告げ、荷造りをして出て行こうとする。しかしあくまでもカルロスがガブリエルのことを隠そうとする態度にブチギレたイーディは、国税局に隠し口座を告発するが、すでにカルロスが手を回した後で何も発見されなかった。イーディはこのままでは終わらせないと復讐に燃えるのだった。
一方ガブリエルは、電話のメッセージに離婚の意志を残して家を出ようとする。ところがヴィクターの父ミルトンが、ヴィクターより先に知って、メッセージを破棄してガブリエルと交渉するためにやってきたのだった。ミルトンはヴィクターを州知事選挙にと考えており、その前の離婚は体裁が悪い。そこで13ヵ月後=選挙後に有効になる小切手を提示して引き止めにかかったのだった。
その破格の額に驚いたガブリエルは、カルロスに「半年後じゃなくて13ヶ月待とう」と言うが、カルロスは隠し口座の存在を明かし、金ならあるから離婚を延ばすのは止めろと説得しようとする。しかしガブリエルは、結婚していた時にカルロスが自分に口座の存在を伏せていたことを信じられないと詰り、喧嘩になってしまうのだった。
そんな時、ヴィクターがガブリエルが家を出たと知って追ってきて、「州知事選には出ない、僕の夢は君だ」と説得してきたため、ガブリエルはすっかりほだされてしまう。ところがイーディはヴィクターに、ガブリエルとカルロスの写真を見せる。イーディは自分を捨てたカルロスを破滅させるため、わざとガブリエルをかばって「誘ったのはカルロス」と言うが・・・

【ブリー】
ボブとリーが家でハロウィンパーティを開き、近隣住民を招待することに。しかし家に連れ帰ったダニエルを二人に目撃され、ブリーはアンドリューの仮装の準備だとごまかす。
そんな苦労も知らず、ダニエルは暢気にパーティに行きたがっていた。ブリーが間もなく近づく出産について「子供を手放すことは簡単じゃない」と話してもまったく意に介していない様子だった。
そしてパーティ当日、なんとダニエルがブリーの仮装でおなかをごまかしてパーティに乱入、ブリーの物まねをしてブリーを激怒させる。ところがダニエルは急に破水。急いで家に連れ帰るが、産まれそうなので急遽アダムを呼んで口止めをして子供を取り上げてもらうことに。ところがアダムは偽装妊娠について知っていた・・・?
結局無事に赤ちゃんは生まれ、ダニエルは我が子を抱いてみたことで初めて湧き上がる母性に涙ぐむが、子供を手放す決断をする・・・

【スーザン】
初産のジュリーのときとは違い、今度の妊娠は高齢出産になるため、スーザンとマイクは二人で遺伝カウンセラーを受けることに。ところがそこで、亡くなったと聞かされていたマイクの父が生きていて、実は殺人で服役していると聞かされる。大事なことを隠されていたことに憤りつつ、スーザンは会いに行くことに。
ところが、マイクの父ニックは、元ボスを殺害したことについてまったく悪びれておらず、反省のかけらも見られなかった。その血が我が子にも流れていると考えるといたたまれないスーザンは、再びニックに会いに行って思いのたけをぶつけてしまう。
するとニックは「人気者だったマイクを一夜で殺人者の息子にして人生を変えてしまったことを悔やんでいる」と語った。そのことでマイクは心に闇を抱えるようになってしまったのだと。
そして、ニックはスーザンに「あいつから目を離すな」と忠告するのだった・・・

【リネット】
リネットは化学療法後の検査結果待ちで落ち着かない。そんな時庭をフクロネズミに荒らされているのを発見する。
心優しいパーカーは退治しないでと言うが、家を侵入者に荒らされてなるものかと燃えるリネットは、ブリーに相談してエアライフルを入手、庭でずっと張り込みする始末。トムが心配してやめるように諭すが、「私は絶対に負けたりしない」と聞く耳を持たない。
そんな中、主治医が家を訪ねてきて、リネットの検査の結果、がん細胞は全部つぶせたと朗報をもたらした。リネットはがんにもフクロネズミにも勝ったのだ。
すべての問題が片付いて晴れ晴れとした気分のリネットだったが、ふと庭の隅に横たわる亡骸を見て、自分がフクロネズミという小さな命を奪ったことに気づき、わきあがる感情に泣き崩れるのだった・・・

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アンドリューのシェールが余りに似合いすぎて・・・なぜブリーの言うとおりにシェールコスをしたんだか、妙にそういうところはいい息子なんだよな、アンドリューって。
そういえば「BONES」でもアンジェラがシェールの仮装をしていたが、シェールの衣装はハロウィン仮装の定番なのだろうか?(普通の衣装がすでに仮装っていう?)
全員の仮装の元ネタがわかると面白かったのだろうけど、やはりダニエルの仮装がアイディアの勝利だな。お腹をカバーして、家にあるものを使って(カツラはどこから?)ウケを狙えるという。
そしてとうとう出産したのだが・・・ちょうどこの間の「プライベートプラクティス」でダニエルの女優さんが、アメリカの「赤ちゃんポスト」的なプロジェクトを使って、出産した「望まない子」を引き取ってもらうという役をやっていて、かぶっているなぁと思ったのだった。「プライベートプラクティス」では母親が出産に気づいて「孫を捨てるなんて!」と親子で赤ちゃんを取り戻しにきて、抱いて母としての自覚に目覚めていたけれど・・・
ダニエルの場合はすっぱり見切りをつけて、今後人生をリセットするつもりなのだろう。ブリーが本気で「産みなおし、育てなおし」を考えるのだったら、ダニエルから取り上げるんじゃなくて、ダニエルに母としての責任をとらせることなんじゃないかと思うけど、そこら辺はアメリカでの出産後の「選択肢」の感覚の違いがあるからなんともいえないかな。
それにしても、アダムはどこをどうして偽装妊娠を知ったのだろう。さすがダテにプロの産婦人科医(っていう言い方も変だけど)やってないわけだ。今後ブリー的には、「アダムに知られた」っていうのはキャサリンに知られた?っていう恐怖と屈辱の戦いだろうなぁ。

ガブリエルは策略家のようなイメージがあるけれど、なんだかんだいってイーディの怨念には勝てないような。
ヴィクターを前に、ガブリエルが悪いガブリエルがひどい、って訴えたら、ヴィクターの怒りがガブリエルに向くか、かえってガブリエルをかばうかで、イーディの思うようにはならない可能性が。そこで、「ガブリエルは悪くない、悪いのはカルロスよ」と言えば、ヴィクターは心置きなく怒りをカルロス一点に集中させるわけだ。それこそがイーディの復讐を確実に遂げさせるポイントなのだな。イーディを怒らせるとただじゃ済まないのに、カルロスも甘く見すぎ。
しかしガブリエルもなぁ。ヴィクターが「選挙には出ない」って言ったって、父親仕込みのその場しのぎのごまかしちゃうんかと思うのだが。前に同じ手で騙されてなかったっけ?
イーディの策略にはまり、ガブリエルには思わぬ形で裏切られ・・・カルロスはこれでヴィクターに命を狙われる最悪の状況に。カルロス女運悪すぎ。

リネットがフクロネズミと闘ったのは、病気とのわかりやすい代理戦争だったわけで。しかしそれで病気もねずみもやっつけてスッキリ!・・・で終わらないのがニクい。あれがブリーだったらもっとブラックな展開になっていただろう。撃ったのがアンドリューでした、とか。(おい)
それにしてもパーカー・・・チャロ助くんはしょうがないんだよ、おうちじゃ飼えないんだ・・・。
このところ双子ちゃんも成長したせいか割とおとなしめになってきたし、ケイラもいい影響を受けているのか普通の子になって、昔ほど子育てに追いまくられることのなくなったスカーヴォ家だが、その中でパーカーの心優しい性格というのは本当に癒される。マクラスキーさんもリネット母もお気に入りになってしまうマダムキラーのパーカーだが、あんまり「いい子」になるのを要求されて、どこかの段階でゆがんだりしないといいんだけど・・・

スーザンは・・・あんな祖父がいるからと心配するより、「スーザンが母親」だ、っていうこと自体がお腹の子にとっては最大の悲劇なわけで。ジュリーがいい子に育ったのは、本当に奇跡のワザだし。
これで、将来お腹の子が何かしでかしたら、「ホラ、やっぱり人殺しの血が入ってるから」って指差し続けるのだろうか。マイクも気の毒に。これで「あぁそうだよ、人殺しだよ!」ってマイクが開き直るまで、延々言い続けるんだろうなぁ・・・
「あいつから目を離すな」で完全に暗示がかかったわけで。マイクが心に闇を抱えていなくても、スーザン的には「マイクは心に闇なのよ、そうに決まってる!」ってことになってしまったので、スーザンはマイクが最後の崩壊のトリガーを引くまで、ちくちくとつつきまわし続けることだろう。
スーザンの大好きな「ワタシって不幸」モードに入れてよかったねということで。やれやれだ。

ところで、フジテレビ地上波(関東限定)の深夜で、来週25日から「Mad Men」の放送が始まる(関東以外の方ならCSのフジテレビNEXTで。こちらはすでに4月から始まっているけど)。デス妻でヴィクターを演じているJohn Slatteryや、「ザ・ホワイトハウス」の大統領の娘ゾーイ役を演じていたElisabeth Mossなどが出演している。
オヤジ好きな自分には結構ツボにはまる顔ぶれのようなので、とっても楽しみにしている。デス妻ファンにかぶるかどうかは微妙だけど、「ザ・ソプラノズ」のマシュー・ワイナーの脚本なので、絡み合う濃厚な人間模様が好き~という人にはたまらないらしい。とっても楽しみだ。


【 脇俳優チェック 】

◆リネットの主治医 .... George Wyner
「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」第1シーズン10話「感謝できない感謝祭」では、アランの元妻ジュディスの父シェルドン役。ジュディスは離婚原因が自分のレズビアンのせいだとカミングアウトしておらず、なのにチャーリーの母エヴリンがバラしてしまったためシェルドンはショックを受ける。
「ジャーニーマン」3話では、ダンの新聞社のコラムニスト役。ダンがタイムトラベルで関わることになった弁護士アラン・プラットについて、ギャンブル依存のダメな人生を送りサンフランシスコ大地震の後自殺したことを教えてくれた。
「ザ・ホワイトハウス」第4シーズン19話「天使の気まぐれ」では、再選の危うい共和党議員が提案した法案に協力しているジョシュを批判したシメル議員役。
「FBI~失踪者を追え」第3シーズン9話「陪審員の過去」では、少女殺害事件裁判の担当判事役。
「ヒルストリートブルース」では第2シーズンからバーンスタイン検事補役でサブレギュラー。

◆ヴィクターの父ミルトン ....  Mike Farrell
初登場は第3シーズン最終話の23話「二人の花嫁」。ヴィクターを州知事選にかり出そうという野心があり、ガブリエルを「ヒスパニックの票田を引っ張れる嫁」としか思っていない。
60年代から活躍しているベテラン俳優。オフィシャルサイトあり。
朝鮮戦争の野戦病院を舞台にしたシットコム「M*A*S*H」で、第4シーズンから外科医のB.J.ハニカット大尉でレギュラー出演し、人気を博した。11シーズン続いたこのドラマの最終話のアメリカのテレビ史上最高視聴率記録(1億600万人視聴で77%!)は、いまだ破られていない。
「プロビデンス」では、ヒロインのシドニー(「CSI:NY」のステラ役のMelina Kanakaredes)の父で、獣医のジム・ハンセン役を演じている。
90年代にリメイクされたアニメ版「スーパーマン」(Superman: the Animated Series)と2006年の「Superman: Brainiac Attacks」(「スーパーマン・リターンズ」にあわせて製作されたアニメDVD)では、クラークの養父ジョナサン・ケントの声を演じている。
その時クラークの養母マーサ役で共演しているShelley Fabares(シットコム「うちのママは世界一」の子役、ヒット曲「Johnny Angel」で有名)は、83年に再婚した二番目の妻。
早くから演出や製作にもたずさわっており、映画「パッチ・アダムス」の製作にも名を連ねている。

◆マイクの父 .... Robert Forster
オフィシャルサイトあり。
名脇役として、多くの作品に出演しているベテラン俳優。
「NUMBERS」第2シーズン16話「追憶」では、徴兵事務所前爆破事件の捜査に突然参加してきたトーマス・ローソン元捜査官役。ローソンは35年前の同様の事件以来、容疑者のスターリングを追い続けていたのだった。
「HUFF」第1シーズンではハフの父ベン役。離婚して、現在は中国人のツーシーとアジアかぶれの生活を送っている。
「ザ・グリッド」1、2話では米の元国務次官補ジェイ・アルドリッチ役。Julianna Margulies演じるマレンの恩師的存在。
タランティーノが彼をリスペクトして起用した映画「ジャッキー・ブラウン」で、保険屋のマックス・チェリー役を演じて、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。
「Heroes」第3シーズンから、ピーターとネイサンの祖父アーサー・ペトレリ役で登場予定。

◆ヴィクターの家のメイド .... Soledad St. Hilaire
初登場は第3シーズン17話「素顔のままで」。今回のエピでは、イーディを案内してきたシーンで遠目に登場しているだけ。
オフィシャルサイトあり。HPによると不動産ビジネスなども行っているようだ。
「Weeds~ママの秘密」第1シーズン5話「売人が転職を考える時」では、セリアの家の家政婦ブランカ役。夫の浮気や自分のガン、飛行機貨物の炭酸飲料が家に落下してきたことなどで虚無的になったセリアは、ブランカに衣服を全部あげると言い出すのだった。
「ラスベガス」第1シーズン14話では冒頭、ホテルの清掃中に洗面所に遺書を発見してダニーに報告した清掃係役。
「グレイズアナトミー2」22話「親子の絆」では、フィンの動物病院の受付役で登場していた。
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