くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

CSI:6 第13話「ラストショー」

2007年07月23日 | CSI:科学捜査班
【CASE ティム・デューク】
 現 場 :ロイス・オニールの、ホテルで使っている部屋のクローゼット
 被害者 :ウェイターのティム・デューク
 死 因 :胸を撃たれて心停止
 関連人物:カジノ王サム・ブロウン、かつての花形ショーガールロイス・オニール
      アシスタントのイブ・ジラルド、マッキーン副保安官、歌手チェリー・リル
      リムジンドライバーのボビー・ジェンセン
      キャサリンの母リリー・フリン
 担 当 :グリッソム、キャサリン、サラ、ニック、ウォリック、ブラス、ソフィア
 背 景 :
ラスベガスの元花形ショーガールで、ベガスの創設者トニー・コンスタンティンの
  恋人として知られるロイスのバースデーパーティの最中、ウェイターのティムが
  ロイスの部屋のクローゼットで射殺。
  金庫に銃で撃った痕があり、開けてみると中にロイスが閉じ込められていた。
  ロイスによると、衣装を着替えるのにクローゼットにいたら、何者かが現れティム
  を射殺したので金庫に逃げたという。被害者が這うのを見たと供述。
  ティムは1000ドルとクラックの容器を所持、指にクラックの火傷痕。
  ロイスはセレブとの暴露本を出版していた。
  部屋の中やクローゼットにはロイスの希望で防犯カメラはない。
  部屋のバルコニーにハンカチがひっかかっていた。

パーティには多くのセレブが招かれていて、全員がその場に拘束されたままになっていた。事件当時その中の数人が会場から外に出ていたが、副保安官が招待客の中に含まれていたために、部屋を出ていた以外の客は解放するように指示された。
部屋を出ていた客の中にサム・ブロウンがおり、キャサリンはサムが今真剣に付き合っている女性がいると聞き、苦い思いをこらえる。
またかつて娘が殺害された事件でCSIが関わったリムジンドライバーのボビー・ジェンセンも出入りした客の一人だった。古いマフィアとのかかわりで招かれた彼は、ロイスの古い付き合いで呼ばれたのだった。
歌手のリル・チェリーも事件発生時部屋から出入りしていたが、仕事があるからと現場から脱走を図ってボディガードと騒ぎを起こす。チェリーはひざをすりむいた痕があったり、クラックのパイプを所持していたため疑われたが、ボディガードと一緒にいたためとわかった。

ロイスの部屋の床に弾痕があったため、銃弾を探すために床下にスコープを入れたところ、大量の札束が発見される。それは古い札束で100万ドルもあった。
また、ホテルの外の防犯カメラの映像では、ティムの到着の様子が映っていたが、手に飛行機の搭乗券を持っていることがわかった。ティムはすぐにどこかに高飛び?しようとしていたのだ。
ティムの遺体は検死によるとあちこち骨折していた。実は彼は元ボクサーで、本名ビンセント・プローンだったことがわかる。そして弾が脊椎を切断した状態だったため、這うことなどできないまま即死したはずだと見られた。
ロイスは記憶違いだと言い訳したが、ロイスが発砲した可能性を調べることになった。しかし事件時のドレスはクローゼットになかったため指輪を検証することに。

そこに、事件にサムが関係していると聞いたキャサリンの母リリーがラボにやってきたが、リリーはサムからもらったハンカチを持っていた。それは現場に落ちていたものと同じものだった。
キャサリンはサムを問い詰めるが、涙ぐんだロイスにあげただけだという。キャサリンはサムと母親がまた付き合いだしたこと、そしてまた軽く扱われているようで不愉快さを隠さないが、サムは真剣だからチャンスをくれと・・・

結局ロイスの指輪の発射残渣は陽性だった。事情を聞くためにグリッソムたちがロイスの元を訪れると、ロイスが撃たれて死亡していた・・・


【CASE ロイス・オニール】
 現 場 :ロイス・オニールの部屋の寝室
 被害者 :元ショーガールロイス・オニール
 死 因 :胸を撃たれたため
 関連人物:リムジンドライバーのボビー・ジェンセン
 背 景 :
  ロイスはベッドで眠るように、美しく化粧をした状態で撃たれていた。
  一箇所アイシャドウがにじんでいた。

検死の結果ロイスは進行性のガンだったことが判明。ロイスは自分しか知らないことを告白(暴露本)し、華やかに仲間たちに囲まれて、自ら美しく劇的な演出をした死を望んだのだった。
しかし、誰かそれを手伝ったものがいる。
ロビンスに、検分の時にアイシャドウのにじみを指摘され、グリッソムはまぶたから指紋を検出する。そこから発見されたのは、ロイスの昔馴染みのジェンセンの指紋だった。そしてジェンセンの妹に多額の送金があったことが発覚。
ジェンセンはロイスに自分を殺害して欲しいと頼まれ、その気持ちを理解して引き受けたものの金銭の受け取りは拒否していた。しかしロイスはひそかにジェンセンの妹に送金していたのだった。
ロイスは当初、パーティの最中に殺害されることを計画していたが、ティムが欲をかいてクローゼットの宝石に手をつけようとしたことが許せず、ロイスがティムを射殺した後とっさに侵入した賊を装って金庫のドアに発砲、中に閉じこもったのだった。
そして今度は美しく死ぬためにジェンセンに依頼。美しく死ぬというロイスの意志をかなえようと最後にまぶたを閉じてあげたため、彼の指紋が残されたのだった・・・

そしてサムの疑いが晴れたことで、キャサリンはサムとリリーと三人で食事をすることに・・・

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古きよきラスベガスへの回顧がふんだんに盛り込まれていたエピ。
ちょっと余計に思えるリル・チェリーの存在も、ロイスの辛口を借りた若いセレブ気取りの芸能人たちへの忠告になっている。
何しろフェイ・ダナウェイの存在感ときたら。彼女が出てきただけで色んな説明がはしょれるという凄み。

そのフェイ・ダナウェイのロイスにかわいがられるグレッグがいい味出していた。ただロイスに浮かれるのではなく、ちゃんと暴露本を読んで捜査に活かしていた。
彼女の偉業を一番理解していたのが最も若いグレッグだというのが面白い。多趣味だというキャラが久々に生きていた気がする。後から主任がグレッグのサイン本を貸してもらって読んでいたが、それプレミアもののお宝本なんですから主任!
最後に決めてみたポーズが意外にカッコイイというか・・・いやまだカワイイ、かな?
グレッグの成長著しい今日この頃・・・ってこの先「成長」とか言われなくなるまでガンバレ。

それにしてもロイスがなついていたのがグレッグと主任というあたり、非常にいい趣味してるなぁと感心。

キャラ立ちが光ってきているロビンス先生だが、今回またロビンスコレクションにすばらしい1ページが加えられたようだ・・・
ロビンス先生が引退したらあの「有名人ファイル」、ぜひ譲って欲しい(いや嘘ですけど)。主任の虫コレクションも一緒に、ベガスまで引き取りに行きますから!(さらに嘘をついてしまいました)
でも、ホッジスがひそかに引き取ってそうで嫌だなぁ。あいつ抜け目なさそうだし。

そのホッジスが白髪に塗っていたのは一体何?通販で買ってそうだ。
「白髪はチャームポイントなのよ」ってサラが言って、また!主任がピクっと反応していたが・・・
このシーズン、サラとソフィアの間接フリーキックが主任直撃、っていうパターンやけに多い気がする。その三角関係が14話でさらに四角になるというからなぁ。
主任がモテモテって、なんかなぁ。


【 ト リ ビ ア 】
★ ジェンセン
第5シーズン7話「狼少女」で、娘のニコールがスイートルームで死亡したことから登場していたリムジンドライバー。ニコールはセレブ仲間ではなかったが、父のジェンセンがマフィアとつながりがあるという噂から、カジノ王の娘ジャネルが開いたスイートルームのパーティにも入れてもらえたのだった。
実際に、昔はマフィアと関係はあったことはジェンセン自身も否定していない。

【 脇俳優チェック 】

◆ジェンセン .... Jonathan Banks
第5シーズン7話「狼少女」で娘のニコールを失っている。
「わんぱくフリッパー」のリメイクでイライジャ・ウッド主演の「フリッパー」で、フリッパーらイルカを狙う悪い密猟者ディック役を演じていた。
70年代からテレビや映画で活躍、「Wiseguy」「シークエストDSV」「エイリアス」などに出演。
「FBI~失踪者を追え4」17話に登場予定。

◆キャサリンの母リリー・フリン .... Anita Gillette
50年代から舞台にテレビに映画に幅広く活躍しており、「踊るマハラジャ★NYへ行く」「月の輝く夜に」など、脇役として多くの作品に出演している。
ハリウッド版「Shall we Dance」で、ダンススクールのオーナーミッチ役を演じている。(日本版での「たま子先生(草村礼子)」)
「Sex and the City」第3シーズン15話「"大人の女"の条件」に、キャリーが付き合ったコミックショップのオーナーウェイドの母親役で登場していた。最初は親つき生活に居心地よさを感じていたキャリーだったが、マリファナで親に怒られて「君のせいだ」と逆ギレするウェイドの子供さ加減にあきれてしまったのだった。
第5シーズン22話「主任失格」が初登場。今後の出演予定は今のところはない。

◆ロイス・オニール .... Faye Dunaway
「俺たちに明日はない」のボニー&クライドのボニー役などで有名な、ウォーク・オヴ・フェームに星が刻まれている文字通りのスター女優。
「俺たちに明日はない」「チャイナタウン」でアカデミー主演女優賞にノミネート、「ネットワーク」では壮絶な視聴率争いを戦う野心家のTVプロデューサーダイアナ役を演じてオスカーを獲得した。
「ジャンヌ・ダルク」では、ジャンヌ人気を利用し最後は裏切る国母ヨランド・ダラゴン役、「チャンプ」では、ジョン・ボイト演じるビリー・フリンを見捨てて、わが子TJを置いて家を出ながらも、TJへの愛で母と名乗れぬまま傍で支えた元妻アニー役。
「華麗なる賭け」では、スティーブ・マックィーン演じる泥棒トーマス・クラウンを追い詰めつつ、心を奪われてしまった保険の調査官ビッキー役。これのリメイクである「トーマス・クラウン・アフェア」にも、ピアース・ブロスナン演じる新トーマス・クラウンの精神分析医役で登場している。他、出演作は多数。
比較的映画の出演の方が多く、テレビはそんなに出演していないが、「エイリアス」第2シーズンでは諜報対策部長アリアナ・ケイン役で3エピにゲスト出演している。

◆キャサリンの父でカジノ王サム・ブロウン .... Scott Wilson
初登場は第2シーズン1話「指紋の謎」で息子のトニーが被害者だった。キャサリンの母リリーとは昔恋人で、リリーは今でもずっとサムのことを待っているというキャサリンの台詞あり。第3シーズン23話「封印された過去」でキャサリンの父であることが判明、その後キャサリンの捜査にブロウンの存在が影を落としている。
出世作の「冷血」(トルーマン・カポーティ原作)では殺人犯ディック・ヒコック役の演技が話題に。
「華麗なるギャツビー」では、ロバート・レッドフォード演じるギャツビーに妻を殺されたと誤解して、ギャツビーを射殺し自分も自殺するウィルソン役を演じている。
「GIジェーン」では、デミ・ムーア演じるオニールを女性として特別扱いして、わざと訓練兵たちからハブらせて遠まわしな嫌がらせをする、海軍の司令官セーラム司令官役。
「ラストサムライ」でスワンベック米大使役で、ラスト近く勝元の侍魂に感動した明治天皇から武器輸入条約を拒否されて激怒する役だ。
実は邦画にも出演していて、津川雅彦(東條英機)主演の「プライド/運命の瞬間」で東京裁判のキーナン主席検事を演じている。最近ではなぜか韓国映画「グエムル/漢江の怪物」に、冒頭で怪物を発生させる原因を作ったアメリカ軍医役で出演していたりするから侮れない。

◆歌手のリル・チェリー .... Bijou Phillips
ローティーンの頃からモデルとして活動していたが、アルコールと麻薬におぼれ更正施設に。そこから立ち直ったのかな?「あの頃、ペニーレインと」などに出演している。
でも、パリス・ヒルトンのパーティガール仲間だという、あまりよろしくない方面で名前が売れてしまっているのを払拭するのはなかなか難しいかも?
「ザッツ70sショー」のハイド役のダニー・マスターソンとけっこう長く付き合っているようで、お似合いのとんがったカップルのようだ。
ミュージシャンのChynna Phillips、女優のMackenzie Phillipsはそれぞれ母違いの姉。ママス&パパスの今は亡きJohn Phillipsの破天荒な四度の結婚の結果というか。
アイド・ラザー・イート・グラス
アイド・ラザー・イート・グラス

◆リルの弁護士 .... Mark Derwin
第4シーズン22話「潰れた手」でもサム・ブロウンの弁護士を演じていた。第5シーズン15話「王様の秘密」では、カジノ王ブルース・アイガーの死に伴って登場していたアイガー家のお抱え弁護士でもあった。カジノ王二人をクライアントに抱えるのでは、相当儲かるだろうなと思わせるような役だ。
「CSI:マイアミ3」9話「危険な集団」では、中古車ディーラーで人種差別主義団体の支援者モーガン役で登場していた。
「FBI~失踪者を追え5」23話に登場予定。

◆ボーイ姿の被害者ティム・デューク .... David DeSantos
オフィシャルサイトあり。
「CSI:マイアミ4」2話「海に散った家族」で、被害者レイノルズが事故に見せかけて殺されたらしいことから、それに使われたメルセデスを調べることになり、せっかく買ったメルセデスをホレイショに「鍵をよこせ・・・どぉ~も」とすごまれてあっさりとりあげられてしまう男の役でちょっとだけ出演していた。
「Dr.HOUSE」第2シーズン9話にもERドクターの役でちょこっと出演があるようだ。

◆ガードマン .... Jamal Duff
冒頭、サム・ブロウンが入ってくるところで「いらっしゃいませ」と挨拶している。
映画「ドッジボール」で、ベン・スティラー演じるホワイト・グッドマン側のチームの黒人選手ミシェル役で出演している。微妙にナイスキャラ。

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