くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

デスパレートな妻たち2 第9話「天使と悪魔」

2006年11月30日 | デスパレートな妻たち
【ガブリエル】
カルロスの仮釈放が早まって突然帰宅、ガブリエルは大喜び!
ところが仮釈放を働きかけてくれたというカトリック教会のシスターメアリーとやりとりした手紙の束を発見。カルロスは服役中に彼女に出会ったことで心を入れ替え、「新しい道を!」と思うようになったのだという。
しかしカルロスは平日なのにシスターメアリーとミサに行くという。迎えに来たシスターメアリーを見てガブリエルはびっくり、若くてとても男がそそられそうなタイプだったのだ。問い詰めるが「信心とは無関係」とカルロスは断言する。
そこでガブリエルは先手を打ってシスターメアリーを自宅に招く。カルロスが車を慈善事業に寄付するというのでショックを受けたガブリエルは、シスターにカルロスといちゃついているところを見せつけ、「二人の生活を取り戻したいから引っ込んでて」と言い渡す。
おとなしいシスター相手ならすごめば引っ込むと思っていたが、ところが返ってきた返事は予想と違っていた。実はシスターメアリーは相当に性根が座ったタイプで、カルロスには真剣に入れ込んでいるのだった。これからカルロスを巡る女の闘いが始まろうとしていた・・・

【スーザン】
実の父アディソン・プルーディの営む農芸店が近くにあると知り、スーザンはどんな人物かが気になりこっそり覗きに行く。プルーディの景品のカウボーイハットをくれた優しい応対に、スーザンはすっかり舞い上がってしまう。店で働いてお近づきになり、娘のようだと思わせてから打ち明けるという甘すぎる「告白プラン」を計画、イーディの批判やブリーが心配するのも聞かず実行に移す。
ところがプルーディはスーザンのことを「女房に頼まれて浮気をひっかけにきたのか?」と疑い、追い出されそうになったのでつい勢いで「娘なんです」と打ち明けてしまう。するとプルーディはショックで心臓発作で倒れてしまう。
病院まで付き添っていったスーザンに、プルーディは感謝し「会えて嬉しかった」とは言うものの、妻への後ろめたさから帰らせようとする。しかしスーザンは「ただの過ちだった」と突き放されても食い下がって帰ろうとしない。
そこにプルーディの妻のキャロルがやってくるが、スーザンはプルーディの隠し子であることは伏せたのでプルーディはほっとしたのもつかの間、スーザンは「続きはまた今度」とほのめかして病院を後にするのだった・・・

【リネット】
上司ニーナの嫌がらせのような態度にリネットの我慢も限界、仕事仲間と決起を誓うが、いざとなるとみんな腰が引けて自分が孤立してしまう始末。
そんな時、受付のステューとニーナの密会を目撃してしまう。上司と部下の恋愛関係はご法度なので、リネットはニーナに「もっと丸い人間になってほしい」というのを条件に黙っていることを約束する。
ところがニーナはステューをクビにし、新しい受付のパットを雇う。抗議したリネットには、リストラがあるとちらつかせて脅しをかけてきた。そこでリネットはステューに「コレはセクハラだからエドに打ち明けるべき」とそそのかす。
しかしリネットが「訴えればがっぽりとれる」と言ったひとことを聞き逃さなかったステューが会社を訴える暴挙に出たため、ニーナはクビになりリネットはその後釜に。そして賠償金のために会社は大幅なリストラを余儀なくされることになる。
ニーナは「エドは超無能。あなたもこれから丸くなってるヒマはなくなる」と捨て台詞を残して去っていくのだった・・・

【ブリー】
ブリーが家でパーティを開いている最中、ジョージが外で大音響でカラオケで歌って恥をかかされたブリーは、ライフルを持ち出しカラオケの機械をぶっ飛ばす。
それでも懲りないジョージは自転車で自宅を回るなどブリーの周辺につきまとって困らせた。ブリーは事故から助かったゴールドファイン先生のお見舞いに行ったところ、彼を橋から投げ落としたのはジョージだということに気づき、通報。ジョージの自宅から警察が証拠品を押収、それに気づいたジョージは逃走する。
なんとかブリーを取り戻そうとしたジョージは、ブリーが慈善パーティをしているホテルに部屋を取り、薬を飲んでブリーを部屋に呼び寄せようとする。しかしブリーは彼の居場所を通報しようとするが、そこで刑事からレックス殺害の犯人がジョージだと聞かされてしまう。
ブリーがひとりジョージのいる部屋に向かったところ、意識朦朧となったジョージから救急車を呼んでくれと懇願されるが、「レックスに何をしたか、正直に話してくれたらあなたを許す」と言う。しかしジョージが「君が望んだから」と白状したので、ブリーは救急車を呼ばずジョージを置き去りにして立ち去る・・・

------------------------------------------------------------

なんだか初期のデス妻のような仕様。
4人+1で話がぴっちり終わってると結構すっきりですね。ベティたちの話とかはこういう「休み」の時に密かに進行しているのだな。

イーディがすっかりなじんで「5人でひと組」になっているのが嬉しい。リネットの初体験についてのツッコミに苦笑して「はぁ~い、ごもっとも」と言葉もアリマセンな顔をしてみせたのがとてもいい感じだった。
その後ちょっと映ったガブリエルの表情といい、もうすでにイーディは「無理やりねじ込んできたよそ者」ではないのだと感じる。

そのポーカーシーンでイーディがいなかったら、スーザンに「甘いよ!」ってつっこめる人がいなくて、スーザンは余計に暴走したのだろうか。っていうか、つっこまれてもプランを最悪MAXな形で実行してしまったわけだが。
スーザンって・・・アメリカ横断ウルトラクイズにある、○×クイズで誤答だと飛び込んだ先が泥、っていうので
100%泥のほうを選ぶような人生って気がする。
しかも答えを教えてもらってても必ず泥。さらに半分くらいはまわりにいるひとを巻き込んで泥まみれになるような。
自分だけ泥かぶっとけやと思うのだが、そうはいかないからスーザンなんだろう。
そりゃ自分のルーツだし、長年求めた父親だし、気持ちはわからないでもないが・・・
営業スマイルを本気にとるなよ!べっぴんさん相手ににっこり笑ってタダの販促用のカウボーイハットくれたからって、いい人だぁとか舞い上がるなよー・・・
よく彼女が今まで宗教とか詐欺にあわずに(あ、編集さんには横領されたか)ここまでやってきたもんだと不思議に思ってしまう。カールがスーザンのことが忘れられない理由がなんとなくわかったような気がする。イーディだと最後は一人でやっていけそうだもんね。スーザンもおバカだし、カールもおバカだとつくづく思ってしまった。
早めに引き下がっておけば、父親から「君に興味はない、家族が居るんだ」まで言わせずにすんだだろうに。それでも引き下がらないスーザンが何を求めてるのか激しく疑問。
もしやアレですか、
「ネェマイクぅ~
あなたがザックと親子の絆を深めたいって思う気持ちってのカナ、
それがわかったような気がする(棒読み)」

とかまた気持ちを押し付ける?とか予想してしまうわけだが・・・

新キャラのシスターメアリー・・・スゴものですな。
あんな純真そうな感じなのに。先週までガブリエルがかわいい~とか思っていたのでいきなり方向転換するのもなんだが、シスターのキャラ、嫌いじゃないっす。
最後に指でろうそく消してるとこなんか、ひぇぇぇぇぇぇと軽く恐怖を感じてしまった。
タイトルは「天使と悪魔」だけど、というよりは白い魔女と黒い魔女の闘いですか。どっちにしろカルロスは地獄行きって感じが。・・・おかしいなー、片方は妻で片方はシスターなのに、どちらにも落とし穴が掘られてるって・・・カルロスって実は服役してる間が一番幸せだったんじゃ?

リネットは毎回何かしら策を弄しているが、成功打率3割くらいかな。
「人を呪わば穴二つ」というのを地で行く感じだ。
そもそもニーナが色ボケになったのもリネットが火をつけたせいだし、丸くない人間相手に捨てやすい切り札で勝負かけるところが間違ってたし、そして仕上げが「裁判でがっぽり」という失言だ。ワンプレイではなく完全にトリプルプレーのひとり芝居で、穴は3倍返しに自分に返ってくることになる。
ニーナはニーナでナイスキャラだったんだけどなぁ。これでいなくなってしまうのが寂しい感じさえする。エドはニーナを超える強烈キャラに育ってくれるだろうか?なんとなくリネットがエドの無能ぶりに業を煮やし、一念発起で会社をのっとってしまうような、そんな未来は・・・ない?
リネットが切り盛りする会社で、イーディが営業して、ブリーの家事術をガブリエルのモデルとスーザンのイラストで売り出せば結構いい線行くと思うんだけどなぁ。

「愛されてる」「愛されてない」「愛されてる」「愛されてない」
ひぃぃぃ~~~~。
ジョージの睡眠薬占い見ただけで、ぞぞぞぞっとしてしまう。
独占欲を拒否されるとお決まりのようにストーカー化。彼はほんとに愛し方を知らない男なんだなー。比較的周囲とコミュニケーションも取れてる感じなのに、男女の仲に関しては間違いだらけという・・・。
ブリーがいきなりコマンドー化してライフルぶっぱなすのには美しさすら感じたが、あれはアメリカでは通報されないレベルなんですかね。ウィステリア通りおそろしや・・・。
ゴールドファイン先生無事でよかった~。先生にブリーが「趣味が合うんです」「一緒にオペラに行く相手が必要」と説明していたのを思うと、ブリーにとっては「ジョージに誤解されたこと」が諸悪の根源だったわけで、傷も深いような気がする。
ジョージは結局ブリーのことを何も理解していなかった。そのせいで、レックスがブリーのことを理解していないことまで知らされるはめになった。ブリー自身、愛していると思っていた男たちのことを何一つ理解していなかったということに気づいてしまったようなもので、ブリーの気持ちはこれからどの方向に向かっていくのだろうか。
・・・子供・・・かな?そこでダニエルのビッチ化が問題に?

しかしあれはブリーがまた疑われたりするのかなぁ。関わる男たちが次々に死んでいくという・・・
なんとなく全体的に面白さは変わらないけれど、ちょっと勢いが低調な感じがする2nd、それはとりもなおさずブリーのキャラがはじけていないことも大きな要因だと思う。
TV.comの数字を見てるとあと3話くらいは低調が続くようなので、しばらくはガマンの視聴が続きそうかな。


【 ト リ ビ ア 】
ジョージがブリーの家の外で熱唱していたのは、David Soulの「Don't Give Up On Us」(邦題「やすらぎの季節」)。タイトルや歌詞を見るだけでもジョージの怨念を感じて結構うんざりする感じ。
ちなみにこのDavid Soulは「刑事スタスキー&ハッチ」のハッチ役でおなじみ。スタハチは最近映画化されて、その中に「元ハチ」として出ているらしいのだが、スタハチの顔ぶれが微妙すぎてあまり見る気がおきないしなぁ。

Best of David Soul
David Soul

Best of David Soul
刑事スタスキー & ハッチ 1stシーズン完全版 DVD-BOX Starsky & Hutch スタスキー & ハッチ 特別版 Starsky & Hutch: Complete Second Season (5pc) Greatest Hits (And More)
by G-Tools


【 脇俳優チェック 】

◆レックスの件の担当刑事 .... Kurt Fuller
初登場は3話「仮面生活」。
「HOUSE」第1シーズン8話「医療不信」で、梅毒のせいでハウスに萌え萌えになってしまったおばあさん患者ジョージアの息子役で登場していた。今までまじめだった母親がいきなり頭の中がピンク色にお花が咲いてしまったので頭を抱えていたのだった。ちなみにその時母親のジョージア役を演じていたのは、レックス母フィリス役のShirley Knight。
「名探偵Mr.モンク」第1シーズン8話(NHK放送順による)「同居人に文句あり」では、秘密が掘り返されるのを妨害するため事件を起こした市長補佐役で登場していた。
「エイリアス」第3シーズンではNSC(国家安全保障会議)の上層部リンゼイ役、「ザ・ホワイトハウス3」ではシチュエーションルームでシャリーフ暗殺について話し合われているときのアドバイザーとして20、21話に登場している。
映画の出演作も多数で、「最終絶叫計画」のシェリフ役など様々な映画で脇を固めている。

◆リネットの上司エド・フェレーラ .... Currie Graham
初登場第は第1話で、バスケ好きの強いキャラでリネットを圧倒した。2シーズンは9エピに登場予定。「CSI:マイアミ2」17話「消えた320万ドル」では、現金輸送車から320万ドルを強奪された、デイド相互銀行の支店長ロバート・マッケンジー役で登場していた。被害者の立場かと思われたが、実は事件の黒幕・・・と見せかけて。色々と主犯にコケにされた男たちがかわいそうなエピ。
「CSI:2」7話「愛しすぎた男」では、司書の女性が不審死を遂げたアメリカ政府歴史図書館の館長スタンリー・ハンター役を演じていた。館長は司書の女性と深い関係だったため疑われた。CSIでは第6シーズンにまた別の役で再登場の予定。
「24」の第1シーズン10,11話に、テッド・コフェル役で登場。CTUの職員の裏切りにより浮上したゲインズの資金源で表向きは投資会社のCEOをしている。ジャックは妻子の居場所の手がかりをつかむために直接尋問しようとリムジンドライバーに成りすまして接触するが、コフェルは心臓発作を起こしてしまう。
「名探偵Mr.モンク2」4話(NHK放送順による)「おばあちゃんの身代金」では、おばあちゃんを椅子ごと誘拐した古美術商夫婦の夫ハロルド・マローニー役。
FOXで放送中の「HOUSE」では、第1シーズン終盤から第2シーズンにかけて登場予定。

◆シスターメアリー .... Melinda Page Hamilton
今シーズン中3エピに登場予定。
「コールドケース2」16話「お星さま」では、リリーのボスのスティルマンの娘ジェイニー役で登場していた。今は一児の母として幸せな生活を送るジェイニーだが、悪い男ブラッド・ウィザムに乱暴されたというくらい過去を持つ。
「CSI:マイアミ2」14話「骨に刻まれた凶器」で、エバグレーズ国立公園でデルコとアレックスが危うく火事に巻き込まれそうになった時に発見した女性遺体の被害者ジュリー・ブライアント役。
「CSI:NY2」8話、「NIP/TUCK マイアミ整形外科医3」9話に登場予定。

◆リネットの会社の新しい受付パット ....  Carol Mansell
「That's '70s show」第2シーズン6話「三角関係は蜜の味」では、キティの同僚のナース役で登場。無職になったレッドを元気付けようとキティが連れて行った職場(病院)のパーティで、昼メロオタクに成り下がったレッドが彼女に昼メロについてアツく語ってみせた上に、レッドから「あんたは昼メロを見る資格がない!」だの「ナースのクセに意識不明の男が愛せないのか!」と説教されてしまったのだった。
その他「となりのサインフェルド」など出演作多数。今シーズン内で5エピに登場予定。

◆ジョージに伝言を頼まれたホテルのベルボーイ .... Kamal Marayati
オフィシャルサイトあり。
来週放送の「インベイジョン」10話「神意」に登場予定。

◆プルーディの妻キャロル .... Joyce Van Patten
「FBI~失踪者を追え」のジャック・マローンの妻マリア役のTalia Balsamの母で、「ザ・ソプラノズ」「Sex and the City」などの演出を手がけているTimothy Van Pattenの姉という、芸能一家の一員。
40年代から映画やテレビに出演しているベテラン女優。「Oz」でリバドーの妻役で第5シーズン7話「善意」に登場。他に「ザ・ソプラノズ」など。
「FBI~失踪者を追え4」6話に登場予定。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ネフュー」@「CSI:NY」ホークス先生を探せ!

2006年11月29日 | CSI:NY
今回ご紹介するホークス先生出演映画は、「ネフュー(原題「The Nephew」)」です。

この映画は、ピアーズ・ブロズナンが故郷への思いを込めて製作・出演している作品で、アイルランドの小さな村を舞台にした物語です。
95年にボンドになったブロズナンが98年に製作したということで、日本でも「ブロズナンの映画」という風に宣伝されました。佳作として話題にもなりましたので、結構ご覧になった方は多いかもしれません。しかし多分あそこに出てるのがホークス先生ということに気づかないまま忘れてる方もいらっしゃるかも。

ネフュー
ユージーン・ブレイディ ピアーズ・ブロスナン ヒル・ハーパー
B00005LMSE

この「ネフュー」、ブロズナンという看板で売られた作品ですが、実際見てみると・・・ほぼ主演はホークス先生ですね。

ブロズナンは存在自体引いていますし、一番いっぱい出てるのがホークス先生。そしてもし、リアルタイムでコレを見ていたとしても、きっと彼が演じるチャドという少年に惹かれていたことでしょう。とても魅力的でかわいくて・・・
あちこちブログなどで感想が書かれているのですが、彼を誉めてる言葉がとても多かったので、我がことのようにうれしくなってしまいました。
これの公開は、前にご紹介した「ER」の1年後、98年です。つまり彼は32歳

しかし、この作品で演じているチャドという役は・・・
17歳です!!
いやー・・・騙すにもほどがあるっつー感じが。
実際あちこちのブログで「チャドを演じてる『子』がかわいい」とか言われてました。
ティーンズなファッションの彼をご覧ください。超かわいいっす。


筋肉のつき方とか、わかってた上でよーく見ると大人なんだけど、動きとかちゃんとナイーブな少年だし、わかってても10代に見えるからびっくりです。
あのB級ホラー時代から見たら、役者としてものすごく成長してるのを感じます。

舞台はアイルランドのイニシュダラという自然豊かな村。
独り暮らしの男トニーのもとに、20年間音沙汰がなかった妹がアメリカから突然便りをよこします。それは妹のカレンが死の床で書いた手紙で、息子をそちらに向かわせると。
「私よりは優しくしてあげて」という懇願で手紙は結ばれていました。兄妹二人の間には埋めがたい溝があったようです。

そこで、トニーは約束の時間に迎えに行くわけですが、そこで待っていたのは予想もしていなかった黒人の少年チャド。
そう、ホークス先生演じるチャドがトニーの甥っ子(nephew)だったわけです。
トニーの戸惑いにも気づかず、チャドは伯父に会えたことを喜びます。

「あなたがグリーンゲーブルズのマシュー・カスバートさんですね。
  お目にかかれてとてもうれしいです!」(激違)

・・・じゃなくて。(こんなアン嫌だ)

トニーは思わずチャドに対してこう言ってしまいます。
「思ったより色が黒いな」

そうは言っても、愛してやれなかった妹の忘れ形見ですから、不器用なりにトニーは一緒に暮らしていくことに。慣れない野良仕事を手伝わされたりしてむっとしながらも、チャドは亡き母の匂いの残る村になじんでいこうとします。


しかし・・・自然が手付かずのまま残り、娯楽といえばパブで見るサッカー中継・・・みたいな村にドレッドヘアの黒人少年がやってきたわけですから、村はたちまち彼の噂でもちきりに。
そこに村で葬儀(「マイネームイズアール」みたいに、スクラッチのくじが当たった直後心臓発作で死んでしまった)が行われます。そこでチャドをからかうために村の男が「新入りが歌うことになってる」と騙すのです。
騙されているとも知らずチャドは・・・
歌うのです!!

 

トレーニングされているわけではないけれど、澄んだ素朴な声で、母に習ったアイルランドの歌を歌うチャド。その美しさに村の人々は打たれ、次々に声を合わせて歌うのです。
このシーン、チャドが純真なだけに本当に感動的です。
そう、都会から来たチャドのほうが、自然の残る村の人々よりも素直で純真なんですね。
狭い村の中で人間関係に揉まれて疲弊している人々には多かれ少なかれ屈託があり、母の看病と生活に追われていたチャドは、それでも愛情深く育てられただけに、誰よりもまっすぐなのです。

そんな彼に惹かれていく村の娘アイシュリン。アイシュリンはピアーズ・ブロズナン演じるパブのおやじジョー・ブレイディの娘で、ジョーはかつてチャドの母カレンと「何か」があったためにカレンは村を出て行く羽目になったのです。
自分の肌の色だけではなく、その「わけ」のために自分が変な目で見られていることに気づくチャド、しかし二人の思いは次第に深まり、チャドはかつて父(10歳の時に死亡)がそうしたように、彼女と歩む新しい人生のスタートをきる決心をし、ドレッドヘアを切って丸刈りに・・・
 

1年前の「ER」の時も丸刈りだったので、多分こっちが地でドレッドはヅラなのではないかと思われます。

でもトニーもジョーもみんなが二人の恋に反対で・・・突然過去を蒸し返された大人たちと、その大人たちの過去を背負わされた子供たちの複雑な思いが交錯しつつ、それぞれが自分の「居場所」を見つけていく、という物語です。


美しい島に住み日々を送っていながらそれぞれが孤独だったのに、異邦人の到来により結びつきを思い出すという、ベタといえばベタな話ではありますが、アイルランドの自然の美しさとチャドの純粋さ、そしてこれが遺作となったチャドの伯父トニー役のDonal McCann(リヴ・タイラーの「魅せられて」で彫刻家役のひとですね)の味のある演技で、なかなかの作品となっています。
ホークス先生探しというだけでなくても、この映画見られてよかったと思いました。これ見ただけで、アイルランド行きたくなるもんなぁ。この自然の美しさによる映像美で、後半何かすっ飛ばしたように雑になるストーリー展開が気にならない感じなのです。



これはレンタルでも見つかりやすいと思うので、もしよければ見てみてくださいませ。
そのため、コレは後半のストーリーの詳細はあえてほとんど触れないでおきました。
イヤー映画って(以下同文)
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CSI:マイアミ4 第7話「NYからの使者」

2006年11月28日 | CSI:マイアミ
リディア・ジョンソン殺害事件の重要参考人としてNYから護送されていたヘンリー・ダリアスが、飛行機を墜落させて逃亡、姿を消した。その際に車を奪うためにさらに4人の男女の命を奪っていた。
ダリアスはリディア・ジョンソンを殺害した犯人かどうかは微妙だったが、リディアの遺体が遺棄されている場所を知っていると見られていたのだった。ホレイショは事件を目撃して以来心を閉ざしていたリディアの息子アダムに、母の行方を知らせると約束する。
護送の元になったダリアスの証言ビデオを元に、カリーとウルフはホバマンという男の墓にたどり着くが、そこに隠されていたのはリディアのものと思われる血のついたショベルだけだった。
ダリアスと一緒に逃げた囚人ケンを発見したところ、ケンの衣服には飛沫血痕が。ダリアスはさらに女子寮で二人を殺害し、富豪の娘アレクサを拉致して逃走したのだった・・・

------------------------------------------------------------

念願のNYクロスオーバー・・・だったんだけど。

あまりに「マックの顔見せ」にしかなってなくて、肩透かしな感じだった。ダリアスはあっという間にNYに逃げ帰ってしまって、何のためにマックが来たんだか微妙。
スタテンアイランドフェリーの汽笛を聞き分けるためだけかよ!みたいな。
カリーと二人で並んでいた時、どんな風に二人がからむのか、期待してわくわくしたのだけど・・・全然からんでる感じがなくてちょっと残念。
マックだからなぁ。慣れない相手にシャレたことが言えるタイプじゃないし。
ダニーかドンちゃんでも連れてくれば、カリーがドン引きするようなボケをかましてくれただろうに。

それでもマックが出てくると嬉しい。
馬に「お、お、お、お・・・」ってキョドってるマックが、ドッグショーのエピ(12話「リサイクル」)で、飼い主さんから犬を預けられて無表情であわあわしてたのを髣髴とさせて、ほこほことなごんでしまった。
そうなんだよーマックは動物好きなんだよー。NYはなぜか動物エピが多いのだ。「ネズミちゃん」だし。
あああ、実はNYが好きになってた自分を思い出してしまった。

マイアミにとってはプラスになったかどうかは結構微妙なクロスオーバーだったが、日曜のNYの完結編はばっちり魅せてほしい。
それこそ「ホレイショの顔見せ」なNY、っていうんじゃなく、クロスオーバーとしての魅力を発揮してほしいな。

ダリアスはベガスのマザコン異常囚人「アダム」だったので、「ベガスから逃げてきたのか!」って感じがどうしてもしてしまった。
今回の「アダム」は、けなげな少年のほうで・・・
ホレイショったら、アダムを見た瞬間から「かわゆいなー」ととろけそうな笑顔で見てるし。
こんなオジサンが居たら、危なくてしょうがないですね、色んな意味で。

ホレイショはとっても負けず嫌いなので、間違いを認めたり謝ったりが大嫌い。
例えば、自分が気づかなかった基本的なことをトリップが指摘すると、「あ、そうか忘れてたよ」とは絶対言わない。
そういう場合はこう言うのだ。
「いいー質問だトリップ」
決して自分が気づかなかったことは認めない。

また犯人じゃない相手を、しかも事件の遺族を疑って、散々決め付けて責め立てておきながら、別の人間の容疑を深める証拠が見つかってしまった場合。「すみません、あなたの容疑は晴れました。疑ったりしてごめんなさい」とは絶対に言わない。
そういう場合にはさらに相手に喧嘩を売るような口調で、
「待ってろよ、これから面白くなる」
面白くなる、って・・・相手は遺族ですよ!
ホレイショったらほんとに負けず嫌いで失礼なヤツだ。

でももっと失礼なのは、上司に報告が終わったのに「失礼します」とか挨拶もせず、話の途中でさっさと去っていこうとするウルフかも。
あの演出は一体なんだったんだろうとか思ってしまった。
今回はウルフは比較的おとなしかったが、デルコはそれに輪をかけて目立たなかった。4thに入ればもうちょっと改善されると思っていたのだが、デルコの使い方はイマイチのまんまのようで・・・

さて、後は日曜日の録画をしっかりセットして、地震津波台風の来ないことを祈るだけだ。


【 脇俳優チェック 】

◆ミュージシャンのブライアン・ミラー .... David Anders
自主制作のCDをジョンソンに押し付けて売り込もうとした男。
オフィシャルサイトあり。
「CSI:5」4話「鏡よ鏡」では、ベガス市警CSIラボの技術者で、キャサリンにねちっこくからんでいたトラヴィス役で登場していた。「エイリアス」で、ザ・マンの手下の犯罪集団のチーフ、サーク役でレギュラー。
今回限りの出演なのが残念な感じだ。「CSI:マイアミ4」7話に登場予定。

◆ジョンソンの妻で被害者のリディア .... Lisa Canning
95~98年に「Entertainment Tonight」のホステス役を勤め、最近では「Dancing with the Stars」(日本の「有名人ダンス選手権」のアメリカ版)の司会などマルチな活躍をしている。
NY版でも登場。

◆殺人鬼ヘンリー・ダリアス .... James Badge Dale
「24」第3シーズンではジャックの娘キンバリーはCTUの職員として働いているが、彼女と社内恋愛しているチェイス役を演じて3rdでレギュラー出演。現在世界最強の不死身を誇るジャック・バウアーの、最大の泣き所であるキムをものにした今世紀最大の恐れ知らずキャラ、それがチェイスだ。
「CSI:5」21話「禁断の味」では、囚人専用精神療養施設に入院している患者で、元々は母親の過剰な執着と近親相姦によって精神を病んでしまったアダム・トレント役で登場していた。
「レスキュー・ミー NYの英雄たち」では、トミー・ギャビンの兄弟で刑事のティモ役で登場している。
NY版でも登場。

◆冒頭殺害された大学生の男の片割れ .... Jeffrey J. Dashnaw
「CSI:4」10話「歪んだ果実」では、CSIベガス史上の中でもかなり嫌われ度の高い犯人のひとりと思われる、女子高生アシュリーに(命じられた男の子たちによってリンチされて)殺害されたブライアン・ハディック役で登場していた。前もってスイカで頭を殴る練習をして殺されたという陰惨な事件だった。
スタントとしてのキャリアが長く、「スパイキッズ」シリーズではスタントコーディネーターもつとめ、他に「ターミネーター2」「ダイハード2」など多数の作品にスタントとして出演している。マイアミでもスタントコーディネーターとしてシリーズに参加している。

◆ダリアスの文通相手ニヴェンズ .... Elaine Hendrix
「CSI:3」21話「黒衣のジュリエット」の自家用飛行機の貨物室で馬の調教師が死亡した事件で、セレブたちを集めてパーティをしていた自家用飛行機のオーナーハーパー・フィッツジェラルド役で登場していた。
「フレンズ」第9シーズン3話「ジョーイの怪しいダブル・デート」では、ロスが自分のために主治医の小児科医ゲトルマン先生にかかるため受付で待っていたら、子連れのシングルファーザーだと勘違いされて声をかけてきたシングルマザーのサリー役。
日本では未放映だが「Joan of Arcadia」ではサブレギュラー。

◆デイド署の巡査その1 .... Louis Iacoviello
乗馬クラブで警備員が車を奪われたことをホレイショに知らせに来た巡査。
「ミディアム」第1シーズン12話「蘇った死刑囚」で、ロレーナ殺害現場を見てみたいと言ったアリソンがラミレス宅に出向いた時、「なぜ中に入りたいんですか?」と質問して中に入れてくれた警官。
「FBI~失踪者を追え2」18話「父と母と子」で、失踪者ジョージ・スタンリーの息子ショーンが、昔親の秘密を見たことに耐えられずヤクに走り、薬を買っていた売人ダリル・ワイズ役で登場していた。ショーンの母マーサは息子の薬をやめさせようとしてダリルに会うが迫られたことで過去のトラウマがフラッシュバック。それが不幸の始まりだった。
「ER」第12シーズン22話に登場予定。

◆ダリアスの逃亡の共犯の手錠囚人ケン .... Rick Kelly
「コールドケース」第1シーズン17話「脅迫電話」で、亡き天才バスケプレイヤーハーマン・レスターとの友情を胸に、才能の限界を感じてバスケから去ったことで、彼に夢を託していた父と決別することになってしまったビリー・ハーケンパスの現在版を演じていた。
「Nip/Tuck」の第1シーズン6話と10話にショーンと不倫関係になったミーガンの夫ジム・オハラ役で登場。
俳優業とは別に、「Soul Ballet」という名でジャズミュージシャンとして活動しているらしい。

◆拉致されたサトウキビ王の娘アレクサ .... Peyton List
モデル出身で、数多くの広告やCMに出演している。現在、最新ドラマシリーズ「Windfall」(青春群像もの?)にレギュラー出演中。
「FBI~失踪者を追え4」3話に登場予定。

◆ラジオ局のオーナージョンソン .... Peter Parros
「ナイトライダー」第4シーズン以降に、ナイト財団のメカニックと移動本部のドライバーとして雇われたレジナルド・コーネリウス三世役でレギュラー出演していた。

◆ジョンソンとリディアの息子アダム少年 .... Damani Roberts
「CSI:5」10話「子供たちの戦場」では、里親のネグレクトにより飢え死にし、遺体をゴミ箱に捨てられていたのを発見された少年デボンの兄ケヴィン役で登場していた。ケヴィンはギリギリの状態で生きて発見されたのだった。
「ER Ⅸ」18話「異常事態」で、ロマノが診察した少年役で登場している。ERでは7歳でマイアミ時には9歳、現在は10歳。
NY版にも登場予定。

◆乗馬クラブの警備員 .... Mesan Richardson
オフィシャルサイトに出演シーンの動画あり。ダリアスに車と銃を奪われ負傷していた警備員。
「24」第4シーズン17話にマルワンの部下シモンズ役で登場。マルワンが核の起爆コードをキャンプしていて巻き込まれた夫婦から奪うために、シモンズが右腕として色々活躍している。
「インベイジョン」第1話では、冒頭ハリケーンの最中に「何か」を移送しようとして墜落した飛行機のパイロット役。

◆?? .... Carlos Leon
オープニングクレジットに名前が出ていたが、彼の出演は確認できなかった。NY版にも登場予定なのだが今回出てきていないのは、役名「Vince Rossetti」から察するにミラーがジョンソンの脅しを依頼した「ロージー」役か、もしくは完全に出演シーンがカットになったかどっちかだろう。
1996年、マドンナのパーソナル・トレーナーをつとめていたことから彼女との関係を深め、未婚のままでマドンナの初めての子どもルルドをもうける。98年にマドンナはガイ・リッチーと結婚しているので関係自体は短いものだったようだ。マドンナの曲がフィーチャーされたエピに彼がというのも、なかなか意味深だ。
ちなみに、ガイ・リッチーとの間に生まれたロッコくんが良くも悪くもガイ似で、ルルドちゃんは(現在10歳)マドンナの容姿にカルロスのラテン系がいい感じに入ってるという美少女に育っていたりする。(二人の子供の写真
「Oz」第4~6シーズンには、カルロス・マルティネス役で登場している。ミュージカル俳優としての活動が多い。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グレイズ・アナトミー2 第8話「運命の人」

2006年11月27日 | グレイズ・アナトミー
ジョージは出勤途中、目の前に男が落下してきたのを病院にそのまま運び込んで治療することに。その男ステューの命と自分の命を下敷きになったハトが助けてくれたのだと、なにやら使命感に燃えてとっても前向き。
クリスティーナはバークと初めての「ちゃんとしたデート」をすることになり、一日まったく落ち着かない。もう一人落ち着かないのがベイリーで、部長がフェローシップのことを持ち出してもまったく上の空だ。
メレディスはすっかり落ちこんだままで、病院でデレクとすれ違うたびに心の傷の痛みに耐えていた。メレディスと口を利かないことを約束させて元鞘のはずのアディソンだったが、デレクが一向に自分と向き合おうとしないことにいらついていた。
そんなところに、アディソンとデレク夫妻の共通の友人夫婦、ワイスとサビーが突然訪ねてくる。サビーは母をガンで亡くし、がん検診で陽性の結果が出たからと、子宮と乳房の切除をアディソンに依頼してきたのだ。
サビーの担当になったイジーは彼女の選択に納得いかず、もし自分だったらと、アレックスに思いをつきつける・・・

------------------------------------------------------------

空気を読まないジョージって、なんでかわいいんだろう。
空気を読まないメレディスはあんなにウザイのに。
・・・というのが、先週コメントをいただいてから自分の中でも疑問だったのだが、今回メレディスがとってもおとなしくて、ジョージがはしゃいで空気を読まなさすぎ状態だったので、自分なりに結論が出た。

結局、メレディスはメレディスだからウザいのであり、
ジョージはジョージだからかわいいのだ。それでいいのだ。(いいのか?)
メレディスがどんなにおとなしくても、どよーんと画面でよどんでいるだけで「やっぱしウザいんだわ」とか思ってしまったのはやはりそういうことなんだろう。
ただ、おとなしいメレディスはつまらない。元気がなかったりいい男ぶったりしてるアレックスと同じくらいつまらない。
この二人はウザがられてナンボキャラなのだ。
そういう境地に達したから、来週からバカップルにムカつこうと耐えていけそうな気が・・・
・・・し ね ー よ !!

今回のジョージって、「できの悪い天使見習い」みたいな感じがした。人の役に立ったり命を救ったりすれば天使に昇格できるんだけど、ちょっとのところで失敗してしまうダメ天使、みたいな。
「今を生きろ!」みたいな空回りした前向きな気持ちが、どんどんバッドエンドへの道を突き進んでしまう。あんなにいきいきしていたのにへこんだジョージの頭をなぜなぜしてあげたくなってしまった。
しかしメレディスと二人のシーン、調子に乗りまくってる時だったので、「まさかこのノリで告白してしまうとかっ?」と、一瞬ドキドキしたのだが、違ったのでほっとした。そこでタイミングを読み違えるのがさすがジョージ。
ジョージがメレディスとなんとかなろうとするなら、今しかチャンスはないわけで・・・でも、それでうまくいったとしても、メレディス両親&部長の轍を踏むだけだろうけどね。

サビーとワイスの夫婦、ソレント夫妻、それぞれ夫婦のありようについて考えさせられた。
このサビーの「女の選択」を男がどう思うか、かなり微妙な気がする。男性は「もし自分だったら」と置き換えて考えることが苦手らしいので、「その時になってみないとわからない」とか言う人が多いんじゃなかろうか。
ワイスにしてみたらものすごく降って沸いたような妻の決断なんだろうけど、多分サビーにとってはずっと考えていたことで、それに母親の死できっかけが与えられたに過ぎなかったりするのだ。その気持ちのギャップをどう乗り越えるかが夫婦の絆なんだろう。
サビーの選択をしなくてもソレント夫妻のようにいつかは最後が訪れるのだから、その時に寄り添えればいいんじゃないかなぁと思ったりするのだが、多分サビーはアディソンと同じで「今、愛情を確認しておきたかった」のかもしれない。サビーもアディソンも方法が極端で、色々間違ってるよなぁとは思うが。

結局デレクが「選んだ」ふりをしていながら、立ち位置は一歩も動かないままで、首だけアディソンに向けてるふりみたいな不自然なことをしてるのが良くないのだと思う。
きっちりアディソンのほうに歩いていけ、そしてドアを閉めろ!いつまでもいじいじと未練たらたらしてんじゃねーよと、バカップルシーンを見るたびむかむかするのだった。
これでメレディスを選んでいたら、アディソンにじとーんとしてたのかなぁ。
デレク、メレディスが好き、デレク、アディソンも好き・・・って、
お前は浅倉南か!

クリスティーナとバーク、イジーとアレックスはそれぞれお似合いすぎて、頼むからバカップル化しないでねと願うばかりだ。
なんだか四人とも中学生並みの不器用な愛情表現で、かわいいったら。
特にバークは・・・クリスティーナのセクシードレスにKOされて、何か言ったらニヤニヤがこぼれそうだったってこと、早めにバレといたほうがいいんじゃなかろうか?クリスティーナに主導権握られて男の沽券に関わることは間違いないだろうが、それでもいいじゃん。
バークは頑張ってあのクリスティーナの柳腰な尻に敷かれまくればいいのさ、それも人生だ。

そして結婚10年目で衝撃のおめでたのナチ様・・・。
これは、ナチ様の中の人Chandra Wilsonが実際にオメデタなのを受けての設定変更。
オメデタ姿を探そうとして気楽にぐぐると、この先の画像とか(私のように)発見してしまうので要注意です。なかなか楽しみが減るので、その時まで見ないでおいたほうが絶対にいいっす。
そのショックを乗り越えて発見した、私の超お気に入り画像を一枚ご紹介。いい笑顔だわ・・・。
しかし、部長に気づけってのは無理じゃないかと。部長なら奥さんが安定期に入るまで隠してても気づかなさそうだ。


【 ト リ ビ ア 】

★ マルファン症候群
CSIベガスを見てた方はご記憶だろうが、「CSI:5」第1話「ラスベガス狂気の夜」でエイリアンのような扮装をした遺体で発見された、コスプレ結婚式のチャペルの牧師がこの病気だった。
遺伝子疾患で、四肢や指が長く生まれついて、骨や血管が脆く損傷しやすい体質を持つ。それで指を見てクリスティーナは原因に気づいたのだ。
詳細はこちらに。


【 脇俳優チェック 】

◆アディソンの友達サビー .... Arija Bareikis
「FBI~失踪者を追え」の記念すべき第1話の第1失踪者マギー・カートライト役を演じていた。マギーは親にとってはいい子で、仕事もできる編集者である一面、そんな自分に倦んで麻薬に手を出している隠れた面を持っていたのだった。
「Oz」では第3シーズンからロスの妹トリシア役で登場。サイードとの関わりで所内に不穏な空気をもたらす。
FoxLifeHDで1シーズンだけ放送された「女検死医ジョーダン」には、第3シーズンから刑事役で出演している。
他に「ヒマラヤ杉に降る雪」「ホネツギマン」などに出演している。

◆妻のガンを伏せようとするソレント氏 .... Shelley Berman
オフィシャルサイトあり。
「ラリーのミッドライフ★クライシス」に第3シーズン以降ラリーの父ナット・デヴィッド役で登場している。第3シーズン6話「スコセッシとトラブル」では、スコセッシ監督作品の撮影が長引いてラリーがトラブっているうちに母親が亡くなって葬儀も終わってしまったために、がっくり落ち込んでいた。
「フレンズ」第3シーズン10話「レイチェルのトラバーユ」では、レイチェルがトラバーユした先の新しい上司カプラン役。ウェイトレスから転身してファッション業界に入ったレイチェルだったが、カプランは毎日毎日レイチェルにコーヒーを入れさせるのだった。

◆レストランの女 .... Brittany Ishibashi
レストランでパートナーがマルファン症候群で倒れ、クリスティーナとバークに助けられた女性。
「24」第4シーズン1話では、テロを予兆するデータをダウンロードしていたアンドリュー・ペイジが、唯一不審を打ち明けていた友人メラニー役で登場していた。
「CSI:7」6話に登場予定。

◆窓の清掃人で自殺を図ったステュー .... Geoffrey Rivas
「CSI:科学捜査班」では第1シーズンからサム・ヴェガ刑事としてサブレギュラー出演している。顔が見えなかったので全然気づかなかったなぁ。
「コールドケース2」10話では、刑事でありながら事件をゆがめてしまい、正義漢の検事に真相を追及されて殺人に手を染めて平気な顔をしていた悪徳刑事マーティン役を演じていた。
「NIP/TUCK」の第1シーズンのパイロットで「女にモテたい」というので整形しに来たラテン男シルビオ・ペレス役で登場。実はボスの娘(6歳!)に手をつけて逃げるための整形で、バレて手術中殺されてしまう。(絶対あの死体は見つかって、ホレイショがクリスチャンとショーンを捜査すると思う)
実は映画「ラ・バンバ」にも出演しているらしい。うーむ、確認してみたい。

◆ガンが判明したソレント夫人 .... Janet Rotblatt
「ER」第4シーズン20話「過去の後悔と将来の不安」に、結婚寸前の熟年カップルのローレッタ役で登場。肺炎の症状で来院、フィアンセが鷹を飼っていたのでそのせいによるオウム病だと思われたが、偶然間違って検査してしまったHIVがポジティブだと判明、フィアンセは激怒する。
「ミディアム」第1シーズン11話「40年の時を経て」では、アリソンが夢の中でシンクロしたドロシー(俳優のアシスタント)の、最後にアリソンに「ありがとう」を言いにきた車椅子の幽霊姿でほんの1ショットだけ出演していた。

◆サビーの夫ワイス .... Joseph Lyle Taylor
「HOUSE」第1シーズン15話「表と裏」では、証人保護プログラムを使って証言をしようとしていた矢先に倒れたマフィアの兄ジョーイ・アメロ役を演じていた。弟のビルは証言させまいとするが、ハウスは兄が倒れた原因について探るうちに、証言することでかなえようとしている「秘密」に気づいてしまうのだった。
「CSI:マイアミ2」23話「マイアミ-NY合同捜査」では、富豪のマードックに遺産の分与を約束されたために、それの前倒しするために殺害に手を染めるドアマンのケヴィン・ダウェル役で登場。
Paula Devicq(「サンフランシスコの空の下」のカースティン役や「レスキュー・ミー~NYの英雄たち」のソンドラ役)と結婚していたが、離婚した模様。ラテンとゴージャスの取り合わせカップルだったのに。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BONES 第21話 「英雄の秘密」

2006年11月25日 | BONES
元バスケット選手で、イラクで戦死したチャーリー・ケントのアーリントンの墓所で焼死体が発見された。当初は戦争に抗議した焼身自殺と見られていたが、身元はケントと同じ部隊の戦友のデヴォン・マーシャルで、遺体には刺殺された上焼かれた痕跡があり、殺人事件であることが判明した。
犯人を油断させるために、他殺であることを伏せて捜査は進められたが、元狙撃兵のブースは兵士の死に必要以上に感情移入しており、テンペランスはブースが冷静に判断できていないのではと言ってしまう。実はそれはブースのかつての戦争における体験が影響していた・・・
ブースはかつてケントやマーシャルと一緒に作戦を行った部隊の人間たちに、当時の模様を聴取するが、口裏を合わせたかのような証言内容に疑問を抱く。そして報告書を提出させたところ、あまりに不備の多い内容に、何か隠蔽があったことを確信する。
そして、同じ部隊にいたレファーツが首吊り死体となって発見される・・・

--------------------------

来週で1stは終了。やっと後半でエンジンかかってきたかな?

こんなにスロースターターなドラマ、よく付き合ってきたもんだ。2ndではもっと人気が出るといいな。やはり、他の人と盛り上がることで面白さが上がっていくような感じもあるし、骨好きの方をもっと見つけて語り合っていきたいな・・・
TV.comでは視聴者が一話ごとに評価を入れることが出来るようになっていて、その数値で各エピの人気や面白さがなんとなくわかるようになっている(アメリカの視聴者と自分の、微妙な価値基準の違いがわかって面白い)のだが、1stでは10点満点で9点を超えない状態だったこのBONESが、2ndになってからは9点超え連発なので、結構期待できるかな?と思ったりしている。
この数字微妙なところもあるけれど、面白いエピはちゃんと数字が高いので、ある程度目安にはなるのだ。

今回はイラク戦争における悲劇という、かなりリアルタイムな話題。放送のタイムラグが少ないと、こういう風にリアルに見られるんだなぁ。
各キャラのこの戦争についての考え方が「誰かに言わされている」という感じではなく、それぞれのキャラが本当に言いそうな言葉で語られていることで、賛成とか反対とかどちらかに寄った政治的アピールを送るのではなく、普遍的な問題に集約されていたように感じた。
それぞれが違う方向から同じ方向を向いているが見ている側にはわかるのだが、アンジェラとジャックのように立場の違いでケンカになったり。そしてアンジェラがジャックに対して言うことが「もっと他人の話しを聞くべき」だというのが非常に面白い。
各キャラがやっと自由に動き出したなぁというのを少しずつ感じられるようになった。

ブースの狙撃兵の時の過去が明らかになったが、それでギャンブル中毒を抱えていたという設定がわかった。CSIのウォリックみたいにベガスで働いているわけじゃないから、かえって普段は忘れていられるが、ある日いきなり生活の中にギャンブルが飛び込んでくる時が苦しそうだ。
この先そういう設定も出てくるのかな?

最初はどうなるかと思ったブース&テンペランスコンビだが、ずいぶん心が近づいたようで・・・
「友達以上恋人未満なんて嫌よ!」ってテンペランスが言い出したときには、「ハッテンですか!」とわくわくしたが、そういうわけでもないのか。
来週のシーズンファイナルでは、テンペランスの親の失踪問題とかも多少は出てきたりするのかな?このドラマに限ってクリフハンガーは似合わない感じがするので、スパッと終わっちゃって下さい、スパッとね。


【 脇俳優チェック 】

◆マーシャルの戦友ジミー .... Aldis Hodge
「コールドケース」5話「ランナー」で、ランナーことメイスン・タッカーの70年代版を演じていた。警官のジョーが立ち直らせようとしていた少女サミーと親友のランナーの関係が、サミーが本当に立ち直ろうとした時、「置いていかれる」というランナーの孤独に対する恐怖によって崩れたのだった。
「CSI:科学捜査班」第1シーズン16話「氏名不詳の女 ジェーン・ドー」で、ジェーン・ドー(身元不明女性につけられる仮名)が死ななかったた&加害者が未成年だったために逮捕されない青年役で出ていた。
「ダイ・ハード3」出演がデビュー作。
◆ジミーたちの上官フラー大尉 .... Matt Battaglia
オフィシャルサイトあり。「脱いでもすごい」タイプの肉体派なので、そのマッチョさを活かした役柄が多い。
「フレンズ」第3シーズン23話「フィービーはどっちも好き!」ではフィービーに保父さんと二股かけられた消防士のヴィンス役。マッチョなだけかと思ったら日記をつけるなど繊細でフィービーは選択に迷うが、フィービーが公園でキャンドルを燃やしたと知るや火遊びを咎めて自ら去っていく。

◆弁護士の州兵レファーツ ....  Kirk B.R. Woller
「CSI:マイアミ」第1シーズン12話「目覚めた男」では、冒頭モーテルのベッドの下から遺体が発見された殺人事件について、ホレイショにそこまでの捜査の報告をしている刑事役。
「CSI:2」12話「閉ざされた人々」には、被害者が刑務所内の囚人とメールのやり取りをしていたことで、グリッソムに刑務所内が通販の受付業務を委託していることを説明していた刑務官役で登場していた。

◆車椅子のブースの戦友ハンク .... Mitch Longley
1983年18歳の時に自動車事故に遭い、実生活でも車椅子。道理で車椅子の扱いがすばらしかった。
しかしそれをバネに、事故後に俳優としてデビュー。「Joan of Arcadia」「Las Vegas」など、日本では未放映作品だが多くの作品に出演している。

◆研修軍医キャンベル .... Stacy Hogue
マーシャルを殺害した女医。
「ボストンパブリック」第1シーズン8話「第8章」に、ハーベイにドラッグを飲ませてハイにさせてしまった生徒ケリー・オトゥール役で出演。

◆マーシャルの母 .... Monnae Michaell
「コールドケース」第1シーズン17話「脅迫電話」では、天才バスケプレイヤーのハーマン・レスターの恋人ターニャの現在版を演じていた。ターニャはハーマンの子どもを宿しながらハーマンが殺害されてしまったために、シングルマザーとして息子のレイを育てたのだった。
「CSI:2」第15話「残酷な悪戯」で、慢性的性的虐待を受けていた女の子の診断をする女医役で登場していた。今回の役は短い髪だが、CSIの時は女医らしからぬ長いみつあみを複雑に巻いたヘアスタイルだった。
他に「ザ・シールド」の第2~3シーズンにバネッサ役で7回ほどゲスト出演している。「FBI~失踪者を追え3」14話に登場予定。

◆戦死したバスケ選手チャーリー・ケント .... John Barton
オフィシャルサイトあり。
ハリウッドの戦争ものにおける軍事専門やFBI捜査などのアドバイザーとして活躍している。
アドバイザーとして参加している作品は「インベイジョン」「JAG ネイビーファイル」とそのスピンオフ「Navy NCIS: Naval Criminal Investigative Service」など。

◆フラーの上官の大佐 .... Rick Fitts
フラー大尉をブースに紹介したり、フラー逮捕の時にやってきた黒人の大佐。
「ジョーイ」第1シーズン19話「妹はクリスティナ・リッチ」で、ジョーイが妹マリーテレサの婚約指輪を買いなおしてあげることにした宝石店の店員役で登場していた。
「フレンズ」第6シーズン4話「ジョーイ、迫真の名演技!」では、レイチェルが婚姻無効でロスに怒鳴り込みに行った時の、ロスの同僚の教授役など、細かくゲスト出演の経歴のある人だ。
我が愛する「サンタバーバラ」で主役のクルーズの相棒ボズウェル刑事をやっていた俳優さんだが、ボズウェルは4人くらい代わってて彼が初代。彼がやってた時期のサンタバーバラはWOWOWで放映されてないのがほとんどだ。
他には「ヘイ!アーノルド」でアーノルドの友達ジェラルドのパパのオリジナルの声で出演など。 「デスパレートな妻たち」第3シーズンに2エピほど登場予定。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする