くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

ザ・ホワイトハウス5 第8話「機能停止」

2008年09月30日 | ザ・ホワイトハウス
議会での多数派を占める共和党執行部との予算交渉は、バートレットがハフリー下院議長の提案を拒否したために、連邦政府は機能停止に追い込まれる。
公務員は特別職を除いて自宅待機を命じられ、ドナをはじめとする下級職員も家に帰されることに。
ハフリーはメディアを使ったバートレット政権の無策ぶりを着々とアピールし、次第にバートレット政権は追い詰められる。そこでレオもバートレットを説得しようと試みるが頑として聞き入れようとしない。
困り果てたレオは奥の手を使おうと考える・・・

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ちょうどアメリカで金融安定化策が否決されるという騒ぎ(「騒ぎ」どころじゃないんだけどね)があり、関連記事を読んでいるとまさに5年前のドラマからアメリカの現在が透けて見える感じだ。
ドラマの中でハフリーのポジションの下院議長は現在はナンシー・ペロシ(民主)だが、財務長官は安定化策を通すためにペロシに拝み倒し、超党派で法案をまとめて挙国一致をアピールしようとしたのだという。なのにペロシは直前で党派色バリバリな演説を行ったために、共和党側が「割れた」と・・・
下院議長ってイケズでないと務まらない稼業なのだろうか。そんな意地の突っ張りあいで世界恐慌が引き起こされたのではたまったものではないが。
アメリカだけじゃなくて、日本の現在にもまたこのストーリーが投影できてしまうところがすごい。ねじれ国会で議会運営に苦しむ政権と、それをいいことにわざと空転を誘う野党。
政治はいつでもどこでも似たようなパワーゲームを繰り返しているだけなのかもしれない。

しかし予算案が通らないと公務員が自宅待機!ってすごいなぁ。
そんな時でも休めないシークレットサービスはほんとに大変。国賓が来るというのに、ホワイトハウスの厨房まで休みになってしまうなんて!ケータリングでも頼めというのだろうか?
ホワイトハウスだけじゃなくて、国立○○は全部職員が休みになってしまうという。確かにこれはオオゴトだ。給与の支給が危ぶまれる公務員だけじゃなくて、公的サービスを受けられない国民全員にダメージが広がっていく。
それを政権叩きに利用してメディア戦略をするハフリーは、一見「国民の生活が一番」と言ってるように見えて、実際は自分のアピールとタフネゴシエーションを楽しんでいるだけのような。
結局それでサシのタイマンに持ち込まれて、経験の差でねじ込まれて押し出しの決まり手を食らってしまったのは、いかにもドラマという気がしないでもない。
実際のところはタイマン張ったとしても、ハフリーの立場の人はそんなに簡単に押し込まれはしないだろうし、大統領自身突っ張り続けられないだろうから。

アビーが戻って、ジョシュが戦列復帰して、バートレットが復活!
最後が「次は何だ!」で締めくくられたのが本当にうれしい。やっとゾーイの事件からここまで復活したかぁという感じだ。ジョシュの復活も、エイミー抜きでバートレットに「必要とされて」のことだったのがイイ。
実際、アビーの気持ちとしては、レオに拝み倒されたとしてもそんなに簡単に帰ってくる気にはなれなかっただろうに、「ワタシを呼び戻すために政府を止めるなんて」なんてジョークを飛ばして・・・心の広い人だ。やはりバートレットにはアビーが必要だったのだな。

どうしても慣れなかった吹き替えだが、「私は合衆国大統領だ!」に思わず拍手したくなるくらいちゃんと大統領になっていたのでびっくり。新しいバートレットにやっと慣れたかな。
CJはすっかり慣れたかも。やっぱりしゃべり続けるシーンが多いから、必然的になれるわな。
しかし、「ドラマを中断して大統領の議会行きをライブで放送」とかやっていたが、昼間だったから多分デイタイムソープとかなのだろうけど、ヘタするとそれがかえって「ドラマをつぶすなんて」って支持率低下につながったりするかも。
お気に入りのドラマが大統領のとっぴな行動のため中止・・・確かにうらむかも。


【 脇俳優チェック 】

◆TVのインタビューで文句を言う夫婦の夫 ....  Michael P. Byrne
「グレイズアナトミー」第3シーズン13話「大いなる期待」では、若くして子宮ガンが発覚した脱アーミッシュの少女ジリーの父親ミラー役。ジリー親友のレイチェルと共にアーミッシュの村を飛び出したが、余命を自覚して両親に会いたいと連絡するのだった。
「CSI:5」19話「冷たい街」では、モーターショーの抽選会でハマーを引き当てたショー夫妻の夫役で登場。二人は当選直後に強盗に襲われてハマーを奪われてしまうが、妻と夫で目撃情報が食い違って捜査を混乱させてしまう。

◆レポーターのシャーリーン .... Joyce Guy
ドレッドヘアでホワイトハウス前でCJに質問していたレポーター。
「グレイズアナトミー」では、第1~3シーズンにメレディスの母エリスが入所している施設の担当者役で登場。メレディスがエリスに会いに来ないことをたびたび気遣っている。
「コールドケース2」13話「マシンガン」では、不倫相手に会うためにいた夜の公園で、マシンガンの乱射の流れ弾に当たって娘ケイラを失った母親の現在版を演じていた。
「FBI~失踪者を追え」第2シーズン18話「父と母と子」に、ダニーの兄ラフィエルの代理人役で登場。ラフィエルの仮釈放審査にダニーの力添えをと依頼しにやってくる。
「デスパレートな妻たち」第1シーズン9話「疑心」では、ホワニータ担当のナース役で登場していた。ガブリエルは彼女の様子を見てナース不足解消チャリティファッションショーを思い立つ。
「フレンズ 7」13話「愛されてるのはどっち?」で、フィービーがやることになったテレマーケティングのバイトで、あらかじめ練習台になってくれた上司の人役で出ていた。
「シカゴホープ」では第1~5シーズンにちょこちょことナース役で出演している。さらに「あなたにムチュー」など他のドラマでもナース役が多く、ナース女優らしい。
「ボストンリーガル」第3シーズン15話、「NIP/TUCK」第5シーズン14話に登場予定。

◆特別研修生リーナ .... Melissa Marsala
「シックスフィートアンダー」では、ヴァネッサの妹アンジェリカ役で第2シーズン以降に出演している。エキセントリックな性格で、ヴァネッサの看病という建前でフェデリコ宅に転がり込んでいる。
「CSI:3」13話「グリッソムとの対立」では、密室状態で殺害されたIT企業の部長の事件で、部下の3人のうちセクハラ問題を抱えていたセリーナ役で登場。
「Dr.HOUSE」第1シーズン4話「院内感染」では、メインの患者とは別にもう一件発症した赤ん坊の母親で、レズビアンカップルのジュディ・ルピーノ役。ハウスは二人の赤ん坊に違った治療法を施すという賭けに出るが、ジュディの赤ん坊は回復しなかった。

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「クローザー3」 第8話「海岸線の殺人者」

2008年09月29日 | クローザー
海岸でスコット・メイソン検事の妻、リサが遺体で発見された。リサの遺体は全身に「牛追い棒」で電気ショックを与えるなどの拷問の痕跡があり、1998年の連続殺人「PCHキラー」と同じ手口だった。
それらの事件の共通点は、被害者には夫や婚約者のパートナーがいるが不倫の経験があり、自分で犯人についていったと見られること。そして必ず3人をセットで殺害する手口で、殺した順番に足の裏にローマ数字を書いていくのだった。リサの足の裏には「Ⅱ」とあり、すでに1人が殺害され、もう1人が殺害される予定ということだ。
警察の別の管轄に遺体を捨てるという捜査の混乱を狙ったやり口などから、犯人は海岸線に精通している人物ではないかと見られた。
捜索の結果「Ⅰ」が発見されるが、顔をつぶされ身元を特定するものも残されていないなど、今までとは手口が異なる点が出てきた。そしてスコット検事の自宅からはSMの道具が発見されるが・・・

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先週ダニエルズがいないなぁと思っていたら、今週も。
そうか、「あの訓練」に行かされているのか。しかもあと2週間も。ガブちゃんにはさびしいことだ。

あまり本格的アクションシーンはない「クローザー」だが、ブレンダはたびたび危険な目に遭っているような気がする。レイプされそうになったり、ビンタされたり(それは違うだろ)。
でもブレンダの手で犯人を撃ち殺してしまったというのは初めてだろうか。でもその感想が「彼に自供させたかった」だから、ブレンダは根っからのクローザーなのだな。
自分としても、あのサイコな犯人が殺されてしまうよりは、優しくゆるめたりキリキリと締め上げたりしながら、ブレンダがすべて吐き出させる様子を見てみたかった。
それにしてもフリンの「快復したらその足で俺を踏みつけてくれ」には笑ってしまった。事件の内容を本歌取りして、笑いに持っていくそのセンス。フリンを初めてかわいいやつめと思ってしまった。

しかし「まだ100年早いわ」って・・・
まぁブレンダなら100年でも200年でも生き延びそうな勢いではあるけれど。

結局更年期の方だったか・・・。判断の分かれ目はやはり発汗?ドクターは多分そっちだろうと思って診察してたっぽいなーとは思ってたが。
何しろ先週の予告がまたひっかけくさかったからなぁ。
更年期ショックをどう乗り切るのかと思ったら、産婦人科のオフィスでプロポーズって!
フリッツ、ティファニーの箱はそんな場所で出すなー!!・・・と思ったのだが、ブレンダが喜んでるのだからま、いっかぁと。
最初「同情ね?」とかブレンダがスネはじめた時にはどうしようかと思ったが、「永遠の輝き」がフリッツのフォローを不要としてしまった。そのあたりのオチは実にブレンダらしい。
YESの台詞が「夫婦別姓でいい?」だなんて・・・いいのかフリッツ。

来週はどうやらフリッツが、やっと!ブレンダのパパとママに紹介してもらえるようだ。婚約するまでひっぱったのか。結局はフリッツの粘り勝ち・・・かな?(そうは思えないのはなぜだ)
しかしひっかけ映像で放送日までもやもやを引っ張る予告だが、今週もまた!
ガブちゃんたら何してんの・・・いやいやいやいや。
・・・つ、釣られてやるもんかっ!!

ところで。実は、CSIのノベライズ「死の天使」をこの間やっとやっと読み終わったのだが・・・(本を読む時間があまり取れなくて、ちょっとずつ読み進めているうちに1ヶ月くらいかかってしまった)
その中に出てくる事件が「身寄りのない老人たちが老人ホームで連続殺人される」のと「棺の中から別人の遺体が発見される」という事件だった。2つとも今シーズンにネタかぶり。(ノベライズのほうが時期は先)
でも、「老人が自白してきて信用させてから撤回」とか「本人の遺体と一緒に別人の遺体が、棺を落としたことで発見」とか、ひねられてる部分が「クローザー」らしいというかうまいなぁと思った部分なので、自分の中ではセーフにしておこうっと。
「死の天使」は非常にキャラの再現率が高くて面白かった。「クローザー」も割とノベライズ向きのドラマだと思うのだが・・・どうだろう。


【 脇俳優チェック 】

◆被害者リサの夫で検事のスコット・メイソン .... Jason Brooks
「CSI:NY2」22話「奪われた家族」では、子供の誕生日に人魚姫コスプレのサラを歌手として雇い、パーティの最中に控室で子供の友達のママと不倫していたポール・ホワイト役で登場。
「CSI:マイアミ2」9話「破滅への誘い」では、探偵事務所の行き過ぎた浮気調査で、わざと美女に誘わせて浮気させてしまう手法のために離婚に至り、調査員の女性を恨んで車を傷つけたために捜査線上に浮かんだ男パデュー役を演じていた。
「PEPPER 恋するアンカーウーマン」では、ペッパーの妹キャシーの夫ブライス役。キャシーが家を出たきっかけはささいな無関心だったが、やり直そうと謝罪したくせに、キャシー不在の間に親友と不倫していたのだった。
「フレンズ」第4シーズン4話「ジョーイのShall We ダンス?」では、フィービーがのぼせてしまったマッサージのお客リック役。彼とキスしてるところをオーナーに見られてしまい、クビになってしまう。

◆被害者リサの元夫ダニーことルーカス・D・ジョーンズ .... Rusty Joiner
オフィシャルサイトあり。
「BONES」第1シーズン4話「クマの中に残された証拠」では、宅配屋のチャーリー役で登場。
「ER」第11シーズン8話「疑惑の銃弾」でカーターがソーシャルワーカーのウェンデルに誘われて行ったロッククライミングのインストラクター役で登場していた。彼はウェンデルの元彼?っぽくてカーターにイヤミをかましていた。
「CSI:マイアミ2」22話「弾丸の狙い」では、冒頭テンラージのライブのMC役。

◆タミー事件の担当スレイド保安官代理 ....  Michael McGrady
「CSI:6」5話「生きる定め」では、一家惨殺事件が発生したリンカーン郡の保安官デニス・ブラケット役。町の人からの人望も厚く、出張してきたCSIのメンバーをサポートして住民から話を引き出してくれた。
「クリミナルマインド」第1シーズン10話「悪魔のカルト集団」では、やはり小さい町で起こった悪魔教がらみの猟奇殺人に戸惑う保安官役で登場。町の人の信奉もあついいい人だったが、息子が事件に関係していることでショックを受ける。
「FBI~失踪者を追え2」21話「ふたつの家族」では、両親を殺された少女ジェシーを引き取って育てたおじのビル役で登場。ジェシーの両親殺害の冤罪で死刑判決を受けたリッキーの父が、リッキーの死刑を停止させようとして真犯人を突き止めるが、リッキーの犯行を確信するビルは信じようとせずに・・・。
「コールドケース」第1シーズン12話「接着剤」では、殺害された少年ティム・バーンズの父の現在版を演じていた。忙しさにかまけてティムがいなくなったことに気づかず、そのまま死なせてしまったことに負い目を感じて苦悩する役柄。
「CSI:マイアミ」第1シーズンでは、現場担当の刑事役で1話と11話に登場している。
「BONES」第3シーズン11話、「グレイズアナトミー」第4シーズン4話に登場予定。
コメント (3)
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BONES3 第1話「金庫室の晩餐」&FOX試写会

2008年09月25日 | BONES
昨日は「BONES3」のブロガー試写会に行ってきました。
今回上映されたのは、すでにプレミア放送されてる1話目。先行放送の時に脇チェックとかアップしておけばよかったなぁ。今日のエントリすごく長くなりそうで。



FOXで放送されている「BONES」も、もう第3シーズンに入るのですね。早いものです。
まだ見たことのない方のために軽く説明すると、実在の女性法人類学者をモデルにした、人骨の分析から事件を解決していくドラマです。
ワシントンのジェファソニアン研究所で法人類学の研究を行っているテンペランス・ブレナン博士が、FBIからの依頼を受けて捜査官ブースに捜査協力をすることになったのですが、この二人がまるで対照的。
テンペランスと研究所のメンバーの知識&オタクぶりと、ブースのどっちかというと俗物でマッチョな性格がミスマッチしつつ、今までにない視点で猟奇的事件を解決していく、というものです。

ヒロインものだと、その主人公に感情移入できるかできないかが結構ドラマののめりこみに差がつくと思うのですが・・・テンペランスはなんというか・・・
絶対友達にはなれないタイプだと思うんですよね。どっちかというと、ブースが好きで見ているという感じ?
でも、テンペランスというソウルメイトにめぐりあったブースが、友達以上恋人未満のところでさまよってるのを見てるのはなぜか楽しいのですね。普段は、「クライムサスペンス内恋愛不要主義」なんですが、この二人はいいポジションで寸止めしてるのでそこら辺が特別。
ブースがいるからこそ、テンペランスという天然キャラがかわいいと思えるような、そんな気がします。
もちろん、「骨までいっちゃったか」みたいな行くところまでいった感じの猟奇的事件のグロさもクセになりますし・・・



で、第3シーズンですが・・・
第2シーズンファイナルでは、アンジェラとホッジンスの新郎新婦が結婚式から逃げて、祭壇にテンペランスとブースが残されたところで終わりました。まるでその後何かが起こるかのように。
それでその後二人がどうなったかというと・・・結局、形のあることではどうもなっていなかったわけですが、内面的には二人の気持ちに微妙に変化が。
特にテンペランスは「からだはおとな、頭脳もおとな、でも心はこども」なので、自分の心のもやもやを定義できなくてひとりでじたばたしているようです。それで裂けられた格好になってしまったブースは、まるで「何で?何で遊んでくれないの?」と足元をぐるぐるするわんこのよう。
いつかは何かが起こる・・・・かもねっ?というスレスレのじらしプレイは今シーズンも健在のようです。

そんな二人をゆさぶる事件はというと。
シーズン1~2は一話完結で、父親の問題とか連続殺人鬼の死刑囚エップスの話とかが思い出した時につながってたりしましたが、第3シーズンでは「銀の骸骨」事件という今までにない猟奇的な事件がシーズンを通して暗くのしかかるようです。
第1話で発見される銀の骸骨は、部分的に殺害された被害者の人骨に差し替えられているというもので、骨についた傷から人肉食!の痕跡が・・・
そしてようやくホッジンスの陰謀好きが役に立ちそうな、秘密結社の存在が?・・・これはなかなか面白くなりそうな予感です。

ただ、第1話はほんとに「その後」のご報告とその連続事件の導入で終わってしまった感じなので、試写会としてはもう1話くらい上映があってもなぁと、ちょっと食べたりない感じでした。通常2話くらいはぺろりですよ、えぇ。
あと、特典映像としてキャスト&スタッフのインタビューや裏話映像を。テンペランスとブースが二人でセラピストにかかるとか(これがもう漫才で・・・)、第4シーズンでは○○ロケがあるとか、なかなか楽しい情報が聞けました。
特撮の裏側は「ほーあんなふうに」と感心することしきりです。爆破シーンの隠れた仕掛けは、実際の爆破シーンを見たらニヤニヤ笑ってしまいそうです。

そして、試写会恒例のおみやがこれ↓

マグカップが欲しかった・・・のですが、後から出て行ったらTシャツしか残ってなかったよぐすん。でもこれ着て犬の散歩に行こうっと。
それと、FOXオリジナルクリアファイル。(BONES画像は中に入ってる資料です。クリアファイルにはFOXファミリーのロゴが入っています)
あとgooブログを使ってる私が言うのもなんですが、ライブドアブログでは公式テンプレートにFOXが提供してるんですね。(24プリズンブレイク)そこにBONESも加わるらしいです。
テンプレ画像見せていただいたのですが、あれはイイ。ちょっとうらやましくなりました。動けないもんなぁいまさら・・・

とにかく、FOXのスタッフの方の並々ならぬ情熱を感じた試写会でした。
「BONES3」の情報はこちら↓ 今シーズンは結構期待できると思うので、途中からでもお入んなさい♪ですよ。

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◆BONES シーズン3 10月3日(金)23:00 FOXチャンネルでスタート!
 毎週金曜日 23:00~24:00 ほか

◆まだ間に合う!BONES シーズン3 第1話~第5話 キャッチアップマラソン
 11月9日(日) 14:00~18:00 

FOXチャンネルの視聴方法やBONESの最新情報はこちら
http://www.foxjapan.com/tv

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(で、以下は通常のエントリ内容ですが、今回は感想は抜きで)


ザックがイラクに行ってから3ヶ月、テンペランスは後任候補をすでに17人も不採用にしていた。
そしてその候補の選定を理由に外に捜査に出かけるのをずっと断り続けているため、ブースは父親を逮捕したせいで避けられているのかと悩む。アンジェラからは「結婚式で二人で祭壇に取り残されて以来、運命を感じて臆病になってるのでは?」と言われ、テンペランスは戸惑いを感じる。
そんな中、走行中の車に頭蓋骨が落下するという事件が発生、ブースはなんとかテンペランスを現場に連れ出す。現場の様子から誰かが陸橋から骨をばら撒いていたのだった。
頭蓋骨にあった骨腫からたどったところ、被害者の身元は、行方不明の天才バイオリニストギャビン・ニコルズと判明する。しかし彼の骨にあった削り傷は人間の歯型で、犯人は人肉食を行っていたのだ。
そして頭蓋骨に付着していた鉱物から、現在は使われていない廃屋となった銀行が浮上するが・・・

一方、過去の結婚が障害となって結婚手続きができないアンジェラのため、ホッジンスが費用を出して探偵を雇うことに。ところがアンジェラの当時の記憶はあいまいで、しかも当時訪れた島は津波で全滅していた。
そこに突然ザックがイラクから帰還するが・・・

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【 ト リ ビ ア 】

★Mario Jacksonへの追悼文
エンドクレジットにあるのは、2007年5月6日に殺害された俳優Mario Jacksonへの追悼文。モーターサイクルクラブでボクシングを見ている最中にいざこざが起こり、犯人の発砲によってMarioを含む二人が殺害されたという。
Mario Jacksonはウォーレン・ベイティ監督の「ブルワース」、ジョン・シングルトン監督の「Baby Boy」に出演。享年45歳。
この記事だと、現場にいた20人ほどに事情聴取したところ、全員が「何も見ていない」と主張したというから、リアルCSIの様相。この後犯人は見つかったのだろうか。


【 脇俳優チェック 】

◆アンジェラの夫探しを依頼された探偵 .... Raphael Sbarge
「CSI:マイアミ5」11話「落日のテロリスト」では、テロ組織アルカーディルの一味ソニア・バラクが銃撃され、彼女の弁護士タニンジャーが死亡した事件で、狙撃現場から逃げたコルベットの持ち主クレイグ・エドワーズの弁護士ラリー・フリモント役で登場している。
「グレイズアナトミー3」22~23話では、アディソンが訪ねたLAのクリニックで、1年半も「できない」と妻を夫婦生活から放置した夫のポール役で登場。
「CSI:NY」第1シーズン22~23話では地方検事役で登場。22話「クローザー」ではマックが被告のサリバンから再捜査するように言われて調べなおした事件で、当時その事件を担当した検事が彼。
「クローザー」第2シーズン10話「守るべき家族」では、遺体の第一発見者となった郵便配達人デレク・ドレイパー役。しかし実は事件に深く関わっていたキーマンだった。
「FBI~失踪者を追え!」第3シーズン3話「光の記憶」では、失踪者テディのいとこレオ役で登場。レオの父に性的虐待をされていたテディを助けようとして、父を殺そうとするが失敗。そのため半身不随になった父の面倒をずっと見続けているのだった。
「NIP/TUCK」第3シーズン6話「フランケンローラ」では、葬儀屋の従業員で顧客の遺体からパーツを切り取って自分の妹の遺体をリニューアルしていた男、サイラス・プライン役で登場。
「ER」第11シーズンの16、17話では、ぎっくり腰と言って来ていた患者カーケンドル役で登場。ニーラは自分のイライラからつれなくあしらっていたが、妻の死で落ち込む日にはボディスーツを着ている話でやっと彼の心に触れる。しかし大動脈瘤を見逃していたために破裂の処置でガラントとゆっくり話ができなかったのだった。
「堕ちた弁護士 ニック・フォーリン」ではニックの同僚弁護士ジェイク・ストラカ役でレギュラー出演。
「CSI:5」8話「第三の性」では、被害者ウェンディの婚約者ラナー役で登場していた。ウェンディが性転換者だとは知らずに婚約し、つつましい愛を育てていたかわいそうな男だった。
「Six Feet Under」第1シーズン7話「兄弟」ではゲイ疑惑がかかった神父クラーク役を演じていた。ほかに「プロファイラー/犯罪心理分析官」「チャームド~魔女3姉妹」「スタートレック・ボイジャー」など、ゲスト出演多数。
「コールドケース5」1話に登場予定。

◆ザックの後任候補クラーク・エジソン .... Eugene Byrd
「女検死医ジョーダン」では第4シーズンから、新入りのシドニー・トルメイン博士役でサブレギュラー。
「Heroes」第1シーズンでは、ネイサンの選挙スタッフ役で3,4,5,18話に登場。演説の時には後ろに控え、ニキと寝て行方不明になったネイサンを探しに来たりしている、参謀的立場と思われる。
「サードウォッチ」第1シーズン16話「父親の資格」では、ドクが救助しようとしたストリートギャングのパペット役で登場。第2シーズン3話「灰色の4日間」にも再登場している。
「FBI~失踪者を追え4」11話に登場予定。

◆ギャビンの恋人のチェロ奏者トラットナー .... Cynthia Preston
オフィシャルサイトあり。
「CSI:3」10話「翼の折れたイカロス」では、ご近所同士の揉め事で殺人に発展した事件で、現場になったバーの駐車場での犯行を目撃したバーのウェイトレス役で登場。

◆歯にダイヤのあるジェイソン .... Andrew James Allen
「名探偵モンク5」5話「恋のレッスン」では、ジュリーと交際中の水泳部の選手ティム役で登場。ジュリーは彼に夢中で、2ショットのプリントされたTシャツを作るほどバカップル状態で、ジュリーはその暴走ぶりに頭を悩ませる。
「グレイズアナトミー」第2シーズン9話「感謝祭の夜に」では、16年間の植物状態から復活したホールデンの息子コービー役。コービーは17歳なので、父についてほとんど知らないまま育ってきたため、突如目覚めた父に戸惑いどう振舞っていいかわからない。
「ミディアム」第4シーズン2話、「コールドケース」第5シーズン1話、「ER」第14シーズン2話に登場予定。

◆シークレットサービス副長官レオの不倫妻 .... Suzanne Ford
「Dr.HOUSE」第1シーズン10話「身元不明の女」では、フォアマンとチェイスが自分たちの患者のためにMRIの予約を横取りした、ホイットニーという女性役で登場。
「ラスベガス」第2シーズン17話に登場予定。

◆閉鎖された銀行へブースたちを案内してきた警官 .... Dwayne Macopson
「CSI:マイアミ5」21話「修羅場」では、離婚でモメているアサートン夫妻の自宅で遺体で発見されたマンディ(アサートン夫の愛人)の夫トッド役で登場。彼の自供であっという間に事件解決と思われたが、他の要素で事件はこじれまくる。
「NCIS」第1シーズン1話「狙われたエアフォースワン」では、エアフォースワンで大統領エリアの前で警護している少佐役。ギブスに突然クリーニング店を聞かれてどぎまぎしたりしている。
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「クローザー3」 第7話「行き違った思い」

2008年09月24日 | クローザー
二人のヒスパニック系の少年が、被害者の一人ジェシー・ロメロの自宅近くで殺害された。二人はヒスパニック系ギャング「ES14」のメンバーで、「ES14」は黒人系ギャング組織「ワンファイブ」との抗争が激化、このところ12件もの事件が発生していた。
しかももうひとりの被害者エンジェル・フローレスは、先に起きた「ワンファイブ」メンバーの殺害の容疑者でもあったため、テイラーはギャング間の抗争と見てブレンダに捜査協力を依頼してきたのだった。
現場ではジェシーのいとこミゲルが、見物人たちを扇動して逮捕される。ミゲルの父カルロスは「息子はギャングじゃない」とかばうが、ミゲルは「ES14」に接近しようとしていた・・・

そんな中、ブレンダの体調は依然悪化する一方。いつもなら冷静な判断をするところが、イライラとして当り散らすようになり、部下たちもブレンダの異変に気づき始めていた。
そしてブレンダは産婦人科の検診を受けるが・・・

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ギャング組織同士の抗争はアメリカ建国以来の持病。顔ぶれは変わっても、常にギャングの存在と抗争が犯罪の温床どころか完全に養殖場となっている。今ある黒人系やヒスパニックとかの勢力を抑えても、それが次なるアジア系の台頭の手助けになるだけだったり・・・。
そんなところにブレンダを投入しても、そんなに簡単に治癒する問題ではないし。ギャングとある程度共存でやっていこうとするテイラーやポープは、治療をブレンダに任せたものの、やれ検査はするな手術はするな、注射の針はそこにさすなとうるさいこと。
まぁ大体・・・開始5分以内に予想されたギワクのとおりには、90%くらいの確率でそのまま展開しないから、多分ギャングがらみじゃないんだろうとは思ったけどね。「コールドケース」と「クローザー」の脚本はそういう「~と見せかけて」の傾向がとみに強い気が。
「クローザー」だと、さらにラスト5分でいきなりのどんでん返しするしなぁ。

そんな風に視聴者の思惑通りには決して動かない「クローザー」製作陣だから・・・
産婦人科で「やっぱり?」と見せかけて、っていう展開になりそうな気が。でも、コメントいただいた皆さんの予想にあった○○○(真ん中に年)もどうだろう。それはオチとしてはギャグ方向の展開にしかならなさそうだけど、ブレンダのダメージが計り知れなさそうで。
予告がなんだか、「やっぱり?でもってそういう?デス妻ガブリエル方式?」みたいな感じを匂わせていたが・・・予告のネタバレに見せかけた騙しにはもうつられないぞー。
フリッツの風邪が伏線とか、そんなのも勘弁だ!あぁもうわかんない。

こういう時にダニエルズが不在だったものだから・・・(いなかったことに気づかなかった人は、ガブちゃんにごめんなさいですよ)ダニエルズだったら、もうちょっと気が利いた気配りができたか、ブレンダの異変の原因を察知するという方向に話が進んだかもしれないのに。
タオとサンチェスじゃなぁ・・・。
サンチェスも、ダニエルズ相手ならセクハラジョークを飛ばしたりするのに、ブレンダ相手だとただの一兵卒になってしまうのがかわいいというかなんというか。

普段、オヤジたちに活躍の場を奪われがちなサンチェスだが、今回は彼のいいところがいっぱい見られたような。
ギャングの落書きを読み取るなどヒスパニック系ギャングの動向に詳しい彼は、地元っ子だからなのだな。だからこそ地元の子をひとりでもギャングに関わらせたくないという思いが強いわけで・・・
ブレンダがもし本調子だったら、もう少しサンチェスの表情を読み取って心情を汲み取ることができたのだろうか。これもまた「行き違った思い」。二人の間に溝ができていないといいのだけど。黙ってリンチ写真を撮って送信するサンチェスの気持ちを思うとなんだか切なくなってしまった。
「もうあなたの息子じゃ済まされない。ES14だ」と告げた時の複雑な思いや、ブレンダにうまく声をかけられなくて「お大事に」しか言えなかった彼のキャラクターは、実にいい味を出していた。

ガブちゃん、がんばらないとサンチェスにファン盗られちゃうよ(違)。


【 脇俳優チェック 】

◆ブレンダの産婦人科医 .... S. Epatha Merkerson
日本未放映だが、NBCの超長寿番組「Law & Order」にアニタ・ヴァンビューレン警部補役で最長のレギュラーメンバーとして出演している。
TV映画「ブルース・イン・ニューヨーク」(または「ラッカワナブルース 街角の女神」)では、ブラックコミュニティの核となり、下宿屋でさまざまな人の面倒を見たナニーことレイチェル役を演じて、エミー賞ミニシリーズ部門主演女優賞、ゴールデングローブ賞ミニシリーズ部門主演女優賞を獲得している。(彼女が育てたルーベン少年の成人版&語り部の役を「CSI:NY」のホークス先生ことヒル・ハーパーが演じている)
映画「ターミネーター2」では、ターミネーター開発の基となるマイクロチップを製作した、サイバーダイン社のダイソン技師の妻役で出演。平和な日々が突然破られ、夫が目の前で殺されてしまう悲劇を味わうのだった。

◆ミゲルの父カルロス .... Geoffrey Rivas
「CSI:科学捜査班」では第1シーズンからサム・ヴェガ刑事としてサブレギュラー出演しているのでおなじみ。
「グレイズアナトミー2」8話「運命の人」では、窓の清掃人でジョージの目の前で自殺を図った男ステュー役で登場。彼の下敷きになったハトが背中にめり込み、ジョージも命が助かったことで、運命を感じたジョージは彼のために奔走する。
「コールドケース2」10話では、刑事でありながら事件をゆがめてしまい、正義漢の検事に真相を追及されて殺人に手を染めて平気な顔をしていた悪徳刑事マーティン役を演じていた。
「NIP/TUCK」の第1シーズンのパイロットで「女にモテたい」というので整形しに来たラテン男シルビオ・ペレス役で登場。実はボスの娘(6歳!)に手をつけて逃げるための整形で、バレて手術中殺されてしまう。(絶対あの死体は見つかって、ホレイショがクリスチャンとショーンを捜査すると思う)
10月から放送が開始になる「Shark」第1シーズン14話に登場予定。

◆被害者ジェシーの母でカルロスの妹 .... Michelle Bonilla
「ER」では、第5シーズンから救急隊員ハームスで出演。
「ドクター・クイン 大西部の女医物語」ではメキシコ人教師テレサ・モラレス先生。夫や父を不幸な亡くし方をした薄幸の美女だった。
「ジョーイ」第1シーズン24話「気がつけば・・・ジョーイ」では、サラと一緒に同棲のためのアイテムをそろえるために買い物に出たジョーイに、タオルを勧めた店員役で登場。

◆害者ジェシー・ロメロのいとこミゲル・トーレス ....  Francis Capra
「ヴェロニカ・マーズ」ではバイカーのウィーヴィルことイーライ・ナヴァーロ役でレギュラー。転校してきたばかりのウォレスをいじめたりもしたが、ヴェロニカに助けられたことから奇妙な友情関係が生まれている。
子役としてキャリアをスタートさせ、デビューは10歳の頃と実は芸歴は結構長い。デビュー作は映画「ブロンクス物語/愛につつまれた街」で、監督をつとめたロバート・デニーロの息子カロジェロの幼少期を好演している。
「FBI~失踪者を追え3」1話「手さぐりの脱出」では、歩行訓練士の女性ルイーザの弟ティト役で登場。盲目の少女ケリーのBFで、二人はルイーザの反対をおそれて内緒で会っていたのだった。
祖父は「或る夜の出来事」「オペラハット」「我が家の楽園」と3度のアカデミー監督賞を受賞し、クリスマスにTVで放送される定番映画として有名な「素晴らしき哉、人生!」の監督として有名なFrank Capra。
「Heroes」第3シーズン1,2話、「クリミナルマインド」第3シーズン4話に登場予定。

◆ギャング組織ワンファイブの幹部 .... Rigo Sanchez
「コールドケース3」6話「キックボード」では、ギャンググループオータウンのリーダーミゲールのいとこのヘスース役。ミゲールから虐待されている彼の女レティシアに思いを寄せ、彼女を守るためにミゲールの情報をリリーたちに売る。
「グレイズアナトミー2」の6話「アンフェア」では、列車事故で足を切断された男性患者を搬送し、14話「嘘は心のバリケード」では軽い気持ちで指を切断したギタリストのリックを搬送してきた救急隊員スタン役で登場していた。
「マイネームイズアール」第3シーズン3話に登場予定。
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ザ・ホワイトハウス5 第7話「激化する対立」

2008年09月24日 | ザ・ホワイトハウス
最高裁判所長官アシュランドが突然倒れ、その高齢から任務の続行は不可能ではないかとみられた。レオはトビーに長官にうまく辞任勧告するよう委任する。
悩んだトビーは、法務部のジョー・クインシーが昔長官のもとで働いていたことを知り、説得してくれるように頼む。しかし意識のない長官の姿を見たジョーは、長官への尊敬からトビーに「長官は元気だ」と伝える・・・
一方予算折衝は難航し、ジョシュの後任のアンジェラ・ブレイクが苦闘しながらも連日深夜までの折衝が行われていた。しかしバートレット政権の弱体化ぶりをアピールしたい下院議長ハフリーは、話し合いのたびに難題を押し付けてきて、トビーやジョシュにとって思い入れのある公約「大学授業料の税控除」の法案を撤回させようとしていた。
そんな中、アンジェラはジョシュに「予算に詳しいから」とドナの手を借りたいと申し入れる。風邪で思考力が低下していたジョシュは深い考えもなくそれを了承する。
ところがドナが予算折衝の会議に同席していると聞き、ジョシュは内心複雑に感じるが・・・
ゾーイは、トーク番組に出演して事件当初のことを語ることに。そこでCJがニューハンプシャーに向かいゾーイに発言のアドバイスを行う。しかしCJはそこでアビーとバートレットの関係が深刻なことを目の当たりにする・・・

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原題は「Separation of Powers」つまり三権分立で、そういえば行政・司法・立法の三者が出てくるエピは初めてなのかも。
行政が司法に引退を迫り、立法が行政の立場を踏みにじる形で妥協を迫るという図。なかなかシビアでグダグダだ。

このドラマがすごいなと思うのは、膨大な人事がリアルに変動している上に、それがドラマの上でちゃんと意味を持って描かれているところだ。
先週、チャーリーが「最高裁長官が大学の授業と本物の裁判を間違えたそうです」と、軽い世間話めかして漏らしていたことが、しっかり伏線になっていたことがわかる。
また「最高裁長官」は過去にも一度話題に出てきたことがある。
第4シーズン14話「就任式 前編」ですでに、アシュランドという名前こそ出てこないが、最高裁長官が「アスベスト訴訟についての意見を韻文で発表した」とか「英国のようにカツラを取り入れようとした」とか、奇行?が問題になっていた。
そこだけ見ると、アシュランドというキャラを当時から考えていたようにも見えるが、就任して長いと語られている最高裁長官の逸話をバートレットが説明されて「変人だな!」と、まるで会ったことがない人物に対するような感想を述べていたりするのが惜しい。
バートレットとアシュランドが旧知の間柄で、影響を与え敬意を払うような相手だという設定でなかったら、今回のようなことにはならないわけだし。

アシュランドという人物は、実際に出てきたのは今回だけなのに、かなり強烈な印象を残した。人となりはトビーとジョーの会話だけで充分強いキャラは伝わったのだが、その後のバートレットの背中をどーんと蹴飛ばすように「私はまだ引退できん!」と檄を飛ばしたところで、私の中で好きなサブキャラのトップ10に入る勢いになってしまった。
ジョーとアシュランドの会話の場面はほんとにいい場面だった・・・なんだか双方微妙な吹き替えだったけど(ジョーは前回の登場と同じ人でしたか?)、二人の信頼と敬愛が静かにしっかりと伝わってきた。
さすが、このエピの演技でチャンドラー(違)がエミー賞にノミネートされるだけのことはある。

バートレット政権はずっと議会対策に悩まされ続けているわけだが、それは民主党大統領なのに議会は共和党が多数派という、ちょっと違うけど「ねじれ国会」状態が発生しているからだ。
大統領と議会の政党が違うと、議会は法案や予算を簡単には通さなくなり、歩み寄りや妥協、挫折を余儀なくされるようになる。当初の方向性から中道に寄ったりするわけだ。
バートレット政権のモデルは、少し前のクリントン政権になっていることが多く、一期目の途中の中間選挙で両院ともに民主党が少数派に転じたことで、クリントン政権がずっと議会対策に苦しむ政権運営が強いられたのとかぶっている。
現在のブッシュ政権でも、一期目は共和党の大統領で議会も共和党が多数派だったのに、2006年の中間選挙で上院下院ともに民主党が逆転したことで、二期目の後半の政権は手足をもがれた状態でもがき苦しんでいる。
大統領の政党と議会の多数派が逆転するということは、大統領の政策に国民が軌道修正を迫ったということのはずなのに、ドラマでは議会を無視して「あえて拒否権発動を行使」する、議会に毅然と対抗する大統領の姿にカタルシスを感じる、というのだから、民衆というのはわがままなものだと思う。
でも、「断る。」はかっこよかった。ほんとに。

予算で拒否権を発動すれば、ハフリーが言ったように政権は機能停止に・・・まさにドナがジョシュに言っていたことは正論ど真ん中だったわけだが、それをジョシュのような立場の人が直視できていないのが痛いなぁ。

ドナは、ジョシュのもとにいるとほんとに「アシスタント」以上の仕事はさせてもらえなくて、それはそれでドナのキャラとしてよかったのだけれど、本当はもっと能力も高いし政治的な意欲も持っていて、それをアンジェラがきちんと向き合って話を聞いてくれたことで能力をうまく引き出して高められていたのには驚いた。
アンジェラって結構キレものなんだな。予算折衝では失敗してたけど。
ジョシュ自身、ドナが使えるっていうことはわかっていたけど、それを手放したくないので見てみぬふりをしてきたというのを、今回のような形で思い知らされてしまったと・・・
どうする、ジョシュ。今ドナと向き合わなかったら、羽ばたいちゃうかもしれないよ?
アシスタントじゃなくなったドナとは、違う向き合い方をしないといけなくなるのに。・・・それはそれで楽しみだけど。

ゾーイは・・・顔の傷は治ったようだけど、その分傷が見えなくて痛々しい。
しかも一番近くにいるアビーが、娘のことを見てるようでいて、自分のことでいっぱいいっぱいなのがどうしようもない。
レオもCJも、状況わかったんだからもうちょっとあの夫婦のことに介入しないと、ほっとけばほっとくほど、「夫婦のこと」じゃなく政治問題になっちゃうのになぁ。


ところで、22日午前(アメリカでは21日夜)はエミー賞の授賞式だった。
日本で放送されている番組はあまり受賞しなかったので、結果の内容ではテンションがだだ下がりしてしまったが、授賞式のパフォーマンスにこんな画像を発見した。


おおお~??これはバートレット!!??

それと、TWWには関係なさそうだが、フィダラーさん(Lily Tomlin)もパフォーマンスで出演していたようだ。

二人のパフォーマンスがどんな感じで行われたのか、AXNで放送される授賞式の放送が楽しみだなぁ。

そうそう、フィダラーさんといえば、前任者のランディンハムさんことKathryn Joostenが、ドラマ部門ゲスト女優賞を受賞!(「デスパレートな妻たち」のマクラスキーさん役で)

ランディンハムさんたら・・・舞ってるし。うれしかったんですね。おめでとう~!


【 脇俳優チェック 】

◆冒頭の最高裁長官の黒人スタッフ .... Obi Ndefo
「ドーソンズクリーク」ではベッシーの恋人になったボーディ・ウェルズ役で、間をおきつつもずっと登場している。
「スターゲイト SG-1」ではジャファのラクナー役。初登場の第4シーズン14話では、反乱軍のメンバーを募ろうとやってきたティルクを、反逆者として捕らえてしまうのだった。

◆最高裁長官ロイ・アシュランド .... Milo O'Shea
映画「バーバレラ」で、ジェーン・フォンダ演じるヒロインバーバレラを捕らえて、エッチな拷問を施す宰相役を演じている。しかし彼の正体はバーバレラが求めているはずのデュランデュラン博士だったのだ。
ポール・ニューマン主演の「評決」では、医療過誤裁判の担当判事ホイル役。
オリビア・ハッセーがジュリエット役の「ロミオとジュリエット」では、ロレンス神父役を演じている。
医師や神父の役が多く、ドラマでも「Oz/オズ」ではドクター役で登場。「そりゃないぜ!?フレイジャー」第3シーズン2話「精神科医のセラピスト」ではフレイジャーと同じ階に住む精神科医役で登場している。

◆ホワイトハウス法務部ジョー・クインシー .... Matthew Perry
「フレンズ」のチャンドラー役でおなじみ。
初登場は第4シーズン20話「ホワイトハウス封鎖」。ジョシュはクインシーに初めて会って気に入ったものの「何かが変だ」と考え込み、その違和感の理由が「共和党員だ」ということに気づく。同21話「スキャンダル」では、新人いじめで地下の配管室をあてがわれながらも、ホインズのスキャンダルにいち早く気づくいう手柄を立てている。このエピソードの演技で、Matthew Perryは2004年のエミー賞ゲスト出演賞にノミネートされている。
「ビバリーヒルズ高校白書」第1シーズン19話「殺意の季節」では、ブランドンが学校新聞のために取材した、裕福な実業家の息子で、スポーツ選手の上に映画のシナリオも書くという文武両道な4年生のロジャー・アゼリアン役。
「アリーmyラブ」第5シーズン16話「自立した女」、17話「恋人たちのバトル」では、事務所の採用試験を受けに来た弁護士のトッド・メリック役で登場。アリーは面接中ぼんやりしてるのをトッドにつっこまれて反発するが、それでもデートに誘われて彼をラリーにダブらせるのだった。
「先生はあきらめない~ロン・クラーク物語」では、実在した全米最優秀教師ロン・クラークを演じている。
「愉快なシーバー家」では、シーバー家の長女キャロルの恋人サンディ役。なんと飲酒運転で事故死という形で退場する。
映画「隣のヒットマン」シリーズでは、ブルース・ウィリス演じる隣人の凄腕ヒットマンにおびえる歯科医のオズ役。
TWW終了後、ジョシュ役のBradley WhitfordとTWWの脚本のAaron Sorkinと組んで「Studio 60 on the Sunset Strip」に出演するが、視聴率が低迷してキャンセルになってしまった。

◆最高裁長官のスタッフのリサ・ジマー .... Amy Stewart
「ラスベガス」第1シーズン9話「美人姉妹の悪巧み?」では、メアリーがお世話していた合同結婚式の花嫁カレン役。準備そっちのけでラスベガスに浮かれる婚約者にブチ切れて、男性ストリッパーとカレンがハメをはずしたことで案の定大モメ。メアリーは何とか二人がよりを戻せるように奮闘するのだった。
「CSI:NY2」1話「灼熱の街」では、高層ビルで殺害されたビジネスマンディラードの妻役で登場。ディラードの殺害を目撃したビル登りパフォーマーが、通報しようとして落下した事件。
「ER」第6シーズン10話「家族の問題」で、コーデイが担当したレイプ犯ディーンに、被害者で行方不明の妹の居場所を聞きたいと会いに来た姉の役で登場していた。しかしコーデイの尽力もむなしく、ディーンは面会途中から精神状態がおかしくなり、姉に暴言を吐いて傷つけるのだった。
出演シーンの画像や動画をこちらで見ることができる。
「コールドケース4」19話、「エバーウッド」第4シーズン11話、「FBI~失踪者を追え6」6話、来年放送スタートの「プライベートプラクティス」第1シーズン5話に登場予定。

◆冒頭の最高裁長官のスタッフ .... Kristoffer Ryan Winters
「CSI:5」21話「禁断の味」では、犯罪者専用精神病院施設で殺害された被害者のロビー・ガーソン役で登場。少年愛趣味で患者のアダムと深い関係になるが、アダムの近親相姦の母がそれを知ったために悲劇が起こる。
「FBI~失踪者を追え2」11話「カメラマンの夢」ではゲイの男エリック・ラーソン役。失踪者のカメラマンオーウェンが生活のために俳優のトルスタン・ルースをゲイだと暴いたので、トルスタンは仕事を失い薬に溺れて死んでしまった。それを恨んだトルスタンの恋人ラーソンはオーウェンを逆にパパラッチし、家庭を壊してやろうとしたのだった。
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