ＣＳＩ：５ 第２３話「死体たちの運命」 感想編

思えば、このシーズンは製作者側が苦心してやってるのか楽しんでやってるのかはわからないが、やたらと「いじりまくった」シーズンだったような気がする、といきなりあと２話を残してシーズン総括。
ＣＳＩの枠組み自体を解体してみたり、主任が出てこなかったり、出てきてもちょっとだったり。何か本人たちによるパロディを見せられていたようなのが、５ｔｈだった感じ。
そう、５ｔｈは半分くらい「番外編」を見せられていたんだ。そう思うとこのシーズンに対するもやもやが多少なりとも・・・晴れるかーい！！
そしてあと数時間で・・・最大のセルフパロディが始まるわけで、楽しみ半分不安半分だ。

しかしこのエピソード・・・ほんとに同人パロディっぽい。
「エクリーって、鑑識できるのぉ？」とか、「早番って誰がいるの？」っていうツッコミがアメリカでも入っていたんだろうか、それとか、ヴァルタン、デヴィッド、ロビンス先生とホッジスなど、サブレギュラーなひとたちの出番を増やしたあたり、実にマニア向けな内容になっていたと思う。

今回出てきたマニアックポイント
・主任は大学寮に入っていたらしい。同室は気の毒に・・・
・エクリーは離婚している。ヴァルタンは・・・
・グレッグが金髪になった
・グレッグが「体育会系」と言われていた
・デヴィッド婚約中（８話で指輪を買うと言ってたので、プロポーズにＯＫもらったらしい）
・早番のひと？ヘンリー登場。（脇チェック参照）
・ソフィアは特殊任務中
・ホッジスは特殊鼻任務中
・ロビンス先生はシャム猫親子を飼っている。一匹欲しい・・・

ヴァルタンは・・・言いよどんだのは「しゃべると長くなるから」と思ってうっちゃったのか、それともスネの傷が痛んだのか、どっちだー！
ロビンス先生とヴァルタンでＣＳＩ抜きで捜査してて、「まるでＣＳＩみたいですね」って・・・それを言われてなぜ怒るロビンス！なんかもうセルフパロディワールド炸裂って感じ。
デヴィッドのＳＦ系の怖がりも健在だし。デヴィッドぽてぽてしててかわいいなー。モルグの師弟は二人して私服がイケてないが、それはそれ。

ホッジスとエクリーが、なんだかフツーにいい人って感じに見えてしまってどうなんだろうそれ。
エクリーの尋問なんて人当たりが柔らかくて・・・そりゃ出世するよなぁみたいな。エクリーは決して無能なゴマスリってだけではなく、それなりに仕事は普通にできるひとだったんだな。でも、下に対しての思いやりがぺらっぺらに薄くて人望がないってことの度合いは、今回のでよくわかった。
今シーズン何回か、「主任は誰から密かに変わった死体や虫の出てる現場を聞いて、飛んでいってるのではないか？」疑惑が沸いていたが・・・
その犯人は、ロビンス先生もしくはデヴィッドではないだろうか？
エクリーが「パーティ帰りの遺体」を前にしょぼくれていたところに主任がやってきたのは、あれ絶対わざとだと思う。「あぁグリッソム、例の死体見つかったぞ。うん、エクリーが騒いどったやつな。死体がパーティの格好してるらしい。そうパーティだ。今デヴィッドが現場にむかっとるが、なかなかの見ものだぞ」ｂｙロビンス、みたいな。
・・・主任は多分エクリーのところから離れて、人がいなくなったところで大爆笑したに違いない。

あれでキャサリンのナンパやその他エクリーが主任たちをつつくネタにしてたあれこれについて、あんまり強気に出られなくなる・・・かな？

でもね・・・・エクリーがおとなしくなったとしても・・・

２４話から「あいつ」がやってくるからなぁ。
・・・爬虫類の目を持つ、　あ　の　男　が。