詳しい舞台は明かされてませんが、大分の中津のアーケードでロケしたというメイドイン九州の『サブイボマスク』。この作品テーマにぴったりだったのでしょうか(^_^;)
サブイボとは、関西弁で『トリハダ』のこと。主人公が暮らす田舎には、遊ぶところも、面白いことも、イベントも何ひとつなく、これでは若いもんの流出は止まらないという、通り一遍の説明会が繰り返されるようなサブイボさえ立たない土地がら。
しかし田舎を何かしたい「バカ者で若者」が、誰もいないアーケードで自ら歌うことを繰り返し、ネットで話題になり、徐々にお客も集まり始める、、、という、夢のような展開がとりあえず描かれます。
ある時、思い描くような効果が出ないからと、それまで協力していた地元のおじさん達が手を引き始め、主人公の苦悩が始まるところからが、この作品の真骨頂でした。何事も、みんなが少しだけやってみるか、何もしないかで、町の表情がおおきく変わるのは、頭の中で理解はしていても、印象に残るシーンでした。
タイトルは、ちょっと残念ですが、中身は予想に反しサブイボ手前まで感動しました(^。^)
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