オリンピックの自転車女子ロードレース。
無名の選手が優勝し、大番狂わせと言われてます。
自転車レースは空気抵抗が大きいので、
なるべく集団内で走るか、
同じチームの人に風よけ役をしてもらって体力を温存し、
ゴール前の競争に備えるのが常識です。
しかし今回、オーストリアの無名の選手が
スタート直後から集団を飛び出して先行し、
何名か追いかけた選手もいましたが、
結果的にゴールまで独走して優勝。
誰も予想できなかったレース展開でした。
詳しい方に事情を聴いたところ、
今回はオランダチームが強力すぎて、
周りの選手はすべてオランダを警戒していました。
そのためオランダが動くまでは動かず、
結果的に、スタートから先行した選手を
そのまま長時間泳がせることになりました。
飛び出した選手が無名だったことも要因です。
有名な強い選手ならば、かならず誰かが追いかけたり
集団全体がスピードアップして追いつこうとしたはずです。
また、多くのプロのレースで使われている無線機が
オリンピックでは使用禁止でした。
そのためトップで独走した選手があまりに離れていたので、
2位以下の選手たちが
自分たちが先頭にいると勘違いしてしまったのです。
もろもろの要因が重なって
まさかの展開となり、だれも予想しなかった選手が優勝。
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