
伊勢崎市の水道水の放射能検査の結果が発表されました。
以前ブログでご紹介しましたように、
伊勢崎市の水源は、
県から買っている利根川の表流水(県央第2水道)と、
深井戸の2種類に大別されます。
県の水道は以前から基準値以下と発表されていました。
今回の伊勢崎市の発表は深井戸の水源についてです。
伊勢崎市には、9つの浄水場・配水場があり、
それぞれの水源は次のとおりです。
なお、深井戸は各配水場内やその周辺に複数設置されています。
赤堀磯配水場 県水100%
赤堀西久保配水場 県水100%
あずま浄水場 県水80%、井戸20%
波志江配水場 県水85%、井戸15%(竜宮上水道の井戸水)
書上浄水場 県水71%、井戸29%
竜宮浄水場 井戸100%
広瀬浄水場 井戸100%
境ふちな配水場 県水52%、井戸48%(下武士浄水場の井戸水)
境下武士浄水場 井戸100%
----------------------
以下、整理します。
県水はすでに確認済みなので、県水100%の水源は
安全確認済みです。
赤堀磯配水場 県水100%
赤堀西久保配水場 県水100%
----------------------
本日付けで、安全確認されたのは、
広瀬(地下水)、竜宮(地下水)、下武士(地下水)、波志江(表流水)です。
広瀬浄水場 井戸100%
竜宮浄水場 井戸100%
境下武士浄水場 井戸100%
波志江配水場 県水85%
---------------------------
さらに、波志江の地下水は竜宮の地下水であり、
境ふちなの地下水は、下武士の地下水なので、確認済みとなります。
波志江配水場 県水85%、井戸15%(竜宮上水道の井戸水)
境ふちな配水場 県水52%、井戸48%(下武士浄水場の井戸水)
--------------------------
本日時点でまだ確認できていないのは、次の2つです。
あずま浄水場 井戸20%
書上浄水場 井戸29%
(水の供給範囲はコチラでご確認下さい)
--------------------------------
本日、水道局長さんに確認したところ、
残りの2つについても早急に安全確認し、発表できるよう
努力しているとの回答でした。
市民の安心のために、一日も早い確認を望みます。
今回、地下水が安全確認された各配水場について
現地確認をしてきました。
水道局の皆さんには、わかりやすく説明して頂きまして
ありがとうございました。
1 竜宮配水場
(1)深井戸がある場所の地層模型

茶色は粘土質の不透水層。およ地下200mの水は、200年かけて
しみこんだ水だそうです。
(2)深井戸4号の外観

(3)4号井戸のふたを取るところ

(4)4号井戸の中
先ほどのふたを取ると地下室がある。
この場所の真下に約200mの鋼管が打ち込まれている。
地下40mくらいまで、地下水が来ている。その中に水中ポンプがあり、
くみ上げている。構造的に、地下水脈から水道管に入るまで外気とは
基本的に接触しない。よく見ると太い配管に水道の蛇口が付いています。
ここからサンプリング用の源水を採取します。

(5)各家庭へ水を送るポンプ

(6)非常用発電機。停電時にポンプを動かします。

2 広瀬配水場
(1)場内にある1号井戸

(2)薬注室、次亜鉛酸ソーダで消毒

(3)急速濾過器(水から不純物を取り除きます)

3 境下武士配水場
(1)深井戸・第7水源地・ここの水を調査しました

(2)地下水が集められるプール(地下)

(3)濾過器

(4)浄水池(2種)


(5)ポンプ室

(6)バレルポンプ(水中ポンプからバレルポンプに変更)


-----------------------
今回の視察調査で、深井戸の水は、
外気にはほとんどふれないので、
放射能汚染とは関係がないと感じました。
群馬県への福島原発の放射能汚染は、
放射能を帯びたチリなどが、風で拡散しています。
そのため、山や川にチリが落ちた場合、
表流水を水源とする水道水が汚染される可能性があります。
一方、深井戸の場合、
地表の水を浸透させない不透水層よりも
下から水をくみ上げます。
そして、
地下水脈から深井戸の鋼管を通り、
ポンプを経て水道管へ行くので、
伊勢崎市の場合外気に触れる機会がありません。
伊勢崎市では、何度も計画停電がありました。
配水場では、断水しないように
停電前から非常発電機を動かし、給水していました。
伊勢崎市の水道は、
ストックしている水が、少なくなってくると
ポンプが稼働して水をくみ上げます。
停電復旧直後は、水道需要が急増するため、
供給能力の限界が瞬間的に生じるようです。
そのため、水が普段と違う流れ方となり、
水道管内のさびなどが混入することがあるそうです。
市民の皆さんは、ポンプや水道管を守るためには、
停電復旧後、一斉に水を使わないで、
可能であればずらすように心がけて下さい。
特に、水洗トイレの使用が要注意です。
ご不便をおかけしますが、
伊勢崎市の水道全体のため
ご協力をよろしくお願いします。
残りの地下水の安全確認がされましたら
またブログでご報告します。
冒頭の写真にある広瀬浄水場のさくらは、
今見頃です。
以前ブログでご紹介しましたように、
伊勢崎市の水源は、
県から買っている利根川の表流水(県央第2水道)と、
深井戸の2種類に大別されます。
県の水道は以前から基準値以下と発表されていました。
今回の伊勢崎市の発表は深井戸の水源についてです。
伊勢崎市には、9つの浄水場・配水場があり、
それぞれの水源は次のとおりです。
なお、深井戸は各配水場内やその周辺に複数設置されています。
赤堀磯配水場 県水100%
赤堀西久保配水場 県水100%
あずま浄水場 県水80%、井戸20%
波志江配水場 県水85%、井戸15%(竜宮上水道の井戸水)
書上浄水場 県水71%、井戸29%
竜宮浄水場 井戸100%
広瀬浄水場 井戸100%
境ふちな配水場 県水52%、井戸48%(下武士浄水場の井戸水)
境下武士浄水場 井戸100%
----------------------
以下、整理します。
県水はすでに確認済みなので、県水100%の水源は
安全確認済みです。
赤堀磯配水場 県水100%
赤堀西久保配水場 県水100%
----------------------
本日付けで、安全確認されたのは、
広瀬(地下水)、竜宮(地下水)、下武士(地下水)、波志江(表流水)です。
広瀬浄水場 井戸100%
竜宮浄水場 井戸100%
境下武士浄水場 井戸100%
波志江配水場 県水85%
---------------------------
さらに、波志江の地下水は竜宮の地下水であり、
境ふちなの地下水は、下武士の地下水なので、確認済みとなります。
波志江配水場 県水85%、井戸15%(竜宮上水道の井戸水)
境ふちな配水場 県水52%、井戸48%(下武士浄水場の井戸水)
--------------------------
本日時点でまだ確認できていないのは、次の2つです。
あずま浄水場 井戸20%
書上浄水場 井戸29%
(水の供給範囲はコチラでご確認下さい)
--------------------------------
本日、水道局長さんに確認したところ、
残りの2つについても早急に安全確認し、発表できるよう
努力しているとの回答でした。
市民の安心のために、一日も早い確認を望みます。
今回、地下水が安全確認された各配水場について
現地確認をしてきました。
水道局の皆さんには、わかりやすく説明して頂きまして
ありがとうございました。
1 竜宮配水場
(1)深井戸がある場所の地層模型

茶色は粘土質の不透水層。およ地下200mの水は、200年かけて
しみこんだ水だそうです。
(2)深井戸4号の外観

(3)4号井戸のふたを取るところ

(4)4号井戸の中
先ほどのふたを取ると地下室がある。
この場所の真下に約200mの鋼管が打ち込まれている。
地下40mくらいまで、地下水が来ている。その中に水中ポンプがあり、
くみ上げている。構造的に、地下水脈から水道管に入るまで外気とは
基本的に接触しない。よく見ると太い配管に水道の蛇口が付いています。
ここからサンプリング用の源水を採取します。

(5)各家庭へ水を送るポンプ

(6)非常用発電機。停電時にポンプを動かします。

2 広瀬配水場
(1)場内にある1号井戸

(2)薬注室、次亜鉛酸ソーダで消毒

(3)急速濾過器(水から不純物を取り除きます)

3 境下武士配水場
(1)深井戸・第7水源地・ここの水を調査しました

(2)地下水が集められるプール(地下)

(3)濾過器

(4)浄水池(2種)


(5)ポンプ室

(6)バレルポンプ(水中ポンプからバレルポンプに変更)


-----------------------
今回の視察調査で、深井戸の水は、
外気にはほとんどふれないので、
放射能汚染とは関係がないと感じました。
群馬県への福島原発の放射能汚染は、
放射能を帯びたチリなどが、風で拡散しています。
そのため、山や川にチリが落ちた場合、
表流水を水源とする水道水が汚染される可能性があります。
一方、深井戸の場合、
地表の水を浸透させない不透水層よりも
下から水をくみ上げます。
そして、
地下水脈から深井戸の鋼管を通り、
ポンプを経て水道管へ行くので、
伊勢崎市の場合外気に触れる機会がありません。
伊勢崎市では、何度も計画停電がありました。
配水場では、断水しないように
停電前から非常発電機を動かし、給水していました。
伊勢崎市の水道は、
ストックしている水が、少なくなってくると
ポンプが稼働して水をくみ上げます。
停電復旧直後は、水道需要が急増するため、
供給能力の限界が瞬間的に生じるようです。
そのため、水が普段と違う流れ方となり、
水道管内のさびなどが混入することがあるそうです。
市民の皆さんは、ポンプや水道管を守るためには、
停電復旧後、一斉に水を使わないで、
可能であればずらすように心がけて下さい。
特に、水洗トイレの使用が要注意です。
ご不便をおかけしますが、
伊勢崎市の水道全体のため
ご協力をよろしくお願いします。
残りの地下水の安全確認がされましたら
またブログでご報告します。
冒頭の写真にある広瀬浄水場のさくらは、
今見頃です。