伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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大災害 自助・自衛の準備を

2023-05-09 17:38:38 | 地震・災害 関係

南海トラフ大地震の予測死者数は

最悪の場合32万人以上。

世界的大災害や戦争と比べても

けた違いの人が一度に亡くなる可能性があるのです。

 

 

発生すれば、死者の何倍ものけが人が発生します。

建物の倒壊や火災も発生するでしょう。

消防や警察による救助は手が足りません。

 

さらに、消防は人手が足りない中で、

広範囲で火災と救助の要請が同時発生した場合、

人命救助よりも火災消火を優先するという

活動方針・考え方もあります。

 

 (消防トリアージ

  消火を優先

  大規模災害時に最も優先すべき活動は「火災対応」としている

  消防が多く見られました。人命救助は警察や自衛隊にもできますが、

  消火活動ができるのは消防隊員だけです。

  その原点は24年前の阪神・淡路大震災。

  住宅が密集する地域で大規模な火災が発生し、7000棟が全焼し、

  多くの人が亡くなりました。中には倒壊した家屋の中に

  閉じ込められていた人もいました。

  「消火活動を優先しないと救える命も救えなくなる」

  震災の教訓が、今も多くの消防に引き継がれているのです。

  救助は警察や自衛隊も行えますが、

  消火は消防でなければできないからです。

  また、対応が遅れて火災範囲が広がってしまうと

  どうにも火が消せなくなり多くの方が逃げられなくなります。

 

 

このようなことから、

大災害であるほど自分の所には救助は来ないと考え、

自分たちで守る備えが必要です。

 

被害が予想されている地域においては、

水や食料、医薬品、ヘルメット、ライフジャケット、

懐中電灯、救助器具などを各自が備える必要があります。

通常の大災害でしたら3日分の食料と言われますが、

南海トラフ地震ではそれでは足りないと思います。

 

身を守る訓練、救助する訓練、消火訓練、救護訓練など

できるだけ多くの住民が受けておく必要があります。

自分や家族の命を守るのは他人事ではありません。

 

 

(参考)

優先順位を選別する消防トリアージは、上記のほかにも

どの通報への対応を優先するのかや、

現場に複数の要救助者がいる場合、だれを優先するのかなどの

選別もあります。

 

 

 

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