伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

行政経営、地方政治、そのほか人生にプラスの楽しいこと eメールアドレスkucctada@mail.goo.ne.jp

エコロジカル・フットプリント

2012-06-12 17:11:11 | 大きな時代の変革期
本日6月12日付け読売新聞13ページに
「エコロジカル・フットプリント」が取り上げられました。
「資源消費 地球1.5個分」という見出しです。

「エコロジカル・フットプリント」とは、
その国の食品や資源需要を満たすためには、
どれくらいの面積が必要かを足し合わせて算出します。

食糧生産のための耕作地、漁業を行う海域、二酸化炭素を
吸収するための森林など。

世界自然保護基金(WWF)の2008年度試算では、
各国のエコロジカル・フットプリントを合計すると
人類は地球1.5個分の資源を消費しながら暮らしているのです。

森林などは、再生可能です。
しかし再生するよりも早く伐採してしまえば消滅します。
人類の生活は、持続可能ではなく、
地球を食いつぶし始めています。

地球の利用限界を人類の人口で割ると
一人当たりの利用上限は1.8ha。
しかし石油などの化石燃料を使い、肉食が多い先進国は
平均を超えています。
アメリカは、7.2ha、日本は4.2ha。
欧州連合諸国も4haを超えます。

資本主義が絶えざるGDPの上昇や、人口増を目指しても
日本の国土や地球の大きさには、限度があります。
地球や、日本の国土にとって、
環境の再生産・持続が可能な限界があります。

日本や世界中の国がひたすらGDPの拡大競争、
資源の消費、環境の破壊に突き進めば、
「子どもたちのために」なるどころか
やがて地球そのものが再生産不可能な状態になります。
世界の国々が、地球の持続可能性を前提した上での、
社会や経済の運営を考えなければなりません。


(WWF 「生きている地球」 レポート)
リンクしましたのでぜひご一読ください。
 1 30年で自然の3割が減少
 2 大きくなる「足跡」
 3 使いすぎのツケはどこへ?
 4 未来へ引き継ぐべき世界



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« セリの指値 | トップ | 明日、一般質問します »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

大きな時代の変革期」カテゴリの最新記事