伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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セリの指値

2012-06-11 17:59:40 | Weblog

(セリのことば)
以前、県内唯一の生産者市場である
群馬中央青果さんを見学させていただきました。
社長さんからセリの指値の言葉と指の形を教わりました

1=ちょん
2=ベン、ブリ、
3=ウロ(ウロコの略、3の字の形からとの由)
4=シモン
5=めのじ、
6=ボウ、(指の形から来ているのかも?)
7=さい、
8=ばんど、
9=きゅう、きわ

これは青果市場の場合です。
数字の呼び方も地域によって多少異なるようです。



(文字をおそわりました)

今度は、知り合いの方から
数字に対応する文字について教えて頂きました。
1から9まで並べると次のとおりです。0はありません。





まず1番目

一を示す文字は「丁」です。「チョン」と呼びます。
なぜ「丁」が一を表すのか?「一丁あがり」からきたのか?
それとも、「一」だけだと記帳の際に間違いやすいので、
下にも棒をつけたのか?


2番目

にんべんです。二画で書けます。読みは「ベン」「ブリ」


3番目

魚のうろこです。3画で書けます。読みは「ウロ」。


4番目

井戸のいげたです。4画で書けます。読みは「イゲ」「イゲタ」「ダリ」など。


5番目

読みは「めの字」。チョンを書かない「ノ」も使われるようです。
元の字は「目」です。5画で書けます。


6番目

読みは「ボウ」。6を示す手の形は、握りこぶしから親指を立てた形です。
おそらくその形から、「ボウ」という言葉になったのではないでしょうか?


7番目

旧字体の変体仮名の「な」です。元の漢字は「奈」。読みは「ナノジ」「セイナン」。


8番目

「む」に見えますが違います。旧字体の変体がなの「は」です。
元の字は「者」。読みは「バンド」「パ」。


9番目

久しいという漢字。読みは「キュウ」「キワ」「ガケ」など。


「0」を表す字はありません。
上の位に移ります。



(同じ文字が続くとき)

書くときに、同じ字が並ぶ場合「双」の字を使います。
読み方は「ナラ」。

例えば「11」を示すときは、
「丁双」と書き、「チョン・ナラ」と読みます。
これを指で示す場合は、人差し指を立てて左右に振ります。

「22」を示す文字は「イ双」と書いて「ベン・ナラ」と読みます。
指で示すときは、人差し指と中指を立てて、
手首から先を軽くひねるように回して繰り返すようです。



(参考)
・セリの指 
変体仮名
いにしえのもじをよんでみよう
・ウイキ 





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