踊る小児科医のblog

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肥満児日本一、青森

2004年12月17日 | こども・小児科
青森県で日本一をあらそうものと言えば、リンゴや長いも、ホタテなどを除けば、不名誉なものばかり。短命県、新生児死亡率、喫煙率(の高さ)、自殺率(2位)、そして新聞の見出しでは「体格が全国トップ」となっていて身長もトップクラスようですが(どうしてだろう?)、体重の方が軒並み全国一で、肥満の割合についてはこの調査では出ていないようですがトップクラスであることは間違いなさそうです。それに関して、「現代っ子、おやじより胴長」という記事も興味深いのですが、あいつらが短足に見えるのは、何もハミパンだけのせいではなかったんだ。

現代っ子、おやじより胴長 高校生、座高が過去最長に(2004年12月16日 共同通信)

 高校生の座高が男女ともに2003年度をわずかに上回り、過去最高になったことが16日、文部科学省の04年度学校保健統計調査(速報値)で分かった。身長は最近10年ほぼ横ばいで、座高が伸びた分、身長に占める脚の長さの割合は、高1と高3男子で30年前を下回り“胴長”の傾向を示した。
 文科省は「現代っ子は脚が長くなったと言われてきたが、数字から見るとその傾向は止まった。原因はよく分からない」としている。
 今春、幼稚園、小中高校の計約9200校から発育状態は約70万人、健康状態は約115万人を抽出して調査した。

本県の子供の体格、全国トップ級(2004年12月16日 東奥日報)

 本県の子供たちの体格は全国トップクラス-。県統計分析課が十六日発表した二〇〇四年度の学校保健統計調査速報によると、本県の身長と体重の平均値は、調査対象である五歳から十七歳までの男女各年齢すべてで全国平均よりも高く、座高も十七歳男子以外は全国平均を上回った。身長を親世代に当たる三十年前(一九七四年度)と比べると、現在の十三歳男子は当時の十四歳の平均並み、十三歳女子は当時の十六歳並みで、親よりも早熟な傾向となっている。
 調査は一九四八(昭和二十三年)度から毎年実施。本年度は四月から六月にかけて実施した健康診断の結果に基づき、幼児・児童・生徒(五歳-十七歳)の7.4%に当たる一万四千二百五人を抽出して行った。
 身長は、男子が十歳、女子が八-十歳で、それぞれ平均値が全国一位。その他の年齢でも、男子は十六、十七歳を除いて全国五位以内だった。女子も十六歳以外は、いずれも八位以内だった。
 体重は、男子が五歳、九歳、十歳、十二-十四歳でそれぞれ全国一位。女子も五歳、六歳、八-十歳、十二歳、十四-十六歳と、ほとんどの年齢で全国一位だった。
 座高は男子が六歳、七歳、十歳、十一歳で全国一位。女子も九歳、十歳で全国一位だった。
 中高生に当たる女子十三歳-十五歳と十七歳の平均値は過去最高を記録。女子十三歳は七四年度(八三・二センチ)に比べると一・三センチ高く、同年度の十六歳並みの高さとなっている。