踊る小児科医のblog

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8/1~8/31 猛暑・残暑、折爪岳

2006年08月31日 | SPORTS
2006.08.31 10:16 楽に走るには拳の力をゆるめて 月間211.5km

31日(木)RUN 7km 2日間走れなかったので若干不安だったが、楽に走る感覚を思い出してできるだけ綺麗なフォームを維持するように心がけたら、かなりいい感じで走れた。前日のエアロバイクの疲れも残っていないようだ。この程度で自分としては満足なので、今の調子を維持できるようにしていきたい。一つのポイントは、拳(こぶし)をこれまでかなり固く握りしめていたのを、軽くふわっと丸める程度にして肩の力を抜くようにしたことか。

8月は月間211.5kmと初めて200kmを越えて最高記録を更新した(エアロバイクや登山などの換算分も含む)。これ以上は無理だし、1か月後のアップルマラソンが終わったら運動量を落としてのんびりやりたい。

2006.08.30 10:14 豪雨の中、オリンピック候補地は東京に

30 日(水)エアロバイク90分997kcal(15km相当) 午後、雨になる前に東運動公園のトラックで走れるだけ距離を踏んでみようと思ったが、早々に降りだして中止。16時頃から集中豪雨となり市内の低地では被害が出たようだ。ガッテンの卵焼きなどを見ながらエアロバイク。負荷17からはじめて18、 19、最後は20まで上げて20分続け結構疲れたが、終わってみたら特に疲れは溜まっていないようだ。

オリンピック候補地東京に決まるが、長々と中継するほどの意味もなし。おそらく2016年は無理だろうし、14年後の2020年まで誘致を続けるとなると、どれほどの誘致費用が嵩むことか、気が遠くなる。おまけに真夏の東京でマラソンなど、正気の沙汰とは思えない。

2006.08.29 10:13 猛虎に竜が打ちのめされ

28日(月)RUN 5.5km 平日通常メニューの墓場コース。あまり気が乗らなくて楽に走ろうと心がけたが、結果的に後半伸びたのかタイムはこれまでで一番いい部類だった。

29日(火)ステッパー60分(4.5km相当) 夕方から雨で走れず、久しぶりにステッパーを踏むが、汗はかいても真面目にやりきれないためか大した運動になっていない気がする。中日阪神戦、中田が打ち込まれて大敗。終盤戦はすんなり優勝というわけにはいかないようだ。

2006.08.27 10:40 夕暮れのさわやかな風の中

27日(日)RUN 3.5km 午後、急病診療所。帰宅後夕食前に町内一周。日中は強い日差しで暑いが夕方には涼しくて走りやすくなり、汗もすぐにひくようになった。本当は休養日にすべきだったのだが、今週は移動で走れない日もあるので、疲れの残らない程度に毎日走りたい。

2006.08.26 10:19 会議や学会を利用してジョグ 週40km

25日(金)RUN 4+4=8km 会議で街まで往復。まだ暑いので失礼してジョギングウェアで出席。リュックを背負ってゆっくりペースだが帰路の後半は楽に流すことができた。
26 日(土)Walk 7km+Run 3km(5.5km相当) 小児科学会地方会出席後、懇親会は失礼してウォーク。10kmを1時間半の心づもりであったが、坂道や暗くて細い歩道のない道などもあって遅くなり、最後の3kmは軽く走って1時間42分で帰宅。少々疲れた。寅さん(音無美紀子と岸本加代子)。今週はダメージから復活の週で最近5週間では一番走行距離が短かったが、それでも40kmに達したのは良しとしよう。

2006.08.24 北国に秋の気配が

24日(木)RUN 5.5km 今週は体力と気力の回復に努めたいので、同じ5.5km東霊園コースとする。タイムも同じくらい。足首や膝に軽い痛みがあるが、疲れはさほどでもない。走ればまだ汗びっしょりになるが、暑さはかなり和らいで夜は過ごしやすくなり、朝方は布団にかぶって寝ている。

2006.08.23 10:45 一週間ぶりの10km

23日(水)RUN 10km 1週間ぶりの10kmで、このコースは19日に失敗しているので不安があったが、なんとかそれなりのところで走り切れた。しかし前半は脚が運ばず、ベストよりも1分以上遅い。来週から週一で少しずつ伸ばして来月中旬までにもう一度18kmを走っておきたい。

2006.08.22 体調は少しずつ回復

21日(月)RUN 5.5km 少し疲れがとれたかと思うので、トレーニング再開。それでも無理せずに5kmに止めておく。まだちょっときつい。シューズはクッションも良くまだ走り慣れないが問題なさそう。
22 日(火)RUN 5.5km 前日よりかなり楽に走れたがタイムはさほど伸びていない。先週末からの不調は、暑さと脱水、睡眠不足や疲れの蓄積などが主な要因だとは思うが、それに加えて気持ちの問題が大きく、一度ダメージがあると次は大丈夫かと不安になるので、無理せずに8分目のトレーニングで当面は調子を整えていくことにする。

2006.08.20 10:40 休養日、シューズを新調

20日(日)お休み 久しぶりに予定のない日曜日だったが、完全休養日とする。代わりに筋トレを久しぶりに少しやってみたが、全然できなくなっている。夕方、シューズを購入。アシックスのGEL-1110-SW(TJG869)。「クッション性・安定性を両立したベーシックアイテムのスーパーワイドモデル」とあるが、確かにワイドでクッションもしっかりしている。アミノバイタルも購入して試してみる。ローソンでアップルマラソンのハーフにエントリーする(大丈夫かな?)。甲子園決勝は引き分け再試合となる。再び暑い一日になるが、風が入れば少し快適に。

2006.08.19 10:39 疲労と暑さでとうとうダウン 週46km

18日(金)RUN 7km やっと雨になり気温も下がったが、7kmは前日と比べて大差なく疲れが溜まっているようだ。
19 日(土)RUN 8km 夕方、体は曇っていて暑くなく絶好の天候となり10kmコースで走りはじめるが、足が重く予定を切り上げて4kmで戻る。暑さの中無理して連日走ったのがたたったのか、壁にぶち当たったようだ。休養を入れながらコンディション調整をはかっていかないと。夜、ザ・ピーナッツと寅さん(松坂慶子)。 /週46km

2006.08.17 10:38 お盆なのにこの暑さは!

15日(火)エアロ45分(インターバル15分含む)450kcal(7km相当) 午前、掃除のあとお寺と親戚まわり。午後エアロバイク、夜急病診療所。
16日(水)RUN 10km 午前、診療再開。夕方、いつもの7kmに3kmコースを加えて新たな10kmコースを試してみたが、日差しはまだ強く足に力が入らず、風の丘公園で水分補給するも余力の全くない状態で帰宅。夜、送り火。
17 日(木)RUN 7km この夏最高に暑い一日で、35℃を越える。夕暮れ後でも蒸し暑く、走っている途中で風もなくなり、頭が過熱状態で力が入らない。帰宅後シャワーしながらへたり込んでしまう。北国のお盆過ぎでこの猛暑は異常だし、トレーニングメニューも何とかしないとアブナイ。明日から雨模様で気温が下がるのに期待したい。

2006.08.14 10:36 美術館めぐりと折爪岳~夏休み第三弾

13日(日)Walk4.5時間(3km相当) 墓参のあと、三内丸山縄文時遊館、青森県立美術館、常田健・土蔵のアトリエ美術館(浪岡)、Nara Yoshitomo and graf “A to Z”(弘前) をハシゴ。合計4時間半くらいか。
14日(月)Walk(折爪岳登山)3時間(4km相当) 弘前でアップルマラソンのコース下見。折爪岳登山。猛暑で強い日差しの中、脱水にならないよう水分補給しながら登る。

2006.08.12 10:34 休みなしで週間最高記録 週55.5km

10日(木)RUN 3km+Walk 3km(4km相当) 保険医協会の納涼会、ホテルのビアガーデンでジンギスカン。往路は軽く走って汗をかき、帰りは無理せずに歩いた。
11日(金)RUN 7km 翌日が雨かもしれないので、予定よりも長く7kmのコースに変更。疲れが残っていて最後の登りがきつかったがタイムはいつもとほぼ同じ。
12日(土)RUN 10km 暑い一日だったが、夕立のあと曇って丁度良い天候になったのでいつもの10kmに変更。夜、寅さん(伊藤蘭)。 /週55.5km

2006.08.09 10:33 暑い中なんとか走れているが

8日(火)RUN 5.5km 前日よりも調子は良くないが、タイムはいつもとほぼ同じ。夜になり涼しい風がわずかにあるが、走り出すとやはり汗びっしょりになる。昭和史戦後編読了。
9日(水)RUN 10km 台風が関東付近通過中。夕方、薄曇りで霧が差し掛かってきたので、油断して帽子もかぶらずに走りはじめたが、すぐに晴れ渡って後悔することに。それでも通常メニューの10kmをそれなりの時間で走れた。夜、サッカー・トリニダードトバゴ戦。

2006.08.07 10:32 猛暑の博物館めぐり~夏休み第二弾

6日(日)エアロバイク70分780kcal(12km相当) 朝食後、博物館と美術館をハシゴ。陸奥湊駅前の「みなと博ランカイ」で昼食。暑くて水分の取りすぎ。帰宅後とても外では走れないので扇風機を回しながらエアロバイク。夕食後子どもたちは花火大会。届いた昭和史戦後編を半分ほど読む。寝苦しくて眠れず。
7日(月)RUN 7km 四本松で予定を変更してそのまま街に降りて7kmコースに。3日前よりも脚の疲れはなく、まずまずで走り切れた。

2006.08.05 10:31 7kmを標準メニューとするが、暑い 週50.5km

4日(金)RUN 7km 晴れていて風の強い一日。平日の通常トレーニングとして7km走るが、風と疲れで前に進まずバテる。三社大祭後夜祭(結局一回も行けず)
5日(土)休養日(急病診療所当番)、寅さん(浅丘ルリ子)。 /週50.5km

2006.08.03 16:26 東北にも短い夏が ハーフ21kmで脱水に

8月1日(火)RUN 5.5km 明日天候がよければ長めに走ってみたいので、昨日と同じ東霊園コースで抑えておく。このコースは夜暗くて危ないのが難点なのだが、距離的には平日走るのに一番適している。なかなか全ての条件を満たすコース設定は難しい。映画「遙かなる山の呼び声」
2 日(水)RUN 21km アップルマラソンへのエントリーの決心が着かないので、思い切ってハーフの距離を走ってみることにした。ペースを落として、ゆっくりでもいいから少し余裕を持って走りきり、次のトレーニングへのステップにしたいと考えたのだが、前日までと打って変わって午後から抜けるような青空と日差し。夕方一歩外に出た瞬間「こりゃ梅雨明けしたな」と確信し、イオン飲料持参で走ったのだが全然足りなかった。最後は脱水気味で頭痛や吐き気も軽度あり、帰宅後体調が回復するのに3時間ほどかかってしまった。脚は前回18kmのときよりも持ったし制限時間は緩いので、もう1回15km以上走れたらハーフにエントリーすることにしよう。
3日(木)Walk 3.5km 前日の疲れが残っているので休養日にしようかと思ったが、軽く早足で町内1週歩いて汗を流した。映画「幸せの黄色いリボン」

院内報 2006年9月号(追補)

2006年08月31日 | こども・小児科
● 院内版感染症情報

 8月下旬にかけて、1年で一番かぜなどの感染症が少ない季節となりますが、その中で最も多くみられているのが高熱が2日くらいみられる「夏かぜ」です。吐いたり下痢したりするウイルス性胃腸炎も増えてきていますが、冬場のものと比べて軽症ですむことが多いようです。むつ市でウシとの接触による大腸菌0-157の集団発生がみられましたが、それ以外にも細菌性の胃腸炎や食中毒はまだまだ多い時期ですので、手洗いや食品の管理などに留意してください。
 9月に入ると、咳が多くなる一般的なカゼや、喘息の発作が目立つ時期になってきます。

● インフルエンザ予防接種の予約を開始します

 詳しくは別紙案内をご覧下さい。

● 第2回ぜんそく教室「ぜんそく児の日常生活」

 日時 9月16日(土)15:00~16:00 (14:30~ビデオ)
 内容 家庭での環境 日常生活・学校・行事 体をきたえる
    喘息のセルフ・ケア 前回の復習
 第3回「喘息のセルフケア」は10月21日(土)の予定です。

● 野村俊幸氏講演会「わが子が不登校で教えてくれたこと」

 日時 9月9日(土)18:00~20:30 会場 八戸市総合福祉会館
 主催 いろいろなはぐくみの会 0178-45-7108 iroiro@hagukumi.org
 詳しくはパンフレットや http://www.hagukumi.org/ をご覧下さい。

○ 9月の診療日、急病診療所、各種教室、相談外来の予定

 9月2日(土) は学会出席のため休診になります。
 急病診療所当番は10日(日) 昼と24日(日) 昼の2回。赤ちゃん教室は9日(土)。「育児相談・子どもの心相談」(初回のみ無料)、「禁煙外来」は随時受け付けております。
 メール予約システムをご利用下さい。(ホームページのメニューから入るか、yoyaku@kuba.gr.jp 宛まで)

発行 2006年8月31日 通巻第123号+

インフルエンザの予防接種のご案内 2006-2007年版

2006年08月30日 | こども・小児科
 今年も冬の流行に備えて10月中旬からインフルエンザの予防接種を実施します。例年通り、小児には2回の接種が勧められています。

 インフルエンザは感染力が非常に強く合併症も多い感染症で、毎年のように小児の脳炎・脳症などによる死亡例が報告されています。
 最近の海外におけるSARSや鳥インフルエンザの流行、今年の不規則なインフルエンザの流行などもふまえて、インフルエンザの予防接種を皆さんにお勧めしております。
 SARSや鳥インフルエンザと普通のインフルエンザを症状だけで区別することはできず、インフルエンザの診断キットも100%の精度ではありません。また、SARSや鳥インフルエンザのワクチンはまだ開発中の段階です。
 私たちにできる対策は、個人防衛としてのインフルエンザの予防接種を進めることであり、WHOや厚生労働省でもハイリスク者を中心に多くの人への接種を呼びかけています。
 インフルエンザの予防接種は感染したときに発症を防ぐ効果は高くありませんが、入院や死亡などの重篤な合併症を減らすことが知られています。
 当院では今シーズンも昨年と同じ本数を確保してありますが、念のため早めの予約をお願いします。

 接種する場合は、なるべく年内に2回目が終わるようにスケジュールを組みましょう。流行が始まってから接種しても効果はあまり期待できません。

☆ なお、高齢者は公費(一部負担あり)で接種できますが、残念ながら子どもには補助はありません ☆

【1】任意接種 = 全額自費 … 0歳~64歳

● どんな人が接種した方がいいのか?

○ 生後6か月未満:積極的に接種を勧めているわけではなく、接種すれば抗体は上昇することがわかってきましたが、効果が十分確かめられているわけではありません。本人ではなく家族が予防接種を受ける方が防御効果は高いものと思われます。

○ 生後6か月以降:保育園に行っている子やハイリスク児を中心に、特別な問題がない限りどなたでも接種できます。
特に接種が勧められる方は、
・心臓病、腎臓病、呼吸器の病気(喘息を含む)などの慢性の病気がある方
・乳幼児および高齢者、家族に乳幼児や高齢者がいる方
・教師・保育士、医療・福祉関係者、警察・消防・自衛隊関係者など、流行時に社会的影響の大きい立場にある方

● 方法
・1歳未満:0.1ml 皮下注射 × 2回 (****円/回)☆
・1~5歳:0.2ml 皮下注射 × 2回 (****円/回)☆
・6~12歳 :0.3ml 皮下注射 × 2回 (****円/回)☆
・13~64歳:0.5ml 皮下注射 × 1回または2回 (****円/回)☆

(価格は案内パンフレットやHPには掲載しておりますが、ブログ版では省略させていただきます)

※2回接種する場合の接種間隔は1~4週間ですが、可能なら4週間あけて下さい。

☆ 同時接種割引について
 なるべく多くの方が受けやすくするために、2人以上の方が同時に接種する場合、それぞれの料金から500円ずつ割り引いております。一緒に予約して同じ日に接種していただければ、ご家族だけでなく、イトコやお友達同士でも構いません。

 なお、任意接種の料金は病院によって異なります(地域で価格を統一すると独禁法違反になります)。また「料金=ワクチンの価格」ではありません。コンビニでお菓子を売っているのとは違いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

【2】予防接種法による高齢者への接種 … 10月~12月(予定)

● 対象
・65歳以上の方(希望者)
・60~64歳で、心臓、腎臓、呼吸器、HIVにより免疫機能に障害を有する方

● 方法
・0.5ml 皮下注射 × 1回(ウイルスの型に大きな変異がある場合は2回)

● 料金
・八戸市:自己負担は1,000円(残りは自治体から補助が出ます)

※慢性の病気で通院したり薬をのんでいる方は、かかりつけの内科医でご相談下さい。

くば小児科クリニック TEL 0178-32-1198

高木東六さん逝去~母校校歌編曲者

2006年08月25日 | ART / CULTURE
このニュースに接して少し驚きました。(…失礼ながら、これまでご存命だったとは知りませんでした)
102歳ということですから、天寿を全うされたことと思います。
作曲家の高木東六さん死去、102歳 TV番組で審査員(2006年08月25日)

高木東六さんのことを私の卒業した高校の作曲者だと思いこんでいたのですが、調べてみると編曲者でした。そして同窓の大先輩だったわけですね。

実はこの高校の校名と校歌は曰く付きで、普通は校名があって校歌が生まれるわけですが、この場合は校歌から校名が生まれたのだそうな。

さらに最近になって同窓会の会報を読んで知ったエピソードですが、戦後GHQの軍国教育一掃の追及を恐れて、あわてて最後の2行の歌詞を尚武→平和、勤倹→文化に変えたのだという。
つまり、いま歌っている「そこに平和の旗風しるく そこに文化の実をこそ結べ」の部分は、元々「そこに尚武の旗風しるく そこに勤倹の実をこそ結べ」だったわけだ。全然違いますね。

勤倹尚武なんていっても、いまの若者には通じないかもしれませんが。
 きんけん-しょうぶ ―しやう― 5 【勤倹尚武】
  仕事につとめ励み、節約を重んじ、武勇をたっとぶこと。
  「―の気風」              (goo辞書)

しかし、ここに平和と文化の二つの単語を入れ込んだのも戦後民主主義の気風が表れていて、個人的にはいまの方が好きですね。(単に長年慣れ親しんだからだけかもしれませんが)

神奈川県立横浜翠嵐高等学校 校歌
          作詞 山本茂
          作曲 高城重之 石渡日出夫
          編曲 高木東六 佐々木英治
 美なりや翠嵐 煙波の港
    竿かぢほさぬ 内外のみ船
 美なるを情けの 鏡とたのみ
    広しや大海 照る日の光
 むかふす彩雲 ながめぞあかぬ
    広きを学びの しるしとたぐへ
 高きに地を占め 常磐とたてし
    学びのあけくれ 楽しき園生
 そこに平和の 旗風しるく
    そこに文化の 実をこそ結べ

この校歌、格調高く(よくわからない)歌詞だけでなく、メロディーも普通の校歌のような軍歌調でなく素晴らしいものなのですが、いかんせん一人では歌えない。大学に入って新歓コンパなんかで「オマエも高校の校歌うたえ」なんて言われても、なんだか情けないものになってしまうのが難点といえば難点。(イマドキ高校の校歌を歌わせようとする先輩なんていないか)

高木東六さんから脱線し続けていますが、神奈川県立横浜翠嵐高等学校(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)によると、

大平凡主義
 校訓・校是は大平凡主義。初代校長・滝沢又市が、当時の修身の授業で「平凡主義で世の中を渡るよう」教えたことによる。その意味するところは、
1. 中道を重んじ極端突出した行動をしない
2. 当たり前のことを当たり前にできることを目指す
など、一定しない。

自由と個性を尊重
 翠嵐は、自由と個性の尊重を教育方針としており、校風もこれに倣う。
 この校風と上に示された校訓・校是は、一見矛盾するが、いずれも確かに翠嵐および翠嵐生に当てはまる。

などと書かれています。大平凡主義なるものも同窓会誌で初めて知ったわけですが、何となくそうかと納得できるような、下段の「自由と個性」と「一見矛盾するが、いずれも確かに翠嵐および翠嵐生に当てはまる」という部分も、確かにそんな感じがする。

校風など在学時には考えたこともありませんでしたが、不思議と体に身に付いているものなのでしょうか。「当たり前のことを当たり前にできるようになる」というのは、私がうちの子を叱る時によく使う言葉なのですが、偶然というわけでもなさそうですね。しかし、大平凡主義の「その一」の方は、私は失格ですね。

高木東六 百歳記念・名曲アルバムはまだ入手できるだろうか。

プール排水口問題についての八戸市からの回答

2006年08月24日 | こども・小児科
八戸市からの回答も同様ですが、不幸な事故とシーズン中の調査やプール使用停止などを経て、やっと今度こそ全ての学校のプールで対策がとられたということになりました。
(もちろん対策がとられたのは排水口の問題だけであり、プールが全てまったく安全だというわけではありませんが)

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                         八調第 169  号
                         平成18年8月24日
久芳  様
                     八戸市長  小 林   眞
    「市長への手紙」について(回答)

 平成18年8月9日に受理しました「市長への手紙(青森県教委は昨年すべてのプールは安全と回答していました)」について、次のとおりお答えいたします。
 市教育委員会では、平成15年度の財団法人日本体育施設協会及び平成16、17年度の県からの依頼によるプール排水口の安全確認調査の機会を捉え、学校側からの情報提供に基づく情報把握とそれに基づく安全対策をとってまいりました。
 確かに、平成17年度の調査の時点では、不備ありと回答した1校に対し必要な措置を講じており、結果全ての学校において排水口の安全対策は問題ないと認識しておりました。
 しかしながら、今年7月のふじみ野市の事故の直後に行った県の依頼に基づく調査の際、学校側において、吸い込み防止金具に関する認識が不十分であることが判明し、調査結果を再度確認したところ、かなりの数の学校で排水口の安全確保が不十分である結果となりま
した。
 今まで当委員会の発表した安全情報を信頼されていた児童・生徒、ご父兄並びに市民の皆様には、結果としてその信頼を大きく損ねたことをここにお詫び申し上げます。
 上記の事実を重く受け止め、8月8日には当委員会独自に全学校一斉にプールの水抜き調査を実施し、排水口の蓋の固定及び吸い込み防止金具の設置において不備があった学校については対策工事を行い、8月11日までに全ての学校において安全確認を行いました。
 今後とも、当委員会及び各学校では、引き続き安全対策を行っていく所存ですので、何卒ご理解くださるようお願い申し上げます。


                  問い合せ先 教育委員会教育政策課
                       TEL 43-2111 内線448
                        総合政策部調整広報課
                       TEL 43-2111 内線595

→関連記事
プール排水口問題についての青森県からの回答(2006年08月16日)
2005年の青森県教委「プールは安全」回答はウソだった(2006年08月09日)
絶対に起きてはならないプールの事故が再び…(2006年08月02日)
青森県内の学校プールの排水口はすべて安全です(2005年07月26日)


プール排水口問題についての青森県からの回答

2006年08月16日 | こども・小児科
 8月16日付けで県からの回答が届いています。
 要するに、自分たちはやることをやったので回答は「ウソ」ではない(県には責任はない)が、結果は全く違っていたということのようです。新聞記者の取材に対しても、対象の10校について調べて回答したが、県内全てのプールが安全だと答えたわけではない、などと返答していたようです。
 しかし、最初のメールで私は「青森県内では全て(100%)の学校で対策済みかどうか、もし残っている場合には具体的にはどこの何という学校か」と質問したのに対し、「問題のあった学校すべてにおいて、蓋の固定や吸い込み防止金具を設置した、プールの使用そのものを停止した等、危険防止を図った」と回答しているわけであり、これを読めば誰でも「全て(100%)」安全と読みとれると思います。
 私たちは実際に経緯などはどうでも良いことであり、結果が100%なのかそうでないのかが重要なわけで、それだけの警告を最初のメールにも書き込んだにも関わらず、このような結果になったことは返す返すも残念です。(全ての都道府県で全てのプールについて対策を取っていれば、決してこの事故は起こらなかった)

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                    平成18年8月16日

くば小児科クリニック久芳康朗殿

                青森県教育庁スポーツ健康課長

 今回いただいた学校プールの件で、メールさせていただきます。
 (財)日本体育施設協会が、平成15年に行った、全国の公立の小学校、中学校、高等学校、特殊教育諸学校を対象とした「公立学校水泳プール実態調査」及び平成16年に、その中の一項目である「排(環)水口に吸い込み防止金具がついているか。蓋は、さびないネジ、ボルトなどで固定しているか。」の問に「防止金具がついていない、蓋を固定していない」と回答した学校について再調査したところ、本県の公立学校において、蓋を固定していない学校が7校、防止金具を設置していない学校が3校あることが平成17年4月に同協会から発表されました。
 県教育委員会では、この10校について、設置者である市町村教育委員会に対し、安全対策の対応を指導するとともに、その対応結果の調査をしたところ、平成17年6月には、全ての学校において「蓋の固定を行った、防止金具を設置した」と回答を得たものであり、この結果を、久芳先生に回答させていただきました。
 しかしながら、今回、平成18年7月に埼玉県で起きたプールの事故を受け、「排(環) 水口の蓋を固定しているか。吸い込み防止金具を設置しているか。」について、文部科学省から調査依頼があり、県内の公立学校プール及び教育委員会所管の公営プールの調査を行ったところ、61箇所のプールにおいて不備が発見されたものであります。
 今回と前回の調査結果に食い違いがあることについては、その理由について、現在調査しておりますが、県教育委員会としては、安全確保の観点から、該当するプールについて、設置者に対し、使用の中止を含め、安全確保対策を講ずるようお願いしているところであります。
 また、毎年市町村教育長会議や県立学校長会議において、学校水泳プールや海での水難事故の安全対策をお願いし、さらには夏季休業前の6月にも文書により安全確保の徹底をお願いしているところであります。
 今後とも、引き続き水泳等における事故防止及び学校水泳プール等安全確保に万全を期して参りますので、久芳先生におかれましても何とぞご理解いただけますようお願いいたします。

→関連記事
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青森県内の学校プールの排水口はすべて安全です(2005年07月26日)

夏休み第三弾:シャガール、常田健、奈良美智、折爪岳

2006年08月15日 | ART / CULTURE
夏休み第三弾
8月13日(日)
1)東霊園で墓参り
2)小川原湖まわりで、みちのく有料道路を経て青森に。三内丸山縄文時遊館
3)青森県立美術館。シャガールと常設展、レストランで昼食(カレーとスパゲッティ)
4)7号線で浪岡へ、常田健・土蔵のアトリエ美術館、土蔵も生前のままの様子を見ることができる。
5)奈良美智 "A to Z"、蒸し暑くなければもう少しゆっくりみれたのだが。
6)居酒屋で夕食、土手町散歩。
7)スーパーホテル。ロフトベッドの2部屋で格安料金。女性陣は天然温泉。
14日(月)
8)養生幼稚園の松蔭堂、アップルマラソンのコース下見、アップルロードから高速へ。
9)九戸インターで降りて、折爪岳登山。この日も猛暑の一日。山頂のテレビ塔と湧き水。江刺家大滝やオドデ様の滝など。
10)八戸に戻り、対泉院の大賀ハスをみて、よこまちで買い物、帰宅。もらい物の和牛で焼肉。
15日(火)
11)天聖寺、青森山田逆転負け。
12)小中野。午睡、エアロバイク。
13)急病診療所。

夏休み第四弾の予定は、(もう夏休みは終わっているが)9月2日(土)~3日(日)。私は横浜の日本外来小児科学会出席と観光を兼ねたジョギング。草佑は種差キャンプ。実都は体育祭。七戸で開催されている安野光雅展にも行きたいが、会期中(~10/9)に時間がとれるかどうか。

2005年の青森県教委「プールは安全」回答はウソだった

2006年08月09日 | こども・小児科
今回のふじみ野市のプール事故に関して、
 絶対に起きてはならないプールの事故が再び…(2006年08月02日)
と書いた中で、昨年青森県教委に問い合わせた回答結果、
 青森県内の学校プールの排水口はすべて安全です(2005年07月26日)
(→『「青森県内のプールの排水口はすべて安全」はウソだった』に改題)
を紹介しました。

しかし、昨日から報道されている、
 吸排水口不備43カ所/県内プール(2006年8月9日東奥日報)
 プールの吸い込み防止不備1596か所…文科省調査(読売新聞)
といったニュースをみて、これが全く根拠のない回答だったことが判明しました。
(県内で事故が起きていても何ら不思議ではなかったのだ!)

子どもの命がかかっている問題に対するこのような回答は悪質な過失または虚偽といっても過言ではありません。
一番下に、県教委からの回答メール(その中に私からの質問の全文が引用されています)と添付文書(ワードのファイルなのでテキストの全文をコピーしました)を全文掲載します。これは正式な回答であり公的文書ですから、メールアドレス以外は氏名も含めて全て公開させていただきます。
この件については、青森県教育委員会および報道各社にも連絡して、どういう経緯によってこのような事態になったのか調査して回答していただかなくてはいけません。

吸排水口不備43カ所/県内プール(2006年8月9日東奥日報)
>ふたの固定をしていないプール
  小学校五校、中学校三校、県立高校一校、公営プール四カ所
>吸い込み防止金具を設置していないプールは
  小学校十七校、中学校三校、県立高校五校、公営プール八カ所
>両方とも不備なプールも小学校二つ、公営プール一つ
>特に早急な対応が必要なプールは二十二
  小学校が八戸市七校、西目屋村一校、田舎館村二校
  中学校は八戸市六校。県立高校はなし
  公営プールでは県教委一カ所、弘前市教委四カ所、新郷村教委一カ所

プールの吸い込み防止不備1596か所…文科省調査(読売新聞)
>吸水口のフタがきちんと固定されていないプールが38都道府県で305か所
  公立学校185か所、公営プール120か所
>吸い込み防止金具が設置されていないプールも、37都道府県で1596か所
  公立学校のうち1238か所、公営プールでは358か所
>文科省はこれまで、毎年夏前に、プールの安全管理を求める通知を出し、
>排水口などのフタをボルトなどできちんと固定するとともに、
>フタとは別に、丈夫で、簡単に取り外しできない構造の金具を設置する
>二重の防止策を講じるよう求めてきた。

(以下は、2005年7月の県教委からの回答メールです)
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Subject: 県教委ホームページへの投稿について(回答)
Date: Tue, 26 Jul 2005 12:41:52 +0900
From: 工藤 伸崇 <××××@education.pref.aomori.jp>
To: <××××@kuba.gr.jp>
X-Mailer: Microsoft Outlook Express 6.00.2800.1437
X-Attachment-FileName: 投稿回答文書.doc

くば小児科クリニック  久芳康朗 殿

この度は、県教委ホームページへの投稿ありがとうございました。
以下の投稿内容について、添付ファイルにて回答いたしますので、
よろしくお願いします。

青森県教育庁スポーツ健康課総務G
主事 工藤 伸崇
TEL 017-734-9906(内線5222)
FAX 017-734-8275
MAIL ××××@education.pref.aomori.jp

【投稿内容】
既に学校のプールの季節となっております。
標題の件につきまして県教育委員会では既に状況を把握し対策もなされているものと思われますが、青森県内では全て(100%)の学校で対策済みかどうか、もし残っている場合には具体的にはどこの何という学校か確認したく、お忙しいところ恐縮ですがお返事をお願いいたします。
4月21日付けの報道によると、全国の国公立の小中高と高専、養護学校など約3万校のプールのうち、589校で排水口のふたが固定されておらず、児童や生徒が腕や足を吸い込まれておぼれる恐れがあることが日本体育施設協会(東京)の調査で分かったとのことです(2003年~2004年)。
協会によると、排水口に吸い込まれる事故は1966年以降、50件以上発生して、少なくとも50人が死亡。昨年7月にも新潟県で小6男児が死亡するなど後を絶たず、協会は安全対策の徹底を呼び掛けているとのことです。
既に対策が済んでいるのであれば、その旨県内の児童生徒や家族に広く知らせることも必要であり、また、もし対策が済んでいない学校が多数残っている場合は、その危険性をメディアなどを通じて広く知っていただき早急に対策を済ませていただく必要があると思います。
よろしくお願いいたします。

くば小児科クリニック
久芳康朗
八戸市湊高台1丁目12-26
××××@kuba.gr.jp
(お返事は簡単なものでも結構ですのでメールでお願いいたします)
jusho=八戸市湊高台1丁目12-26
mailadress=××××@kuba.gr.jp
nextpage=http://www.pref.aomori.jp/education/index.html
send=送信中…
shimei=久芳康朗
tel=
toaddr=e-webmaster@education.pref.aomori.jp

(以下は添付された「投稿回答文書.doc」の全文です)
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県教委ホームページに寄せられた投稿について

テーマ  学校のプールの排水口の蓋の固定および吸い込み防止金具の設置について

(回答)
 2003年から2004年にかけて日本体育施設協会が行った調査において、全国で589校が蓋の固定をしておらず、また本県においても、排水口の蓋を固定していない学校が7校、吸い込み防止金具を設置していない学校が3校あるということが明らかになりました。
県教育委員会では、毎年各市町村教育委員会に対し、学校水泳プールの拝(環)水口に係る事故を防止するため、安全管理を徹底するよう通知しているところですが、上記の調査結果を受け、再度学校プールの蓋の固定等の危険防止対策状況について、各市町村教育委員会を通じて調査を行いました。
その結果、平成17年6月までに、問題のあった学校すべてにおいて、蓋の固定や吸い込み防止金具を設置した、プールの使用そのものを停止した等、危険防止を図った旨の回答が得られました。
県教育委員会では、今後とも引き続き水泳等における事故防止及び学校水泳プール等安全確保に万全を期して参ります。
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夏休み第二弾:吉田初三郎、イカノフ、みなと博ランカイ

2006年08月06日 | ART / CULTURE
夏休み第一弾は7月22・23日の十和田湖ウォーク完歩。翌週の30日(日)は朝のジョギング10kmのあと、性感染症シンポに出席し、町内会の納涼会は参加せず。8月5日(土)も急病診療所で盆踊り参加せず。

第二弾は8月6日(日)
1)八戸市博物館:特別展「吉田初三郎と八戸」、根城史跡にも久しぶりに回ってみる。暑い。
2)八戸市美術館ICANOF Media Art Show 2006 "TELOMERIC" vol. 3 会期最終日。申し訳ないけど、いつものように何だかよくわからず、家族の興味もひかなかったようだ。
3)みなと博ランカイ:柳谷コロッケ、さけとば、イカ天、赤飯おにぎり、ホヤ、塩ウニ、焼きそば、かき氷、アイスコーヒー、いさばのカッチャダンサーズ、レトロジャズ、懐かしの映画ロケ写真とサイン。とにかく暑い。水分でオナカがタポタポに。
4)エアロバイク70分780kcal 帰宅後、この暑さでは走れないので、扇風機を回しながらエアロバイクで汗を流し、シャワー。
5)花火大会 出かける気になれないので、子どもたちだけ祖父母宅から会場に。
6)「昭和史-戦後編」が午後届いたので、半分ほど読み進める。

絶対に起きてはならないプールの事故が再び…

2006年08月02日 | こども・小児科
#下記の青森県教委の回答について重大な疑義が判明しました。項目をあらためて追求することにします。(2006/8/9)

昨年の夏休み前に、プールの排水口対策が徹底されているか青森県教委へ質問して、その回答をこのブログに
青森県内の学校プールの排水口はすべて安全です(2005年07月26日)
として掲載しました。再掲すると、

「排水口の蓋を固定していない学校が7校、吸い込み防止金具を設置していない学校が3校」あったが「平成17年6月までに、問題のあった学校すべてにおいて、蓋の固定や吸い込み防止金具を設置した、プールの使用そのものを停止した等、危険防止を図った」とのことでした。

その中で、私のコメントとして「それぞれの都道府県で100%の対策を徹底させれば、プールの排水口に吸い込まれるなどという恐ろしい事故をなくすことができる」と書きましたが、その恐ろしい事故がまたしても繰り返されてしまった…。

ニュースを見ていて、怒りがこみ上げてきました。
この種の事故は、100%施設管理側の責任であり、絶対に起きてはならないし、対策によって「全て」防げるはずです。
非常に簡単な対策を、全てのプールで実施する。
それだけのことが何故できないのか。
(できない施設は決して稼働させてはいけない)

また、今回明らかになったのは、対策をとっていると称している施設であっても、点検・運用のミスや人為的な改変によって、事故が起こりうる。
上記の「青森県内の…すべて安全です」宣言は、あくまでその時点での情報に過ぎないし、現に県教委では今回の事故を受けて、
プールの安全管理徹底を/県教委(2006年8月1日東奥日報)
との指示を出しています。

繰り返しますが、重大事故というのは「フェイルセーフ」の対策をとっているはずのところで、一つの歯車が欠けた時に対応の誤りや人為的な改変などがドミノ式に重なり合って起こる。
その背景に隠れているのは人命よりも経済性を優先させる社会。
(今回の管理会社下請けやパロマ湯沸かし器事故、エレベーターや回転扉など)
まったくいつものパターンです。
失われたこの子の命は、決して帰ってきてくれません。悲しくも受け入れがたい現実。

蛇足ですが、報道ステーションでプール管理者の対策の不備などを厳しく指摘していましたが、スポンサーは自社製品の使用によって毎年10万人以上の犠牲者を出し続けているJT。そして、報道ステーションではタバコの害やJTの反社会的・犯罪的な販売広告活動について報道することは決してありません。これも現実。

MRワクチン第2期接種が8月から始まります(院内報より)

2006年08月01日 | こども・小児科
 今年の4月から麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の接種が始まっていましたが、第2期の接種ができるのは「今まで麻疹と風疹のワクチンを両方とも接種していなかった子」だけだという新制度の矛盾については前号でお伝えしました。このことは昨年8月の発表以来指摘されていたことなのですが、厚労省でも新制度が始まってからこの矛盾を解消する動きとなり、6月の再改正によりほぼ正常の形で接種できるようになり、八戸市では8月から新たにスタートすることになります。
 一通り書きますが、わかりにくい場合はご相談下さい。

○ 対象 第1期 1歳児
     第2期 5~6歳児で小学校入学前の1年間(4/1~3/31)
○ 接種ワクチン MRワクチンを0.5ml皮下接種する

…以上が基本です

 第2期のMRワクチンは、これまで麻疹と風疹の単独ワクチンを接種していた子も接種できます。要するに、ほとんど全ての就学前の子は8月から3月末までに接種することになりますのでご注意ください。

 麻疹または風疹に罹ったことのある子は、1期2期とも風疹または麻疹の単独ワクチンを接種することになります。その場合は、あらかじめ市に連絡する必要がありますが、その前にこちらで確認して判断したいと思いますのでご相談下さい。その他の例外的な場合については、文章で書くとややこしくなるので一覧表にしてみました。



 注意しなくてはいけないのは、これまで1歳から7歳半まで接種できたものが、1歳と5~6歳のそれぞれ1年ずつに限定されたため、2~4歳で未接種の方は全額自費の任意接種になってしまうことです。

 また、新制度の対象外となる小学生以上の全ての年齢で、MRワクチンの任意接種をお勧めします。これは、
1)ワクチンで抗体ができていない場合が数パーセントある
2)抗体ができても年月と共に低下して効果がなくなっている場合がある
といった原因で、中高生や大学などでの麻疹流行が毎年のようにみられているからです。
 麻疹も風疹も未接種で今回はじめてMRワクチンを接種する5~6歳児は、中学入学前に2回目の接種をすることをお勧めします。

 なお、今年3月末に風疹未接種者でワクチンが不足したため接種できず、6月末までに市に届けている方は、8月~10月末までに「法律に基づかない」臨時接種が行われることになります。階上町も同様で、期間は8月~12月末までとなります。他市町村の方は広報などをご覧になるか、市町村に直接お確かめ下さい。