踊る小児科医のblog

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ミュージック・ポートレイト「コシノヒロコ × 杏」人生の大切な10曲

2012年04月26日 | ART / CULTURE
2週に渡って放映されたミュージック・ポートレイト「コシノヒロコ × 杏」(4/20放送)、面白かった。「人生の大切な10曲」をメモ。コシノヒロコさんはもちろんだが、杏さんの才能と努力、成し遂げる意志は半端じゃない。以前から注目していたが改めて見直した。

FM「ブックバー」を聴く機会があるが、本も読んでるし内容の紹介にもセンスを感じる。新潮社「波」に杏さんの「青豆とその時代」が載っていたので持ち帰って読んでみたら、映画化されたら絶対「青豆」をやってみたいと宣言。確かに他の女優にはできないかも。(ただし「1Q84」は映画化されても見たくないし作者が映画化を許可しないと思うが)

個人的には杏さんがクイーンの「'39」を選んでいたのが嬉しかったし、「ローズ」を2人が別の局面で選曲しているのも興味深い。浜田真理子さんはラピアのプレイガイドで無料の「おみあいCD」をもらって初めて知ったのだが、こんなところで名前を聞くとは思わなかった。

http://www.nhk.or.jp/portrait/

コシノヒロコ(H)
杏(A)

1曲目 音楽との出会い
H「竹生島」謡曲
A「荒野の果てに」賛美歌

2曲目 家族で聴いた曲
H「花かげ」川田正子
A「ローズ」ベット・ミドラー

3局目 思春期の恋と夢
H「パリのアメリカ人」ジョージ・ガーシュイン
A「'39」クイーン

4曲目 自立と挫折
H「小さな竹の橋で」ハワイアン
A「カントリー・ロード」本名陽子

5曲目 デビュー
H「愛の讃歌」エディット・ピアフ
A「Stage of the ground」BUMP OF CHICKEN

6曲目 世界へ
H「『四季』から『春』第1楽章」ヴィヴァルディ
A「ありふれた人生」スピッツ

7曲目 成功の影に
H「異国の人」ジョルジュ・ムスタキ
A「あなたへ」浜田真理子

8曲目 挑戦
H「09-10 AW PARIS COLLECTION-Song5」「パリコレクション」より
A「My True Love」ミュージカル「ファントム」より

9曲目 今の自画像
H「ローズ」ベット・ミドラー
A「愛をあなたに」杏

10曲目 人生の最後に聴きたい歌
H「交響曲第9番ホ短調作品95『新世界から』第2楽章」ドボルザーク
A「交響曲第7番イ短調作品92から第2楽章」ベートーベン

『1億3000万人の自然エネルギー』『エネルギーと私たちの社会 デンマークに学ぶ成熟社会』

2012年04月26日 | 環境・エネルギー

『1億3000万人の自然エネルギー』

3.11後に読んだ本の中でも特にお勧めの一冊。単に自然エネルギーのあれとこれとを足してナンボという問題ではなく、私たちの生き方、考え方、地域や社会のあり方を変えていく「エネルギー・デモクラシー」が本質だということに気づかされる。大きな文字の部分だけ読めば1時間もかからない。読み終わったら20人の人に貸して回し読みして下さい。(図書館で借りて読んだのだが一冊注文したところ)

高エネルギー社会とは、物質的な生産と消費が拡大していく社会です。低エネルギー社会とは、社会的公正や人々との交際、ゆとりなどに価値を見いだす社会です。(『1億3000万人の自然エネルギー』より-出典『エネルギーと私たちの社会 デンマークに学ぶ成熟社会』ヨアン・S・ノルゴー/飯田哲也訳)

『エネルギーと私たちの社会 デンマークに学ぶ成熟社会』

『エネルギーと私たちの社会 デンマークに学ぶ成熟社会』は2002年に初版本を購入(元は更に20年前の本)、1章までで挫折して続きを読もうと枕元に置いておいたのだが。。ちゃんと読んでおけば良かった。(帯には坂本龍一さんの推薦文も)

『エネルギーと私たちの社会 デンマークに学ぶ成熟社会』坂本龍一さんの推薦文「すばらしい本だ。これが20年前のデンマークで書かれたということがまったく気にならないどころか、現在の日本や世界の様々な国で、まさにこれから必要とされている本であることはまちがいない。(以下省略)」

父親の喫煙率は減少傾向だが5割以上、母親は低下せず1/4が喫煙 - 青森県小中高生喫煙率調査2011年 (3)

2012年04月14日 | 禁煙・防煙

問題は子どもの喫煙ではなく、親の喫煙なのです。青森の親の喫煙率がいかに高いか。

8) 青森県 両親の喫煙率 2007年


前回(2007年)の調査では、父親の6割、母親の1/4が喫煙しているというショッキングなデータでした。

9) 青森県 両親の喫煙率 2011年


今回(2011年)も、大きな傾向としては同じと言えます。

10) 父親の喫煙率 2007年と2011年の比較


それでも父親だけを比べてみれば、わずかながらも低下傾向がみられ、すべての学年で統計学的に有意に減少していました。

11) 母親の喫煙率 2007年と2011年の比較


問題は母親です。小5、中1で母親の喫煙率の低下はみられず、中3ではむしろ上昇しています。要するに、4年前からそのまま吸い続けて上の学年のデータに出てきているということです。高3だけが有意に減少していました。

この年代の喫煙率を全国のデータと比べると、青森県の父親、母親の喫煙率は1割以上高く、青森県の子どもはタバコまみれの家庭環境で育っていることがわかります。この傾向は前回調査からほとんど改善されていないと言えます。

父親の喫煙で2倍、母親の喫煙で3倍も子どもが喫煙 - 青森県小中高生喫煙率調査2011年 (2)

2012年04月14日 | 禁煙・防煙
親の喫煙と子どもの喫煙経験率の関係は、これまでも明らかにされてきましたが、今回も顕著なデータが示されました。

6) 父親の喫煙と子どもの喫煙経験率 2011年


父親が喫煙する家庭の子どもは、父親が喫煙しない子どもに比べて2倍以上喫煙経験率が高くなってます。グラフのスケールにご注意下さい。

7) 母親の喫煙と子どもの喫煙経験率 2011年


母親が喫煙するとこの傾向は更に顕著になり、約3倍も高いことがわかります。グラフのスケールは父親のものと同じです。今回、高3の喫煙経験率は9.0%(男女合計)だったので、母親が喫煙すると平均の喫煙率の2倍に跳ね上がることになります。

父親、母親とも、すべての学年で統計学的な有意差がはっきりと出ています。親が吸えば子どもも吸う。

中3・高3で喫煙経験率大きく低下 - 青森県小中高生喫煙率調査2011年 (1)

2012年04月14日 | 禁煙・防煙
報道にあった青森県実施の小中高生喫煙率調査(2007年に引き続き2回目)の報告書コピーを入手したので、主要なデータだけグラフ化してみました。報告書のPDFは県のHPに掲載するよう要望しておきましたので、近日中に入手できるはずです。

1) 青森県 小中高生の喫煙経験率 2007年


前回の喫煙経験率(現在喫煙している人と過去に喫煙したことのある人の合計)は、高3男子が30.8%、男女合計で25%と高く、学年が進むにつれて直線的に増加していました。

2) 青森県 小中高生の喫煙経験率 2011年


同じスケールでプロットすると、今回特に中3、高3で大きく低下し、特に中3と高3の間での上昇が軽度であること(高校に入ってから新たに吸い始める人が少なかったこと)がわかります。

3) 喫煙経験率 男子 2007年と2011年の比較


同じデータを男子で比較してみると、高3では約1/3に低下しています。逆に、小5と中1では低下傾向は明らかではなく、低年齢層での喫煙防止が課題と言えそうです。

4) 喫煙経験率 女子 2007年と2011年の比較


女子も同様で、高3では約1/3になっています。グラフのスケールが30%までですから男子より拡大した形になっています。同じように小5、中1での低下傾向はあまり目立ちません。

5) 喫煙経験率 男女合計 2007年と2011年の比較


男女合計です。県の報告書によると、中1、中3、高3では統計学的に有意に減少していました。

この後、報告書には喫煙習慣者の喫煙頻度、タバコの本数、初めて吸った時期、きっかけなどが掲載されていますがここでは省略します。

タバコの入手先は学年別に前回調査と比較していますが、小5・中1では自宅が主で、学年が進むにつれて友人からが多くなり、前回高かった自動販売機は確かに減少してはいるものの、高3では18%も購入しています。タバコ屋、コンビニから直接買っている子も多く、販売業のモラルが厳しく問われます。この項目は、PDFが入手できたら切り取って掲載したいと思います。新聞記事を掲載しておきます。

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県の児童生徒 喫煙・飲酒調査/経験率ダウン/値上げ、確認厳格化背景?(2012年3月30日)
 県は29日、2011年度の県内公立小・中・高等学校児童生徒の喫煙・飲酒状況調査の結果を公表した。調査した小学5年、中学1年、同3年、高校3年で、依然として喫煙、飲酒とも経験者はいたものの、前回の07年度調査に比べると経験率が低下した。特に高校3年では喫煙で16ポイント、飲酒で27ポイントダウンした。担当課は「経験者は家庭などで酒やたばこを入手するケースが多く、防止が必要」と話している。
 調査は県内公立学校の地区バランスを取り、218校を抽出。うち180校1万6932人から、有効回答を得た。
 喫煙、飲酒とも、学年が上がるにつれ、前回調査と比べた減少幅が大きくなった。高3は喫煙9・0%(前回比16・0ポイント減)、飲酒38・7%(同27・0ポイント減)だった。
 喫煙経験率の減少について、県がん・生活習慣病対策課は、たばこ自動販売機用の成人識別カード「タスポ」の導入などに加え、2年前のたばこ値上げが背景にあると推測。飲酒経験率の減少については「学校の啓発活動や販売店の年齢確認が厳しくなったことの効果ではないか」などとした。
 一方、入手方法について、外部から購入しにくくなっている分、自宅で手に入れるケースが目立ってきているという。同課の梅庭牧子総括主幹は「子どもたちに大人の嗜好(しこう)品を手に取らせないようにするなど、各家庭で対策を取ることが必要」とした。
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『官邸から見た原発事故の真実』野田内閣は田坂氏の「政府が答えるべき七つの疑問」を無視して再稼働に邁進

2012年04月10日 | 東日本大震災・原発事故
2012年04月08日(日)

『官邸から見た原発事故の真実』(田坂広志)を図書館で借りて読みはじめたところ。示唆に富んでいる。いわゆる「新事実」ではなく「伝えなくてはいけない本当の事」を包み隠さず書いている。一度BSのロングインタビューを見たが、これだけの人が中にいたのに何故あのような対策になったのか。
posted at 17:55:08

『官邸から見た原発事故の真実』(田坂広志) これ野田総理や閣僚、官僚、財界人など原発再稼働にまっしぐらの連中はちゃんと読んでるのだろうか。少なくとも枝野は危機の2ヶ月間を共にしてきたはずだが。
posted at 17:55:22

田坂広志氏が内閣官房参与就任前の3/13に「直ちにSPEEDIを活用して放射能拡散予測を行うこと」「直ちに全国から放射線と放射能を測定する機器を総動員し徹底的な環境モニタリングを実施すること」の2つを政府に緊急提言したが、すぐには実行されなかった。
posted at 17:57:33

『官邸から見た原発事故の真実』田坂氏は3/13にSPEEDI活用の緊急提言を「政府に届けた」というが、菅・枝野・海江田には伝わっていたのか。だとしたら国会答弁はウソになる。(菅前首相の参与だったのだから自身が知っているはず。後半に書かれているか?)
posted at 17:58:22

2012年04月09日(月)

【官邸から見た原発事故の真実 これから始まる真の危機 (光文社新書)/田坂広志】を読んだ本に追加 →http://t.co/ZDx4vArx #bookmeter
posted at 14:52:39

『官邸から見た原発事故の真実』3月15日東京駅の異様な光景:何組もの外国人の家族がトランクを引き深刻な表情で新幹線を待っていた。当時田坂氏は官邸入りする前で「アメリカやフランスの過剰反応ではないか」と思ったが、官邸で状況を知り過剰反応ではないことがわかった。
posted at 17:59:46

『官邸から見た原発事故の真実』アメリカが首都圏9万人のアメリカ人全員に避難を勧告しなかったのは、日本人を含めた首都圏全体がパニックになるという理由から。(ケビン・メア米国国務省日本部長)
posted at 23:22:05

『官邸から見た原発事故の真実』最悪の事態に進展し「首都圏三千万人の避難」が求められる状況は「進むも地獄、退くも地獄」。数千万人の被爆を容認するか、首都圏で死者が出るような深刻なパニックに陥るか。(田坂氏)
posted at 23:23:03

小山先生は「パニックは緊急かつ重大な危険の認識、閉じられそうになっている限られた脱出路の認識、状況についての情報不足の3条件全てが揃わないと発生しない」と解説されているが「首都圏三千万人の避難」では全部揃う。三千万人が移動することは不可能。http://t.co/jYzyShWH
posted at 23:25:03

3月15日に息子を避難させたのも、放射性プルーム到来だけでなく、その事実が明らかになり避難者が殺到し交通が麻痺することを恐れたから(その予測が外れたことは16日に書いた)。14日から15日にかけて、私自身もパニックとまではいかないが地に足がつかず、いくつもの判断ミスをした。
posted at 23:27:46

『官邸から見た原発事故の真実 これから始まる真の危機』田坂広志氏のブログに目次が小項目まで掲載されている。http://t.co/ljzm7GdE 最初から読み直してメモを取ろうと思ったが面倒なのでやめた。
posted at 23:28:50

『官邸から見た原発事故の真実』政府が答えるべき「国民の七つの疑問」→原子力発電所の安全性/使用済み燃料の長期保管/放射性廃棄物の最終処分/核燃料サイクルの実現性/環境中放射能の長期的影響/社会心理的な影響原子力発電のコスト(←脱原発派の主張を原子力の専門家が殆ど認めたという章)
posted at 23:34:22

『官邸から見た原発事故の真実』田坂広志氏・日本記者クラブ講演(2011年10月14日)動画・PDF・会見リポートhttp://t.co/9vmiu0tL この講演を元に執筆されたとのこと。
posted at 23:35:27

『官邸から見た原発事故の真実』田坂氏が3/13に提出したSPEEDI活用の緊急提言がどこに消えたかについては具体的には触れず。第二部「第一の疑問」で「縦割り行政の硬直性」「行政機構の組織的無責任化」の問題として言及されている。
posted at 23:48:21

『官邸から見た原発事故の真実』SPEEDI問題「一つの部署、一人の職員としては責任を全うしている。しかし、行政全体としては、極めて無責任な状態になっている」こうした「行政機構の組織的無責任化」の背景には「縦割り行政の硬直性」がある。
posted at 23:48:32

『官邸から見た原発事故の真実』SPEEDI問題「国民の生命と健康、安全と安心を守るためには、組織の領分を超えてでも行動するという職業意識と責任感、倫理観が、現在の行政機構には希薄になっていると言わざるを得ない」
posted at 23:49:04

『官邸から見た原発事故の真実』現在の「最大のリスク」は、政界、財界、官界のリーダーの間に広がっている「根拠のない楽観的空気」「原発事故は無事収束に向かっている。だから他の原発については、安全性を確認したら速やかに再稼働を行おう」という楽観的空気。
posted at 23:52:02

『官邸から見た原発事故の真実』「福島原発事故は幸運に恵まれた」というのが危機に対処した人間の実感。更なる爆発や余震・津波、燃料プールの崩壊も起こらなかったため「最悪のシナリオ」へ進まずに済んだ。リーダーは「どこまで深刻な事故だったか」を深く理解し根拠のない楽観的空気を自戒すべき。
posted at 23:55:47

2012年04月10日(火)

楽観的空気が生み出す「最悪の問題」は国民から政府への「信頼」が決定的に失われること。「信頼」が無ければ、すべてが意味を失う。原子力の問題で「安全」と「安心」が重要だと語られるが、実は最も大切なのは「信頼」。残念ながらその「国民からの信頼の喪失」は現実に起こっている。
posted at 00:34:32

そもそも「絶対安全の神話」が崩壊したことが全て。それ加えて「起こった事故への対応」の不信もある。「国民からの信頼を失う」ことがどれほど致命的な障害になるかを理解していない。まず政府が国民からの信頼を失ったということを深く自覚すべき。その厳しい認識を抜きにして信頼の回復はない。
posted at 00:40:48

昨年夏に「最低と最悪の選択」と書いたが、ここまで予想通りの「最悪」とは思ってもいなかった。日本語で悪い方の言葉の選択肢が少ないことを嘆いている。地獄の底とか。しかし野田内閣の支持率がまだ30%もあるって。どこの誰が?「私はその10人のうちの3人だ」という人がいたら名乗り出てみよ。
posted at 00:54:34

『官邸から見た原発事故の真実』事故直後、官邸に対し「事故の影響は健康リスク以上に、社会心理的リスクが極めて深刻になる」と進言したが、行政は「目に見えないもの」を軽視し、「過度に心配する住民が多い」「不安が煽り立てられている」といった受け止め方をしている。
posted at 10:27:40

『官邸から見た…』物理的被害や経済的被害だけでなく、長期的に見れば、「精神的被害」が最も大きな被害になってくる。政府が信頼を失えば失うほど「社会心理的リスク」は大きくなるが、その認識が甘い。更に深刻な問題は「社会心理的リスク」が「社会心理的コスト」となって跳ね返ってくること。
posted at 10:29:16

『官邸から見た原発事故の真実』政府がエネルギー需給の逼迫を懸念し再稼働を急ぐ気持ちは分かるが、この状況においては拙速を避け、地道に国民からの信頼を回復していく道を選ぶべき。急げば急ぐほど国民は懸念を強め、納得しなくなる。その結果、すべてが動かなくなっていく。その逆説に気づくべき。
posted at 10:29:45

『官邸から見た原発事故の真実』現実的な選択肢を広げる「四つの挑戦」。原子力エネルギーの「安全性」、自然エネルギーの「基幹性」、化石エネルギーの「環境性」、省エネルギーの「可能性」への挑戦。現実的な選択肢を広げ、国民的な議論を尽くした上で、10年後に国民投票を行う。(田坂氏)
posted at 10:37:21

「原発事故の最悪シナリオが避けられたのは“幸運”に恵まれたからです」今、戒めるべきは「根拠の無い楽観的空気」田坂広志(日経ビジネスオンライン)http://t.co/m1YVx1ko
posted at 11:01:38

リスク・マネジメントの専門家から見た福島原発事故の問題の深刻さは、事故が起こったことだけでなく、事故の原因、経緯、現状が明確に分からないこと、事故への対処、管理、制御が十分にできないことだった。田坂広志(日経ビジネス)http://t.co/37T6pJuq
posted at 11:02:05

原発再稼働に向け政府が乗り越えるべき「三つの壁」国民は原子力行政が「いつか来た道」を走ることを恐れている。田坂広志(日経ビジネスオンライン)http://t.co/cjlRcZQD
posted at 11:02:22

「事故の真の原因」が解明されなければ「新たな事故を防ぐための改善策と解決策」も本当には分からないはず。その状況で、いかなる論拠をもって「安全性を確認した」と言えるのか。そのことを、多くの国民は疑問に思っている。田坂広志(日経ビジネス)http://t.co/HoiJs7ff
posted at 11:02:42

いわば保安院による「安全性確認の見切り発車」と称すべき状況だが、そもそもこうした「結論ありき」の「見切り発車」の姿勢こそが、今回の福島原発事故の背景にある「組織的問題」であることを、多くの国民は敏感に感じ取っている。田坂広志(日経ビジネス)http://t.co/HoiJs7ff
posted at 11:03:42

政府が「三つの壁」を越えなければ国民の納得は得られない。第一は「事故原因の徹底究明」。技術的な原因だけでなく「人的、組織的、制度的、文化的な原因」を含めた究明。第二は「責任の所在の明確化」、第三は「原子力行政の徹底的な改革」田坂広志http://t.co/OFHnbXQs
posted at 11:05:13

「立体駐車場で3歳児死亡」事故はフクシマやJCOと同じ「想定外」の事故 子どもに「自己責任」はない

2012年04月08日 | こども・小児科
2012年04月03日(火)

大型自動回転ドアの事故と似ているがもう少し必要性は高そうだ(大型回転ドアは必要性ゼロ)。八戸にはないのでは。 「上昇中の駐車台に乗り移ろうとして転落。駐車台と隣にある立体駐車場の床面の間の隙間に胸や頭を挟まれた」 立体駐車場で3歳児死亡 http://t.co/OvGnlvTJ
posted at 11:10:16

「立体駐車場で3歳児死亡」→「新しい技術が生まれれば新しい事故が起こる」が現実化したもの。母親の過失とか責任とか言うのは何も言ってないのと同じこと(思考力を鍛えろ)。業者の責任を問うという問題ではなく、根本的対策(なくす)か次善の対策(防御策)を取らなければ忘れた頃に繰り返す。
posted at 11:31:58

「立体駐車場で3歳児死亡」今朝のTVでは1年間で老人1人、子ども1人が亡くなっているようだが詳細不明。事故防止対策は「気をつける・目を離さない・手をつなぐ・マニュアル通りに使う」はダメ。全てが抜け落ちた「想定外」を想定。1件の重大事故の陰には数件の事故、千件ものヒヤリハットが。
posted at 11:34:53

結局、最初から「こういうことが起こるよ」と言っていた通りの事が起こる。わかりやすい社会と言えなくもないが、生産者や流通業者が自分で信用を地に落としているのだから救いようがない。 →「岩手産コメ」8割なのに「こうべ育ちオリジナル米」 http://t.co/jCtRtb9l
posted at 11:45:54

RT @mm_dayafter: ↓うちのマンションもコレ。越して来たのもこの位の年頃。…動きはトテモゆっくり(一階分でも数分かかる)。車道脇に居る時並の緊張感(子どもに好きにさせない、目を離さない)があれば、絶対にあり得ないんだよね。…だいたいにしてなんで稼働Pの隣Pに子が居る?ソコは危険ゾーン!あり得ない。
posted at 11:47:17

RT @naox555: こんなの売ってるとか、ありえないだろ。。。「立体駐車場操作ボタン、持続押し補助具 押したマンマ」  http://t.co/KuM8oPPu
posted at 23:18:40

2012年04月08日(日)

立体駐車場事故はフクシマやJCOと同じ「想定外」の事故。想定していた安全対策が全てダメになれば、原発はメルトダウンし、JCOでは臨界が起こり、立体駐車場では子どもが死ぬ。立体駐車場では安全対策は「親が手をつなぐ」「ボタンを離せば止まる」の2段階しかない。これを許容するかどうか。
posted at 17:46:56

JCOではバケツ、立体駐車場ではボタン固定装置という「想定外」の使い方をした。おそらく、バケツによる臨界やボタン固定装置による圧死、あるいは大型自動回転ドアによる圧死はもう起きないだろうと思うが、同種の「想定外」の事故が別の場面で繰り返されるだろう。
posted at 17:48:58

「シャッターに挟まれ98年以降10人死亡 240万台に停止装置なし」学校やビル、ガレージなどの電動式のシャッターに体を挟まれて1998年からの14年間で計10人が死亡。ほかに腕を切断されたり首などを挟まれたりして14人が重軽傷を負っていた。http://t.co/yaKakPBe
posted at 23:48:47

この種の議論で「母親(父親)の責任」「目を離すなんてあり得ない」という「自己責任論」論者に言っておきたいことは「バカな親」の元に生まれればその度合いに従って子どもが死にやすくても仕方がないということを容認するかどうかだ。現実はそうなっている。子どもには「自己責任」はない。
posted at 23:53:43


インフルエンザB型も下火に 6人/週(第14週4/2-4/8) 八戸

2012年04月07日 | こども・小児科
インフルエンザは8週までにA型が下火になり、その後続いていたB型の小流行も既に6週目に入り、人数の波はありますが下火になってきています。



現時点でこの程度なら、新学期に入ってからのぶり返しもさほどではないでしょう。八戸市では一部の中学校で流行っているのか、13週でもまだ減ってませんが、順次減っていく見込みです。

あずきばっとう(あずきばっと)によるボツリヌス菌食中毒 現時点でのまとめ

2012年04月06日 | こども・小児科
八戸の郷土料理「あずきばっと」(宮古では「あずきばっとう」)がこんな形で注目されてしまった。ボツリヌス菌食中毒などというのは一生お目にかかりたくない代物ですが。twitterに書いたものをまとめておきます。最後に書いたように、1)回収したものから検出されたのか、2)混入・汚染経路、3)夫婦の容態や治療、の3点が気にかかりますが、全てが解明されるとは限りません。「あずきばっと」そのものが危険だということでは決してなく、ボツリヌス菌食中毒自体が非常に稀なもので、感染症ではありませんので人から人への感染はありません。

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2012年03月27日

ボツリヌス菌で問題になっている「あずきばっとう」は、八戸では「あずきばっと」。「ばっと」は小麦粉料理や蕎麦などの「はっと」のこと。法度が由来だと思っていたが、ほうとう、薄飩(はっとん)などの説もあるようだ。実は、あずきばっと食べたことがない。ボツリヌス菌については別に。
posted at 18:06:14

2012年03月28日

「あずきばっとう(あずきばっと)」とボツリヌス菌。ボツリヌス菌は厄介な相手。これまで飯寿司(いずし=ハタハタなど)、辛子蓮根、缶詰・瓶詰食品、はちみつ(乳児)などが知られていたが、
posted at 17:12:46

この場合、麺かあんこかと言われればパックしたあんこの方だろう。しかし、食品からボツリヌス毒素が検出されたという情報はない。続報を待ちたい。
posted at 17:13:05

「あんこ」では同じく毒素を出す黄色ブドウ球菌が知られているが、ボツリヌス菌は調べても出てこないようだ。1)嫌気性菌である、2)芽胞は高温でも死なない、という条件には合う。
posted at 17:13:29

横浜市のサイトが詳しい ボツリヌス症について http://t.co/w5asr2En 米国におけるボツリヌス菌による食中毒の事例 http://t.co/jQ3zhSKv
posted at 17:13:44

ボツリヌス症(厚生労働省) http://t.co/mP7vQRFi
posted at 17:14:05

菌が食品に混入した原因について、製造業者は「500個ぐらい自主回収したが、ほかでは検出していない。心当たりがなく、困っている」 「あずきばっとう」ボツリヌス菌中毒―真空パックが危ない? : J-CAST http://t.co/yfcNYd2q @jcast_newsさんから
posted at 17:20:51

「残った食品から菌が検出され、ボツリヌス食中毒と判明」ということは、この夫婦のものだけから検出され、その他の回収した分からは出てない(or 未検出)ということか 47NEWS http://t.co/EAK5ckXg
posted at 17:25:23

2012年03月29日

写真みてなかった。麺と餡は一緒にパックされているんだ。 →あずき食品で夫婦食中毒 http://t.co/fy9lkUsV 宮古市ハニー食品あずきばっとう(佐々木建設ブログ)http://t.co/6cHcPb52
posted at 11:53:31

2012年04月05日

あずきばっとう(あずきばっと)によるボツリヌス菌食中毒の件はその後の情報がない。知りたいことは1)回収したものから検出されたのか。2)混入・汚染経路。3)夫婦の容態や治療。2)は難しいかも。感染症情報センターのIASRに掲載されるはず。http://t.co/3XWAcbq8
posted at 18:04:59

RT @imamura_kansen: 3/24に発生したボツリヌス食中毒。原因食品を自主回収中。手元に「あずきばっとう」(賞味期限2/21-4/23)がある方は食べないで返品してください。島根県・薬事衛生課からの発表内容はこちら→ http://t.co/YdGUs81Q
posted at 23:38:22

ボツリヌス・・・記憶の中でそっといてほしかった http://t.co/M1tVbuMN
posted at 23:40:40

『小澤征爾さんと、音楽について話をする』(小澤征爾×村上春樹)で語られたレコード

2012年04月06日 | ART / CULTURE
第一回
 グールド/バーンスタイン/ニューヨーク・フィル ブラームス・ピアノ協奏曲第1番 1962年カーネギー・ホール
 ベートーヴェン・ピアノ協奏曲第3番
  グールド/カラヤン/ベルリン・フィル 1957年
  グールド/バーンスタイン/ニューヨーク・フィル 1959年
  ゼルキン/バーンスタイン/ニューヨーク・フィル 1964年
  インマゼール(フォルテピアノ)/ワルター/ターフェルムジーク・バロック管弦楽団 1996年
  ゼルキン/小澤征爾 1982年
  内田光子/ザンデルリンク

第二回
 小澤征爾/サイトウ・キネン ブラームス・交響曲第1番 カーネギー・ホール 2010年

第三回
 ピーター・ゼルキン/小澤征爾/シカゴ交響楽団 バルトーク・ピアノ協奏曲第1番・第3番 1965年
 ストラヴィンスキー『春の祭典』
  小澤征爾/シカゴ交響楽団 1968年
  小澤征爾/ボストン交響楽団 1978年頃
 ベルリオーズ『幻想交響曲』
  小澤征爾/トロント交響楽団 1966年
  小澤征爾/ボストン交響楽団 1973年
  小澤征爾/サイトウ・キネン 1978年 DVD

第四回
 マーラー・交響曲第1番『巨人』
  小澤征爾/ボストン交響楽団 1977年
  小澤征爾/ボストン交響楽団 1987年
  小澤征爾/サイトウ・キネン 2008年 DVD
  (本文中には2000年と書かれているが誤植か)

第五回
 カルロス・クライバー/スカラ座/ミレラ・フレーニ プッチーニ『ラ・ボエーム』 1981年日本 音源なし

スイスの小さな町で 「小澤征爾スイス国際音楽アカデミー」の課題曲
 ハイドン・弦楽四重奏曲 第75番 作品76の1
 スメタナ・弦楽四重奏曲 第1番「我が生涯より」
 ラヴェル・弦楽四重奏曲
 ヤナーチェック・弦楽四重奏曲 第1番「クロイツェル・ソナタ」
 シューベルト・弦楽四重奏曲 第13番「ロザムンデ」
 ベートーベン・弦楽四重奏曲 第6番
 ベートーベン・弦楽四重奏曲 第13番
 メンデルスゾーン・弦楽八重奏曲

藤波心さんからのビデオメッセージ さようなら原発・核燃3.11青森県民集会 (2012年3月11日)

2012年04月06日 | 東日本大震災・原発事故
藤波心さんからのビデオメッセージ → さようなら原発・核燃3.11青森県民集会HP

さようなら原発・核燃3.11青森県民集会にご参加のみなさん、こんにちは藤波心です。
日本はいま歴史上、大変な危機に直面しています。
この狭い国土に、この地震の多い国土に、気がついたら54基もの原発を建ててしまっていた。
これは繁栄の象徴でも何でもなくただの時限爆弾のようなものです。
もしまたどこかで大地震が起きて別の原発が爆発するようなことがあったら今度こそ日本は終わってしまうと思います。
いつ爆発するかわからない爆弾と一緒に生活するなんて私は絶対にイヤです。
日本が先進国の仲間入りをして世界をリードするにはこの道しかないと勝手に思っていた。
いやそう思い込まされていたのです。
日本の発展、経済発展のためにスーツを着て涼しい顔をして日本を破滅へ追いやる人がいます。
実は日本の最大の敵は日本人の中にいるということが私は残念でなりません。
日本滅亡のカウントダウンはもうすでに始まっています。
でもそのことを多くの国民は全く気づいていません。
もう私たちの国土に、第二の福島をつくっては絶対にいけません。
私たちは原発によって支えられていたのではなく、何も知らない私たちが原発を支えていたのだと思います。
私たちは今こそ立ち上がらなければいけません。
みなさん、一人一人の力は大きな力に変わると思います。
子どもたちの明るい未来、そして日本の未来を守って下さい。
宜しくお願いします。

それでは「ふるさと」を歌います。

兎追いし かの山
小鮒釣りし かの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき ふるさと

如何にいます 父母
恙無しや友垣
雨に風につけても
思い出ずる ふるさと

こころざしを果たして
いつの日にか帰らん
山はあおきふるさと
水は清きふるさと

ありがとうございました。

『プロメテウスの罠』SPEEDI隠し関連の記載 抜き書き

2012年04月06日 | 東日本大震災・原発事故
『プロメテウスの罠 明かされなかった福島原発事故の真実』(朝日新聞特別報道部)の「全く生かされなかったSPEEDIのシステム」より、SPEEDI隠し関連の記載を抜き書きしてみました。

文部科学省:渡辺格「放出量がわからないときに単位放出のSPEEDIで情報を流すという点ではマニュアル通り」。配布先:一部の省庁と原子力安全委員会、福島県、現地対策本部。海江田と枝野は3/20までSPEEDIを知らなかったと国会答弁。

保安院緊急時対応センター(ERC)も独自予測。3/11 21:12(3/12 3:30に2号機ベントの予測)、3/12 1:12(同時刻に1号機ベント)、3/16までに45回173枚の独自予測。文部科学省より精度は高い。1・2回目の予測図のみ官邸に。43回167枚はERC内で止まっていた。

現地対策本部機能せず。保安院ERC、避難区域案づくり、原子力安全技術センターに注文、SPEEDI予測。官邸はERCと別に避難案。21:12、1回目の予測図。21:23、首相、同心円状の避難指示(3km避難、10km屋内退避)。ERC、避難区域案づくりをやめる。避難指示:3/12 5:44 10km、18:25 20kmに。

政府「放出された放射能量が不明だったのでSPEEDI予測はそもそも役に立たなかった」。ERCがSPEEDIを使って避難区域案をつくろうとしたことは伏せられた。

10/31、菅直人「おれの目の前に保安院のトップがいたんだよ」、『プロメテウスの罠』を読んで驚愕。保安院長・寺坂との間で重要な会話が成立していなかった。3/11午後6時以降、原子力安全委員会に文部科学省のSPEEDI予測図が1時間毎に届き始めていたが、斑目は官邸に届ける手だてを取らなかった。

2012/3/3に報道された「2011/3/15の会議で文部科学相ら政務三役や文科省幹部が協議し「一般にはとても公表できない内容と判断」と記した内部文書が作成」という事実との関連を伺わせる記載はない。2012/4/3報道の「3/15世界版SPEEDI、ヨウ素10兆ベクレル試算未公表」も同じ会議か?

津波でメルトダウン、わかっていた。元東電社員・木村俊雄さん

2012年04月04日 | 東日本大震災・原発事故
津波でメルトダウン、わかっていた。元東電社員
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=NHN1A94PJWc

「原発再稼働わたしはこう思う」元東電社員・木村俊雄さん(47)

(停止中の原発は)まだ運転できる段階ではない。(福島第一原発は)ほとんどの重要機器が格納容器に入っていて、その中がまだ近づけない状況において、故障原因も、どれがどのくらい壊れたのかさえもまだ洗い出していないのに、格納容器のふたさえも開いていない状況で、安全だ、妥当だとよく言えるよね。

1991年10月30日に福島第一原発の1号機で海水漏洩があり、タービン(建屋)の地下1階にある非常用ディーゼル発電機が水没して機能が喪失した。

「津波が来たら大変じゃないか。メルトダウンするのではないか」と言ったら、上司は「その通りだ、鋭いよね」と褒めてくれました。「安全審査をやる裏方の中では津波を過酷事故の(想定の)中に盛り込むのは実はタブーなんだ」と。その言葉を聞いた時にがくぜんとしたし、そんなもんなんだなと。

耐震の指針もきちんと世界の地震学の定説に合わせて造ったとすると、日本の国土には原子力発電所は造れませんと。知っているのに知らないふりをしている。少なくとも電力会社の人間は知っている。

青森県三村知事要請への要請 さようなら原発・核燃3.11青森県民集会 (2012年3月28日)

2012年04月02日 | 東日本大震災・原発事故
                        2012年3月28日
青森県知事 三村申吾 様

            さようなら原発・核燃3.11青森県民集会
                     実行委員長 大竹進

          要請

 青森県知事は原発・核燃をなくす運動の先頭に立ってください

 3月11日、私たちは青森市文化会館において「さようなら原発・核燃3.11青森県民集会」を開催しました。この集会には1730名が参加し、青森県が原発・核燃推進政策から決別することを求める集会アピールを採択しました。(別添集会アピール参照)

 私たちは改めて、三村県知事が、原発・核燃をなくす政策へのすみやかな転換を求める運動の先頭に立つことを強く求めるものです。

 以上、要請します。