踊る小児科医のblog

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柏市、全ての公道を禁煙に

2004年07月30日 | 禁煙・防煙
#また一歩前進の画期的なニュースです。青森県内でも、路上喫煙禁止条例を制定させるように動いていかなくてはいけません。しかし、条例があろうがなかろうが、原則として「完全に分煙がなされた喫煙所」以外では、たとえ禁煙の表示がなくても、(屋外であれ)自由に吸って良い場所というのはないのだとうことが常識になっていかないと。

市内の公道、全て禁煙 千葉・柏市が05年度から導入へ
 千葉県柏市は05年度から、市内すべての公道で喫煙を禁止する方針を固めた。ぽい捨ても市内全域で禁止し、違反行為をした場合、1万円以下の過料を徴収する。喫煙禁止の対象区域を、市全体の公道に広げるのは全国初といい、12月市議会に条例の改正を提案し、来年4月の実施を目指す考えだ。
 市は97年7月に「市ぽい捨て及び違反ごみ出し防止条例」を制定し、柏駅中心部を喫煙抑制区域に定めてきた。定期的に環境美化推進員らが見回りなどをし、路上喫煙をやめるよう訴えてきたが、罰則のない努力規定だったため、効果は十分ではなかった。
 市清掃収集事務所が6月末に調べたところ、駅西口のメーン通りで204本、駅東口のメーン通りでも296本の吸い殻を見つけた。
 また、駅周辺で市民1856人にアンケートしたところ、市内全域の路上喫煙については、69%が全面的に禁止するべきだとし、違反者については64%が罰金を取るべきだと回答。必要最小限の喫煙所の設置については69%が支持した。市はこうした結果を受け、条例改正に踏み切ることにした。 (07/29 22:36)

八戸市役所の喫煙ブースが撤去

2004年07月29日 | 禁煙・防煙
#八戸市役所(ちょっと恥ずかしいことに市庁と称している)で空気清浄機による分煙という誤った対策がとられていたため申し入れしたところ、1Fのブースについては撤去されることになりました。しかし、この文面では確認できないのですが、各階に設けられている喫煙所は残っているはずですので、引き続き全館禁煙のために申し入れは必要なようです。(市議会がどうなっているかも不明)
                           八調第  223号                            平成16年7月29日
                八戸市長  中村 寿文
       「市長への手紙」について(回答)
 平成16年7月5日に受理しました「市長への手紙(市庁舎市民ホールの喫煙ブース)」について、次のとおりお答えいたします。
 市では、平成15年2月に国及び県の方針を踏まえ、市民の健康づくり基本計画「健康はちのへ21」を策定しました。
 未成年者や妊産婦の禁煙、受動喫煙が社会問題となっており、たばこ対策の必要性があることから、実施目標として、
 1.妊娠後は禁煙するよう支援し、妊産婦や子どものまわりではたばこを吸わないような環境づくりをします。
 2.未成年者の喫煙防止に努めます。
 3.公共の場・会議の場で禁煙、職場や家庭において分煙を図ります。
 4.喫煙がおよぼす健康影響に関する知識の普及を図ります。
を掲げており、「広報はちのへ」「わが家の健康カレンダー」などに掲載し、また、「健康教育」「健康相談」等において、市民に対し普及・啓発を図っているところです。
 ご指摘のありました「市庁舎市民ホールの喫煙ブース」は、分煙機能を満たしていないことから撤去します。
 今後、市としては健康増進法を踏まえ、市庁舎及び関係施設も含めた受動喫煙防止対策を関係部署と協議し、取り組んでいきます。
 また、市民の健康増進の観点から禁煙対策・受動喫煙の防止を積極的に推進してまいります。
 貴重なご意見ありがとうございました。
 今後とも、よろしくお願いいたします。
           問い合せ先 健康福祉部健康増進課
                 企画部調整広報課

健康あおもり21と健康はちのへ21の目標

2004年07月28日 | 禁煙・防煙
#新しい話題ではありませんが、健康あおもり21では成人の喫煙率低減目標はなく、健康はちのへ21では40%などというトンデモない数字になっています。元より、これだけ強固な喫煙習慣を根絶させるためには、0%を目標にしても数%下げられるかどうかという話なのに。。また、未成年や妊婦の0%という数字も、実効策に乏しく絵に描いた餅になりつつあります。

健康はちのへ21
喫煙率
妊婦 14.2% → 0%
未成年
小学生 0.4% → 0%
中学生 2.5% → 0%
高校生 7.5% → 0%
成人
男性 57.5% → 40%
女性 12.6% → 9%

健康あおもり21
喫煙率
未成年 ※ → 0%
妊婦 20.0% → 0%
成人 目標値設定なし(低減を図る)
(※14年度調査実施とのことだが?)

 喫煙と密接な関係のある本県の肺がんの死亡数は692人(平成11年)、虚血性心疾患死亡数は182人(平成11年)、慢性閉塞性肺疾患死亡数は122人(平成11年)です。
 また、本県の肺がんの死亡率(年齢調整死亡率、人口10万対、平成7年)
  男性 52.4(高い順に 8位 全国47.5)、
  女性 11.9(高い順に 24位 全国12.5)です。
 本県の成人の喫煙率(平成8年)は、男性57.2%(全国52.7%)、女性7.7%(全国11.6%)です。なかでも、男女とも20~40歳代の喫煙率が高くなっています。
 また、全国的な調査では、高校3年生のうち毎日喫煙する者は、男子25.4%、女子7.1%で、未成年期からの喫煙による健康影響が懸念されます。

十和田湖~奥入瀬渓流(石ヶ戸はひどい)

2004年07月26日 | 禁煙・防煙
25日に十和田湖ウォークに参加しました。今年で2回目ですが、今回は通行止めのため一周ではなく休屋~奥入瀬渓流~石ヶ戸往復の42kmを、今年一番の猛暑の中歩き通しました。

昨年はスタートの十和田湖小学校校庭でタバコを吸っている若者グループがいて閉口したのですが、今年からは校庭・体育館ともに禁煙になりやや改善。

しかし、子ノ口や宇樽部の休憩所でのタバコは目に付き、特に石ヶ戸は観光バスから降りてくる団体が群れをなして吸っているのでトイレから出入りするだけで煙を吸わされてしまう。それにしても、奥入瀬の清涼な空気を味わわずに、タバコの煙を欲してしまうという喫煙者は、本当に哀れだ。そして迷惑だ。

☆奥入瀬渓流全域の禁煙化を求めていきたい。

「禁煙タクシー訴訟」タクシーは全車禁煙しかない

2004年07月22日 | 禁煙・防煙
「禁煙タクシー訴訟」を支援する会

22日のニュースですが当日のうちに支援する会のHPが開設されて情報が全て掲載されています。何も言うことはありません。全く当然すぎる訴訟であり、負ける要素はほとんどありません。青森県のタクシー会社にもきっちりと対応をしてもらうように動いていきたいと思います。

しかし、現実には運転手自身による喫煙により乗客がタバコ臭や受動喫煙の害(吸った後でも残っている)にさらされているという馬鹿げた事態がおこっています。私も禁煙車を利用していましたが、選べないときのことを考えると、タクシーは使わず極力自転車やバスなどを利用するという防衛手段に出ざるを得ません。

青森県タバコ問題懇談会・結成シンポジウム(8/28)

2004年07月21日 | 禁煙・防煙
青森県タバコ問題懇談会の再結成を記念してシンポジウムが開催されます。一般の方も参加自由(無料)ですので、興味のある方はお気軽にご参加下さい。

日 時 2004年8月28日(土) 16時~18時30分
会 場 青森県教育会館 3階(302号) 青森市橋本1-2-25 TEL 017-777-3121
参加費 無料(懇談会の会員でなくても、どなたでもご参加いただけます)
テーマ 「青森県の喫煙問題を考える」

詳しくは懇談会のHPをご覧下さい。

「県政・わたしの提案」への回答

2004年07月20日 | 禁煙・防煙
が届いています。県のHPにPDFで掲載されているのですが、回答部分だけをコピーしてこちらにも掲載しておきます。結局、この文章だけでは何の回答にもなっていないのですが。。(三村知事からは公式には回答できないけれども最大限応援しているというメッセージが伝えられています)

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 ご提案いただいた、たばこ耕作地帯も含めた全ての市町村での禁煙対策の推進について、県では、健康福祉こどもセンターを通じて、県全域で禁煙教室及び防煙教室を開催しています。その内容は、未成年者や妊婦に対する防煙指導や、事業所等に出向いて行う禁煙指導及び指導方法に関する研修会の開催や、指導教材等の貸し出し事業等です。
 また、平成15年5月の健康増進法の施行を受け、県では、社会全体の禁煙・分煙体制づくりにむけた環境づくりの支援を重点的に進めています。しかし、厚生労働省が実施した、平成16年1月時点における市町村庁舎の禁煙・分煙状況の調査結果によると、市町村庁舎の公共の場・ロビー等でたばこが自由に吸えるところは11カ所ありました。このため、受動喫煙防止対策実施施設に対する認証制度を開始するなど、今後も社会全体の禁煙・分煙環境づくりの推進に努めていきます。
 「健康あおもり21」たばこ領域の目標として、未成年者や妊産婦の喫煙率ゼロ及び禁煙・分煙環境の整備をあげていますが、今後も県庁各部と役割について協議し、各機関と連携を図って行きます。
 また、本県における葉たばこは、県南地域を中心に27市町村で生産されており、平成15年度の耕作農家戸数、耕作面積は1,620戸、1,613ヘクタールで、地域によっては重要な作目となっています。
 県としては、葉たばこは安定収入が得られる作目と位置付けていますが、国内の需要に応じ、毎年栽培面積が決められ、日本たばこ産業株式会社が農家に委託し生産されていますので、需要の減少によって農家が葉たばこから他品目に転換せざるを得ない場合には、農家の所得が減少しないよう経営的に有利な品目(例えばにんにく、だいこんなど)を導入するよう指導していきます。
 県教育委員会においても、平成15年5月9日付けで、県立学校に対し、平成15年度末までに、敷地内全面禁煙に向けた積極的な検討を要請し、同時に本庁、教育事務所もその対象としました。
 なお、小・中学校を所管いたします市町村教育委員会に対しても県立学校の取組みを参考に受動喫煙防止対策及び喫煙防止教育の一層の推進についてお願いしています。

イオン下田の分煙状況 △

2004年07月14日 | 禁煙・防煙
イオン下田が4月にリニューアルして「全館禁煙」になったというのですが、HPをみると「喫煙所」が館内にあるのに全館禁煙を謳っています。というわけで、飲食店の禁煙・分煙状況も含めてメールで問い合わせていたところ、3か月たってやっと返事が来ました。これを読むと、喫煙所付近の空調についてはあまり期待できないし(扉の開閉の度に外にもれだしてくるはず)、飲食店については全く評価できませんね。。。しかし、県内で禁煙の飲食店はさっぱり増えてきませんね。

日ごろよりのご愛顧誠にありがとうございます。
ご意見いただきまして、誠にありがとうございます。
個人情報保護の観点から、4月下旬より当ショッピングセンターのホームページ及びメールのシステムを変更いたしました。その際システム上のトラブルがあり、長期にわたりメールが受信されない状況が発生いたしておりました。
7月9日に状況が改善し、それまでお客さまからご送信いただきましたメールを受信に至りました。ご返答大変遅くなりましたこと、深くお詫び申し上げます。

いただきましたご意見ありがとうございます。
分煙についての内容、当ショッピングセンターでは4月21日の増床、リニューアルにあわせて4箇所の喫煙所を設けました。
扉も閉まる構造となり、分煙機を設置している状況となります。
テナントとして出店いただいている飲食店に関しては、喫煙可能な状況となりますが、店内での喫煙、禁煙の区画分けを行っている状況となります。
またパパゲーノではランチタイムは全席禁煙となります。

施設面ではリニューアルの以前と比較して改善となっておりますが,大切なのはお客さまへのご案内、清掃、設備維持など今後の対応となってくると感じております。
少しでも快適にご利用いただけますよう、お客さまの声なども参考に今後も対応を進めてまいります。現在のところ至らぬ点もあるかと存じますが、お気づきの点などございましたら、またのご意見お待ち申しあげます。
ホームページ上の全館禁煙の表示につきましては、7月18日までに対応を行い、標記を改めて参ります。
貴重なご意見ありがとうございました。お送りいただきました、分煙のホームページは拝見させていただき、今後の参考とさせていただきます。
メールの送信が遅くなりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

江戸川区裁判で画期的な判決

2004年07月13日 | 禁煙・防煙
#画期的というか、本来これが当たり前なのですが、青森県内を含めて地方自治体や民間も含めた各種施設への大きな影響が期待されます。長くなりますが、全部引用しちゃいます。(字数制限にひっかからないか心配)

受動喫煙で初の賠償命令 地裁、江戸川区に5万円 職場の安全配慮義務違反 健康被害は判断せず

 職場での分煙を要求したのに改善されず、受動喫煙で健康被害を受けたとして、東京都江戸川区職員の河村昌弘(かわむら・まさひろ)さん(36)が区に約30万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は12日、区の安全配慮が不十分だったとして5万円の支払いを命じた。
 たばこ被害をめぐる訴訟で賠償を命じた判決は初めて。昨年5月に健康増進法が施行されて以降の禁煙・分煙の流れをさらに加速させそうだ。
 判決理由で土肥章大(どい・あきお)裁判長は「職場の施設を管理する区は、受動喫煙から原告の生命、健康を保護するよう配慮する義務を負う」と指摘。
 河村さんが「受動喫煙による急性障害が疑われる」との診断書を提出した1996年1月から、分煙されている別の職場に異動するまでの約3カ月間について「健康被害との法的因果関係はともかく、放置したのは安全配慮義務に違反する」と認定し、慰謝料の支払いを命じた。
 判決によると、河村さんは95年4月、江戸川区に採用された。職場では喫煙が許されており、河村さんは受動喫煙による呼吸器障害や首、肩の痛みなどを訴え、上司や議会を通じ分煙対策を要求した。
 区は職場に換気扇を増設したが、河村さんの席周辺では喫煙が続いた。河村さんは分煙の徹底を求めたが「喫煙場所を区画するなどあまり厳しくやると人間関係が悪くなる。予算も不足し、急激な改革はできない」と認められなかった。
 たばこの被害をめぐる訴訟は、嫌煙家が旧国鉄に禁煙車両拡大などを求めた「嫌煙権訴訟」のほか、喫煙歴のあるがん患者らがたばこ会社に損害賠償を請求した訴訟などあるが、いずれも因果関係などが認められず、原告敗訴で終わっていた。

民間の分煙対策にも影響 嫌煙家ら「画期的判決だ」

 職場の受動喫煙対策が不十分だったとして、東京都江戸川区に慰謝料支払いを命じた12日の東京地裁判決は、1980年代から相次いだ?煙害訴訟?で初の原告勝訴となった。健康被害との明確な因果関係は示さなかったが、非喫煙者団体は「ようやく出た画期的な判決」と高く評価する。
 嫌煙家が旧国鉄に禁煙車両拡大と損害賠償を求めた「嫌煙権訴訟」の伊佐山芳郎(いさやま・よしお)・原告弁護団長は、今回の判決が健康増進法施行前の安全配慮義務違反を認めた点に着目。「施行後の事案なら、なおさら賠償責任が問われやすい。現在十分な分煙対策をしていない企業や飲食店などに対しては強烈なインパクトがある」とみる。
 たばこの被害では、米国やオーストラリアでがんなど健康被害との因果関係を認める判決が相次ぎ、たばこ会社が巨額の賠償金を支払ったケースも多い。だが国内で20件前後起こされた訴訟はいずれも原告が敗訴していた。
 昨年1月、京都地裁は旧郵政省職員が国に受動喫煙の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、国に安全配慮義務があることを初認定。分煙措置は十分だったとして請求は棄却したが、裁判所の判断に変化の兆しが出ていた。
 たばこ問題情報センターの渡辺文学(わたなべ・ぶんがく)代表は「今やたばこが健康被害を引き起こすのは社会の共通認識になった」と指摘。「今後は社会全体が、喫煙者にたばこを吸わせないようにさせるのが課題だ」と話している。

受動喫煙判決要旨

 職場の受動喫煙をめぐる訴訟で、東京地裁が12日言い渡した判決の要旨は次の通り。
 非喫煙者を継続的に受動喫煙下に置くことで、肺がんなどリスクが増加するのは否定できない。
 1995年当時、喫煙対策が社会的に要請され、対策を行う企業や官公署が増えつつあったことなどを考えると、被告の江戸川区は、原告が職員として採用された95年4月以降、管理する施設の状況に応じ一定の範囲で受動喫煙の危険性から原告の生命、健康を保護するよう配慮すべき義務を負っていた。
 もっとも義務の内容は、具体的状況に従い決めるべきで、当時のわが国で喫煙に寛容な社会的認識がなお残り、分煙対策も段階的実施が予定されていたとみられることも考慮すべきだ。
 最初の職場の配属期間のうち95年4月から96年1月までは、当時の官公署や企業で一般的に採用されていた分煙対策が取られており、原告の鼻やのどの症状と受動喫煙との因果関係が不明だったことを考えると、受動喫煙の危険性から保護する配慮義務違反とまではいえない。
 しかし96年1月から同年3月末までについては、頭痛など受動喫煙による急性障害が疑われ、同じ環境下では健康状態の悪化が予想されるなどとした病院の診断書を上司に示し、何とかしてほしいと申し出ている。
 障害と受動喫煙の因果関係はともかく、職場の分煙状況などから、区は原告の席の後方2―3メートルに設置されていた喫煙場所を撤去するなど速やかに必要な措置を講じるべきだったが、4月1日の異動までの間、特段の措置を講じずに放置していた。生命、健康の配慮義務に違反したと認めざるを得ない。
 4月1日以降の職場については、1階を禁煙とするなど分煙対策が実施され、急性障害が悪化したという診断書を提示した形跡もなく、座席配置の変更など原告に対応していたことなどから、区が原告への配慮義務に違反したとはいえない。
 前記の通り、96年1月から3月末まで、原告が上司に診断書を示し配慮を求めたのに特段の措置を取らずに放置し、原告の症状は継続していた義務違反の態様に加え、原告の精神的肉体的苦痛の内容、程度などの事情を考えれば慰謝料5万円を相当と認める。

今は分煙室を設置

 東京都江戸川区の秋元孝行(あきもと・たかゆき)総務課長の話 判決文をよく読んだ上で対応を検討したい。なお現在は本庁舎に分煙室を設置し、受動喫煙防止対策を取っている。

参院選アンケートで田名部、下田氏は

2004年07月12日 | 禁煙・防煙
昨日の参院選で青森選挙区から当選した民主党の田名部氏は、青森県保険医協会のアンケートで、

10. 公的機関(役所・学校・病院・その他の公的施設)の喫煙について
→敷地内全面禁煙
11. タバコ自販機について
→関係団体、業者に自粛を申し入れる

と回答しています。(青森県タバコ問題懇談会>資料室に掲載)
自販機についてはつい最近警察庁の通達も出ましたが、10の公的機関、特に役所や病院、そして対策のなされていないタバコ産地の小中学校などに対する禁煙化でも公約を履行していただくよう働きかけていきたいと思います。

また、比例区で初当選した民主党の下田敦子氏は、青森県タバコ問題懇談会の前身の青森県喫煙問題懇談会にも名前を連ねており、ご自身の学校法人が禁煙なのはもちろん、禁煙問題全般に積極的で禁煙推進議連への参加が期待されます。
「子どもに無煙環境を」推進協議会アンケート結果(開くのに時間がかかりますのでご注意を)

「たかがタバコとみのがして」はくれなかった(永井明氏逝去)

2004年07月07日 | 禁煙・防煙
作家で医師の永井明氏が7月7日に肝臓がんで亡くなりました(当日のページにさかのぼって書いています)。56歳。以前胃がんの手術をしているようなので、転移か再発か、あるいは新しいがんかはわかりません。喫煙者で大酒飲みだったようで、がんのリスクは相当高かったと言わざるをえません。昔、「ボクが医者をやめた理由」という本を読んだことがありましたが、その後は特に愛読者でもなく、少しずつ波長がずれていってました。医師の喫煙率は一般の男女に比べて低いことは確かですが、昔の「古き良き(悪しき)時代」を引きずっている人たちに対して、若干の同情はあるものの、一般の方々にタバコの害を伝えやめさせるべき医師が自らの喫煙習慣を変えようとせず、あまつさえタバコ擁護の論陣を張るなどということは社会的にも人道上も許されることではなく、一般の喫煙者と同じように単純にタバコの被害者であると言い切ることはできません(もちろん、被害者なのですが)。残念です。
理性をも狂わす、ニコチン依存のなせるわざでしょうか。

http://faqs.jmas.co.jp/FAQs/Books-around-Smoking
○「いまどきの生老病死」永井明
所収「たかがタバコとみのがして欲しい」「中国で確認したタバ子への愛」

読者フォーラム July 16, 2004 永井ドクター
追悼 永井ドクター「メディカル漂流記」2004年1月までのバックナンバー

合同個人演説会にて

2004年07月06日 | 禁煙・防煙
八戸で開催された参院選合同個人演説会に参加しました。会場の公会堂・公民館は伊藤のり子議員(副議長)の尽力で禁煙にさせたとのことですが、楽屋なども含めて全館禁煙になっているのかどうかはわかりません。いずれにせよ、館内では問題ないのですが、やはり入り口付近での喫煙所が気になります。

終了後、スタッフの打ち上げに参加しましたが、特に禁煙活動家ではないのですが全員非喫煙者で、しばし禁煙の話題で盛り上がる。(医療関係者でも理解のない人が多いのに)

しかし、焼鳥屋の前後の席からはサラリーマンなど若い客がスパスパと吸いまくっていて、こういう店で気持ちよく過ごすことは難しいですね。

前日決勝でギリシャが歴史的な勝利をおさめたサッカー。たまたまベンチ裏のシートで一人タバコを吸っている姿が映された。観客席は禁煙だろうと想像しますが、そういえばどこかの国の監督がピッチの芝生の上でタバコを吸っている姿をみたことがありました。欧米といっても、南欧の方はまだまだという話ですが。。

あおもり禁煙支援掲示板が画像掲示板に

2004年07月05日 | 禁煙・防煙
青森県タバコ問題懇談会のHPに設置されている掲示板を移転新設して、一般の方も利用できる画像掲示板にしました。
あおもり禁煙支援掲示板
懇談会のメンバーが中心になるとは思いますが、禁煙を始めた(始めたい)という方の利用も歓迎しております。メンバーのメーリングリストもあるので、掲示板は画像を手軽に利用したい場合や、一般の方との双方向のコミュニケーションが主体となるでしょう。(このブログは個人的なもので、むこうは会としての掲示板という位置づけです)

喫煙は12kgの重荷を背負うのと同じ

2004年07月04日 | 禁煙・防煙
午後の札幌国際ハーフマラソンをみながらエアロバイクをしていたのですが、一般の市民マラソン大会なんかだと、スタート前にタバコを吸っている人もいるようですね。毎年出ている(といっても3kmタイムなしですが^^;)うみねこマラソンでは、どうだったか、あからさまに吸っている人の記憶はありませんが、会場が禁煙になっているという表記はなかったはずです。秋には弘前白神アップルマラソンが開催されます(県内唯一のフルマラソン)。いつか出てみたいと思うのですが、今年の開催が近づいたら主催者に禁煙について問い合わせてみたいと思います。今月末には十和田湖ウォークに参加するので、こちらも禁煙を要請したいところですが。。(清涼な十和田奥入瀬の空気よりもタバコの煙を欲するという、ニコチン依存症の根の深さを感じます)

タイトルについては、一酸化炭素で酸素運搬能が低下して12kgのリュックを担いで動くのと同じだという資料をどこかでみたことがあるのですが、出典がはっきりしません。

八戸市議会で学校禁煙化反対の質問を3度も行った市議(坂本眞将)

2004年07月03日 | 禁煙・防煙
#八戸市議会HPから議事録を検索して、小中学校禁煙化に関する質疑を抜き出してみました(長いしHTML化してないので興味のある方だけご覧下さい)。問題の市議は此奴です(↓)。

八戸市議会における小中学校禁煙化に関する議事録 2003.6~2004.3

さかもと みちのぶ
坂本  眞将
市民政友会
民生常任委員会、観光開発特別委員会 2期 城下四丁目
http://www.city.hachinohe.aomori.jp/shigikai/gikai_02.html