新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

ノスリ 淡褐色型・幼鳥? その1

2020-04-20 05:20:51 | タカ科
ノスリ 学名・Buteo buteo 英名・Common Buzzard

 亜種・ノスリ 学名・Buteo buteo japonicus

 田圃道を彷徨っていると,電柱にノスリがとまっていました.

 いつもなら,何だノスリかと思うのですが,異常に白っぽいのです.

 虹彩が淡褐色なので,幼鳥であることがわかりましたが,今まで見たことのないノスリでした.

 そこで,少し調べてみました.

 『ワシタカ・ハヤブサ識別図鑑』(真木広造・2012・平凡社)に,「大陸型幼鳥」として同じ特徴を持つ画像がありました.

 ノスリ(Buteo buteo)は,広い分布域を持ち,多くの亜種に分けられています.

 日本で普通に見られるノスリは,亜種・ノスリ(Buteo buteo japonicus)です.

 亜種・ノスリは,日本以外に中央・南シベリア,モンゴル,中国,朝鮮半島に分布しています.

 そこで中国の文献に当たってみました.

 中国に生息する亜種・ノスリ(Buteo buteo japonicus)には,褐色型(普通型),淡褐色型,暗褐色型があるのがわかりました.

 淡褐色型は,褐色型に似ていますが,褐色型と比べて上面の褐色が薄く,羽縁が少し淡褐色です.

 頭頂から後頸の羽には,白っぽい淡褐色羽縁があり縦斑状を呈します.

 頬,喉および下面は白っぽい淡褐色で,淡褐色の斑紋があります.

 尾羽の上面は,淡褐色で暗褐色の横斑があります.

 どうもこの個体は,中国から渡ってきた亜種・ノスリの淡褐色型のようです.

ノスリ 亜種・ノスリ 淡褐色型 幼鳥?
撮影日時 2020.04.17 撮影場所 新潟県新潟市


ノスリ 亜種・ノスリ 淡褐色型 幼鳥?
撮影日時 2020.04.17 撮影場所 新潟県新潟市


ノスリ 亜種・ノスリ 淡褐色型 幼鳥?
撮影日時 2020.04.17 撮影場所 新潟県新潟市


ノスリ 亜種・ノスリ 淡褐色型 幼鳥?
撮影日時 2020.04.17 撮影場所 新潟県新潟市


ノスリ 亜種・ノスリ 淡褐色型 幼鳥?
撮影日時 2020.04.17 撮影場所 新潟県新潟市


ノスリ 亜種・ノスリ 淡褐色型 幼鳥?
撮影日時 2020.04.17 撮影場所 新潟県新潟市


ノスリ 亜種・ノスリ 淡褐色型 幼鳥?
撮影日時 2020.04.17 撮影場所 新潟県新潟市


ノスリ 亜種・ノスリ 淡褐色型 幼鳥?
撮影日時 2020.04.17 撮影場所 新潟県新潟市

チフチャフ その2

2020-04-19 05:10:54 | ムシクイ科
チフチャフ 学名・Phylloscopus collybita 英名・Common Chiffchaff

 新潟に渡来したチフチャフ,その2です.

 チフチャフは,通常6亜種に分類されることが多いそうです.

 新潟に渡来したチフチャフは,分布域(ウラル地方,シベリア)の近い亜種・tristisの可能性が高いと思われます.

 しかし,残念ながら僕には亜種に言及するだけの知識,能力がありません.

 また,亜種の特定に寄与できるほどの画像を得ることもできませんでした.

 とにかく手強い相手でしたが,会えただけでも幸せでした.

 このチフチャフを最初に発見された方に敬意と感謝を捧げます.

チフチャフ
撮影日時 2020.03.27 撮影場所 新潟県新潟市


チフチャフ
撮影日時 2020.03.30 撮影場所 新潟県新潟市


チフチャフ
撮影日時 2020.03.30 撮影場所 新潟県新潟市


チフチャフ
撮影日時 2020.03.30 撮影場所 新潟県新潟市


チフチャフ
撮影日時 2020.03.30 撮影場所 新潟県新潟市


チフチャフ
撮影日時 2020.03.30 撮影場所 新潟県新潟市

チフチャフ その1

2020-04-18 05:53:18 | ムシクイ科
チフチャフ 学名・Phylloscopus collybita 英名・Common Chiffchaff

 新潟に渡来したチフチャフ.

 あまり耳にすることのない名前です.

 大陸からの迷鳥です.

 もちろん,はじめての観察です.

 先輩から情報を頂き,押っ取り刀で飛んでいきました.

 数回に分けて投稿します.

 小さな鳥ですから,いつもより大きくトリミングしてあります.

チフチャフ
撮影日時 2020.03.26 撮影場所 新潟県新潟市


チフチャフ
撮影日時 2020.03.26 撮影場所 新潟県新潟市


チフチャフ
撮影日時 2020.03.26 撮影場所 新潟県新潟市


チフチャフ
撮影日時 2020.03.26 撮影場所 新潟県新潟市


チフチャフ
撮影日時 2020.03.26 撮影場所 新潟県新潟市


チフチャフ
撮影日時 2020.03.26 撮影場所 新潟県新潟市

ヒヨドリとキヅタの実

2020-04-17 05:05:13 | ヒヨドリ科
ヒヨドリ 学名・Hypsipetes amaurotis 英名・Brown-eared Bulbul

 まだまだ小規模ですが,ヒヨドリの渡りがはじまっています.

 ピーヨ・ピーヨ.

 ヒヨドリは,一時,キヅタの実で腹を満たして渡りを続けます.

ヒヨドリ
撮影日時 2020.04.12 撮影場所 新潟県新潟市


ヒヨドリ
撮影日時 2020.04.12 撮影場所 新潟県新潟市


ヒヨドリ
撮影日時 2020.04.12 撮影場所 新潟県新潟市

チュウシャクシギ 2020春・初認

2020-04-16 06:50:50 | シギ科
チュウシャクシギ 学名・Numenius phaeopus 英名・Whimbrel

 波打ち際に1羽のチュウシャクシギ.

 2020年春の初認です.

 シギ・チの季節,到来です.

 今年は,どのような出逢いがあるのでしょうか.

 幸運の女神の微笑みを求めて,彷徨う日々が続きます.

チュウシャクシギ
撮影日時 2020.04.15 撮影場所 新潟県新潟市


チュウシャクシギ
撮影日時 2020.04.15 撮影場所 新潟県新潟市


チュウシャクシギ
撮影日時 2020.04.15 撮影場所 新潟県新潟市


チュウシャクシギ
撮影日時 2020.04.15 撮影場所 新潟県新潟市


チュウシャクシギ
撮影日時 2020.04.15 撮影場所 新潟県新潟市

アンテナを背負ったミサゴ

2020-04-15 04:30:31 | ミサゴ科
ミサゴ 学名・Pandion haliaetus 英名・Osprey

 砂浜で,ミサゴが魚を食べていました.

 飛び立ったミサゴの背には,アンテナのようなものが見えます.

 生態調査用の発信器を背負っているようです.

 足には,個体識別用の足環も装着されています.

 ミサゴは,環境省のレッドリストに準絶滅危惧(NT)として掲載されています.

 どちらの研究機関,または研究者によるものかわかりませんが,近い将来,その成果の発表が期待されます.

ミサゴ
撮影日時 2020,03.17 撮影場所 新潟県新潟市


ミサゴ
撮影日時 2020,03.17 撮影場所 新潟県新潟市


ミサゴ
撮影日時 2020,03.17 撮影場所 新潟県新潟市


ミサゴ
撮影日時 2020,03.17 撮影場所 新潟県新潟市


 

スズメ 桜の蜜を盗む-4

2020-04-14 04:43:44 | スズメ科
スズメ 学名・Passer montanus 英名・Eurasian Tree Sparrow

 桜の蜜を盗むスズメ.

 昨日の続きです.

 このスズメたち,昨年よりも大胆になっているようです.

 桜の木の下に人が来ても逃げようとしません.

 逃げても,すぐに戻ってきます.

 それだけ,蜜の味は魅力的です.

 一度知ったら,忘れることができないのです.

スズメ
撮影日時 2020.04.11 撮影場所 新潟県新潟市













スズメ 桜の蜜を盗む-3

2020-04-13 05:21:51 | スズメ科
スズメ 学名・Passer montanus 英名・Eurasian Tree Sparrow

 満開のサクラです.

 その下に,絨毯を敷いたように桜の花が落ちています.

 スズメが,蜜を舐めているのです.

 今も,ぽとりぽとりと落ちてきます.

 メジロやヒヨドリは,花蜜を吸えるように嘴や舌が進化しました.

 しかし,スズメの太い嘴は,蜜を吸うことができません.

 それなのに,何時の頃からか甘い蜜の味を覚えてしまいました.

 サクラの花を見ると,我慢ができないのです.

 そこで,蜜がたまる花托を嘴でかみ砕き,蜜を盗むことにしたのです.

 嘴が,吸蜜に適するように進化を遂げるまで,待てなかったのです.

 そして,蜜を盗む行動は,この桜並木で昨年よりも広がっていました.

スズメ
撮影日時 2020.04.11 撮影場所 新潟県新潟市


スズメ
撮影日時 2020.04.11 撮影場所 新潟県新潟市


スズメ
撮影日時 2020.04.11 撮影場所 新潟県新潟市


スズメ
撮影日時 2020.04.11 撮影場所 新潟県新潟市


スズメ
撮影日時 2020.04.11 撮影場所 新潟県新潟市


スズメ
撮影日時 2020.04.11 撮影場所 新潟県新潟市


スズメ
撮影日時 2020.04.11 撮影場所 新潟県新潟市


スズメ
撮影日時 2020.04.11 撮影場所 新潟県新潟市

ハヤブサ 旋回

2020-04-12 04:42:24 | ハヤブサ科
ハヤブサ 学名・Falco peregrinus 英名・Peregrine Falcon

 田圃の上空.

 ハヤブサが旋回していました.

ハヤブサ 成鳥
撮影日時 2020.04.11 撮影場所 新潟県新潟市


ハヤブサ 成鳥
撮影日時 2020.04.11 撮影場所 新潟県新潟市


ハヤブサ 成鳥
撮影日時 2020.04.11 撮影場所 新潟県新潟市


ハヤブサ 成鳥
撮影日時 2020.04.11 撮影場所 新潟県新潟市

セグロカモメ 翼上げ伸び

2020-04-11 05:54:12 | カモメ科
セグロカモメ 学名・Larus argentatus 英名・Herring Gull

 セグロカモメ.

 大きく伸びをしました.

 「伸び」には,頸を前に伸ばして嘴を開く「頸伸び」,両方の翼を上に上げ,よくエンジェルポーズといわれる「翼上げ伸び」,

 一方の脚と翼を後に伸ばす「片側伸び」,脚を突っ張って腰を持ち上げる「腰上げ伸び」などがあります.

セグロカモメ
撮影日時 2020.04.09 撮影場所 新潟県新潟市


セグロカモメ
撮影日時 2020.04.09 撮影場所 新潟県新潟市


セグロカモメ
撮影日時 2020.04.09 撮影場所 新潟県新潟市


セグロカモメ
撮影日時 2020.04.09 撮影場所 新潟県新潟市


セグロカモメ
撮影日時 2020.04.09 撮影場所 新潟県新潟市


セグロカモメ
撮影日時 2020.04.09 撮影場所 新潟県新潟市