新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

粟島探鳥行 2016春の2 総集編

2016-09-20 06:42:25 | 新潟の探鳥地
 2016年の春は,粟島に2回渡島しました.はじめの探鳥行(4月24日から4月26日)については,「粟島 2016春 総集編」と題して投稿しました.しかし,二度目の渡島は,忙しさに紛れ,これまでなおざりにしてきました.今秋の探鳥行の日程はまだ決めておりませんが,期待を込めて整理してみました.

 2016年春,二度目の探鳥行(5月4日から5月6日)は,さすが離島の鳥の渡りはすごいと実感できるものでした.ギンムクドリ,オウチュウ,セグロサバクヒタキというはじめて観察する野鳥が3種も出現したのです.女神の微笑みに包まれた3日間でした.

ギンムクドリ
撮影日時 2016.05.05 撮影場所 新潟県・粟島


オウチュウ
撮影日時 2016.05.05 撮影場所 新潟県・粟島


セグロサバクヒタキ 雄・第1回夏羽
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


キマユホオジロ
撮影日時 2016.05.06 撮影場所 新潟県・粟島


キセキレイ 雄
撮影日時 2016.05.05 撮影場所 新潟県・粟島
 

2016春の2(5月4日から5月6日)観察できた野鳥は次のとおりでした.
マガモ,カルガモ,ヒドリガモ,キジバト,アオバト,シロエリオオハム,オオミズナギドリ(粟島航路),アカアシミズナギドリ(粟島航路),ヒメウ,ウミウ,アオサギ,ツツドリ,ウミネコ,オオセグロカモメ,ウトウ,トビ,カワセミ,ハヤブサ,オウチュウ,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,シジュウカラ,ツバメ,ヒヨドリ,ウグイス,キマユムシクイ,エゾムシクイ,センダイムシクイ,メジロ,オオヨシキリ,ギンムクドリ,ムクドリ,コムクドリ,トラツグミ,クロツグミ,シロハラ,アカハラ,ツグミ,コルリ,コサメビタキ,キビタキ,オオルリ,セグロサバクヒタキ,イソヒヨドリ,ニュウナイスズメ,スズメ,キセキレイ,ハクセキレイ,ビンズイ,アトリ,カワラヒワ,シメ,ホオジロ,ホオアカ,キマユホオジロ,カシラダカ,アオジ(亜種・シベリアアオジ,亜種・アオジ)

ミユビシギ(2016秋の3) 冬羽に換羽中

2016-09-19 04:57:53 | シギ科
ミユビシギ 学名・Calidris alba 英名・Sanderling

 ミユビシギは,いつも砂浜を走り,餌を探し,また走ります.いつもお腹が空いているのです.

 今,冬羽に換羽中です.換羽には多くの栄養が必要です.そのためにお腹が空くのです.

 もっと南へと渡っていくかも知れません.渡りには莫大なエネルギーを溜め込まなければなりません.やっぱりお腹が空くのです.

 そして,ミユビシギは,餌を求めて走り続けるのです.走れば,とてもお腹が空くのです.

ミユビシギ 成鳥・冬羽に換羽中
撮影日時 2016.09.16 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 成鳥・冬羽に換羽中
撮影日時 2016.09.16 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 成鳥・冬羽に換羽中
撮影日時 2016.09.16 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 成鳥・冬羽に換羽中
撮影日時 2016.09.16 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 成鳥・冬羽に換羽中
撮影日時 2016.09.16 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 成鳥・冬羽に換羽中
撮影日時 2016.09.16 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 成鳥・冬羽に換羽中
撮影日時 2016.09.16 撮影場所 新潟県新潟市

ミユビシギ(2016秋の2) 幼鳥

2016-09-18 06:00:10 | シギ科
ミユビシギ 学名・Calidris alba 英名・Sanderling

 砂浜のシギを代表するミユビシギ.今回は,幼鳥です.

 北極海沿岸で生まれ,この日本海の砂浜まで渡ってきました.

ミユビシギ 幼鳥
撮影日時 2016.09.16 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 幼鳥
撮影日時 2016.09.16 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 幼鳥
撮影日時 2016.09.16 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 幼鳥
撮影日時 2016.09.16 撮影場所 新潟県新潟市

ハチクマ 飛翔・シルエット

2016-09-17 05:49:34 | タカ科
ハチクマ 学名・Pernis ptilorhynchus 英名・Honey Buzzard

 先ほどから,「ピィユー・ピィユー」とハチクマの鳴き声が聞こえていました.しかし,なかなか姿を見せてくれません.少しでも開けた場所へと足を速めます.待つこと1時間,ようやく現れたハチクマは,逆光方向でした.黒い影が糸を引くように滑空し,林の向こうへと姿を消しました.

 猛禽類の観察では,このようなことがよく起こります.なかなか自分の思うようにはいきません.

 ハチクマの飛翔形の特徴は,頭部が細長く突き出て見えることです.3枚目の写真をご覧ください.首を曲げています.普通,このような飛び方をする猛禽はいません.
 
 ハチクマと同じような場所で観察されるノスリの飛翔・シルエットも参考として掲載します.見比べてみてください.

ハチクマ 雄・成鳥
撮影日時 2016.09.15 撮影場所 新潟県新潟市


ハチクマ 雄・成鳥
撮影日時 2016.09.15 撮影場所 新潟県新潟市


ハチクマ 雄・成鳥
撮影日時 2016.09.15 撮影場所 新潟県新潟市


ノスリ 幼鳥
撮影日時 2016.09.15 撮影場所 新潟県新潟市

ノスリ 猛禽の眼

2016-09-16 05:09:19 | タカ科
ノスリ 学名・Buteo buteo 英名・Common Buzzard

 山麓の電信柱の天辺に,ノスリがとまっていました.辺りを見回し獲物を探しているようでした.

 ノスリは,マグソダカ(馬糞鷹)などの方言で呼ばれ,タカ科の鳥の中では少し蔑まれてきたようです.農耕地などの身近な場所でよく見られたこと,ネズミなどを捕食するため狩りのしかたが緩慢に見えること,鷹狩りに使われなかったことなどがその原因と考えられます.

 このノスリの眼,虹彩を見てください.幼鳥なので黄色味がかった明るい色をしています.成鳥の虹彩は,暗色で黒っぽく見えます.猛禽の眼は,年齢,性別を映し出す鏡です.

ノスリ 幼鳥
撮影日時 2016.09.15 撮影場所 新潟県新潟市


ノスリ 幼鳥
撮影日時 2016.09.15 撮影場所 新潟県新潟市


ノスリ 幼鳥
撮影日時 2016.09.15 撮影場所 新潟県新潟市


ノスリ 幼鳥
撮影日時 2016.09.15 撮影場所 新潟県新潟市


ノスリ 幼鳥
撮影日時 2016.09.15 撮影場所 新潟県新潟市

頭を掻く野鳥たち ハシボソガラス

2016-09-15 14:46:15 | 頭掻き
ハシボソガラス 学名・Corvus corone 英名・Carrion Crow

 今回の「頭を掻く野鳥たち」は,スズメ目カラス科のハシボソガラスです.ハシボソガラスは,翼越しで頭を掻く「間接頭掻き」をしています.

ハシボソガラス
撮影日時 2016.08.21 撮影場所 新潟県新潟市


ハシボソガラス
撮影日時 2016.08.21 撮影場所 新潟県新潟市


ハシボソガラス
撮影日時 2016.08.21 撮影場所 新潟県新潟市


ハシボソガラス
撮影日時 2016.08.21 撮影場所 新潟県新潟市


ハシボソガラス
撮影日時 2016.08.21 撮影場所 新潟県新潟市

エゾビタキ 2016・秋

2016-09-14 17:10:20 | ヒタキ科
エゾビタキ Muscicapa griseisticta 英名・Grey-Streaked Flycatcher

 今秋,ヒタキ類を求めて海岸松林,山麓をうろつきましたがなかなか逢うことができませんでした.9月12日,公園でようやく再会をはたしました.そういえば,昨年もこの公園のこの枝の先で逢ったような気がします.

 エゾビタキ,当ブログに初登場です.初顔見世は,慎ましやかにひっそりと.

エゾビタキ
撮影日時 2016.09.12 撮影場所 新潟県新潟市


エゾビタキ
撮影日時 2016.09.12 撮影場所 新潟県新潟市


エゾビタキ
撮影日時 2016.09.12 撮影場所 新潟県新潟市


エゾビタキ
撮影日時 2016.09.12 撮影場所 新潟県新潟市


エゾビタキ
撮影日時 2016.09.12 撮影場所 新潟県新潟市



ムクドリ 集団で水浴び

2016-09-13 07:04:27 | ムクドリ科
ムクドリ 学名・Spodiopsar cineraceus 英名・White-cheeked Starling

 群れで行動するムクドリ.水浴びも集団です.

 翼が触れ合うほど密集し,水しぶきがかかろうともお構いなしです.

 来るときも,水中でも,去るときも,「ギャーギャー」とわめき散らします. 
 
ムクドリ
撮影日時 2016.09.12 撮影場所 新潟県新潟市

 
ムクドリ
撮影日時 2016.09.12 撮影場所 新潟県新潟市

 
ムクドリ
撮影日時 2016.09.12 撮影場所 新潟県新潟市

 
ムクドリ
撮影日時 2016.09.12 撮影場所 新潟県新潟市

 
ムクドリ
撮影日時 2016.09.12 撮影場所 新潟県新潟市

 
ムクドリ
撮影日時 2016.09.12 撮影場所 新潟県新潟市

 
ムクドリ
撮影日時 2016.09.12 撮影場所 新潟県新潟市

 
ムクドリ
撮影日時 2016.09.12 撮影場所 新潟県新潟市



オナガ 幼鳥

2016-09-12 13:28:04 | カラス科
オナガ 学名・Cyanopica cyanus 英名・Azure-winged Magpie

 海岸松林で観察したオナガの幼鳥です.

オナガ 幼鳥
撮影日時 2016.09.11 撮影場所 新潟県新潟市


オナガ 幼鳥
撮影日時 2016.09.11 撮影場所 新潟県新潟市


オナガ 幼鳥
撮影日時 2016.09.11 撮影場所 新潟県新潟市


オナガ 幼鳥
撮影日時 2016.09.11 撮影場所 新潟県新潟市

コシアカツバメの不思議な行動

2016-09-11 05:52:19 | ツバメ科
コシアカツバメ Hirundo daurica 英名・Red-rumped Swallow

 記事は飛ばして,写真だけ見てください.このようなコシアカツバメは,ほとんどお目にかかれません.

 コシアカツバメの撮影中に不思議な行動を観察しました.コシアカツバメが「ジュビッ・ジュビッ」と鳴きながら,木製の扉に貼り付くようにとまっていたのです.通りかかる人を警戒するものの,遠くには飛び去らず,すぐに戻ってきます.はじめは,休息かと思ったのですがどうも違うようです.コシアカツバメは,扉にとまるとき嘴に餌をくわえており,飛び立つときはその餌がなくなっていたのです.頻繁にとまる扉の部分には板の隙間があり,その隙間に嘴を差し込もうとする様子も見られました.

 同行したTさんと色々と考えてみました.その結論は,「扉の向こうにコシアカツバメのヒナがおり,親鳥が隙間から給仕している可能性が高い」というものでした.

 コシアカツバメの親鳥は,この板の隙間からヒナに給餌できることをどのようにして知ったのでしょうか? もしかしたら,コシアカツバメの徳利形の巣にヒントがあるかもしれません.親鳥が巣の入り口にとまって巣の奥のヒナに給餌する,そのような習性が応用されたのでしょうか.それにしても,親鳥のヒナに給餌しようという欲求は本当に強いものです.

 ここまで書いて,ひとつの疑問がわいてきました.扉の向こうにいるヒナは飛べるのではないか.飛べるのなら,なぜ扉が開かれたときに外に飛び出さないのかということです.考えられるのは,カラスなどの外敵を避けてあえて外に出ないということですが,果たしてそうなのでしょうか? 

 コシアカツバメの不思議な行動を観察してから,大分時間が過ぎました.色々と考えているうちに今日に至ったのでした.そして,考えたことの半分も書くことができませんでした.  

コシアカツバメ
撮影日時 2016.08.23 撮影場所 新潟県長岡市


コシアカツバメ
撮影日時 2016.08.23 撮影場所 新潟県長岡市


コシアカツバメ
撮影日時 2016.08.23 撮影場所 新潟県長岡市


コシアカツバメ
撮影日時 2016.08.23 撮影場所 新潟県長岡市