新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

コゲラ 

2015-03-08 06:56:40 | キツツキ科
 コゲラ 学名・Dendrocopos kizuki 英名・Japanese Pygmy Woodpecker

 海岸の松林でチラチラと動く影が見えました.動かずに,じっとしていると段々と近づいてきます.主に地上で餌を探しているのはシジュウカラです.中段の枯れた松の枝などを移動してゆくのはヤマガラです.ヒガラは,松の枝先にぶら下がったり,ホバリングを繰り返しています.「ギィー」と鳴きながらコゲラが飛んできました.コゲラは,日本で一番小さなキツツキの仲間です.
 海岸の松林では色々な鳥たちを観察することができます.一番よく目にするのがシジュウカラの仲間,カラ類です.カラ類は,秋から春にかけて混群を作って生活します.この林の混群の主なメンバーは,シジュウカラ,ヤマガラ,ヒガラで,エナガ,キクイタダキ,メジロ,コゲラ,アカゲラ,アオゲラが加わっていることもあります.秋の渡りの時期には,ムシクイ類やヒタキ類が混じっていることもあります.
 もう直ぐ春です.春になるとカラ類の混群は解消され,それぞれが縄張りを持って繁殖を始めます.
 コゲラは,この松林で繁殖します.枯れた松の細い幹に巣穴を掘ります.一生懸命に巣穴を掘る姿を見るのが待ち遠しいこの頃です.

コゲラ.
撮影日時 2015.03.07 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ.
撮影日時 2015.03.07 撮影場所 新潟県新潟市


コゲラ.
撮影日時 2015.03.07 撮影場所 新潟県新潟市