鈴木宗男ランド ブログ by宗援会

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宗男日記から

2010年08月29日 | Weblog
ムネオ日記
2010年8月28日(土)
 27日9時半、国後島に上陸し、ソロムコ国後島・色丹島地区議会議長兼地区長に行政府で出迎えを受ける。
 地区長は「『軍国主義に勝利した日』の式典に出席するため、退役軍人が国後島にやってきており、そちらに行くので、ウイシロワ副議長に対応させる」と、挨拶だけでいなくなった。ウイシロワ副議長から丁重な歓迎の辞を戴く。
 その中で、「2007年からスタートし、2015年までの計画であるクリル諸島社会経済発展計画は、既に2期目に入り、9年間で180億ルーブル、日本円で約520億円の投資をする。インフラだけでなく、社会保障も進めていく」と、自信満々の説明があった。
 建設中の幼稚園は5億ルーブル(日本円で約15、16億円)、工法、資材、鉄骨、壁パネルは韓国のもので、建設はイルクーツクに本社があるトルードという会社が請け負っているとのことである。
 この会社は、港湾工事も請け負っており、新しいメンデレーエフ空港もダゲスタンのエレクトロランプが元請けで、下請けに入っている。
 島内では韓国の現代のダンプ、ロシアのダンプ、オランダの重機等が動き回っていた。
 地元の関係者は「日本に来て仕事をしてほしい」、「矢板等、日本の資材を使いたい」と言っていた。
 外務省が冷戦時代、ソ連時代の頭づくりでいると、日本の出る幕がなくなってしまう。世界に冠たる日本の応用技術を生かすことが、日本の国益にかない、日ロ関係の発展、領土問題解決への道に繋がると考える。外務官僚ロシアンスクールの意識改革が求められる。
 昼食をとったレストランも、個人経営の立派なお店だった。私も初めての利用だったが、なかなかのつくりである。
 商店街に行っても、品物は豊富で、ヨーロッパのビール、チーズがあり、肉はカナダ、オーストラリア、おかしやケチャップは韓国の物があった。日本の物はと言えば、アサヒビールと資生堂のシャンプーが目にとまった。ここでも日本は陰が薄い。
 北方四島の社会資本整備にどしどし日本が出ていくべきである。日本の高い技術を活かし、示すことで、現地島民の理解を得られる。黙って指をくわえていても、何の前進もない。
 この点、外務大臣は今何が大事か、必要か、しっかり考えるべきではないか。
 ウイシロワ副議長の挨拶の中でも、「特別に鈴木宗男さんようこそ」と言ってくれ、18時からの交流会でも、ノボハトニー・クリル日本センター長は、挨拶の中で「桟橋、ディーゼル発電所、友好の家等々、島に様々な人道支援、貢献をして下さった鈴木先生に感謝します」と言って、記念品を下さった。
 島の人の人情を感じながら、改めて人間関係の尊さ、肌の色、言葉は違っても、「困った時の友人は真の友人」という古今東西変わらない価値を想い出し、領土問題を解決したいものだとつくづく感じたものである。
 新しい流れをつくらないと島は離れていく。トップリーダーの賢明な判断を期待したい。
 今日は色丹島に上陸する。通信事情の関係で、詳細は明日のムネオ日記に載せることにする。
 民主党の代表選挙が連日報道を賑わしている。今朝のNHKニュース、6時、7時ニュースは、トップで扱っている。それだけでも、小沢一郎前幹事長の立候補は、民主党に大きな貢献をしていると言える。
 かつて自民党が政権を担っていた時、総裁選挙は党勢拡大、基盤強化に繋がっていった。今は民主党が政権党である。代表選挙を通じて、国民に大いにアピールすべきだ。
 何もしない人より、何かやってくれる人を選ぶべきである。
 小沢一郎前幹事長に期待する人は多い。声なき声、市民の思いをしっかり受け止めて、頑張って戴きたい。

鈴 木 宗 男

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宗男日記から

2010年08月29日 | Weblog
ムネオ日記
2010年8月27日(金)
 昨夜9時(現地時間11時、時差2時間)、根室から4時間半で国後島古釜布に予定通り到着。古釜布湾で船内泊。
 べた凪で揺れることもなく、穏やかな航行だった。
 日本時間5時(現地時間7時)に起床して朝食、上陸準備。なぜこんなに早いのかというと、7時(現地時間9時)から入域手続きがあり、ロシア側から関係者が来るためである。国後も良い天気で、この時期にしては例年よりも温かいという。
 8時(現地時間10時)、予定通り上陸し、島内視察に向かう。通信事情の関係で、細かいことは後程お知らせしたい。
 今朝のNHKニュースは、民主党の代表選挙がトップだが、9月1日の告示に向け、更に大きな話題になっていくことだろう。政権党の代表を選ぶ選挙は、イコール内閣総理大臣に繋がる。この日本をどう導くのか、スケールの大きい、国民の琴線に触れる訴えを期待するものである。
 「官僚政治打破」を、民主党は昨年の総選挙でスローガンとして訴え、勝利した。一年経って今尚、官僚の掌に乗っていると国民は見ている。この現状を変えられるのは小沢一郎しかいないと期待する国民の声は多い。ここは自信を持って闘ってほしい。
 「政治とカネ」という下世話な話より、「円高対策」、「対米自立」、「官房機密費の透明性」等、国民にわかりやすい、自民党政権とは違うというところをきっぱりと主張して戴きたい。
 日本人観光客がロシアのビザを取得して、国後、択捉島を訪問していたことが先日大きく報道されたが、本日私は国後で、その日本人観光客9名のリストを入手した。
 そのリストによると、9名はそれぞれ福岡県福岡市1名、兵庫県神戸市1名、神奈川県横浜市1名、東京都杉並区、墨田区1名ずつ、大阪府大阪市2名、千葉県流山市1名、富山県南砺市1名であり、ユジノサハリンスク市のオメガ・プラスという旅行会社を利用して、24日から26日にかけて、国後、択捉に入域した模様だ。
 地元で聞くところによると、9名は一般の観光ルートを通るのではなく、何か目的を持って来ている様子であったので、元島民がこのメンバーに含まれているのではないかという見方であった。
 1989年、ソ連時代に作られた閣議了解が実態に合っているかどうか、今検討すべき時に来ている。元島民やマスコミの皆さん方に特別なパスを出すとか、新しい発想を持って現実的な判断をする時に来ているのではないか。また、ビジネスはビジネスとして考えていく時期に来ているとも思うものである。
 ビザなし交流も自由訪問も、日本とロシアがお互いの立場を害さないという前提で実現したものだ。その意味からも、新たな知恵を出す必要があるのではないかと考える。

鈴 木 宗 男

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