鈴木宗男ランド ブログ by宗援会

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宗男日記から

2010年08月18日 | Weblog
ムネオ日記
2010年8月18日(水)
 昨日(17日)の産経新聞4面に、次の様な記事が出ている。

 菅直人首相は16日、ねじれ国会への対応に関連し、戦前の二大政党による政党政治を引き合いに「足を引っ張り合うばかりで政治の機能を果たせなくなるのか。与野党を超えた政党政治が問われている」と述べ、野党を牽制(けんせい)した。首相官邸で記者団に語った。
 首相は、昭和初期の政友会と民政党による政党政治が五・一五事件によって終焉(しゅうえん)した歴史をひもとき、「当時も民主主義が定着するかという期待もあったが、2つの政党がスキャンダル合戦とか、軍部をひきこむようなことをやって自己崩壊した」と指摘。野党からは「かつての民主党の姿勢を棚上げしている」との批判も上がりそうだ。
(8月17日付産経新聞4面)

 8月4日の衆議院本会議で、永年在職表彰を受けた際、私は謝辞の中で、次の様に述べた。

 〈今日本は、国家統合並びに民主主義の危機に直面しております。ここで私たちは、何よりも過去の歴史を振り返るべきです。
 昭和五年以降、我が国は急速に破滅への坂を転げ落ちていきました。その原因は、当時最大のエリートであった軍事官僚の独りよがりの正義感、現実から遊離した情勢認識でした。
 今、一部官僚により、それが繰り返されています。外交面でも、日本は国際社会の中で孤立し始めております。〉

 5・15事件が起きたのは昭和7年である。菅首相の認識も、私の認識とほぼ一致している。
 また菅首相は、6月4日、内閣総理大臣に就任した際の記者会見で、「数日前から『琉球処分』という本を読んでいるが、沖縄の歴史を私なりに理解を深めていこうとも思っている」と述べている。
 このことについて大宅壮一賞作家の佐藤優さんが、8月14日の琉球新報で、

 沖縄にかつて独立国家があったという現実を皮膚感覚で取り戻す必要がある。そのためには大城立裕氏の『小説琉球処分』を読むことだ。菅首相がこの小説に言及したことにより、需要が高まり、8月12日に講談社文庫から復刊された。アマゾンでは発売と同時に品切れになっている。

 と述べている。佐藤さんは、菅首相就任以前の5月29日、琉球新報に「平成の琉球処分」というコラムを発表している。
 私や佐藤さんが言っていることについて、菅首相のもとにはそれなりに情報が入っている様だ。
 国益にかなう価値観は、お互い共有すべきものは共有しながら、力を合わせていきたいものである。

鈴 木 宗 男

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宗男日記から

2010年08月18日 | Weblog
ムネオ日記
2010年8月17日(火)
 4-6月期の国内総生産(GDP)の伸びが減速し、更に円高、雇用問題を受け、政府は追加景気対策を検討すると報じられているが、地方経済は仕事がなくて大変な状況にある。
 政権交代が実現した選挙からまもなく一年になるが、国民は、新自由主義政策により勝ち組・負け組、都会・地方と格差が拡がった小泉政治以降のやり方にノーと言い、民主党の「生活者第一」、「国民生活重視」に期待し、賭けてくれたのである。
 ところが民主党は、自民党政権と何ら変わらない市場経済優先で、公共事業は切られ、競争力のない、働く場のない地方の中小企業は、今から「年末どうしようか」と心配しているのが現状である。
 為替の問題も重要であり、日本経済にとって考えるべき大課題であるが、内需を疎(おろそ)かにしてはいけない。働く機会をつくることが喫緊(きっきん)の最重要課題と考え、菅首相はリーダーシップを発揮すべきである。
 菅首相は、荒井経済財政相、野田財務相、直嶋経産相に「それぞれの立場で、日本経済の状態を報告してほしいと指示した」と記者団に語っているが、更に前原国土交通相、山田農水相にも声をかけ、地方の生の声が活かされる政策を早急に展開することをお願いしたい。国民が望むことを菅首相は率先垂範(そっせんすいはん)し、実行して戴きたい。
 日本に帰ってきて新聞を見てみると、大阪地方裁判所に証人として出廷した千代幹也内閣総務官が「官房機密費を公開すると国益が害される」と証言したと出ている。
 一官僚が「国益」という言葉を使うところに、まだ自民党時代の官僚政治が続いていると感じる。
 昨年の選挙で、官僚政治にノーと言ったのは民主党ではないか。野党時代、官房機密費を公開せよと自民党に迫っておきながら、自分達が政権に就くと、口をつぐみ、黙ってしまい、「公開できない」では、国民が承知しない。
 自民党政権との違いを一番はっきりさせる上でも、機密費の原資が国民の尊い汗と涙の結晶である税金であることを考え、民主党は公開に向けて努力すべきである。仙谷官房長官の国民目線にあった判断を期待したい。
 与党の側にいながら、なぜ私が質問主意書を出しているか。それは、自民党政権との違いを国民に知らしめる為である。このことを官邸は分かっていないのではないか。
 私のところには、いつも多くの人から「機密費公開に向け、鈴木さん頑張って下さい」という声が届いていることをお伝えしたい。国民の生の声を、更には声なき声を、私は代弁していく。

鈴 木 宗 男

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