大仏を守る広目天若葉闇
昼寝覚仏の手上逃れ得ず
道真の和歌を思へり若楓
傾れこむ新緑にほふ大仏殿
群外れし鹿の眸に春愁
灯籠の並ぶ若葉の三月堂
萌え出づる若草を吹く風の艶
花馬酔木目立たずに咲く奈良公園
春風やふつくら白き鹿の尻
・俳 句
>>大仏を守る広目天若葉闇
>>昼寝覚仏の手上逃れ得ず
>>道真の和歌を思へり若楓
>>傾れこむ新緑にほふ大仏殿
>>群外れし鹿の眸に春愁
>>萌え出づる若草を吹く風の艶
>>花馬酔木目立たずに咲く奈良公園
>>春風やふつくら白き鹿の尻
・東大寺の大仏様
>東大寺のご本尊の大仏様は「盧舎那仏」です。
聖武天皇の発願により創建されたのでした。
752年(勝宝4年)4月「大仏開眼供養会」が盛大に厳修されました。
その後も、講堂、東西両塔、三面僧坊などの諸堂が作られました。
>盧舎那仏の名は宇宙の真理を体得された釈迦如来の別名で、
世界を照らす仏、光り輝く仏の意味なのです。
左手は宇宙の智慧を、右手に慈悲を現しながら、
人々が思いやりの心でつながり、絆を深めることを願っておられる姿なのです。合掌