異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

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【7番目の森友問題か?】 なぜこの農村が選ばれたのか? 昭恵夫人への忖度(そんたく)か? 岡山県の農村に「EV車50台」の謎

2017-03-23 21:43:18 | 安倍首相疑獄事件

安倍晋三さん、スキャンダルが列を作って順番を待っています。
 
森友、第2森友(加計)、第3森友(国際医療福祉大学)、第4森友(もったいない学会)、第5森友(AO義塾)、第6弾(吉備国際大学)も?

次から次へと!! そしてまた・・・

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http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51277
より転載

昭恵夫人への忖度か?岡山県の農村に「EV車50台」の謎
そこら中で燻る「第二の森友」問題
 
2017.03.23
 

なぜこの農村が選ばれたのか?

「こんな田舎の田んぼに、『なんでトヨタが車を寄付してくれたんか』と思うたが、森友学園騒動を見て、なるほど『(安倍晋三首相夫人の)昭恵さんへの配慮か』と、得心が行きました」

こう感想を漏らすのは、岡山県北東部に位置する美作市の市議会関係者である。

美作市は、約2万7000人と県内で最も人口の少ない市であり、農業、林業が主な産業。1000年以上の歴史がある上山地区の棚田は8300枚もあり、日本を代表する田園風景だったが、多くが耕作放棄され、荒れ果てていた。

その棚田を、地域の産業復興、自然環境保全の観点から、都市からの移住者と地域住民と行政が協力し合って再生させようという試みが07年から始まり、NPO法人「英田上山棚田団」が活動を始めた。

山口県下関市に「昭恵農場」を持ち、田植えや稲刈りなど農作業を行っている昭恵夫人は、この運動に共感、2013年2月、初めて上山を訪れて、地域農業復活の為に一緒に活動することになった。棚田団の名誉顧問にも就き、15年3月には、上山地区の活性化や美作市の知名度向上に尽力したということで、美作市から功労表彰された。

その首相夫人が支援する棚田に、現在、1人乗りで小回りが利くトヨタグループの超小型EV(電気自動車)車の「コムス」が導入され、走り回っている。助成しているのは、モビリティ社会の実現とモビリティ格差の解消に貢献することを目的に設置されたトヨタ・モビリティ基金(TM基金)である。

TM基金は、14年8月の設立以来、タイやベトナムで交通渋滞緩和に関するプロジェクトに助成、15年12月、国内では初めて美作市の「上山集楽みんなのモビリティプロジェクト」に助成することになった。

助成先は棚田団とみんなの集落研究所。助成期間は約4年間で助成金額は2億2000万円。中山間地域の移動の仕組みを構築し、最大で50台のコムスを導入、カーシェアリングの要領で、住民が日常生活、農作業の「足」として利用する。

棚田の再生、農村の再構築、それを実現するための住民・農民の「足」の確保――。誰も反対することはない「良いプロジェクト」であり「望ましい助成」である。ただ、それがなぜ美作市上山地区だったのか。

 

TM基金は、「広くヒヤリングを行い、助成テーマを探すなかで、みんなの集落研究所の紹介を受け、上山地区の棚田の復活に取り組む英田上山棚田団の活動支援に至った」と、答えるものの、全国に数ある「過疎の村の再生事業」のなかで、なぜ上山地区か、という疑問を解消するに至らない。

冒頭の市議会関係者が続ける。

「結局、首相夫人の名前が有効だったん違うか昭恵さんが、トヨタに頼んだかどうかは知らん。ただ、そんなことはせんでも、『首相夫人が力を入れているんやから』と、配慮するもんでしょう。森友学園で国有地が格安で払い下げられたり、小学校に認可が下りたりしたんと同じ理屈じゃないかと思う」

TM基金は否定する。私は質問書を送り、「棚田団への選考過程で、政治家や官僚からの推薦、支援、口利きはなかったか」、及び「安倍昭恵夫人が名誉顧問を務めていることに関し、なんらかの配慮はなかったか」という二点を質したが、「一切ございませんでした」と答えた。

棚田団も同様で、助成に関しては「07年から続けてきた棚田再生の活動が世間に認められた」ことを強調、「TM基金への申請に関して安倍昭恵さんのお名前は一切だしておりません」と、付け加えた。

おそらく、ここに森友学園騒動を巡る問題の根が潜んでいる。

 

 

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「戦前思想」による教育改革のはじめの一歩。 安倍首相と夫人、動かぬ状況証拠=9月の三日間:東京新聞 〔思索の日記 武田康弘〕

2017-03-23 21:42:43 | 安倍首相疑獄事件

思索の日記  http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/665babb6a1404e487e6c713245775c18より転載

「戦前思想」による教育改革のはじめの一歩。 安倍首相と夫人、動かぬ状況証拠=9月の三日間 (東京新聞)

2017-03-23 

森友問題は、ストレートに「戦前思想」の問題です。維新を再び! 戦前の日本主義の肯定を下敷きとします。
ドイツのように戦前思想を反省することなく、カタチだけの民主化に留まった戦後日本の現実を、自治政治を広げる地味な努力ではなく、戦前の「靖国思想=国体思想」に戻す方向で変えようとします。これは、してはならぬことですが、右派の政治家はそれを弁えません。

首相夫妻の戦前教育の推し進め=「森友」支持は、それを可視化しました。右翼思想家である八木秀次麗澤大学教授(「反人権宣言」ちくま新書著者)をトップに据えた安倍政権による「教育改革」がよく分かります。

 

 

武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員「日本国憲法の哲学的土台」を講義)

 

 


教育勅語は、「反道徳」の見本なのだ、ということが今も分からぬ日本人では哀れです。〔思索の日記 〕

2017-03-23 21:41:53 | 教育 教科書

思索の日記 http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/9b970ed3ac6d77b346bd1805f785335fより転載

教育勅語は、「反道徳」の見本なのだ、ということが今も分からぬ日本人では哀れです。

2017-03-22 

 戦前の日本を紹介した『日本を知れ』(アメリカ映画)では、学校でのこどもたちの姿を映し、「日本には道徳はない、ただ目上の人に従うだけである」と説明されています。
 「教育勅語」を暗唱し、規律正しい日本の学生を見て、「道徳は存在しない」と言われるのは、なぜだろう?と思われますか。

 道徳とは、全体一致とは逆のことです。みな一緒が道徳ならば、北朝鮮の学校は一番道徳的です。権威者や権力者、上位者(社会的地位や年齢や)に従うのは、道徳とは異なり、人間が人間としての矜持(プライド)を失うことです。そこには、道徳はない、のです。

 道徳は、一人ひとりの「私」が、自分のありのままの心を見つめることが「はじめの一歩」で、その私の心の自由がなければ、何も始まりません。自由に想い、自由に考え、自由に行為し、その自由の結果に責任を負おうとするのが、道徳のはじまりです。個人が「それぞれ独自の内面世界をもつ人間」として精神的自立を成し遂げようとするのが、道徳なのです。

 したがって、大人が子どもに箇条書きの規範を覚えさせるというのは、その内容がいかなるものであれ、反道徳にしかなりません。一人ひとりの精神的自立を育てるための手間暇のかかる営み、その過程(プロセス)が道徳=人間的な精神を生みだすのです。

 手っ取り早く「上から規範を強要する」のは、最も道徳から遠いことだいう基本さえ知らないのでは、あまりに哀れです。日本文化を愛し、日本贔屓(びいき)で知られたアメリカ人のライシャワー駐日大使は、亡くなる数年前にNHKの元旦インタビューで「これからの日本に望むことは?」の問いに応えて、微妙な笑顔で「人類社会の一員になってほしい。」と言いました。世界の、ではなく、人類の、です。安倍首相の「人類の前に日本人という自覚が必要」とはアベコベです。

 われわれは、人間です。一人ひとりの内面世界、赤裸々な心を基底とする一つの精神です。躾けられた自動人形ではありません。道徳は、何よりも大切です。独自の内面世界を豊かにもつ存在になって、はじめて人間となるのですから。権力による強要や方向づけは、人類社会=民主政社会では、あってはならぬ「反道徳」なのです。

 基本を知りましょう。特に政治家や役人のみなさんは。




武田康弘(元参議院行政監視委員会調査室・客員調査員「日本国憲法の哲学的土台」を講義)