異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

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6/25[三宅洋平 選挙フェス] X JAPAN SUGIZOが応援! 渋谷ハチ公前「音楽に政治はNGなんて糞喰らえ!

2016-06-26 17:36:17 | 参院選

三宅洋平 選挙フェスDay4

X JAPAN SUGIZOが応援! 渋谷ハチ公前「音楽に政治はNGなんて糞喰らえ!ロックは社会と共にある。」 


三宅洋平×山本太郎「選挙フェス」にX JAPAN SUGIZOも登場。
渋谷ハチ公前は、人、人、人! こんな選挙、今までなかった。

三宅洋平 選挙フェスDay4
「音楽に政治はNGなんて糞喰らえ!ロックは社会と共にある。」...
◆動画→ https://youtu.be/iCpoELOR9F4
◆選挙フェスアルバム
https://www.facebook.com/aisuke.ito/photos_albums

                                                               by山本太郎後援会

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神前 格さんFBより

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 山本太郎参議院議員と二人三脚の選挙活動を繰り広げており、山本太郎参議院議員の支持者の票が三宅洋平氏に回れば、三宅洋平氏の当選は充分に可能だと思われます。

以下に、三宅洋平氏が6月23日に、高円寺駅北口で行った街頭演説の一部を御紹介します。演説の全文書き起こしは、ブログ『ARTE』(http://ameblo.jp/arte-geijitsu/)に掲載されています。

-以下、三宅洋平氏の街頭演説の一部抜粋です-

これからの政治は、世界へつながって、軍需産業で儲かるような、それでないと回らないような経済から、地球を守る、命を育む、平和を作る。そのために全世界こういう人たちが、平和を願う人たちがUNITE(団結)してゆく。そういう時代に入っていこうとしています。そういうスキーム・タームに入ってるんじゃないでしょうか?

バーニー・サンダースがんばれ。スペインのポデモスがんばれ。イグレシアス、俺と同じ年。よく似てるって言われます。でも俺あんなに頭よくない、彼は政治学者。俺はずっと音楽やってきた。

なんで今回選挙にでるの?「山本太郎をひとりにしたくないから、俺は選挙に出る」って、2012年の12月ここで、宣言したんですそれで2013年、夏の参議院選挙に出ました。全国で18万の得票を得て。だけど国会には行けなかった。それから3年。

ネット越し、TV越しに、「山本太郎がんばれ」「山本太郎がんばれ」って応援してるつもりだった。だけど結局放置プレイしてたんだよ俺たち。いったい彼の横に立って、彼のそばに立って、本当に彼を支えようとしてきたかって?

気がついたら、太郎くんまた禿げてた。彼がガリガリに痩せてくれるタイプだったらわかりやすいんだけど、彼はストレスが溜まればたまるほど、大きくなるんだよ。頑丈な人だから大丈夫なのかなって思っちゃったよ。

いつのまにか俺は、あの選挙のとき俺に「頑張れ」って言った人に、「俺はこれ以上がんばれないから、お前が頑張ってくれ」 って言ってたのに、いつのまにか俺もそのひとりになって。

崇高で高邁な、いち有権者。「頑張れ」謎の下から目線。「もっと ああしたほうがいいんじゃない?」「こうしたほうがいいんじゃない?」「あのパフォーマンスはどうかと思うよ」
ちょっと待ってくれよって。ここに立ってごらん?そこにいるあなたがここに立ってるんだよ今。想像して。

そして俺は期待してんだ。あの時の俺みたいに、「俺もお前をひとりにしとけねえから、次は俺が出るよ」って、「俺の大好きなこと全部横に置いても、俺は口が立つから俺も頑張る」って奴、待ってんだよ。

だからまずは突破させてほしい。今回の1議席ぐらい俺たちのチカラで取れると俺は思ってんだ。

俺にはこんなに仲間がいる。さっき太華が、応援弁士太華が言ってくれたよね、「意見の違いはいろいろある」って。当たり前だよ、バーニー・サンダースと俺だって意見ちがうよ。あなたと100%意見が同じですなんてやつ俺は信用しない。それが多様な社会。自分が自分らしくあれる社会。それを作りたいから、俺はここに立ってる。

だけどね、俺は政治家になったって音楽諦めない。だけど、俺はミュージシャンであったって、政治も諦めない。多様な社会を作りたい。多様な自分でありたい。想像しようよ。ビジョンを作ってこうよ。押しつぶされずに、既存のイメージにさ、「俺たちが作っていくんだ」っていう、自覚と自信を持ってほしいんだよ。

創価学会の人すごいぜ、選挙のとき。100人でも300人でも電話するんだよ、友だちに。それでどうなる?200人くらいに嫌われちゃうんだよ「まーた電話かかってきた、あいつ選挙の時ばっかり」って。それでも、自分たちの思いを果たしてくれるのは公明党だって、信じて、何十年も何十年も そういうことくり返してきたんだよ。

日本会議だって一緒だよ。利権?利害?それも絡んでるかもしれない。 だけど俺はいろいろ調べてみたら、あれは想いだよ。

靖国神社の話していいかな?俺も前までなんにも考えてなかったんだ。中国や韓国の人たち怒らすぐらいだったら、靖国なんか行かないでくれ総理大臣って。総理大臣が行くことは、俺は今だって反対。個人的に行くのは自由だと思う。

で靖国神社って何かってよく考えてなかった。この問題の根底にはびこるのはなに?最大の戦争被害者だれ?戦争で死んだ人たちだよね?300万人の兵隊が死んだんだあの戦争で。

それからどうなった?アメリカがやってきて 「OK 今日からハッピーな社会を作ってやるよ」つって、俺たちを骨ぬきにしたよね。ある意味、右派と左派は同じこと言ってんだよ。俺たちは対米従属によって独立を奪われてる。ほとんどの日本人は騙されてる。自由を与えられたと思いながら、経済発展の名の元にいろんなこと奪われてる。実は同じこと言ってんだよ。

じゃあどうして、そこは対話できないんだろうね?争わされてるんだよ、いろんなトリックを使って。自分の国のことって分かりにくい、近すぎて。だけど、イラクとか分かりやすいじゃん。中東で見たら分かりやすいじゃん、シーア派・スンニ派、同じイスラム教徒が争わされてる。同じイスラム教徒が争わせるためのトリックがいっぱいあってさ、その裏でCIAがはびこって、なるべくくっつけさせない様にしてるんだよね。中国と日本仲悪くさせて得する奴だれか?よーく考えてほしい。そのトリックにもう乗らないでほしいんだよ。

朝日でもいい。読売でもいい。記者さんたちも本当は同じマインド持ってるだろう?デスクと戦ってくれよ。ロイヤル株主と戦ってくれよ。本当は同じ想い持ってるって、俺は信じてるんだよね。

そういう日本人が今立ち上がろうとしてる。奴らが一番怖いのは、俺たちが1つにUNITE(団結)すること。意見の違いを乗り越えてたった1つのポイントで。

平和で、暮らしやすい国を作ろう。

本当の保守ってのは、国家の暴走から、国を守る奴ら。じゃあ国って何だ?国体じゃない。皇家でもない。俺たちだよ。

-以上、三宅洋平氏の街頭演説の一部抜粋おわり-

 

 

 

 


【メディア分析】NHKで安倍さんの露出時間が長いのは公職選挙法違反では?

2016-06-26 16:42:44 | 報道

http://news.yahoo.co.jp/

【メディア分析】NHKで安倍さんの露出時間が長いのは公職選挙法違反では?

6月22日NHK「ニュース7」は安倍総裁の演説を1分1秒放送


筆者はかつて民放テレビで長く記者をしていた経験を持ち、現在は大学で「ジャーナリズム」を専門に研究し、学生たちに教えている人間です。

このため、今回の参議院選挙でも新聞やテレビがどう報じているのかに注目してウォッチしています。

参議院選挙の公示日の6月22日(水曜日)や最初の週末を迎えた6月25日(土曜日)のテレビでのニュースでの取り扱いを検証していて、民放各局とNHKのニュースでは扱いが相当に違うことに気がつきました。

簡単にいうと民放各局のニュースは各党の党首が露出している時間が「機械的に平等」といえるほど厳密なのに比べて、NHKのニュースだけが「機械的に平等」を守っていない印象なのです。

NHKでは選挙期間中も民放と比べて安倍さんの露出時間が突出して長いという事実が判明しました。

公示から投票までの期間のニュースは、各党で不平等な扱いをすると公職選挙法に抵触してしまう可能性があるので機械的に各党の党首や候補の演説の持ち時間を「平等」にするように配慮します。それが長年、民放の報道現場で働いてきた筆者の「常識」でした。実際に民放ニュースを見てみると、ほぼそうなっています。

ところがNHKニュースだけは自民党の党首である安倍首相の露出する時間が非常に長いのです。

 

こうした取り扱いは選挙の「公明かつ適切」を目的とする公職選挙法に違反するのではないでしょうか?

そんな疑念を持ったのでみなさんにもお知らせしようと思います。

今日もニュースで各党首の遊説は放送されるはずですのでストップウォッチを片手にぜひ計測してみてください。

6月22日(水)の参院選が公示された夜のニュース。

この日は、参院選が公示され、各党の党首らが街頭に立って訴えた「第一声」の様子をテレビ各局は伝えました。 

こうしたニュースでは公示後、投票が終わるまでの「選挙期間中」は公職選挙法が適用されるので、ふだんの「選挙期間以外の時期」と比べても各党を平等に取り扱うということをテレビの報道現場では徹底します。しかも、登場させる順番も実際に議席を持っている政党で議席が多い順に、自民、民進、公明、共産、大阪維新、社民、生活、こころ、改革と9つの政党を機械的に並べていきます。

もちろん、「第一声」の演説などは各党の党首の演説の言葉の映像をキリの良いところで編集するので言葉尻まで編集する際に多少の誤差は生じてしまいます。それでもほぼ同じくらいの長さで映像を編集する、というのは選挙の時期が来ればニュースの現場で行われている通常の作業です。

 

この夜の日本テレビの「NEWS ZERO」を実際に見てみましょう。

日テレ「NEWS ZERO」での民進党・岡田代表の演説(15秒)日テレ「NEWS ZERO」での民進党・岡田代表の演説(15秒)

「参院選公示」のニュースでの自民党・安倍晋三総裁の演説は16秒。民進党の岡田克也代表の演説が15秒、公明党の山口代表が20秒、

共産党の志位委員長14秒、大阪維新の会の松井代表18秒、社民党の吉田党首15秒、生活の党の小沢代表16秒、日本のこころの中山代表

16秒、新党改革の荒井代表17秒となっています。

おそらく「15秒程度で編集する」という方針で各党の第一声を編集した結果だと思われます。

公示日、フジ「ユアタイム」は各党首を4秒で均等に放映公示日、フジ「ユアタイム」は各党首を4秒で均等に放映

フジテレビの「ユアタイム」は、各党党首の第一声は映像のみで音声は使っていません。このため、自民党から改革まで等分に各党4秒ずつ編集し、こちらも機械的な均等さで扱っています。

では、NHKの「ニュース7」ではどうでしょう。

公示日の6月22日のNHK「ニュース7」公示日の6月22日のNHK「ニュース7」

この日の放送は参議院選挙公示に合わせていつもよりも放送時間を拡大して伝えました。

こうした「重大時」には公共放送であるNHKの放送を信頼して見る、というのが多くの国民の視聴習慣になっていると思います。

さて、各党の党首の演説の映像の長さを比べてみましょう。

党首の動画が画面に映っている時間で計測しました。

公示日の「ニュース7」第一声では安倍総裁が最長の1分超公示日の「ニュース7」第一声では安倍総裁が最長の1分超

自民・安倍総裁1分1秒、民進党・岡田代表51秒、公明党・山口代表40秒、共産・志位委員長35秒、大阪維新・松井代表23秒、社民・吉田党首20秒、生活・小沢代表21秒、こころ・中山代表19秒、改革・荒井代表17秒。

公示日(22日)のNHK「ニュース7」新党改革の荒井代表の演説は17秒公示日(22日)のNHK「ニュース7」新党改革の荒井代表の演説は17秒

明らかに安倍さんの演説の放映時間が長くなっています。

NHKに聞いてみないとわかりませんが、NHK側としては各党の持ち時間の均等を意識しつつも最大議席数の政党から「差」をつけて長さを配分した、という主張でそうしているのかもしれません。 ただ、選挙の公正は何よりも守るべきものです。

テレビの出演者が選挙に立候補したらその人物が出ている場面は全面カットされるのがテレビ界では常識です。

あるいは、テレビの出演者が立候補までしなくても、特定の候補や政党の応援をおおっぴらに行っている場合には、当面の間(選挙が終わるまでは)その出演者の出演は見送られるのもテレビ界では常識です。

そうしないと、選挙の公正さをテレビ放送が妨げることになってしまい、場合によっては選挙管理委員会などから指導されるなど大きな問題になりかねないからです。

では公職選挙法上、NHKのニュースのなかで設けている各党首の「露出の差」は許されるものなのでしょうか。

議席数に差があるとはいえ、実際に国会に議席を持つ政党なのに自民党の安倍さんが1分1秒で、新党改革の荒井さんが17秒。

この露出時間の差はジャーナリズムの常識からみても大きすぎると感じます。

NHK「ニュース7」ではこのVTRの後で各党の党首と中継を結び、生放送で選挙戦での各党の訴えについてインタビューしました。

その際の各党の持ち時間を計測したら、結果は以下のようになりました。

22日の「ニュース7」安倍総裁の持ち時間は22分35秒22日の「ニュース7」安倍総裁の持ち時間は22分35秒

自民・安倍22分35秒、民進・岡田22分10秒、公明・山口8分0秒、共産・志位7分4秒、大阪維新・松井6分4秒、社民・吉田4分18秒、生活・小沢3分48秒、こころ・中山4分10秒、改革・荒井3分47秒。

22日の「ニュース7」。共産・志位委員長の持ち時間は7分4秒22日の「ニュース7」。共産・志位委員長の持ち時間は7分4秒

自民党と比べると共産党は3分の1以下、新党改革は6分の1程度。

同じ政党同士なのに、あまりに差をつけすぎだといえないでしょうか。

では、公示後に初めての週末となった6月25日(土曜日)のニュースでの各党首の訴えはどうだったのでしょう。

日本テレビの「news every.サタデー」の扱いは、

自民・安倍20秒、民進・岡田18秒、公明・山口18秒、共産・志位18秒、大阪維新・松井17秒、社民・吉田16秒、生活・小沢16秒、こころ・中山16秒、改革・荒井17秒。

25日の日テレ「news every.サタデー」大阪維新の松井代表の露出は17秒25日の日テレ「news every.サタデー」大阪維新の松井代表の露出は17秒

16秒~20秒という「機械的な平等」が保たれています。

NHKの「ニュース7」では、

自民・安倍40秒、民進・岡田32秒、公明・山口28秒、共産・志位20秒、大阪維新・松井20秒、社民・吉田16秒、生活・小沢16秒、こころ・中山14秒、改革・荒井11秒。

25日のNHK「ニュース7」の安倍総裁の露出は40秒25日のNHK「ニュース7」の安倍総裁の露出は40秒

同じ政党同士なのに、やはり自民の安倍さんと改革の荒井さんの間には4倍近くも大きな差があります。

機械的なほどに「ほぼ同じ秒数」で統一している民放と比べると、NHKの扱いは明らかに突出しています。

同じ政党なのにこうした差別的な扱いをされていて、新党改革は怒らないのでしょうか。

 

 

公示の後、投票開票までの選挙期間。

公職選挙法によってふだん以上の「公明かつ適切」な取り扱いが求められ、映像の露出においても民放各社は平等な取り扱いに神経を尖らせている期間です。

ところがNHKだけはどうも基準が違うらしく、ニュースでの安倍さんの映像や音声が流れる時間が圧倒的に長いことがはっきりしました。

こうしたテレビ報道は、選挙の結果にどう結びついているのでしょう。

実は「党首が露出する時間」と選挙の結果との相関関係があるとの指摘が研究者の間でされています。

つまり、人々の目に触れる時間が長ければ長いほど、有権者はその政党に入れてしまう傾向が強いというのです。

選挙が公示される前、つまり選挙期間外でも、NHKのニュース番組は安倍さんの露出時間が長いというのは多くの人たちの実感です。 

政党の党首である他に一国を代表する総理大臣でもあるのですから、ある意味仕方ない面もあると思います。

 

しかし、選挙期間中はとりわけ露出についても平等をはかってほしい。そうでないと公正な選挙ができないからです。

公職選挙法が適用されるはずの選挙期間中でさえ、NHKでは安倍さんの露出時間が他の党首に比べて際立って長いことが判明しました。

 

このことは選挙の公正さを妨げているのではないでしょうか。

大きな疑問が残るところです。

この問題に対して、公職選挙法を管轄する選挙管理委員会や総務省、さらにNHKはどう答えるのでしょう。

 

 

水島宏明 上智大学教授・元日本テレビ「NNNドキュメント」ディレクター

1957年生まれ。東大卒。札幌テレビで生活保護の矛盾を突くドキュメンタリー『母さんが死んだ』や准看護婦制度の問題点を問う『天使の矛盾』を制作。ロンドン、ベルリン特派員を歴任。日本テレビで「NNNドキュメント」ディレクターと「ズームイン!」解説キャスターを兼務。『ネットカフェ難民』の名づけ親として貧困問題や環境・原子力のドキュメンタリーを制作。芸術選奨・文部科学大臣賞受賞。2012年から法政大学社会学部教授。2016年から上智大学新聞学科教授。近著に「内側から見たテレビーやらせ・捏造・情報操作の構造ー」(朝日新書)

 

 

 


「慢心と想像力の欠如」 日本学術会議が原発事故を批判(NHK NEWS WEB2016.6.24)

2016-06-26 08:43:43 | 福島、原発

NHKニュース|NHK NEWS WEB http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160624/k10010569251000.html

「慢心と想像力の欠如」 日本学術会議が原発事故を批判

「慢心と想像力の欠如」 日本学術会議が原発事故を批判

 

東京電力福島第一原子力発電所の事故を検証してきた日本学術会議の委員会は、ベントという操作が難航し、事故の悪化を食い止められなかったとしたうえで、設計上の課題などの背景に「慢心と想像力の欠如」があると指摘する内容の検証結果を24日にもまとめることが分かりました。

ベントは、原発事故が起きた際、放射性物質を封じ込める格納容器と呼ばれる設備が破損するのを防ぐため、放射性物質を含む水蒸気を放出して内部の圧力を下げる操作です。
しかし、福島第一原発の事故では操作が難航し、1号機と3号機では、ベントが実施できたときにはすでに核燃料が溶け落ちていたほか、2号機ではベントができず、最終的に放射性物質の大量放出に至りました。
この問題について、国内の科学者でつくる日本学術会議の委員会が独自の検証結果を24日にもまとめることが分かりました。この中では、アメリカでは事故の悪化を防ぐため早い段階でベントを行うとしているのに対し、日本では圧力が一定以上に達するまでベントを行わないという考え方の違いを指摘しています。その背景として、「放射性物質の大量放出に至るような事故はありえない」という「原子力関係者全員の慢心と想像力の欠如」があり、ベントの設備が「多くの設計上の課題を抱えていた」としていますそのうえで、「真摯(しんし)に対応していれば、放射性物質による汚染も軽度で済んだ可能性がある」と指摘する方針です。
この委員会では、福島第一原発の津波対策の問題点についても検証を進め、今年度中にも結果をまとめたいとしています。

 

関連リンク

  • NHKスペシャル 廃炉への道2016 「核燃料デブリ 迫られる決断」NHKオンデマンド 5月29日

  • NHKスペシャル 「原発メルトダウン 危機の88時間」