異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

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自衛隊はヘリを491機保有(輸送用270機)。何故日本政府は救援に米軍の助けを…(孫崎享、天木直人)

2016-04-19 13:01:34 | 震災、津波
 
きっこ 
熊本県益城の陸自の駐屯地から南阿蘇村まで、わずか20kmを空輸するために、丸1日かけてフィリピンから米軍オスプレイを呼び戻したのか。
そのまま陸自のヘリを使っていれば昨日のうちに輸送完了していたのに。
 
 

自衛隊はヘリを491機保有(輸送用270機)。何故日本政府は救援に米軍の助けを求めなければならないか、
2016-04-19 07:1
孫崎享のつぶやき
 

熊本地震は18日現在で死者42名、避難者11万人の甚大な被害を出した。

ほぼすべての国民は、生存者の救出と、避難者の少しでも生活苦の解放と、早期の平常の生活を願っている。もし、この国民感情を自分達の政治目的に利用とするなら、それは悪辣な政権としか呼びようがない。しかし、それをやっているのが安倍政権だ。

416日、日経新聞は「緊急事態条項“極めて重い課題”熊本地震で官房長官」の標題の下、「菅官房長官は記者会見で、熊本地震に関連し、大災害時などの対応を定める緊急事態条項を憲法改正で新設することについて“極めて重く大切な課題だ”と述べた。

長谷部早稲田大学教授は「災害対策基本法や有事法制などが既にある。もし新たな制度も必要だと言うのなら、国会で法律を作ればよいだけの話」とし、「改憲の必要はない」と述べている。自民党は、緊急事態は災害対策のように述べているがそんなものではない

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天木直人
外務省を告発する著書が話題となった元駐レバノン特命全権大使

オスプレイによる米軍輸送支援受け入れまでの経緯を知りたい

Photo by : YOMIURI ONLINE 「救援物資を南阿蘇村に輸送した米海兵隊のオスプレイ」 [http://www.yomiuri.co.jp/national/20160418-OYT1T50103.html]

Photo by : YOMIURI ONLINE 「救援物資を南阿蘇村に輸送した米海兵隊のオスプレイ」 [http://www.yomiuri.co.jp/national/20160418-OYT1T50103.html]

 熊本大地震の救援の為に米軍が支援を申し入れ、これを日本政府が受け入れることにした、と報じられた時、私は断る理由はないのだろう、くらいにしか思わなかった。

 しかし、それがオスプレイの受け入れと知って、3・11のトモダチ作戦の時と同じだと思った。

 つまり災害救援に名を借りた、日米同盟の重要性の強調であり、日米同盟のさらなる強化の必要性の宣伝である。

 ところが、きょう4月18日の日経新聞にはこう書かれている。

 安倍首相は17日の朝にいったん「直ちに必要な状況ではない」と記者団に発言したという。

 ところが、その後一転して「米国から輸送支援が可能との連絡があった。大変ありがたい」と表明したというのだ。

 この発言の変化の背景には、何があったのだろうか。

 菅官房長官はこう記者会見で語ったという。

 「道路が寸断され、思うように(物資が)運べていない状況の中で判断した」と。

 おかしくはないか。

 なぜ自衛隊の輸送機では思うように運べないのか。

 運搬能力が大きいといっても自衛隊機を何度も飛ばせばいいだけだ。

 道路が寸断しているからオスプレイだ、というのもピンと来ない。

 百歩譲ってオスプレイでなくてはならないとして、なぜわざわざ米軍のオスプレイなのか。

 自衛隊もまたオスプレイを大量に導入していたはずではなかったのか。

 それとも、導入を決定はしたが、まだ入手していないということか。

 そして、ハタと気が付いた。

 オスプレイは操縦が難しい特殊輸送機だと言われている。

 事故が起きるのも操縦ミスによる場合が多いと報じられてきた。

 はたして自衛隊は、オスプレイを手に入れても、安全に運転できるのか。

 ひょっとして、まだ安全運転に自信がないから、米軍のオスプレイに頼らざるを得ないということか。

 しかし米軍のオスプレイが事故でも起こしたら大変な事になる。

 安倍首相の最初の反応は、その懸念が念頭にあったのではないのか。

 疑問は次々と浮かんでくる。

 オスプレイによる米軍輸送支援の申し出を、安倍政権は最終的には受け入れることにした。

 その経緯を知りたい。

 メディアはそれを検証して、国民に知らせるべきだ(了)

関連】
 

菅直人政権の方がずっとマシだ!安倍政権の熊本地震対応に批判が集まる(NAVERまとめ)

2016-04-19 06:16:47 | 震災、津波

NAVERまとめ

http://matome.naver.jp/odai/2146080853175891201より引用転載

菅直人政権の方がずっとマシだ!安倍政権の熊本地震対応に批判が集まる

安倍政権の今回の「熊本地震」の対応の悪さに批判が集まっている。民主党・菅直人政権時の東日本大震災の対応と比べると、被災地のための対応の課題点が幾らでもあることに気づく

更新日: 2016年04月18日

gudachanさん

最初の地震の時点で激甚災害に指定しなかった安倍政権

菅直人政権なら翌日に閣議決定
出典pbs.twimg.com

菅直人政権なら翌日に閣議決定

16日になって「前震」だったことがわかった14日夜の地震。この時即座に指定していれば、その後の復旧支援対応が変わっていた可能性がある

冗談も休み休み言ってほしい。今回の熊本大地震に対する安倍政権の対応はとてもじゃないが「迅速」と呼べるようなシロモノではない。首相は今頃になって「事は一刻を争う」などと偉そうに言っているが、当初は地元の要請をはねつけ、その結果、被害をさらに拡大させた形跡があるのだ。 そもそも、14日、1回目の地震が起きた時点で、熊本県では行政機能がマヒしている地域がいくつも出てきており、同県の蒲島郁夫知事は政府に対して、主導的に災害対策に取り組んでもらえるよう「激甚災害の早期指定」を求めていた。ところが、政府はこれを取り合わなかった。
 
ちなみに、東日本大震災であれだけ対応の遅れが指摘された菅政権は地震発生の翌日、激甚災害の指定を閣議決定しているが、安倍政権は今日16日昼の時点でもまだ、指定していない。
政府の「全避難者の屋内避難」方針に熊本県知事が不快感

多くの被災者は、建物の中での不安から逃れるために屋外避難をしていた

政府が熊本地震を受けて15日に「全避難者の屋内避難」の方針を打ち出したことに対し、熊本県の蒲島郁夫知事が「現場の気持ちが分かっていない」と反発した。熊本県庁であった松本文明副内閣相との会談で述べた。

「政府の指示を伝えただけだ」と言い訳もできるかもしれないが、率先して現場の情報を集め、最良の選択を政府に進言し、判断することこそが、防災担当相の役目のはず。それが、政府の決定を伝えるだけであるばかりか、現場感覚と当事者意識の欠落した発言。 

屋内の危険性とそれに怯える避難中の方々の状況は、繰り返し報道されていることだ。河野太郎防災担当相の情報収集能力と想像力の低さを感じるこの発言には、さすがに呆れさせられる。

 
自衛隊も当初は2000人しか出さなかった

自衛隊員の派遣に置いても手際の悪さが指摘されている

衛隊の増派についても同様だ。知事側は最初から大量派遣を求めていたにもかかわらず、政府は当初、2000人しか出さなかった。そして今日未明、マグニチュード7.3の大地震が起き、被害の大きさを知ってから、ようやく増派を決定したのである。

「被災者の救出が遅れているのは、1回目の地震で行政機能が麻痺していたところに、2回目の地震が起きて、安否確認や救出が満足に行えていないから。政府が熊本県の求めに応じて、1回目の地震の直後からもっと積極的に動いていたら、もう少しこの混乱を防げたのではないかと思います」(熊本県庁担当記者)

 
なぜか取りやめられてしまった16日の安倍首相の現地視察予定

16日に予定されていた安倍首相の現地視察は、なぜかなぜか当日になって中止となった。これも菅直人政権と比べるとひどい

その後も、安倍政権は不誠実きわまりない対応を続けている。そのひとつが、 安倍首相自身の現地視察見送りだ。安倍首相は、昨日の政府会合で「現場を自らの目で確かめ、被災者の生の声に接し、今後の対策に生かす」と意気込んでいた。ところが、マグニチュード7.3に達する大地震が起きるや、視察を見送ってしまったのである。 

官邸は、現地視察を取りやめた理由を「被害の全容把握や被災者支援に万全を期す必要がある」といっているが、そんな理由は成り立たない。というのも、今日午前、与野党幹部が会って週明けのTPP国会審議を行うと確認しているからだ。政界からも「震災対応に万全を期すならTPP審議だってできないはず。それをやれるくらいなんだから、現地視察はできたはずだ」と疑問視する声が出ている。

「視察取りやめは、マグニチュード7.3の大地震が起きて、安倍首相がさらに大きな地震が起きるかもしれない、と怖じ気づいたからでしょう。安倍さんは東日本大震災、福島第1原発事故のとき、菅直人首相(当時)の対応を手厳しく批判しました。しかし、菅さんのほうがまだ、自分で危険な場所に行っただけマシ。安倍さんは被害対策を地方に丸投げし、首相公邸に籠もりっきりですからね」(全国紙政治部記者)

安倍首相だけではない。やはり今日現地入りする予定だった石井啓一国交相は九州新幹線の脱線現場などを見て回るはずだったのに取りやめた。

止まらぬ川内原発…東日本大震災では浜岡原発停止できたのに

東日本大震災の当時は、菅直人首相が浜岡原発を停止させたことが評価された

丸川珠代・原子力防災担当相は4月16日、熊本地震の非常災害対策本部会議で、稼働中の九州電力川内原子力発電所について「現在のところ、原子力規制委員会は停止させる必要はないと判断している」と報告した。観測された地震動が、自動停止させる基準値を下回っていることが理由。時事ドットコムなどが報じた。

熊本、阿蘇、大分と地震が相次いでいるため、日本共産党鹿児島県委員会は16日、九州電力に対して川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の即時運転停止を求める緊急申し入れをした。同党の小池晃書記局長も同日、世耕弘成官房副長官に川内原発の運転停止を求めた。一方、政府側は「原子力規制委員会は停止の必要性はないとの認識を示している」と説明した。

2011年の東日本大震災を受けて当時の菅直人首相が、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の運転停止を要請して止まったことがある。浜岡原発が南海トラフ地震の想定震源域にあるためだった。当時野党の自民党はこうした対応を「パフォーマンスだ」などと批判していた。安倍政権は、原発稼働の是非を政治判断で決めることを避け、規制委の審査に委ねている。


菅直人首相はブログで「川内原発が稼働を続けていることが心配だ」

菅直人元首相は16日に「熊本を中心とした地震が心配。」と題したブログを更新し、川内原発が稼働したままの現状を懸念している

東日本大震災の時にも、地震発生直後から自衛隊を出動させ、警察や消防と一緒に全力を挙げて救出に当たってもらった。今回は余震というよりも地震そのものが連続的に起きているだけに一層の警戒が必要だ。

九州は阿蘇や桜島など活火山が多く、今回の地震でも九州全域が揺れており、鹿児島県の川内原発が稼働を続けていることが心配だ。


震災対応より衆議院TPP特別委員会を強行した安倍首相

18日、こんな時だというのに衆議院TPP特別委員会が強行された。民進党は震災対応のための委員会延期を提案していたという

今日、国会では朝から衆議院TPP特別委員会が開催されていたのだが、この委員会は、安倍首相が地震対策よりも優先し、強引に開催したものだったのだ。

 この事実は、まさに同委員会での民進党・緒方林太郎議員らの質問によっても明らかになっている。緒方議員らによれば、民進党は今日午前、いまはTPP審議を行うよりも、安倍首相や河野太郎・防災担当相などの関係大臣による震災への陣頭指揮を優先すべきだ、と主張。今日午前の国会対策委員長会談でも、委員会の延期を申しれたという。

自民党は一旦、民進党からの委員会延期の申し入れを受け入れる姿勢を示していたが、安倍首相がそれをひっくり返し、審議に入ると言い張ったため、自民党も委員会を開く方針に転換したのだという。

 実際、国対委員長会談で、自民党の佐藤勉委員長が「安倍首相からTPPの議論を一歩でも先に進めたいと"強い意向"があった」と明言している。

 ようするに、安倍首相は「救命救助活動に全力を挙げたい」「住環境の改善に努力する」と言っておきながら、野党や自民党からの「いまは災害対策を」という訴えには耳も貸さず、TPP審議を優先させたのだ。

 

熊本地震は「大震災級」じゃない!?来年の消費増税は強行する模様

そしてこの委員会の場で、安倍首相は、消費増税の姿勢に変わりがないと発言。熊本地震は「大震災級の事態」ではないともとれる発言だ

安倍晋三首相は18日の衆院TPP特別委員会で、来年4月に予定される消費税率10%への引き上げの是非について、「リーマン(・ショック)級あるいは大震災級の事態にならない限り、消費税は予定通り引き上げていく」と重ねて強調したが、熊本地震を「大震災級」として増税を先送りするかについては明言を避けた。

衝撃的な内容で、このタイミングでこの答弁を繰り返したということは熊本地震は「大震災級の事態」ではなく、そのため「消費税は予定通り引き上げていく」としているわけです。 

菅義偉官房長官は18日午前の記者会見で、今回の地震が来年4月に予定する消費増税の判断に与える影響を問われ、「今の時点で答えることは控えたい」と明言を避けた。

 

「コンビニに70万食届ける」でも大炎上

17日に安倍首相が会見で語った食料の配給をめぐる発言も、配布ではなくコンビニ店頭への配送だったことに国民の怒りが集まっている

2016年4月17日(日)、安倍晋三首相が官邸で「今日中に70万食を届ける」と報道陣に語った。これは熊本地震の被災地に対するコメントであり、ライフラインが崩壊しつつあるなか、被災者に対して早急に食料を行き渡らせることを約束したわけだ。

しかし、一部のマスコミの報じ方が不適切だったのか、それとも読者が勘違いしたのか、70万食が「完全無料で配給される」と解釈(勘違い)した人たちが多くいたようで、「なんだよ! 店に出荷するって意味かよ! 無料じゃないのかよ!」と不満の声が上がっている。

そう、この「今日中に70万食を届ける」という発言は「店頭に今日中に70万食を届ける」という意味なのだ。