異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

<一刀両断> 「国民連合政府」と「政策の違い」 (小林 節)

2015-10-27 23:47:05 | 政治 選挙 

http://www.nnn.co.jp/dainichi/column/ryoudan/より転載




 慶応大学名誉教授、小林節氏の 『一刀両断』(いっとうりょうだん) 】
 ひとたちでまっぷたつに斬(き)ること。憲法学者、弁護士、政治家のアドバイザーとして活躍中。第1回は田中真紀子外相を取り上げる。永田町や霞ケ関では更迭論の集中砲火だが、小林氏は擁護論を展開する。

【 小林 節 (こばやし・せつ) 】
 慶応大学名誉教授。弁護士。日本海新聞・大阪日日新聞客員論説委員。1949年東京都生まれ。1977年慶応大学法学部博士課程修了。ハーバード大学客員研究員。法学博士。『憲法守って国滅ぶ』(KKベストセラーズ)、『そろそろ憲法を変えてみようか』(致知出版社)ほか多数。


  「国民連合政府」と「政策の違い」 

2015/10/27

 NHKの日曜討論を見ていたら、日本共産党の小池晃副委員長が、「国民連合政府」の提案について、与野党双方から批判されて孤軍奮闘していた。要するに「基本政策が異なる政党間で連立政権を組織することは無理である」と言われていた。

 まず、野党に完全な選挙協力を実行されたら困る与党が批判するのは当然である。しかし、その与党も、新安保法制(私は『戦争法案』と呼ぶ)の議論が始まった頃に、「『平和の党』公明党はどこへ行った?」という批判に対して、(自民と公明は)別の党であるから、政策は違っていて当然である…と、公明党が言い返していた。

 だから、複数の政党が集まって一つの政権を組織しようという以上、それぞれに政策が異なること自体は当然の障害ではない。

 肝心な点は、それぞれに基本政策の異なる複数の政党があえて連立政権を目指す大義と必要性があるか?だけである。その点で、私は共産党の主張には説得力があると思う。

 今回の「戦争法」の制定は、二重に憲法を否定したもので、独裁政権の出現であり、しかも政策としても国が滅びかねないほどの愚策である。まず、現行憲法は「軍隊の不保持と交戦権の否認」を明記している(9条2項)。だから、わが国は海外派兵を禁じられてきた。にもかかわらず法律で海外派兵を決めてしまったことは、単純明白に違憲である。しかも、その審議過程で、与党は徹底して論争から逃げ回った。これは議会制民主主義の否定で、これも単純明白に違憲である。これらを許してしまっては、日本は独裁国家になってしまう。

 さらに、米軍支援のための海外派兵は、在外日本人に対する危険と日本の大都市に対する報復テロの危険を高め、わが国に、米国に続く戦費破産をもたらすことになろう。まさに愚策である。

 だから、共産党は、前回の総選挙でも与党の総計以上の票を集めた野党が結集して、政権(議会における多数派の立場)を奪還して、まず何よりも「憲法」の機能を回復し、迫りくる危険を除去しよう…という提案をしたのである。私には、これは至極まっとうな提案に見える。

 そうして、まず仮死状態にある憲法を蘇生させた上で、現に自・公が日々行っているように、政策を実現できる力を握った上で、政権内で政策論議を重ねて行けばよい。

(慶大名誉教授・弁護士)

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【辺野古刻々】10/26~10/27 和ツアーで29人が、退職教職員のメンバーも(沖縄タイムス辺野古取材班)

2015-10-27 21:45:21 | ご案内

沖縄タイムス辺野古取材班沖縄タイムス辺野古取材班 @times_henoko

10月26日午前10時過ぎ、キャンプ・シュワブゲート前に愛知県から平和ツアーで29人が到着。
支援は全国に広がっている、と激励しています。普段より多人数で賑やかに朝集会が開かれています

10月26日午前10時過ぎ、キャンプ・シュワブゲート前に愛知県から平和ツアーで29人が到着。支援は全国に広がっている、と激励しています。普段より多人数で賑やかに朝集会が開かれています。

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10月26日午前10時50分、キャンプ・シュワブゲート前に日本退職教職員協議会のメンバーが到着。
北海道や福岡県などから18人です。時間を共有し、子どもたちに平和を引き継ぎたいとあいさつしました

 
 
 
 
 
 
 
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10月26日午前11時50分、キャンプ・シュワブゲート前でデモ行進が始まりました。島ぐるみ会議のバスで駆け付けた45人を含む約250人で新基地建設阻止を訴えています。
 
 
 
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10月27日午前8時過ぎ、キャンプ・シュワブゲート前で新基地建設の阻止を訴える早朝行動が続いています。若者からお年寄りまで約40人が「新基地を造らせない!」と声を枯らしています。車いすや杖をついた参加者の姿も
 
 
 
 
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 10月27日午前9時25分、辺野古沖では、新基地建設に反対する市民らが船4隻、カヌー13艇を出しています。米軍キャンプ・シュワブの海岸や海上でも沖縄防衛局の作業は確認できません。
 
 
 
 
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 10月27日午前9時40分、辺野古沖では、沖縄防衛局の警戒船などが拡声器で新基地建設に反対する市民らへの警告を続けています。そんな中、市民らの船からネーネーズの「黄金の花」の一節が響きました。「黄金で心を捨てないで 黄金の花はいつか散る
 
 
 
 
 

維新分裂 未結成の“造反組”を番組出演させるNHKの「怪」 (日刊ゲンダイ)

2015-10-27 21:09:09 | 報道

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/167563より転載

維新分裂 未結成の“造反組”を番組出演させるNHKの「怪」

2015年10月27日

片山虎之助氏(右)は討論番組に堂々出演/(C)日刊ゲンダイ

片山虎之助氏(右)は討論番組に堂々出演/(C)日刊ゲンダイ

 
 
 ガキのケンカより始末が悪い「維新の党」をめぐる分裂騒動。党を追い出された「造反組」は24日、「臨時党大会」と称した会合を開いたが、客観的にみて反党行為を理由に除籍された議員が開いた「党大会」に正当性があるとは到底思えない。どう見ても「残留組」に軍配が上がると思うのだが、ワケが分からないのは「造反組」をマトモな政党並みに扱うNHKだ。

 浮気で家を放り出されたカミさんがダンナに財産を要求した上、勝手にお家取り潰しを決める─―。維新の大阪系議員ら「造反組」がやっていることは、だいたいそんなところだ。政界引退を公言しながら、ウラでチョロチョロしている橋下徹大阪市長はツイッターで「解党し、残ったお金は国庫に返納する」と書き込み、“正当性”を主張しているが、「造反組」は松野代表を否定しながら、松野代表の「権限」を利用して政党交付金を要求。やっていることが支離滅裂だ。
 しかも、「臨時党大会」で提案されたのは「大阪都構想の活動に要した経費一切を本年度予算から支払うことを確認する決議案」。地方自治体の住民投票をめぐるPRや政治活動費になぜ、多額の国費が投じられなければならないのか全く分からない。「造反組」のデタラメぶりを挙げればキリがないが、そんなうさんくさい連中をなぜか、マトモな政党扱いしているのがNHKだ。

 25日の「NHK日曜討論」に出演した片山虎之助参院議員の肩書は「おおさか維新の会」。「結成予定」と小さく添えられていた通り、結成予定は31日だ。なぜ、立ち上がってもいない党の議員が公党の討論番組に出演できるのか。新党の政治姿勢について、片山議員は「政権に対して是々非々だが、国会運営については野党寄りだ。その方針は続ける」と威張っていたが、まるで宣伝のようだった。

「NHKはかつて日曜討論に『生活の党と山本太郎となかまたち』を出演させず、理由を尋ねた同党に対して『出演基準として公選法第86条の1、2の両項を満たす必要がある』と説明したといいます。つまり、所属国会議員が5人以上で、直近の国政選挙で2%以上の得票が条件ですが、おおさか維新は設立されてもいないし、もちろん、国政選挙の得票もない。これで出演できるのなら、どんな国会議員でも『新党つくります』と言えば出演できますよ」(政治ジャーナリスト)
 
 元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資氏はこう言った。

「維新の解党届について総務省は『受け取らない』と報じられているわけですよ。つまり、『おおさか――』が結成されるのかも不透明です。それなのに、『おおさか――』を名乗る国会議員が出演している。どうみてもおかしい。(新党を呼びかけている)橋下市長と仲がいい安倍首相や菅官房長官サイドからの“出演要請”があったのではないか、応援ではないかと勘繰りたくなりますよ」

 NHKが“お墨付き”を与えるから「造反組」が調子に乗るのだ。
 
 
 
 
 

【経産省前テントひろば】国民の「抵抗権」を無視する裁判所~テント裁判、控訴審で不当判決

2015-10-27 17:46:35 | 福島、原発

LNJ Logohttp://www.labornetjp.org/news/2015/1026shasinより転載

国民の「抵抗権」を無視する裁判所~テント裁判、控訴審で不当判決

      佐々木有美

 

 地下鉄桜田門の駅を降りて裁判所に向うと、機動隊の装甲車が2台、ものものしく停まっている。その他にも警察車両が4台、その先には、私服警官が30人以上、多数の制服警官がたむろしていた。10月26日、経産省前テントひろば裁判の控訴審判決の日の情景だ。

↓手前の背広はすべて私服警官

 裁判所の前には200人を超える支援者が集まっていた。福島県双葉町の亀屋幸子さん(写真上)は、「テントがなかったら立ち直れなかった。私の第一の故郷は双葉町、第二の故郷はテントひろばだ。故郷をなくさないでほしい」と渾身の訴えをした。

 たんぽぽ舎の柳田真さん(写真上)は「テントを全力で応援してきた。テントができて原発に恒常的に抗議する場ができた。テントは国民の抵抗権、表現の自由権に基づいている」とテントの正当性を述べた。

 午後3時13分、裁判所前に不当判決が知らされる。テント撤去、賠償命令の判決だ。傍聴人の情報によれば、判決理由については何の説明もなく「控訴棄却」の一言で、裁判官は逃げるように法廷を去った。そのため法廷内は騒然となった。判決理由を求めて傍聴者は、法廷内で1時間以上にわたって抗議行動を続け、結局、強制退去の事態となった。

 判決に対して、弁護団は、最高裁への上告、テント撤去の執行停止、訴訟救助をただちに求めた。テント撤去の執行停止が通れば、テントの現状維持はできるが、これを通すのはかなり厳しいとの見方が弁護団からは示された。全国の反原発運動の情報発信基地、運動の結節点だったテントひろばをどう守っていくのかが問われている。

 

 

 


【沖縄】「知事の承認取り消し支持」大江氏ら識者24人声明/新基地阻止へ「オール沖縄県民会議」来月発足

2015-10-27 17:30:17 | 沖縄

琉球新報http://ryukyushimpo.jp/news/entry-161116.htmlより転載

「知事の承認取り消し支持」 大江氏ら識者24人が声明

 

 【東京】宮本憲一大阪市立大名誉教授や大江健三郎さんら県外の研究者や有識者24人が26日、名護市辺野古の埋め立て承認を取り消した翁長雄志知事の決定を評価し「辺野古米軍基地建設の埋め立て承認取り消しを支持する」との声明を発表した。

 声明を出したのは「普天間・辺野古問題を考える会」(代表・宮本名誉教授)。作家の大江さんらも名を連ねた。衆院第2議員会館での会見には、古関彰一獨協大名誉教授、小森陽一東京大教授、西谷修立教大教授ら10人が出席した。
 宮本代表は「沖縄県民は圧倒的多数で辺野古新基地建設に反対の意思を表明してきた。前知事の承認だけを根拠に埋め立てを強行するならば、この国は『民主主義国家』の看板を下ろし、正義の行われない国だと全世界に発信したのと同じだ」と話し、翁長知事の承認取り消しを全面的に支援すると表明した。

グアムなり米国本土に持って行けば解決することです。...
(2015/10/27 10:20)

辺野古承認取り消しの効力停止へ 国交相27日にも表明
2015年10月27日 02時01分

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の
名護市辺野古への移設計画をめぐり、
石井啓一国土交通相は26日、
辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消した
翁長雄志県知事の処分の効力を停止する方針を固めた。
27日にも公表する。
移設を進めないと、
普天間飛行場の危険性除去が遅れるなど
重大な損害が生じるとする
防衛省沖縄防衛局の主張を妥当と判断した。

効力停止を受け、
工事主体の防衛局は中断している移設作業を再開、
近く本体工事に着手する構え。
一方、沖縄県は、
第三者機関の「国地方係争処理委員会」
に不服審査を申し出る方針だ。
(共同)

 

 

 

琉球新報 http://ryukyushimpo.jp/news/entry-161112.htmlより転載

新基地阻止へ新組織「オール沖縄県民会議」 来月発足、各団体を網羅

 

 辺野古新基地建設阻止に向けて活動する県議会与党や市民団体、経済界の一部は26日までに、名護市辺野古のゲート前での反対運動の強化や来年の各種選挙の支援体制を構築するために、各団体を網羅した新組織「オール沖縄県民会議(仮称)」を設立することを決めた。11月上旬に結成準備会を発足させ、具体的な活動方針や参加団体などをまとめ、早ければ同月中に新組織を設立する。

 具体的な活動方針は準備会の中で議論するが、政府が知事の埋め立て承認を執行停止し、作業が再開されることを見据えたゲート前の活動強化を当面の取り組みとし、来年の宜野湾市長選、県議選、参院選の候補者支援、県の権限行使や政府との法廷闘争の側面支援などを検討している。
 複数の関係者によると構成団体は社民、共産、社大の3政党に加えて県議会会派の県民ネット、那覇市議会会派の新風会、市民団体から沖縄平和運動センター、県統一連、沖縄平和市民連絡会、ヘリ基地反対協、沖縄建白書を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議、経済界からは金秀グループやかりゆしグループなどが入る見込み。そのほか労働団体や女性団体、島ぐるみ会議と連携する市町村組織なども含めた幅広い団体で構成する組織を目指す。
 関係者らは24日に那覇市寄宮の知事公舎に集まり、11月上旬に準備会を発足し、できるだけ早期に新組織を設立する方針を確認した。
 参加者の一人は「辺野古新基地建設阻止を目指す中、各団体を束ねる統一組織を立ち上げる必要性が複数人から提起されていた。今後、新組織の具体化に向けた作業を進める」と説明した。
(外間愛也)