こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

里山の上空で夕陽に染まるレンズ雲(2022年1月)

2022-01-30 | 

三方を山で囲まれた地で上空を眺めていると、青空をカンバスとして描いているような雲が浮かぶ光景に出会うことがある。先週は、そのような例として、山並みの上空に発生した雲が吊し雲型のレンズ雲に変化する過程を追ってみた。

 

最終的に現れた光景。吊るし雲の他に高度の異なる数種の波状雲が夕陽に染まっている(2枚組パノラマにて)。

この時季、午後5時頃になると、周囲の山並みは日陰部分に入る。

 

吊るし雲のクローズアップ

波状を思わせる構造が部分的に現れている。

 

 

******

以下は、吊るし雲が生まれたときの経時変化である(30分間)。

 

上空の気流が波状に流れているためであろう。細かい波状構造をもつ雲が生まれた。

 

3層型に変化しはじめた

 

吊るし雲型のレンズ雲が現れてきた。

 

 

吊るし雲と呼ばれるレンズ雲は、富士山のライブカメラ映像にしばしば登場する。しかし、標高が高くない山に現れることは珍しいと言われている。事実、このときまで、当方も近くの山並み(250-1100 m)の上空で、このような形のレンズ雲を見たことがなかった。

 

 

*****

1月27日午後5時頃、桐生市にて。

 

 


今年初めての満月での月光彩雲(2022年1月)

2022-01-24 | 月、月光彩雲

先週火曜日(18日)、今年初めての満月が夜空で輝いた。天候はおおむね快晴の状態であったが、近くの山並みから昇る時間帯では、幾つかの綿雲(積雲)が強めの北風で、月の方向に流れてきた。雲が光路を駆け足状態で横切る瞬間に現れた月光彩雲は、1月生まれの当方にとって嬉しい誕生日プレゼントであった。

 

山並みから昇る満月

 

雲がかかる直前にて

 

雲の濃淡に応じて、彩雲の形と彩りは大きく変化した(1)

 

彩雲(2)

 

彩雲(3)

 

彩雲(4)

 

この後は、天空に雲一つ浮かんでいない状態になった。

*****

雲が去った後で

 

山並みから昇りはじめたときに

 

1月18日午後6時過ぎ、桐生市にて。EOS 6D 、EF 70-200 mm F4L、ホワイトバランスは太陽光。

 

*****

「新年の余興として」

撮影での色温度を下げてみた(ホワイトバランスは白色蛍光灯)

 

何時か、このような彩りの彩雲に出会ってみたいと思いながら(ホワイトバランスは白色蛍光灯)

 

 

 

 


山並みでの空気は澄んでいるが(2022年1月)

2022-01-22 | 朝景

今冬は近くの山並において朝日で染まるような雪景色がまだ見られない。乾燥した青空の日々が続いているが、例年にくらべて寒さは厳しい。ところで、山並みでの透明な空気とは裏腹に、地上では「新型コロナ感染防止のための群馬県まん延防止等重点措置」が昨日(21日)から実施されている。

 

アップロードした画像は、今月中旬に撮った朝の空模様である。

 

 

 

透明感に満ちた色の青空、柔らかな印象の雲、そして直線的に伸びる飛行機雲

 

 デスクトップ用画像として。波状雲の形が現れてきた。空中でも、気流の乱れが起きているのだろうか。

 

 

朝夕での体温測定と喉の痛みがないことを確かめて取り敢えずは安堵感を覚えるなどの習慣が一年以上も続いている。そして、いくつかの場所でアルコール消毒を受けるために、シャッターボタンを押す指などの表面がかなり荒れるようになった。

 

1月15日朝、桐生市にて。EOS 6D、EF 17-40 mm F4L、太陽光。

*****

 

この頃は、オンラインでの意見交換にも慣れてきた。Zoom Meetings、Microsoft Teams、Geogle Meetなどのビデオ会議ソフトを支障なく利用できるまでになった。なんとかデジタル化の波に乗れそうである(余談まで)。


夕暮れの光景、桐生川にて(2022年1月)

2022-01-12 | 夕景

新年が始まってから十日余りが過ぎた。今年も昨年と同様に、家族が集まって新年を祝うことができなかった。少人数で靜かに正月を迎えたと言いたいけれども、このことがいまだに残念に思えてならない。さて、当地では、冬晴れの日が元旦から多かった。いささかオーバーな例えながら、空にレンズを向けると、ダスト・デリート・データ(ソフトウェアでカメラセンサーでのゴミの写り込みを消すためのデータ)が得られるほど、空気は澄んでいた。しかし、放射冷却現象によって、朝夕では散策が億劫になるほど底冷えが強かった。

 

ところが、今週日曜日の夕刻では天候が急変し、雪をもたらしそうな雲が上空を覆った。

 

しかし、サンセットの時間帯に入ると、輪郭ははっきりしないものの、夕陽が直視できないほど眩しく輝いた。

 

 

 

サンセットの瞬間が迫ったとき、数十キロほど離れた位置にある群馬県西部の山並みが浮き出てきた。

 

 この有様に、光景の変化を求めている当方は、ある種の予感でかなりの好奇心をそそられた。

この時季、夕陽は百キロ以上も離れている八ヶ岳連峰(長野県)に沈むからだ。

 

次に続く

 

1月9日午後4時半過ぎ、桐生川堤防にて(桐生市)。


初日の出、2022年(令和4年)元旦

2022-01-01 | 朝景

新年、明けましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします

 

初日の出(朝日が霧のかかった山並みから昇りました)

 

雲があらわれて朝日に染まりました

 

朝日の周りに光環があらわれました

 

雲の形が何か幸せを運んでくる鳥のそれに変化しました

*****

 

朝日を浴びて(サザンカ)

 

朝日を浴びて(ミツマタ、蕾)

 

今年も、身の周りでの出来事を中心にして、自然と花にレンズを向けたいと思っています。

 

 

2022年(令和4年)、桐生市にて。EOS 6D、EF 70-200 mm F4L。