先週後半から今週において、当地では太陽のマークが全く示されない天気予報が連続して出されている。それでもときには、厚い雲に切れ間が生じることがある。昨晩は、満月が雨雲を照らし出すことがあった(午後10時頃)。
高感度条件で撮った、梅雨時の満月である(月齢13.8)。
薄い雲のカーテンを通して眺めた満月
月にレンズを向けながら、自分がかつて憧れた心境を表現している芭蕉の句を思い浮かべてみた。「芭蕉葉を柱にかけむ庵の月」(大きな芭蕉の葉を、庵の柱に懸けて、そこに写る月影をながめようとする、並はずれて主体的な美的態度.....(玉城徹著、芭蕉の狂(きょう)、角川書店))。埴生の宿に住んでいる身として、庭にバショウ(芭蕉)を植えて月を眺めることはできないが(余談まで)。
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次の画像は、僅かな時間、夜空を明るくした、一昨夜(4日)の月である(午後9時頃、月齢12.8)。
左側の灯りはLED型街灯である。
撮影、7月4-5日、望遠 200 mm(EF 70-200 mm F4L IS USM(レンズ手振れ補正型)、トリミング。
梅雨空の中での満月を見事に撮影なさっています。曇り空の中で、何回か訪れた満月が見えるタイミングを逃さず、撮影に成功なさっています。
かなりの努力の成果です。
当方の努力を評価していただき、ありがとうございます。
このときは、天候が味方になってくれました。
高感度での撮影では、梅雨時ならではの雰囲気が撮れたような気分になりました。
ささやかなことですが、好奇心だけは持ち続けていきたいと思っています。
コメントありがとうございました。