こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

日の出直前での細い月と金星、日の入り後での細い月と木星

2024-01-25 | 月、月光彩雲
今夜は、近くの山並みから昇った月が眩しいほどまでに輝いている。月は明日午前3時頃に今年初めての満月になる。天候次第のことながら、そのときは、真冬の満月ならではの輝きが山並みを照らし出すだろう。
 
 
 
ところで、今月は、(1)日の出直前において、2日後に新月となる月と金星の共演(上旬)。(2)日の入り後において、新月から4日後の月と木星の共演(中旬)。それぞれにレンズを向けてみた。
 
(1)2日後に新月となる月(月齢 27.1)と金星の共演(9日)
 
 
新月(朔)は月11日であった。
 
日の出の前の青空をステージとする共演は、思わず寒さを忘れるほど印象的であった(午前6時20分頃、望遠150 mm )。画像では、薄いながらも地球照(地球からの反射)が認められる。
 
 
それにしても、この朝は防寒着があまり役に立たないほど寒かった。今でも、思い出すと身震いしそうになる。群馬の冬は寒い。
 
午前6時25分頃にて
 
 
午前6時30分頃(望遠 70 mm )。日の出の時刻(6時56分(群馬))が迫ってきた。それでも、金星の輝きは消えなかった。
 
 
 
(2)新月から4日後の月(月齢 2.6)と木星の共演(14日)
 
日の入り後の暗い空をステージとして、おお、月のそばに輝く星がと言いたくなるような共演が見られた(午前6時30分頃、望遠150 mm )。
 
 
このときは、細い月での地球照が極めてはっきりとしていた
 
 
 
今夜は月の近くで惑星による輝きが見えそうもない。しかし、JAXA無人探査機「SLIM」が着陸目標地点との誤差を100 メートル以内とする世界初の「ピンポイント着陸」に成功したと発表されている(NHK ニュース)。
 
ところで、「芭蕉葉を柱にかけむ庵(いほ)の月」(芭蕉)において、芭蕉はどのような月を眺めたのであろうか。
 
 
 


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