ときには、遊び心を持って、厄介な強敵によるストレスから解放されたいと思う。今日も、不要不急の外出を避けるようにと、広報車が市民に呼びかけていた。この状況において、月は自分にとって打って付けの撮影対象である。満ち欠けなどによる月影の変化を撮って、自然に囲まれていることの楽しさを味わう。そして、僅かの間でもストレスを忘れてみる。
二日月(月齢 2) 。細い月が西側の山に沈む寸前にて、3月26日、日没後1時間頃。想像をかき立てる姿である。
上弦の月(月齢 8)、5月1日午後7時半頃。クレーター「コペルニクス」の位置を、矢印で示す。
上弦の月(月齢 8)、5月1日午後9時半頃。コペルニクスは直径93 km、深さ3,760 mのクレーターである。その名は、地動説を唱えたポーランドの天文学者コペルニクスにちなんでいるとのことだ。
ここで余談
頑強に自己中心的意見を主張する相手に対して、あなたは天動説派ですかと冷やかすことにしていた(かつて)。
上弦のときを過ぎた月(月齢 9)。5月2日午後7時過ぎ。クレーター「コペルニクス」がはっきりと見える。直角より幾分か斜めの方向から、太陽光を浴びているためである。なお、画像にはクレーターの中に突起のようなものが写っている。クレーターの中央部には、セントラルピークと呼ばれる丘(高さ1,300 m程度)が幾つかあることが知られている。
月齢11の月。5月4日午後6時半頃。前日にくらべて、コペルニクスの立体感は減少している。それにしても、青空を背景とする姿は、限りなき自然へのロマンを駆り立てる。
満月(月齢 14)(スーパームーン)、4月7日午後6時半頃。太陽光による陰がほとんど生じていないので、月面での凹凸感はやや弱い。
満月(月齢 15)(ポストスーパームーン)、4月8日午後8時半頃。コペルニクスの位置よりも、このときの月の色が印象的であった。
朧月(月齢 10)。5月3日午後7時半頃。今年のGWにおいての気分(自分)を表している。
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EOS 6D、EF40-200 mm F4L(望遠側、200 mm)、手持ちにて撮影、トリミング。
望遠レンズあるいは望遠鏡によって、月の表面はここまで見えるのですか・・。感心しました。
コペルニクスが見ただろう月を眺められるのですね。月は楽しい観察対象です。
外出自粛によって、ストレスを感じることはよくありません。ストレスは身体の免疫力を落とします。何か楽しいことをということのお一つが、この月の観察になっていますね。
月や風景などの観察・撮影をお楽しみ下さい。もう約1カ月です。
患者の発生場所を詳しく見ると、都市部の一部に種中しています(埼玉県内では、東京都内への通勤圏だけです)。ここの部分での患者発生が下がれば、何とかなります。
望遠 200mmでも、何とか楽しむことができます。使ったカメラのセンサーサイズは35mm版ですが、
APS-C版などでは同じレンズの望遠側が300mmを超えますので、月面撮影は更に面白くなるかと思います。
月面については詳細な画像が数多くネットで公開されていますが、ある特定の箇所(クレーター)の見え方が
月齢ととも大きく変化することを示した例は意外に少ないようです。
外出自粛については、自分としては今だからこそ守っていますが、SARSのときは現役でしたので、
出張制限などにおいて、かなり厳しい思いをしました(例えば、海外出張後14日間は出勤停止など)。
今回の感染症も何とか早く収束してほしいものです。
コメントありがとうございました。
手振れ補正(レンズ側)の助けを借りていますが、200mm手持ち撮影とトリミング
の組み合わせでも、それなりの画像が撮ると思っています。
月齢に合わせて撮ることは、タイミングや気象条件のこともありますので、
面倒になることもありますが、何とか実行しています。
当方は、チョウキチさんが蝶や鳥を首尾良く追われていることに、感服しています。
機会がありましたら、白山やその麓で、チョウキチさんと撮影談義を楽しみたいと
思っています。コメントありがとうございました。