こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

新年初めての満月(2020年1月)

2020-01-13 | 月、月光彩雲

今夜は、満ち欠けが満月から下弦の月へと向かう途上での月(月齢17.9)が近くの尾根から昇った。少し霞がかかっているために、月の色は赤味を帯びている(13日午後9時半頃)。

 

さて、今年初めての満月では、気象条件に恵まれたために、その輝きが新年に相応しいものであった(月齢14.9、10日午後6時頃)。ちなみに、満月は10日夕刻から11日未明までとされている。

 

いつもの散策路から眺めると、今月での満月は矢印の位置から昇ることになっている。

余談ながら、河川敷(桐生川)が荒れているが、これは昨年の台風19号での著しい増水に起因している。

 

わたくしは、人工林(杉や檜)のそばに残されている広葉樹の背後から月が昇る場面を、何時かは撮ってみたいと思っていた。いまは葉を落としているが、麓から眺めるとその大木での新緑から紅葉までの彩りが目立つからだ。

 

この日、午後5時半頃に期待した位置の近くから、明るい月が昇りはじめた。

 

そして、月の位置は広葉樹の背後に移動した。月光の回折によって枝振りの解像度は落ちているが、期待した結果が得られたことで、撮り手の気分は少しばかり高揚した。まあ、自己満足のことに過ぎないが(苦笑)。

 

午後10時半ごろの月である。その輝きは、天空を見上げることのことの苦痛をおぎなって余りあるほど、撮り手にとってインパクトあるものであった。今月の満月は、ウルフムーン (Wolf Moon、狼が空腹で遠吠えする頃)とも呼ばれているとのことである(アメリカ先住民によって)。

 

ちなみに、翌日の月も眩しいほどまで輝いた(月齢15.9)。

 

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月の撮影条件は、望遠 200 mm(そしてトリミング)、(ホワイトバランス)太陽光、マニュアル露出、そして手持ち撮影である。