桐生川沿いに生えているミツマタも花が見頃になってきた。花の群れの規模は小さいが、雰囲気が異なる群れは幾つかある。幾つかとしたのは、自分がその場所を知らない群れもあるらしいからだ。さて、昨日は夕刻に天候が回復したので、ミツマタの花を眺めるながら川沿いを歩いた。この二週間ほどの限定版として、渓流の音を聞きながら、花の香りに包まれてみたかった。
ミツマタの群れに近づくと、気分が和らぐような花の香りが漂ってきた。ミツマタの香りは同属のジンンチョウゲ(沈丁花)にくらべて控えめである。
香りに包まれて、花にレンズを向ける。
香りと彩りのやわらかさを感じて。
ときには、変わりものに出会う。庭の沈丁花でも、このような花が数十分の一程度の確率で咲いた。
この場面では、背景として青空が欲しかった。
どの花に焦点を合わせたらと迷いそうになったが。タイムリミット(日没)が迫っていた。
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杉の伐採後に生まれた、小高い山での群生地では、花の色が濃くなってきた(桐生川沿いの県道にて)。
花の群れを、波のうねりに見立てて。
ミツマタで覆われたときは、ライトアップ (ジョーク!)。
杉林のなかに散見されるミツマタ(望遠で)。
撮影:4月7日午後5時頃。桐生市梅田町。
現在、当地の天候は曇りであり、周辺の山々は霧で覆われている(8日15時)