こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

7月の花から、ヤエクチナシ(八重梔子)

2015-07-06 | 

 

ヤエクチナシ(アカネ科クチナシ属、常緑低木)の花が庭で咲き始めた。これは2年前に近所の人から貰った苗を育ててきたものである。少しばかりの草花や花木を育てるようになってから、近所の人々とのコミニュケーションの輪が広がり、庭で咲く花の種類が増え始めた。

 

 

ヤエクチナシでは花が終わっても実ができない。雄しべが花弁に変化しているからである。

クチナシとの名は実が熟しても口が開かないことに由来するが(花の大歳事記、池田書店)、八重咲き種からはクチナシとの名の由来を実感できそうもない。しかし、純白の色、柔らかな質感、そして花が発する芳香は実に魅力的である。

 

 

 

何時か、自生地(熊本市、立田山、天然記念物)でヤエクチナシの花を見たい。そう思いながら、残りの大きな蕾(緑色)が膨らむときを、私は待っている。