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こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

午後のカッコソウ、鳴神山にて、2015年5月

2015-05-04 | 鳴神山と周辺

昨日も午後になってから私はこの山に登った。この山では、固有種のカッコソウの花が今は美しい。余談ながら、私が午後になってからでも登るのは、カッコソウを守る活動を少しばかり手伝っているからである。途中で出会った人々(下山)からはカッコソウの花が良かったとの挨拶を受けた。


画像は5月3日午後3-4時半頃に撮った(椚田峠近くの移植地にて)。


カッコソウの花には濃色系と淡色系がある。また、雌しべが長い長花柱型と短い短花柱花型がある。この移植地では、これらのすべてを見ることができる。なお、踏み込まれて細い根が切れると、カッコソウは枯れてしまう。そのため、移植地内に立ち入ることはできない。

画像は濃色系の花である。



 

 

 

 

 

優しい色の花(淡色系)も咲き始めた。昨年は白花に近いものも見られた。

 

 



ところで、午後3時過ぎになると、日差しが尾根越しに射してくる。

 

帰り際に、移植地を見上げる。

 

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移植地の隣はヤマアジサイ(白花)の群生地である。

 

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余談:今回はレンズとしてキヤノン EF 1.8 II 50 mm(重さ150 g)を使った。この単焦点レンズは、一万円未満で購入したものであるが、花の色や質感を良く再現する。

 

登山道沿いでは、ヤマブキソウの花が彩りを添えていた(午後4時半頃)。

 

 

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夕刻になってからの下山では、沢の流れの音に負けないほどに、鈴を鳴らし携帯ラジオの音量を上げる。そして、何かの物音や動物の鳴き声に敏感になる。まあ、今回も「行きはよいよい帰りは怖い」との心境になりながら下山した。