
今日は、
「 明日書くゼ! 」 っていいながら、ずいぶん 間があいてしまった
” 拝拝 ( パイパイ ) ” のやり方について説明する。
先回 ” 農暦中元節 ” の話を書いた時は、
メチャちからがはいったんで、書き終わったら
なんか すぐには、次の話が書けなかったゼ。
” 拝拝 ” っていうのは、
本当は 拝むこと全般をさすから、別に中元節だけのものじゃあない。
中元節とは別の由来だが、農暦で毎月2回ずつ、
中元節と同じ作法で
” 土地公 ( トゥーティーコン、土地の神サマ ) にお祈りをするのも
” 拝拝 ” だ。
台湾ではこの習慣がすごく盛んで、
ミセ関係では農暦2日と16日にやるし、
一般のイエだと1日と15日にやる。
さて、それでは台南流の ” 拝拝 ” のやり方について説明する。
まずはテーブルのようなものを出して、
その上に ” お供え物 ” を乗せる。
お供え物は、食べ物なら大体何でも良いが、
魚とかニワトリなんかだと、切り身とかモモだけっていうのはダメだ。
魚ならちゃんと尾かしらつき、
ニワトリも丸ごと ( 頭も付いていたほうが良い )
供えるのが慣例だ。
お供えの食べ物の前には、飲み物を置くが、
置く数は、7つに決まっている。
( 台北とか 北の方だと これが3つになる。 )
お供えのテーブルの前には、水を入れた洗面器を置く。
コレは ” 好兄弟 ” や ” 土地公 ” が、体をキレイにするための配慮だ。
洗面器の上にはちゃんとタオルも置いておかネバ。

お供えもののセッティングが終わったら、
いよいよ火をつけた
” 香 ( シャン、線香 ) ” を持って
” 拝拝 ” って拝むゾ。
拝み方は、供え物の後ろ側に立って、
前の方を見ながら3回、礼をするのサ。
礼が終わったら、 ” 香 ” は 供え物に適当にさして立てておけば良い。
この後は、 ” 好兄弟 ” や ” 土地公 ” が、
お供えものを食べる時間なんで、
人間の方は、世間話でもして時間をつぶす。
この時、別のことをしたって良いが、
結構な確率で、みんな ” 香 ” の燃える時間を忘れちまう。
根元の方まで燃えちゃって、
テーブルにこげアトを つけることが多いので注意が必要だ。
こげこげのテーブルを見たら、そのミセ/イエのヒトは、
まぁ忘れん坊なんだろうナ - って想像できる。
” 香 ” が半分くらいまで燃えたら、
” お供えものは食べ終わったハズ ”
- と考えて、今度は、お賽銭の意味で
”紙銭 ” を燃やす。
燃やす順番は、大きなヤツから 次に 模様が複雑なヤツから
- っていうのが キマリだ。
下の写真は、紙銭を燃やしているところだが、色々間違いが多い。
燃やすときは しゃがんだりせずに、立って
” 紙銭 ” を火の中に入れなくちゃダメだ。
それと 一枚ずつ入れるんじゃなくて、
” 紙銭 ” を一枚ずつ 折り曲げて
紙と紙の間に 空気が入るようにしたものを、
束に重ねて まとめてから 放り込むのが作法だ。
” 紙銭 ” を燃やし終わったら、
最後に ” 香 ” を火の中に入れて、
一応 ” 拝拝 ” は終わりだ。
暑い台南で、ガンガン火をたいて、本当にごくろうさん。
後片付けと 火の始末を忘れずにやっておくようにナ。
- って言っても、水をかけたりしちゃダメだぞ。
” 紙銭 ” も ” 香 ” も、燃えると ほとんど灰が残らないから、
燃え尽きるまで ずっと見張ってればいいからナ。

” 好兄弟 ” に祈るのは真昼じゃなくて、霊が出やすい夕方の方が良い。
” 土地公 ” に祈るのは、別に夕方じゃなくても良いけど、
まぁ昼前に ” 拝拝” する人はいないネ。
今じゃ、” 好兄弟 ” と ” 土地公 ” の区別は
とてもアイマイになっていて、
「 金持ちの” 好兄弟 ” が ” 土地公 ” だろ。 」
なんていう解釈も あるくらいなんだ。
あー、やっと書きおわったゾ。
このBLOGを読んでる人は、本当にラッキーだよ。
こんなにまとまった " 拝拝 " の解説なんて、
他のどこにいっても見れないゼ。
それになんてったって、
この情報は ” タダ ” だからナ。
” クール ” だろ !
火曜日は、ウェイトと30分JOGをしました。
水曜日は、ウェイトと45分JOGをしました。
今日は練習は休みました。
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