自分の特性を知る *-* コナンの就活 番外編 *-*

コナンの就活を見守っていましたが、障害者センターの利用申し込みの
やりとりから、障害者として雇用されるのを望んでいないこと、
何より、自分の特性を理解していないことを感じたので、夫と共に
コナンと話し合いをしました。

コナンにこれからの就活をどうするのか尋ねると、『一般枠で就活したい』
と言いました。
春に障害者手帳を取得したのは、就職のためではなかったのか、と聞くと
『身分証明書が欲しかった』と言う答えが返ってきました。
思ってもみなかった答えが返ってきました。
身分証明って・・・。健康保険証もあるし、学生の今は学生証もあるじゃん
って言うか、就活を一般枠で、と思っている人が、身分証明証で障害者手帳を
使うかね・・・

色々、コナンに聞いてみましたが、肝心なことになるとダンマリ・・・
いつものことですが・・・

おそらく、就活の役に立てば、と手帳を取得したものの、自分が障害者である、
と本当のところでは認めたくないのと、障害者雇用でも採用されなかったので
プライドが傷ついて、一般採用にこだわっている、というところでしょうか。
コナンの真意はわかりませんが、ワタクシはそう感じました。

コナン、自分の特性を全く理解していませんでした。
「対面で話をする時、人の顔（目）を見て話していないの、気づいてる？」
と聞いたら、キョトンとしていました。
目をそらして話していることに気づいていなかったようです。
きっと面接でも目は合っていないし、質問されたことに適した回答は
出来ていないよ、と言ったら、驚いていました。

就活する上でコナンが自分の特性を知る、ということが最重要課題だと
感じました。

自分からは話さないコナンにいくつか質問をして、
コナンの気持ちを聞き出していると、自分が障害者である、という事実を
認めたくない思いがひしひしと感じられました。
（特性も理解出来ていなかったしな・・・。）
気持ちは分かります。
そのために、高校・大学と頑張ってきたんだものね・・・。

コナンに自分の特性の良いところ、悪いところを挙げられるか、と聞くと
『自分に良いところなんてありません』と答えました。
こりゃぁ、自己評価だだ下がってるな・・・

ワタクシは、これまでコナンの就活を見守ってきたが、一般枠で
採用されない現実を見て、障害者枠で就活をした方が良いと思う、と伝えました。
コナンは今まで自分で何もかもやってきたと思っていたかもしれないけれど
療育センターに通っていたこと、保育園も小中学校でも特別支援を受けていたこと
必ず事前に母が学校などに行って先生方とコナンがより良い生活を
送れるように、水面下で話し合いをしてきたことによって、
コナンの学校生活は守られてきたのだ、ということを伝えました。
だから、就労先もコナンの特性を理解してくれるところを探して
採用してもらった方が良い、と母は思う、と伝えました。
聞いている間、コナン、ずっと泣いていました。
なぜだか分からないけれど、コナンの中で小中学校時代は黒歴史のようで
思い出したくないことの一つです。
あんなに楽しそうに毎日通っていたのにな・・・。

結局、1時間以上話し合って解決は付かなかったのですが、
特性を理解してくれる就労先を探す、ということには納得したのか、
『一般枠と障害者枠で就活を続ける』とコナンは結論を出しました。

就活する上でも自分の特性を知るのは大切なので、これから自分の特性を
知ることを始めよう、と伝えました。
コナンには辛いことかもしれませんが、やっぱり自分の特性を知っていないと
支援が得られないので必要なことです。

ワタクシのやり方が良いのかどうか分かりませんが、今が正念場だと思って
コナンと向き合っていこうと思います。

ほんと、先はまだまだ長いな・・・。









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