悪ふざけの果て

ジナンが登校してから30分後、家電 が鳴りました。
こんな時に鳴る電話はロクなことがありません

電話に出てみると、中学校の保健の先生からで
「ジナンくんが指をケガしました。病院に連れて行くので
お母さんも来ていただけませんか？」

ゲッ　やっぱりよくない連絡じゃ～ん

先生の話によると、登校して廊下を歩いていたジナンを同級生が突き飛ばし
壁に飛ばされたジナンの手が手すりと壁の間に挟まったところへ
別の同級生がジナンのリュックを引っ張ったため、手すりの接合部分にあった
ジナンの小指が裂傷してしまったらしい・・・

このテの悪ふざけは、1学期の頃からあって、ジナンに限らず
ケガをするコが今までもいました
中学生男子が悪ふざけするのは、分からなくもありませんが、
いつも思うのは、その悪ふざけが度が過ぎる、ということです。

病院に向かいながら、ハハが思ったのは・・・
『野球、出来るのかしら～？』
でございました。

病院へは、ワタクシが先に着いたので、受付をすましていると
保健の先生に付き添われたジナンがやってきました。

保健の先生は、「授業が出れずに、お勉強が遅れてしまうわね。」と
ジナンに言っていましたが、元々、授業なんて座っているだけで聞いちゃいないので
ある意味、問題ありません

診察に呼ばれて、医師が傷口を見る時に、ワタクシも一緒に見たのですが
手すりの接合部分に引っかかったので、キレイにスッパリ切れた傷跡ではなく
あまり良い（？）切れ方ではありませんでした。
でも、深い傷ではなかったので、縫うこともなく、分厚い絆創膏を貼られて
治療は終わりました。
念のため、明日も消毒に来るように、と言われました。
キレイにスッパリ切れたような傷ではないからか、ジナン、とても痛がっていました。

とりあえず、保健の先生にお任せして、ワタクシは仕事に向かいました。

夕方には、担任の先生から、事の経過の連絡がありました。
ケガがどうして起きたのかの説明と、ジナンにケガをさせた生徒から
謝罪があって、ジナンも受け入れたこと。
相手の保護者の方にこれから連絡するけれど、謝罪の連絡をしたいと言われたら
連絡先を教えて良いか、と聞かれましたが、謝罪の連絡は結構です、とお伝えください、
と先生に伝えました。
本人が反省しているなら、それで十分だと思ったからです。
でも、保護者の方から、謝罪の電話がありました。
ワタクシも、謝罪の電話をした経験があるので、相手の保護者の方の気持ちもよぉ～く
分かるので 怪我はたいしたことないので お気になさらず、とお伝えしました。

ジナンは相変わらず、傷口がズキズキする、と痛がっています
明日、明後日と野球の練習＆試合があるのに、大丈夫かよ～
と野球の心配しかしていないハハでございました
絆創膏が分厚すぎて、グローブが入んないんじゃないかなぁ・・・








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