コナンは今でも何言ってるんだか、よく分かんないんことが多いんですが・・・
発語は1歳2か月の時。
いじゃい(痛い)とア~チ(熱い)でした。
口の動きからすれば「マ」の音が一番最初に出るだろうし、「マンマ」「ワンワン」
などの名詞が出るのがごく一般的だということから考えると
コナンはやっぱり発達に偏りがある子だったんでしょうね・・・。
「いじゃい」「ア~チ」の言葉が出た後は、半年くらい1つも言葉が出てきませんでした・・・
その間、2時間散歩の度に、コナンが目にするもの、触るものの単語を声に出していました。
2歳になったかならないくらいで、単語がボチボチ出始めました
でも・・・
しゃーしゃ(電車)
、こっこ(抱っこ)
、ちょ~わぁ(ちょうだい)
と、発音は明瞭ではありませんでした。
「ちょ~わぁ」なんて、手のひらを水平に置いた上に、もう一方の手のひらを
パンパン
と乗せる、というジェスチャーをするハズなのに、
コナンの場合、手をチューリップ
の花の形って言うのかな?ボール
も持ったような手つき、
と言うのかな?そんな形にした手を耳の横付近に持ってきてクルクルまわす、という
なんとも変わったジェスチャーをしました。
何度も「ちょうだい
」を教えた成果がこの結果でした。
当時の私は???だったけれど、まぁ、本人がせっかく意思表示してるんだし、
直すことなく、コナン語をそのままハイハイ、と聞いていました。
これらの言葉は時間はかかりましたが、いつの間にか気づけば
「でんしゃ」、「抱っこ」、「ちょうだい」と言えるようになっていました。
そんなコナンが療育センターに行く頃には、単語が確か50~60くらい、2語文は
センターに通い始めてから出ていたように記憶しています。
分かる言葉以外は「アボボボ・・・$%@#*」とコナン語、いわゆる宇宙語をしゃべっていました。
まぁ、それでも言葉数は増えているから・・・と思っていたら、
ある日、クレーン車
しか言わなくなってしまいました


思い当たるフシがあるとすれば、センターバスに乗っていた時、クレーン車を見た
コナンが「クレーン車
」と言ったので、
「そうだね~。クレーン車だね
すごいね
コナン
よく知ってたね~
」
と褒めたことが、コナンにしてみたら「クレーン車と言ったら褒めてもらえる
」
という誤学習になってしまったのでは???と思ったりもするのですが・・・、
今となっては分かりません
とにかく、車
を見ても、おやつを見てもクレーン車だったのです
この頃、療育センターで発達相談員のN先生に『共感すること』の大切さを教わりました。
例えば・・・
子どもが
を見て「みかん
」と言ったら、
「違うよ~。りんごだよ
」と訂正するのではなくて、
「ほんとだね~。りんご
みたいだねぇ
」
と共感することで、子どもは自分の気持ちを分かってもらえた
と
喜びを感じ、それが自信につながって、成長していくんだそうです。
だけど・・・
パトカーを見て「クレーン車」と言われれば、「そうだね~
クレーン車みたいだね
」
と言えるけど、
みかんを見て「クレーン車」と言われて、「そうだね~
クレーン車みたいだね
」
とは、抵抗がすごくあって、言えなかったワタクシです。
「・・・・・・・・・・
」
と黙って固まっていました
そんな日々が続いた頃・・・
センターに到着すると、廊下をダダダーッ
と意味もなく(?)走りまわっていました。
ワタクシは「コナン
教室に入るのよ~
」とこれまた毎度のことで
コナンに注意を促すのですが、聞くわけもなく・・・
たまたまその場にいたN先生が「コナン、教室に入る時間やで」と言うと
コナン『クレーン車
』
と言いました。
N先生が「そうやんな
クレーン車やな
」と答えると、
コナン、そのまま教室に入っていきました・・・。
コナンがクレーン車しか言わない、と私がこぼしていたのを知っていたN先生、
ワタクシにこうおっしゃいました。
『ボクの掛けた言葉に返した、コナンのクレーン車に、ボクへの返事の意味はないと
思うんだよ。
でも、なんか自分の気持ちは分かって欲しかったからクレーン車って言ったと思うんだ。
そして、ボクが「そうやんな。クレーン車やな」って答えたことによって、
なんか分からんけど、ボクのこと分かってくれたんやな、とコナンなりに
納得できたから、教室に入れたんだと思うよ。
コナンのクレーン車はボクの気持ちを分かってほしい、っていう気持ちの表れやと思うで』
そうだったのか

目からウロコって感じでした
それからは、(やっぱりちょっと抵抗はあったんですが・・・)コナンがクレーン車という度に
「そうやなぁ。クレーン車やなぁ・・・
」
すっごい棒読みだった
と答えるようにしました。
そして、2~3か月、いや、半年は経ったのかな???
気が付くとクレーン車と言わなくなっていました
クレーン車、というのに飽きてしまったのか?
それとも、自分のコトバに共感してもらえることに安心したのかは分かりません。
でも・・・
「共感する」ことの大切さを教えてもらった出来事でした・・・。

発語は1歳2か月の時。
いじゃい(痛い)とア~チ(熱い)でした。
口の動きからすれば「マ」の音が一番最初に出るだろうし、「マンマ」「ワンワン」
などの名詞が出るのがごく一般的だということから考えると
コナンはやっぱり発達に偏りがある子だったんでしょうね・・・。
「いじゃい」「ア~チ」の言葉が出た後は、半年くらい1つも言葉が出てきませんでした・・・

その間、2時間散歩の度に、コナンが目にするもの、触るものの単語を声に出していました。
2歳になったかならないくらいで、単語がボチボチ出始めました

でも・・・
しゃーしゃ(電車)



と、発音は明瞭ではありませんでした。
「ちょ~わぁ」なんて、手のひらを水平に置いた上に、もう一方の手のひらを
パンパン

コナンの場合、手をチューリップ


と言うのかな?そんな形にした手を耳の横付近に持ってきてクルクルまわす、という
なんとも変わったジェスチャーをしました。
何度も「ちょうだい

当時の私は???だったけれど、まぁ、本人がせっかく意思表示してるんだし、
直すことなく、コナン語をそのままハイハイ、と聞いていました。
これらの言葉は時間はかかりましたが、いつの間にか気づけば
「でんしゃ」、「抱っこ」、「ちょうだい」と言えるようになっていました。
そんなコナンが療育センターに行く頃には、単語が確か50~60くらい、2語文は
センターに通い始めてから出ていたように記憶しています。
分かる言葉以外は「アボボボ・・・$%@#*」とコナン語、いわゆる宇宙語をしゃべっていました。
まぁ、それでも言葉数は増えているから・・・と思っていたら、
ある日、クレーン車




思い当たるフシがあるとすれば、センターバスに乗っていた時、クレーン車を見た
コナンが「クレーン車

「そうだね~。クレーン車だね




と褒めたことが、コナンにしてみたら「クレーン車と言ったら褒めてもらえる

という誤学習になってしまったのでは???と思ったりもするのですが・・・、
今となっては分かりません

とにかく、車


この頃、療育センターで発達相談員のN先生に『共感すること』の大切さを教わりました。
例えば・・・
子どもが


「違うよ~。りんごだよ

「ほんとだね~。りんご


と共感することで、子どもは自分の気持ちを分かってもらえた

喜びを感じ、それが自信につながって、成長していくんだそうです。
だけど・・・

パトカーを見て「クレーン車」と言われれば、「そうだね~


と言えるけど、
みかんを見て「クレーン車」と言われて、「そうだね~


とは、抵抗がすごくあって、言えなかったワタクシです。
「・・・・・・・・・・


と黙って固まっていました

そんな日々が続いた頃・・・
センターに到着すると、廊下をダダダーッ


ワタクシは「コナン


コナンに注意を促すのですが、聞くわけもなく・・・

たまたまその場にいたN先生が「コナン、教室に入る時間やで」と言うと
コナン『クレーン車


N先生が「そうやんな


コナン、そのまま教室に入っていきました・・・。
コナンがクレーン車しか言わない、と私がこぼしていたのを知っていたN先生、
ワタクシにこうおっしゃいました。
『ボクの掛けた言葉に返した、コナンのクレーン車に、ボクへの返事の意味はないと
思うんだよ。
でも、なんか自分の気持ちは分かって欲しかったからクレーン車って言ったと思うんだ。
そして、ボクが「そうやんな。クレーン車やな」って答えたことによって、
なんか分からんけど、ボクのこと分かってくれたんやな、とコナンなりに
納得できたから、教室に入れたんだと思うよ。
コナンのクレーン車はボクの気持ちを分かってほしい、っていう気持ちの表れやと思うで』
そうだったのか




目からウロコって感じでした

それからは、(やっぱりちょっと抵抗はあったんですが・・・)コナンがクレーン車という度に
「そうやなぁ。クレーン車やなぁ・・・



と答えるようにしました。
そして、2~3か月、いや、半年は経ったのかな???
気が付くとクレーン車と言わなくなっていました

クレーン車、というのに飽きてしまったのか?
それとも、自分のコトバに共感してもらえることに安心したのかは分かりません。
でも・・・
「共感する」ことの大切さを教えてもらった出来事でした・・・。