ほんわか村(6)

2014-10-26 09:21:20 | 童話
学校は小さな子供のためでの建物なので、ゾウさんやカバさんやキリンさんの子供も教室に入れます。

そして、先生による勉強が始まりました。

また、クリスマスとお正月のお祝いも、集会場に子供達を全員集めて、歌や踊りをして楽しみました。

もちろん、歌と踊りの先生はミーアキャットさんで、ピョンピョン、ピョンピョンと上手に飛び跳ねました。

ゾウさんとカバさんの子供も飛び跳ねましたが、足は床に着いたままです。
でも、すごく楽しそうでした。

いつもボーとしていておとなしいカピバラさんも、チンパンジーさんと一緒にピョンピョンと飛び跳ねました。

みんなダンスが上手でしたが、ナマケモノさんは跳べないので、歌だけ参加しました。

ほんわか村(5)

2014-10-25 08:40:57 | 童話
そして、またみんなで相談して、ほんわか村に学校を作る事にしました。

今度も、ゾウさんが森から木を運んで来て、チンパンジーさんがつる草で結んで、屋根をバナナの葉っぱで作りました。

机やイスも同じようにしてチンパンジーさんがたくさん作りました。

国語の先生はナマケモノさん
算数の先生はチンパンジーさん
理科と図工の先生はカピバラさん
体育の先生はミーアキャットさん

が担当する事にしました。

ゾウさんとカバさんとキリンさんは、運動場をいつでも使えるように管理します。

ほんわか村(4)

2014-10-24 21:19:13 | 童話
村の動物達が次に相談したのは、村の集会場を作る事でした。

今は、みんなが集まって相談する場所が有りません。

みんなで相談して、ゾウさんが森から枯れて倒れた大木を持ってきて、チンパンジーさんがその木をつる草でむすんで高床式にし、バナナの葉っぱを屋根にした涼しい集会場を造りました。

しかし、大きなゾウさんとカバさんは重たいのと、キリンさんは背が高いので集会場の床には乗れません。

仕方がないので、横の地面に座ってもらう事にしました。
しかし、ゾウさんとカバさんとキリンさんの子供はあまり大きくないので、他の動物と一緒に集会場の床に座る事ができるのです。

ほんわか村(3)

2014-10-23 21:23:23 | 童話
村の動物達が最初に相談したのは、村に名前を付ける事でした。

それぞれの動物から代表が集まり名前を相談しました。
いろいろな意見が出ましたが、ナマケモノさんが『私はみんなと同じように早く動く事ができないが、ここは危険な動物が居ないので安心して暮らせて、ほんわかとしていて良い所だよ。』と言いました。

それを聴いたチンパンジーさんが『ほんわかして良い所だから、【ほんわか村】にしたらどうだろうか。』と言いました。
他の動物達もみんな『いいね。』、『いいよ。』と言ったので、村の名前は【ほんわか村】にする事にしました。

そして、村の入口に『ここは、ほんわか村の入口です。』と、チンパンジーさんが書いたカンバンを取り付けました。

そのカンバンを見て、全員の動物が手をたたいて喜びました。
ゾウさんは鼻を高く上げて、キリンさんは首を大きく振って、カバさんは口を大きく開けて、みんなと一緒に喜びました。

ほんわか村(2)

2014-10-22 21:12:50 | 童話
ナマケモノさんは、うん~と、何しているのかな?
でも、みんな集まって相談する時は、いろいろな意見を言ってくれるので居ないと困ります。

ミーアキャットさんはダンスが上手なので、みんなが集まってダンスをする時に、ダンスを教えてくれます。

チンパンジーさんは、道具を持つのが上手なので、道具を使ってみんなの家を作ってあげます。