北極のペンギン(6)

2017-12-17 10:51:55 | 童話
「あれっ、あそこで僕達の写真を写している人がいるよ。」
「なんで北極にペンギンがいるのかなぁ? だけれど、シロクマとペンギンはベストショットだなあ。 お~い君達、こっちを向いて。」
「ああ、いいよ。そっちへ向けばいいの。」
「そうそう、写すよ。」
そして、おじさんはたくさんの写真を写しました。

「ペンギン君はどうして北極にいるの?」
「南極から泳いで来たんだよ。」
「すごいね。シロクマ君とは何を話していたんだい?」
「北極の氷が溶けて大変だから相談していたんだよ。」
「相談してからどうするの?」
「石油をあまり使わなくするように人間に頼むんだよ。」
「よし分かった、この北極でシロクマと話しているペンギンの珍しい写真を持って、私の知っている放送局へ行こうか。そして、この珍しい写真のペンギン君がテレビで人間に頼めばいいんだ。」
「そうできると、僕もシロクマさんもうれしいなあ。」
「よしっ、すぐ飛行機で放送局へ行こう。」
「うん、シロクマさん、行って来るね。」
「ああ、頼むね。氷が溶けるのが少なくなるとうれしいなあ。」

そして、僕は男の人と一緒にテレビ局へ行き、男の人が説明して僕がテレビに出演することになりました。


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